2009.11.24 Tuesday
TOKYO! (レンタルDVD)
![TOKYO! [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51vXyFJphBL._SL160_.jpg)
TOKYO! [DVD]
VAP,INC(VAP)(D)
2008年製作
上映時間: 1:52:00
2008年8月16日 国内劇場初公開
ゴウ先生総合評価: C+
画質(1.85:1): A-/B+
音質(ドルビーデジタル5.1ch): A-/B+
英語学習用教材度: F
ミシェル・ゴンドリー、レオス・カラックス、ポン・ジュノという3人の外国人監督が東京を舞台に日本人俳優を使って日本語で撮影した3本のファンタジーからなるオムニバス映画。
3本のタイトルは、以下の通り。
ミシェル・ゴンドリー 「インテリア・デザイン」
レオス・カラックス 「メルド」
ポン・ジュノ 「シェイキング東京」
ゴンドリーのファンとしてこれまでのすべての劇映画を見ているので本作に関心を持ったのですが、外国人が現代の東京をどのように見ているのかを知りたいのも事実。ところが、実際に見てみると、ほとんど違和感なし。これなら、日本人監督が撮影したと言っても通用するのではないかと思った次第です。
まずもって、3本に共通するのが、『ラスト サムライ』(レビューは、こちら!)や『SAYURI』にあった、とても日本とは思えない「ニッポン」を作り出される不愉快さはどこにもないということ。3本ともそれぞれの監督が脚本も書いているようですが、東京や日本のことをよく勉強している感があり、安心して見ることができます。
個人的には、ゴンドリー・ファンであることもあって、「インテリア・デザイン」がいちばん好き。その他2本はほぼ同じ程度の面白さという印象。
ことに、前者にある大都会に出てくる地方出身者の孤独が、伊藤歩の住む狭いアパートや藤谷文子が変身してしまう木製の椅子に表されていて、同じ地方出身者として、ゴンドリーの視線の確かさと伊藤や藤谷へのニュートラルでいながらもほのかに暖かさを感じられる描き方に好意がもてました。
とはいえ、こちらの脳髄を揺さぶるほどの新鮮な衝撃を受けなかったことは、事実。ある意味、東京が国際都市として特異な存在ではなくなったのかと思い、やや寂しく感じたのでありました。
内容: B-
++++++++++
画質(1.85:1): A-/B+
Gump Theatreにて、480pのDVD信号をPS3において1080p信号にアップスケールしてDLA-HD1に送り込み、120インチ・ワイド・スクリーンに映しています。伝送レートは、1.2 Mbpsから9.3 Mbps。
輪郭は太るものの、解像度はまずまず。3作とも、発色は素直で色数は多め。好みは分かれるでしょうが、ざらついた質感というか、かなりフィルムの質感を残している印象。問題は、暗部情報が少なめなこと。黒が浮き気味になりますし、夜のシーンの見にくさは否めません。
音質(ドルビーデジタル5.1ch): A-/B+
TA-DA3200ESからサラウンド・バック・スピーカー2本を付け加えた7.1チャンネル再生。伝送レートは、448 kbps。
ステレオ再生も可能ですが、5.1チャンネルの方が、個人的にはベター。事実、後者のサラウンド感は十分。左右前後に音が散乱し、Gump Theatreから飛び出し、新宿の雑踏に立っているよう(褒めすぎ?)。セリフの抜けも文句なく、声に厚みもあります。ただし、超低音がかなりブーミーで下品なのが惜しまれるところです。
英語学習用教材度: F
日・仏・韓製作の映画なので、セリフに英語が使われないのはよしとして、英語圏上映を考えて、英語字幕が付くかと思ったら、日本語字幕しか収録されていません。英語学習を期待される方は、ご用心ください。
++++++++++
気になるところを、アト・ランダムに。
☆「インテリア・デザイン」にでんでんを抜擢してくれたのは、嬉しくなりました。路上駐車していた車をレッカーされて困っている藤谷を助ける駐車場の親父の役です。こういう日本人日本人した大人が登場してくれないと、日本人の冷たさと異常さだけが記憶に残ってしまいますから。
