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原題: Surrogates (2009)
上映時間: 1:28:36
2010年1月22日 国内劇場初公開
公式サイト: http://www.movies.co.jp/surrogate/

ゴウ先生総合評価: A-
  画質(2.40:1): A/A-
  音質(DTS-HD Master 5.1ch): A
  英語学習用教材度: A/A-
ブルース・ウィリス主演のSFサスペンス。共演は、ラダ・ミッチェル、ロザムンド・パイク、ヴィング・レイムス、ジェームズ・クロムウェル。監督は、『ターミネーター3』(2003)のジョナサン・モストウ。

最近のブルース・ウィリス主演映画は、見たいという思いは抱かせつつも、実際に劇場まで足を運ばせるパワーに欠けていて、本作も結局は劇場へは行かずじまい。見たい俳優の主演作だと、相当無理してでも見に行ったりするもの。ウィリスには、がんばってもらわないと。

というわけで、本作も劇場行きはパス。Blu-ray Discという媒体が出てきたいま、大して不満はなく家庭劇場で映画を楽しめますから。

近未来のアメリカ。「サロゲート」という自分の身代わりロボットが発明され、その使用が法的にも許可された時代になります。この社会では人間は自宅のスティムチェアに座ってオペレーターとして外界で活躍するサロゲートをコントロールする仕掛け。その結果、危険な仕事に人間が従事する必要がなくなり、殺人その他の犯罪は消え、安全な社会が誕生します。

ところが、そんなときにサロゲートとともにオペレーターが殺される事件が発生します。そこで、FBI捜査官のトム・グリアー(ブルース・ウィリス)とジェニファー・ピータース(ラダ・ミッチェル)がその事件を担当することに。

その背景には、人間の復権をめざす預言者(ヴィング・レイムス)やサロゲートの開発者キャンター博士(ジェームズ・クロムウェル)の存在が見え隠れします。そんな中、グリアーはサロゲートを使うことをやめて自分の肉体で真相を解明しようとするのでした……。

『アバター』(レビューは、こちら!)と同じく、人間が身代わりロボットを操作する物語なのに、大ヒットしなかったのは設定を近未来アメリカにしてしまったことが生み出すグロテスクさに対する拒否反応でしょうか。完成度はかなり高い作品です。

まずもって、発想が悪くありません。好戦的なアメリカ社会のジレンマを解消させるサロゲートの登場とともに、ロボットと人間の対決という構図を描くと言うのはなかなかのもの。

もちろん、人間は引きこもり状態。ゆえに、恋愛もサロゲートを通じてのもの。となれば、子供は生まれません。子供がほしければ、子供のサロゲートを買って、擬似育児体験をすればよいというわけです。人口抑制は推進され、いま生きている人間はそれなりに楽しい。ゆえに、こういう社会を受け入れる素地は現代人にもあるというのが製作者の意図。

しかし、それでは人類は滅亡します。サロゲート社会に反対する人間が、レジスタンス活動をしたとしても不思議はなく、本作で描かれる事件は起きうるはず。かなり凝った文明批判だと評価します。

さらに、89分弱という短さも最高。テンポよく映画が進む過程にぐいぐい引かれていきます。アクションも相当の迫力。その中で、人間としての苦悩を示す(はげ頭の)ブルース・ウィリスの演技も深みのあるもの。

なかなかの秀作です。

内容: A-

++++++++++

画質(2.40:1): A

Gump TheatreにてPS3からHDMIケーブルによって1080/24p信号をTA-DA3200ES経由でDLA-HD1に送り込み、120インチ・ワイド・スクリーンに映しています。2層50 GB。コーデックは、MPEG-4 AVC。伝送レートは、3 Mbpsから38 Mbps。

『ボーン・アルティメイタム』(2007:レビューは、こちら!)のオリヴァー・ウッドによる撮影。アリフレックス235や435、パナビジョン・パナフレックス・ミレニアムやプラチナといった35mmフィルム・カメラを使用。

音声解説でジョナサン・モストウが述べているように、手持ちカメラのスペシャリスト、ウッドに1960年代の雰囲気を出したいからとすべて固定カメラで撮影させるユニークな戦略。しかも、パンフォーカス用レンズや超広角レンズを使用したうえで、微妙なCG加工を加えて、不思議な近未来世界を創り上げ、ウッドも喜んでいたのだとか。

ことに、サロゲートに違和感を持たせるために、シワヤ陰影をCGで取り去ったというのは、賢い選択。BDで見ると、そのツルツル感が異様なムードを作り出し、ニセモノ感を強調し、生身の人間との差別化に成功しています。

