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男はつらいよ リリー三部作


公式サイト: http://www.tora-san.jp/index.html

早稲田松竹 A-4
2010年1月1日 12時35分〜18時05分

ゴウ先生満足度: A+
初詣をすませたら、その足で『男はつらいよ』を見に行く。そんな時代がかつて確かにありました。個人的には、大学時代の1980年代の初めの何年間か、そうして新宿松竹(現新宿ピカデリー)で寅さんを見て正月休みを過ごしたものです。

そんなことを思い出させてくれたのが、今回の早稲田松竹の特集。ならばと、氏神様の諏訪神社にお参りして新宿山吹町の松の湯でひとっ風呂浴び、早稲田松竹へと向かいました。

『男はつらいよ』俗称リリー三部作はすべて見ているはずなのですが、まったく記憶にありません。でも、それも仕方ないでしょう。今回見て思ったのは、寅次郎とリリーの恋愛は、大人でないと分かりません。20代前半のハナタレ青二才にはあまりに高度な心の通いあいですから。

見た順番は、次の通りです。

  男はつらいよ 寅次郎相合い傘 12時35分の回
  男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 14時20分の回
  男はつらいよ 寅次郎忘れな草 16時20分の回

皮肉なことに、3本とも正月興行ではなくお盆興行の作品。ですが、元日に真夏の寅さんを見るのも悪くないもの。どっぷりと寅さんワールドに浸りきってしまいました。

とにかく、浅丘ルリ子が可憐で魅力的。寅次郎がリリーの魅力に結婚寸前まで行きながらも身を引いてしまう、それが悔しくてたまらないほどよい女です。その展開にイライラしながらも、大声で笑い、何度も目頭を熱くしてしまいました。

内容についての詳しいコメントは、いずれ行うとして今日は3作の基本データとそれぞれの画質・音質について主に記録しておきます。

第11作 男はつらいよ 寅次郎忘れな草 HDリマスター版 [DVD]
第11作 男はつらいよ 寅次郎忘れな草 HDリマスター版 [DVD]
松竹  1973年8月4日劇場初公開 99分

総合評価: B

寅次郎の凶暴性が残っている作品。個人的には、3作の中ではもっとも評価ができません。正直、山田洋次の共産党シンパの濃さが鼻につきます。時代を反映しているといってよいでしょう。とはいえ、寅次郎の堅気になりたいという願望が明確に出され、網走の牧場で働こうとするのには笑わされてしまいました。ちなみに、リリーは最後毒蝮三太夫と結婚して寿司屋のおかみになります。結末で、さくらが寅次郎に上野駅で5000円を餞別に渡すシーンでは、涙涙でありました。

画質(2.35:1): C

退色著しく、赤みだけが残った絵。コマ落ち、キズ、雨降りがひどい状態。ただし、解像度は高く、これだけ彫りの深い絵は、いくら色調が整っていたとしても、DVDの大画面では得られないものです。

音質(モノラル): C+

ノイズ盛大。とはいえ、セリフの抜けは問題なく、浸透力は相当なもの。意外とレンジは広めながら、サ行のきつさは如何ともしがたいものがあります。

第15作 男はつらいよ 寅次郎相合い傘 HDリマスター版 [DVD]
第15作 男はつらいよ 寅次郎相合い傘 HDリマスター版 [DVD]
松竹  1975年8月2日劇場初公開 91分

総合評価: A

いちばん好きな作品。雨の中相合傘をして歩く寅次郎とリリーは、最高。テンポもよく、だれません。さり気ない名セリフに胸を打たれます。

画質(2.35:1): A/A-

驚くほどの鮮度。彫りが深く、解像度は極めて高い状態。フィルムにキズも少なく、色数も多め。十分に満足できました。(ただし、本作はいちばん後ろでで立ち見していますので、やや甘い画質・音質評価になっているかもしれません。)

音質(モノラル): B+

ノイズは絡むものの、耳当たりがいちばん優しい作品。いちばん後ろで聞いたせいかもしれませんが、サ行のきつさも気になりませんでした。

第25作 男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 [DVD]
第25作 男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 [DVD]
松竹 1980年8月2日劇場初公開 104分

総合評価: A

ますますやせた浅丘が哀れで愛しくて。沖縄の病院で寝ている姿に、またもや落涙。ああ、寅次郎と結婚させてあげたかった・・・。

画質(2.35:1): A/A-

最前列で見ても、フィルムのキズは少なめ。解像度は高く、鮮明な絵。現代の邦画でもこれだけの絵は出ません。ましていわんやDVDでこの絵を味わえるはずもなく、劇場に来た甲斐がありました。

音質(モノラル): B

ヒスノイズがめだち、サ行のきつさが、心臓に悪い感じ。でも、セリフの浸透力はさすが。ぐっときます。

++++++++++

昨日の早稲田松竹は、終日8割以上の混みよう。映画の日なもので、これだけの名作3本を800円で見られたせいもあるのでしょう。ですが、プログラムがよくないとこうは入りません。早稲田松竹に拍手です。

Blu-ray Discで再発されたなら、少なくとも『寅次郎相合傘』と『寅次郎ハイビスカスの花』は絶対に買います。松竹さん、一日も早く出してください。

DVDしか入手できない現状では、劇場で上映されるチャンスを見つけてせっせと通うことといたしましょう。

ああ、笑って泣いて、すばらしい元日でありました。
| 日本映画(あ行) | 09:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
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