☆「シェイキング東京」に出演している蒼井優には期待したのですが、いつかどこかで見たような、つかみ所のない不思議な少女の役。どうしてこういう役ばかりを蒼井にふるのでしょう。蒼井はもっといろいろな役ができると思うのですが。
☆Box Office Mojoでチェックしたら、次のような興行収益が示されていました。製作費は分かりませんが、2009年3月6日に公開されたアメリカで351,059ドル、海外で782,521ドル、計1,133,580ドルの売り上げだとか。DVDその他の売り上げも含めて、黒字になったのでしょうか。
☆レンタルDVDには、特典は次のものしか収録されていません。
特報 (0:44)
予告編 (1:41)
TVスポット15” (0:17)
TVスポット30” (0:32)
すべてレターボックスのビスタ・サイズ(1.85:1)で、音声はドルビーデジタル・ステレオ(448 kbps)です。
☆セルDVDは2枚組みで、次のような特典が付いているようです。
<封入特典>
ブックレット (監督紹介/解説/プロダクション・ノート拡大版 ほか)
<特典ディスク内容>
各作メイキング監督による現場メイキング(気鋭の日本人クリエーター3人が世界の巨匠たちに挑む! 撮影現場はもちろん、監督たちの知られざる素顔にも迫った、「TOKYO!」リアル・ドキュメント。):
〈インテリア・デザイン〉:七字幸久(『歌謡曲だよ、人生は』)
〈メルド〉:熊切和嘉(『ノン子36歳(家事手伝い)』
〈シェイキング東京〉:七里圭(『眠り姫』)
未公開クリップ映像:
The Garden of Degradation( インテリア・デザイン)
Deleted shot + out take( シェイキング東京)
監督・キャストインタビュー:
ミシェル・ゴンドリー/レオス・カラックス/ポン・ジュノ/藤谷文子/ドゥニ・ラヴァン/香川照之
各種貴重映像 (カンヌワールドプレミア、完成記念会見、他)
☆何とアメリカではBlu-ray Discが発売されています。

仕様は分かりませんが、どんな絵と音なのか関心が募ります。
++++++++++
英語学習にはまったく向きません。関心のある方は、まずはレンタルDVDでお試しください。
3本のタイトルは、以下の通り。
ミシェル・ゴンドリー 「インテリア・デザイン」
レオス・カラックス 「メルド」
ポン・ジュノ 「シェイキング東京」
ゴンドリーのファンとしてこれまでのすべての劇映画を見ているので本作に関心を持ったのですが、外国人が現代の東京をどのように見ているのかを知りたいのも事実。ところが、実際に見てみると、ほとんど違和感なし。これなら、日本人監督が撮影したと言っても通用するのではないかと思った次第です。
まずもって、3本に共通するのが、『ラスト サムライ』(レビューは、こちら!)や『SAYURI』にあった、とても日本とは思えない「ニッポン」を作り出される不愉快さはどこにもないということ。3本ともそれぞれの監督が脚本も書いているようですが、東京や日本のことをよく勉強している感があり、安心して見ることができます。
個人的には、ゴンドリー・ファンであることもあって、「インテリア・デザイン」がいちばん好き。その他2本はほぼ同じ程度の面白さという印象。
ことに、前者にある大都会に出てくる地方出身者の孤独が、伊藤歩の住む狭いアパートや藤谷文子が変身してしまう木製の椅子に表されていて、同じ地方出身者として、ゴンドリーの視線の確かさと伊藤や藤谷へのニュートラルでいながらもほのかに暖かさを感じられる描き方に好意がもてました。
とはいえ、こちらの脳髄を揺さぶるほどの新鮮な衝撃を受けなかったことは、事実。ある意味、東京が国際都市として特異な存在ではなくなったのかと思い、やや寂しく感じたのでありました。
内容: B-
++++++++++
画質(1.85:1): A-/B+
Gump Theatreにて、480pのDVD信号をPS3において1080p信号にアップスケールしてDLA-HD1に送り込み、120インチ・ワイド・スクリーンに映しています。伝送レートは、1.2 Mbpsから9.3 Mbps。
