2010.03.07 Sunday
恋するレシピ 〜理想のオトコの作り方〜 (レンタルDVD)
![恋するレシピ ~理想のオトコの作り方~ スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51CE4LvrKgL._SL160_.jpg)
恋するレシピ ~理想のオトコの作り方~ スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
原題: Failure to Launch (2006)
上映時間: 1:36:21
国内劇場未公開
公式サイト(英文): http://www.failuretolaunchmovie.com/
ゴウ先生総合評価: B
画質(2.35:1): A-
音質(ドルビーデジタル5.1ch): A-/B+
英語学習用教材度: A-/B+
マシュー・マコノヒー、サラ・ジェシカ・パーカー主演のロマンティック・コメディ。共演は、ズーイー・デシャネル、ジャスティン・バーサ、ブラッドリー・クーパー、テリー・ブラッドショウ、キャシー・ベイツ。監督は、『シャンハイ・ヌーン』 (2000)・『ショウタイム』 (2002) のトム・デイ。
ズーイー・デシャネルのシネマグラフィをチェックしていたら、目に留まった国内劇場未公開ロマコメ。調べてみると、いままで見ていないことを恥じるほどの豪華出演陣。アメリカではBlu-ray Discが発売されていますが、日本では未発売。劇場未公開作品フリークとして米国盤BDを見たいところですが、まずはレンタルDVDで視聴したという次第です。
トリップ(マシュー・マコノヒー)は、35歳なのに独身で、アル(テリー・ブラッドショウ)とスー(キャシー・ベイツ)の両親のもとにいまだパラサイト状態。ヨット販売が仕事で、ポルシェに乗り回し、女性からはモテモテ。
ところが、結婚して独立する意思はゼロ。同じく30歳を過ぎて親元で暮らす友人エース(ジャスティン・バーサ)、デモ(ブラッドリー・クーパー)とスポーツで遊びまわる日々を過ごしています。
そんな状態にしびれを切らした両親が、親離れしない息子を親元から自立させる仕事をしているポーラ(サラ・ジェシカ・パーカー)に相談。トリップの自立を依頼します。
そこで、両親の画策であることを隠して、ポーラはトリップに接近します。しかし、いつしかポーラは仕事の領域を超えてトリップに魅かれだしますが、トリップは一向に実家から出て行こうとはしないのでした・・・。
アメリカでも親離れのできない息子というのは、社会的問題なのでしょうか。本作中出てくる『スター・ウォーズ』オタクの引きこもりのように魅力がまったくない息子が親離れしないというのならごく普通ですが、経済的にも精神的にも十分に自立しているカッコイイ男なのに、実家に住んで、母親が料理や洗濯・掃除をしてくれる利便性を重視するというのが気になります。もちろん、その意外性に本作の面白さがあるのではありますが。
マシュー・マコノヒーがこのいい加減な功利主義者を演じるのが、何とも痛快。シリアス・シーンからドタバタ・シーンまで振幅の激しい演技を見せることで、本作をぐいぐい引っ張ります。
その意味、ポーラ役のサラ・ジェシカ・パーカーがやや受けに回ってマコノヒーに振り回される役どころ。この組み合わせは、かなり魅力的。しかも、ポーラとハウス・シェアしている友人のキットを演じるズーイー・デシャネルがかなり風変わりな女の子を演じているので、さらにパーカーの受けの演技が光ります。(でも、こんな仕事が成立するのでしょうか?)