パンフォーカスも、主役のウィリスが心を通わせたい妻(ロザムンド・パイク)と重なるシーンでは多用され、主人公の気持ちを代弁しています。

解像度は相当なもの。ただし、サロゲートを映している場面の人工性は、たとえそれがモストウの意図だとはいえ違和感が残るもので、損をしています。

発色は、やや色温度が高め。ですが、色数は多く、鮮明。暗部情報も豊富で、階調も滑らか。コントラスト感も高く、夜間シーンなども不快感ゼロ。大画面の近接視聴も問題なし。A評価まであと一歩です。

音質(DTS-HD Master 5.1ch): A  

TA-DA3200ESからサラウンド・バック・スピーカー2本を付け加えた7.1チャンネル再生。伝送レートは、2.7 Mbpsから5.9 Mbps。

音は、文句なし。左右前後上下に音が散らばる音響設計。ノイズフロアが低く透明感が高いので、サラウンド感に濁りはありません。みっちりとした密度感を味わえます。

セリフの抜けは十分。超低音成分は、かなり頻繁に使われますが、適切に調整すれば、重くなりすぎないもの。それでいて、ダイナミック・レンジも広く、迫力は凄いものです。

にもかかわらず、非力のアンプに悲鳴を上げて電源を落とさせる無粋なまねもしません。安心して楽しめます。

英語学習用教材度: A

日本語・英語字幕ならびに日本語吹替えつき。セリフ量は、多め。それでいて俗語・卑語は少なめ。十分にテクストとして仕えます。これで特典に英語字幕が出れば、鬼に金棒でした。

ちなみに、英語字幕はシネスコ画面内に出る嬉しいタイプ。ディズニーもよくがんばってくれています。

++++++++++

気になるところを、アト・ランダムに。

☆原題は、Surrogatesという複数形。訳せば、「身代わりたち」。「代理母」は、 “surrogate mother”です。

金髪ふさふさ肌つるつるのブルース・ウィリスには、絶句。はげ頭がこんなに喜ばしいものだとは。モストウの作戦は巧妙です。

☆ウィリスの妻マギー役を演じたロザムンド・パイクの登場が、嬉しいプレゼント。『リバティーン』(2004:レビューは、こちら!)ほどの存在感ではないにしろ、息子とともに遭った交通事故のために顔に大きな傷を作って苦しむマギーの演技は絶品。もっともっと見たい女優です。

☆黒幕役を演じたジェームズ・クロムウェルは鬼気迫る好演。この名優が映画賞で無冠なのは理解できません。本作など候補に挙がってもよかったのではと思うほどです。

ヴィング・レイムスの預言者も最高。あの巨体とあの声が、映画に深みを与えてくれました。

☆8000万ドルの製作費で、最終的にアメリカで3858万ドル、海外で8387万ドル、計1億2244万ドルの売り上げ。これは2009年全米76位、世界で47位の成績。黒字がキープできて、関係者はホッとしたことでしょう。

BDの特典は、以下の通りです。まずは、音声解説。

  音声解説(ジョナサン・モストウ監督)

音声は、ドルビーデジタル・ステレオ(192 kbps)。英語字幕はつきません。饒舌なモストウの解説は、非常に聴き応えあるものです。

次に、映像特典。

   .汽蹈押璽函Ш膿卦蚕僂旅塋 (14:34)
  ◆.哀薀侫ックノベルから映画へ (6:33)
   未公開シーン:(6:03)
  ぁ.潺紂璽献奪・クリップ ♪アイ・ウィル・ノット・バウ/ブレイキング・ベンジャミン (3:49)

映像:
   Ν◆А.咼好拭Ε汽ぅ此1.78:1)のHD画質(AVC/1080p) 
  : シネスコ・サイズ(2.40:1)のHD画質(AVC/1080p)
  ぁА.轡優好魁Ε汽ぅ此2.40:1)のHD画質(MPEG-2/1080p)

音声:
   銑: ドルビーデジタル・ステレオ(192 kbps)
  ぁА.疋襯咫璽妊献織5.1チャンネル(448 kbps)

残念ながら、英語字幕はつきません。

++++++++++

評価はそれほど高くない映画ですが、個人的には拾いものと思わせてくれた作品。いずれ再評価されるようになるのではないでしょうか。BDは、相当な出来。DVDをつけなくてよいので、安くしてくれていたらと思います。オススメします!
| 外国映画(サ行) | 10:23 | comments(0) | trackbacks(0) |
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