輪郭は太るものの、解像度はまずまず。3作とも、発色は素直で色数は多め。好みは分かれるでしょうが、ざらついた質感というか、かなりフィルムの質感を残している印象。問題は、暗部情報が少なめなこと。黒が浮き気味になりますし、夜のシーンの見にくさは否めません。
音質(ドルビーデジタル5.1ch): A-/B+
TA-DA3200ESからサラウンド・バック・スピーカー2本を付け加えた7.1チャンネル再生。伝送レートは、448 kbps。
ステレオ再生も可能ですが、5.1チャンネルの方が、個人的にはベター。事実、後者のサラウンド感は十分。左右前後に音が散乱し、Gump Theatreから飛び出し、新宿の雑踏に立っているよう(褒めすぎ?)。セリフの抜けも文句なく、声に厚みもあります。ただし、超低音がかなりブーミーで下品なのが惜しまれるところです。
英語学習用教材度: F
日・仏・韓製作の映画なので、セリフに英語が使われないのはよしとして、英語圏上映を考えて、英語字幕が付くかと思ったら、日本語字幕しか収録されていません。英語学習を期待される方は、ご用心ください。
++++++++++
気になるところを、アト・ランダムに。
☆「インテリア・デザイン」にでんでんを抜擢してくれたのは、嬉しくなりました。路上駐車していた車をレッカーされて困っている藤谷を助ける駐車場の親父の役です。こういう日本人日本人した大人が登場してくれないと、日本人の冷たさと異常さだけが記憶に残ってしまいますから。
☆「シェイキング東京」に出演している蒼井優には期待したのですが、いつかどこかで見たような、つかみ所のない不思議な少女の役。どうしてこういう役ばかりを蒼井にふるのでしょう。蒼井はもっといろいろな役ができると思うのですが。
☆Box Office Mojoでチェックしたら、次のような興行収益が示されていました。製作費は分かりませんが、2009年3月6日に公開されたアメリカで351,059ドル、海外で782,521ドル、計1,133,580ドルの売り上げだとか。DVDその他の売り上げも含めて、黒字になったのでしょうか。
☆レンタルDVDには、特典は次のものしか収録されていません。
特報 (0:44)
予告編 (1:41)
TVスポット15” (0:17)
TVスポット30” (0:32)
すべてレターボックスのビスタ・サイズ(1.85:1)で、音声はドルビーデジタル・ステレオ(448 kbps)です。
☆セルDVDは2枚組みで、次のような特典が付いているようです。
<封入特典>
ブックレット (監督紹介/解説/プロダクション・ノート拡大版 ほか)
<特典ディスク内容>
各作メイキング監督による現場メイキング(気鋭の日本人クリエーター3人が世界の巨匠たちに挑む! 撮影現場はもちろん、監督たちの知られざる素顔にも迫った、「TOKYO!」リアル・ドキュメント。):
〈インテリア・デザイン〉:七字幸久(『歌謡曲だよ、人生は』)
〈メルド〉:熊切和嘉(『ノン子36歳(家事手伝い)』
〈シェイキング東京〉:七里圭(『眠り姫』)
未公開クリップ映像:
The Garden of Degradation( インテリア・デザイン)
Deleted shot + out take( シェイキング東京)
監督・キャストインタビュー:
ミシェル・ゴンドリー/レオス・カラックス/ポン・ジュノ/藤谷文子/ドゥニ・ラヴァン/香川照之
各種貴重映像 (カンヌワールドプレミア、完成記念会見、他)
☆何とアメリカではBlu-ray Discが発売されています。

仕様は分かりませんが、どんな絵と音なのか関心が募ります。
++++++++++
英語学習にはまったく向きません。関心のある方は、まずはレンタルDVDでお試しください。
![駅 STATION [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/11FPWEKEZ4L._SL160_.jpg)