出演陣すべてに十分に見せ場を与える、なかなかしっかりとした脚本(トム・J・アッスルとマット・エンバーの『ゲット スマート』[レビューは、こちら!]コンビ)
と演出。見終わって何かが残るわけではありませんが、楽しい映画を見たというカタルシスを味わえます。スキです。
内容: A-
++++++++++
画質(2.35:1): A-/B+
Gump Theatreにて、480pのDVD信号をPS3において1080p信号にアップスケールしてDLA-HD1に送り込み、120インチ・ワイド・スクリーンに映しています。伝送レートは、3.2 Mbpsから8.7 Mbps。
輪郭はそれほど太らず、かなり高い解像度。発色は素直で、色数は多いのに、透明感もあります。暗部情報も豊富だし、コントラストも十分。DVDの画質としては、かなりの高水準です。
ためしに、電源状態がベストを迎える深夜に視聴したら、その滑らかで艶やかな絵は、Blu-ray Discとタメを張れるほど。昼間だとこの評価になりますが、夜中だとA-でもおかしくない画質。アメリカで発売されているBDは、相当高水準な画質であると期待が膨らみます。
音質(ドルビーデジタル5.1ch): A-/B+
TA-DA3200ESからサラウンド・バック・スピーカー2本を付け加えた7.1チャンネル再生。伝送レートは、448 kbps。
基本的にフロント重視の音響設計。後方定位するのは、音楽がメイン。超低音成分も控えめ。それでも寂しいとは感じません。アクション映画ではありませんから。音の角が丸まっているマイルドな音ですが、セリフの抜けは十分で、ノイズフロアは低め。まずは、満足できる音です。
英語学習用教材度: A-/B+
日本語・英語字幕ならびに日本語吹替えつき。セリフ量は、多め。俗語・卑語は少なめ。十分にテクストとして使えます。ただし、残念ながら、レンタルDVDは、映像特典ゼロ。評価が下がります。
++++++++++
気になるところを、アト・ランダムに。
☆原題は、Failure to Launch。本作でヨットでのクルージングが多用されていることを考えて訳せば「船出に、失敗」という、主題を的確に表したタイトル。邦題は、相当作為的で、ミスリーディング。DVD製作会社には、ひと言、「好きですねえ」と申し上げましょう。
☆トリップが興じる遊びが、男ならばやってみたいものばかり。デートとセックスを除くと、次の通り。列挙しておきましょう。
マウンテン・バイクで山林を走り回る
コンバット・シューティング・ゲーム
サーフィン
イルカとの戯れ
プロ野球の試合の観戦
バスケット・ボール
料理
ロック・クライミング
クルージング
これだけのことを一緒にやれる友人がいるのなら、結婚は必要ないでしょう。
☆ズーイー・デシャネル演じるキットが、モッキングバードの鳴き声がうるさくて眠れないので、散弾銃で殺そうと銃砲店で算段するシーンから空気銃で鳥を撃ち落すシーンは、笑えます。毒のある笑いも、彼女は得意。『(500)日のサマー』(レビューは、こちら!)よりも光っています。
☆それにしても、いま旬で活躍する俳優ふたりがマコノヒーを支えています。ジャスティン・バーサは『ハングオーヴァー』(2009) や『理想の彼氏』 (2009) で、ブラッドリー・クーパーは『そんな彼なら捨てちゃえば?』(レビューは、こちら!)や『ハングオーヴァー』、『バレンタイン・デー』(2010)でそれぞれ主演格。こうなると、今月日本で発売される『ハングオーヴァー』のBDを買って見ないとという気分になります。このふたり、いまが盛りですから。
☆かつてのアメリカン・フットボールの英雄テリー・ブラッドショウが出ているのに、ビックリ。息子を追い出すと、自宅で素っ裸で暮らすというヘンな親父を演じるのに、2度ビックリ。笑えます。元々は、この役、ロバート・デュヴァルにオファーされたものだとか。確かに、あのブラッドショウのハゲ頭は、デュヴァルを思い出させます。
☆キャシー・ベイツの出演は、嬉しい限り。そして、息子が独立するのを内心寂しがる優しい母親を、さすがと思わせる上手さで演じてくれます。
☆5000万ドルの製作費で、アメリカで8872万ドル、海外で3969万ドル、計1億2841万ドルの売り上げ。どうしてこんな大ヒット作が日本では劇場未公開になったのでしょう?!
☆レンタルDVDには、『ミディアム』第1話が収録されているだけで、本作の特典は、何もありません。総合評価が下がるわけです。嗚呼。
☆セルDVDには、つぎのような映像特典が収録されているようです。
メイキング・オブ・「恋するレシピ」
社会現象
新時代のデート
「ムービーファン」アンスクリプテッド (マシュー・マコノヒー/テリー・ブラッドショー)
コンテスト
劇場用予告編
☆上述したように、アメリカではBlu-ray Discが発売されています。

詳しい仕様はは分かりませんが、1層25GBの容量で、次のような特典が収録されているようです。
Casting Off: The Making of Failure to Launch
The Failure to Launch Phenomenon
Dating in the New Millennium
Moviefone.com Unscripted with Matthew and Terry
The Failure To Launch Contest
うーん、見てみたい。
++++++++++
後味すっきりのロマコメ。悪くありません。BDを取り寄せたくなりました。オススメします!
