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夕凪の街 桜の国 (レンタルDVD)
夕凪の街 桜の国
夕凪の街 桜の国
東北新社

上映時間: 118分
2007年7月28日 劇場初公開
公式サイト: http://www.yunagi-sakura.jp/

ゴウ先生総合評価: A
  画質(ビスタ): B
  音質(ドルビーデジタル5.1ch): B+
見たいと思っていながら、見逃していた本作、やっとDVDで見ることができました。

結論、佐々部清監督作品でベスト。脚本・演出とも手堅く、ひしひしと被爆者の悲しみが伝わります。傑作といってよいでしょう。

映画は二部構成。最初が被爆一世の姿を描く「夕凪の街」の部分。

広島で被爆した平野家。両親、長女、次女、長男の5人家族が一瞬にして、父親と次女を失い3人家族に。

そして舞台は、昭和33年。長女の皆実(麻生久美子)は愛する人打越豊(吉沢悠)を見つけながらも、原爆症の後遺症で死亡。長男の旭(伊崎充則)は、茨城の養子先から広島の母フジミ(藤村志保)の元へ帰ります。

そして、舞台は現代平成19年に飛ぶ「桜の国」。

定年を迎えた石川旭(堺正章)は、娘七波(田中麗奈)と息子凪生(金井勇太)に何も言わずに、広島へと夜行バスで向かいます。その行動に不審を感じた七波は、偶然会った小学校時代の同級生利根東子(中越典子)の助けを借りて後を追います。

そして、石川家に降り注いだ原爆の後遺症が七波の目を通して語られることになるのでした。それは、原爆二世の悲しみそのものでした・・・。

『カーテンコール』(レビューは、こちら!)で丹念に描いてみせた佐々部監督の得意とする戦後の貧しさの描写。本作でもその綿密な日常描写が、原爆がもたらした悲劇を痛切に暴き出します。

特に衝撃的なのは、昭和33年当時の女風呂の中を映したこと。身体のあちこちに被爆したケロイドのある女性の姿が描かれます。日常の中で、隠しようのない原爆被害の実態をこの目で確認できる瞬間です。しかも、戦争がもたらした経済的苦境も示しながら。

そして、白眉は皆実に次のようなセリフを吐かせるシーン。

原爆は落ちたんじゃのうて、落とされたんよ」(46分30秒)

佐々部監督の強いアメリカ批判が示されています。

63年前の今日、広島は変わりました。いや、変えられました。われわれ日本人は絶対に忘れてはならないことです。

泣きました。もう一回、子供たちと見ます。

++++++++++

画質(ビスタ): B  

Gump Theatreにて、480pのDVD信号をPS3において1080pにアップスケールし、その信号をHDMIケーブルによってTA-DA3200ES経由でDLA-HD1に送り込み、120インチ・ワイド・スクリーンに映しています。伝送レートは、4.0 Mbpsから9.2 Mbps。

全体的にノイジー。解像度は甘く、発色もくすみがち。日本映画の平均的画質。鮮明な画質は、おそらく途中で挿入されるCGとの整合性を取るための配慮でしょう。残念というしかありません。

音質(ドルビーデジタル5.1ch): B+

TA-DA3200ESからサラウンド・バック・スピーカー2本を付け加えた7.1チャンネル再生。伝送レートは、448 kbps。

5.1チャンネルを謳っていますが、サラウンド感は弱め。あくまでフロント重視。左右の広がりはそこそこ。ノイズ・フロアはまずまず。セリフの抜けは問題なし。暗騒音が後方に定位する技術を見せてくれれば最高だったのですが。

++++++++++

気になるところを、アト・ランダムに。

☆原爆公演のロケがありますが、佐々部監督は一部で物議を呼んでいる「安らかに眠ってください 過ちは繰り返しませぬから」と刻まれた碑を無視してくれました。戦争の罪をすべて日本にしようとして、アメリカの戦争犯罪を問わない多くの左翼系映画人が多い中、ホッとします。(表ブログ「夢と希望と笑いと涙の英語塾」に2005年07月17日に書いた「核兵器現実使用からも60年」をご参照ください。)

☆勉強不足でした。麻生久美子、最高です。「夕凪の街」では鳥肌立たせられぱなしです。皆実のセリフのすべてに心が揺さぶられます。涙を拭くハンカチは絶対に必要です。

☆佐々部作品に欠かせない存在となった藤村志保さん。麻生の本当の母親のようによく似ている印象。それでいて凛とした姿。貧しい長屋生活が薄汚く見えないことに感無量です。僭越ながら、死んだ母を思い出しました。

村松崇継のテーマ音楽は、秀逸。どこかで聞いたことがあるような哀切な音楽が映画を盛り上げます。

++++++++++

当英語塾INDECの定期上映会のプログラムに決定しました。今度の長崎原爆投下の日(8月9日)に会員諸君に見てもらおうと思っています。

原爆の現実をしっかりと記憶しておくために、本作の果たす役割は大きなものになるでしょう。

ぜひ見てください。強くオススメします!
| 日本映画(や行) | 08:44 | comments(0) | trackbacks(0) |
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