ズーイー・デシャネルのシネマグラフィをチェックしていたら、目に留まった国内劇場未公開ロマコメ。調べてみると、いままで見ていないことを恥じるほどの豪華出演陣。アメリカではBlu-ray Discが発売されていますが、日本では未発売。劇場未公開作品フリークとして米国盤BDを見たいところですが、まずはレンタルDVDで視聴したという次第です。
トリップ(マシュー・マコノヒー)は、35歳なのに独身で、アル(テリー・ブラッドショウ)とスー(キャシー・ベイツ)の両親のもとにいまだパラサイト状態。ヨット販売が仕事で、ポルシェに乗り回し、女性からはモテモテ。
ところが、結婚して独立する意思はゼロ。同じく30歳を過ぎて親元で暮らす友人エース(ジャスティン・バーサ)、デモ(ブラッドリー・クーパー)とスポーツで遊びまわる日々を過ごしています。
そんな状態にしびれを切らした両親が、親離れしない息子を親元から自立させる仕事をしているポーラ(サラ・ジェシカ・パーカー)に相談。トリップの自立を依頼します。
そこで、両親の画策であることを隠して、ポーラはトリップに接近します。しかし、いつしかポーラは仕事の領域を超えてトリップに魅かれだしますが、トリップは一向に実家から出て行こうとはしないのでした・・・。
アメリカでも親離れのできない息子というのは、社会的問題なのでしょうか。本作中出てくる『スター・ウォーズ』オタクの引きこもりのように魅力がまったくない息子が親離れしないというのならごく普通ですが、経済的にも精神的にも十分に自立しているカッコイイ男なのに、実家に住んで、母親が料理や洗濯・掃除をしてくれる利便性を重視するというのが気になります。もちろん、その意外性に本作の面白さがあるのではありますが。
マシュー・マコノヒーがこのいい加減な功利主義者を演じるのが、何とも痛快。シリアス・シーンからドタバタ・シーンまで振幅の激しい演技を見せることで、本作をぐいぐい引っ張ります。
その意味、ポーラ役のサラ・ジェシカ・パーカーがやや受けに回ってマコノヒーに振り回される役どころ。この組み合わせは、かなり魅力的。しかも、ポーラとハウス・シェアしている友人のキットを演じるズーイー・デシャネルがかなり風変わりな女の子を演じているので、さらにパーカーの受けの演技が光ります。(でも、こんな仕事が成立するのでしょうか?)
出演陣すべてに十分に見せ場を与える、なかなかしっかりとした脚本(トム・J・アッスルとマット・エンバーの『ゲット スマート』[レビューは、こちら!]コンビ)
と演出。見終わって何かが残るわけではありませんが、楽しい映画を見たというカタルシスを味わえます。スキです。
内容: A-
++++++++++
画質(2.35:1): A-/B+
Gump Theatreにて、480pのDVD信号をPS3において1080p信号にアップスケールしてDLA-HD1に送り込み、120インチ・ワイド・スクリーンに映しています。伝送レートは、3.2 Mbpsから8.7 Mbps。
輪郭はそれほど太らず、かなり高い解像度。発色は素直で、色数は多いのに、透明感もあります。暗部情報も豊富だし、コントラストも十分。DVDの画質としては、かなりの高水準です。
ためしに、電源状態がベストを迎える深夜に視聴したら、その滑らかで艶やかな絵は、Blu-ray Discとタメを張れるほど。昼間だとこの評価になりますが、夜中だとA-でもおかしくない画質。アメリカで発売されているBDは、相当高水準な画質であると期待が膨らみます。
音質(ドルビーデジタル5.1ch): A-/B+
TA-DA3200ESからサラウンド・バック・スピーカー2本を付け加えた7.1チャンネル再生。伝送レートは、448 kbps。
基本的にフロント重視の音響設計。後方定位するのは、音楽がメイン。超低音成分も控えめ。それでも寂しいとは感じません。アクション映画ではありませんから。音の角が丸まっているマイルドな音ですが、セリフの抜けは十分で、ノイズフロアは低め。まずは、満足できる音です。
英語学習用教材度: A-/B+
日本語・英語字幕ならびに日本語吹替えつき。セリフ量は、多め。俗語・卑語は少なめ。十分にテクストとして使えます。ただし、残念ながら、レンタルDVDは、映像特典ゼロ。評価が下がります。
++++++++++
気になるところを、アト・ランダムに。
☆原題は、Failure to Launch。本作でヨットでのクルージングが多用されていることを考えて訳せば「船出に、失敗」という、主題を的確に表したタイトル。邦題は、相当作為的で、ミスリーディング。DVD製作会社には、ひと言、「好きですねえ」と申し上げましょう。
☆トリップが興じる遊びが、男ならばやってみたいものばかり。デートとセックスを除くと、次の通り。列挙しておきましょう。
マウンテン・バイクで山林を走り回る
コンバット・シューティング・ゲーム
サーフィン
イルカとの戯れ
プロ野球の試合の観戦
バスケット・ボール
料理
ロック・クライミング
クルージング
これだけのことを一緒にやれる友人がいるのなら、結婚は必要ないでしょう。
☆ズーイー・デシャネル演じるキットが、モッキングバードの鳴き声がうるさくて眠れないので、散弾銃で殺そうと銃砲店で算段するシーンから空気銃で鳥を撃ち落すシーンは、笑えます。毒のある笑いも、彼女は得意。『(500)日のサマー』(レビューは、こちら!)よりも光っています。
☆それにしても、いま旬で活躍する俳優ふたりがマコノヒーを支えています。ジャスティン・バーサは『ハングオーヴァー』(2009) や『理想の彼氏』 (2009) で、ブラッドリー・クーパーは『そんな彼なら捨てちゃえば?』(レビューは、こちら!)や『ハングオーヴァー』、『バレンタイン・デー』(2010)でそれぞれ主演格。こうなると、今月日本で発売される『ハングオーヴァー』のBDを買って見ないとという気分になります。このふたり、いまが盛りですから。
☆かつてのアメリカン・フットボールの英雄テリー・ブラッドショウが出ているのに、ビックリ。息子を追い出すと、自宅で素っ裸で暮らすというヘンな親父を演じるのに、2度ビックリ。笑えます。元々は、この役、ロバート・デュヴァルにオファーされたものだとか。確かに、あのブラッドショウのハゲ頭は、デュヴァルを思い出させます。
☆キャシー・ベイツの出演は、嬉しい限り。そして、息子が独立するのを内心寂しがる優しい母親を、さすがと思わせる上手さで演じてくれます。
☆5000万ドルの製作費で、アメリカで8872万ドル、海外で3969万ドル、計1億2841万ドルの売り上げ。どうしてこんな大ヒット作が日本では劇場未公開になったのでしょう?!
☆レンタルDVDには、『ミディアム』第1話が収録されているだけで、本作の特典は、何もありません。総合評価が下がるわけです。嗚呼。
☆セルDVDには、つぎのような映像特典が収録されているようです。
メイキング・オブ・「恋するレシピ」
社会現象
新時代のデート
「ムービーファン」アンスクリプテッド (マシュー・マコノヒー/テリー・ブラッドショー)
コンテスト
劇場用予告編
☆上述したように、アメリカではBlu-ray Discが発売されています。

詳しい仕様はは分かりませんが、1層25GBの容量で、次のような特典が収録されているようです。
Casting Off: The Making of Failure to Launch
The Failure to Launch Phenomenon
Dating in the New Millennium
Moviefone.com Unscripted with Matthew and Terry
The Failure To Launch Contest
うーん、見てみたい。
++++++++++
後味すっきりのロマコメ。悪くありません。BDを取り寄せたくなりました。オススメします!
![駅 STATION [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/11FPWEKEZ4L._SL160_.jpg)














