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連合艦隊司令長官 山本五十六 (DVD)
連合艦隊司令長官 山本五十六
連合艦隊司令長官 山本五十六
三船敏郎,加山雄三,辰巳柳太郎,松本幸四郎(八代目),丸山誠治

1968年8月14日 劇場初公開
上映時間: 128分

ゴウ先生総合評価: A-/B+
  画質(スコープ): B
  音質(モノラル): B-
これだけの大ヒット映画なので、子供のときに劇場もしくはテレビで見ているかもしれませんが、まったく記憶に残っていません。黒澤明脚本の『日露戦争勝利の秘史 敵中横断三百里』(レビューは、こちら!)を見たら、三船敏郎主演の本作を見たくなった次第です。

本作は、いわゆる東宝の8・15シリーズの第2弾。後に『連合艦隊』(1981)などが作られますが、毎年お盆(旧盆)時に公開されるという形では、以下の6本が作られています。

  (1)日本のいちばん長い日 (1967年8月3日公開)(レビューは、こちら!
  (2)連合艦隊司令長官 山本五十六
  (3)日本海大海戦 (1969年8月1日公開)
  (4)激動の昭和史 軍閥(1970年8月11日公開)
  (5)激動の昭和史 沖縄決戦(1971年7月17日公開)
  (6)海軍特別年少兵 (1972年8月12日公開)

このうち、最初の3本で主役を務めたのが、時の大スター三船であります。(ただし、なぜか8・15シリーズと銘打つのに、(3)は日露戦争の英雄東郷平八郎元帥役を演じています。)

本作が描くのは、山本五十六が海軍次官だった昭和13年ごろから連合艦隊司令長官に就任して、最後ブーゲンビル島で戦死する昭和18年4月18日までの5年間ほど。

基本的に史実と多少のフィクションを織り交ぜ、映画らしくやや美化するも、軍神として崇め奉る作品になっていないところに好感が持てます。

ただし、食い足りないところは多々あります。多くの海戦を2時間ちょっとの時間に押し込んでいますので、それぞれの海戦の作戦経緯などはほとんど分かりません。

ゆえに、どうかすると、山本を美化しすぎているという批判がある本作ですが、逆に日本海軍が負けていく姿を次々に描いているので、指揮官としての山本の無能ぶりが明らかになっているようにも感じます。

たとえそうは言わないまでも、作戦決定のプロセスを描かない脚本は、日本海軍の雑な決定過程を示しているようで、暗に批判精神が潜んでいるように見えるのです。

その中で、三船の演技は重々しくならず、かといって軽々しくもなく、淡々と運命を受け入れる悲劇の提督を好演しているといえるでしょう。

個人的には、山本は現場の指揮官としては問題大ありの軍人だと思いますし、最後のブーゲンビル島行きは体のよい自殺であると考えてもいます。その意味で、中立的な作り方をしてある本作にスムーズについていけるのでした。

++++++++++

画質(スコープ): B  

Gump Theatreにて、480pのDVD信号をPS3において1080pにアップスケールし、その信号をHDMIケーブルによってTA-DA3200ES経由でDLA-HD1に送り込み、120インチ・ワイド・スクリーンに映しています。伝送レートは、4 Mbpsから9 Mbps。

発色は素直ながら、解像度は甘め。グレイン・ノイズは全体に残され、ブロック・ノイズも散見されます。時代の制約を感じるところです。ただし、4メートルほど離れてみれば、立派な画質。輪郭も太りがちですが、深みもあり、苛立つことはありません。

音質(モノラル): B-

TA-DA3200ESからサラウンド・バック・スピーカー2本を付け加えた7.1チャンネル再生。ただし、本作では2チャンネル再生で見ています。伝送レートは、448 kbps。

ダイナミック・レンジも狭ければ、ピッチ・レンジも狭い。音場も狭く、典型的なモノラル音声。とはいえ、馬鹿にできない迫力。音量調整をきちんとしてもらえれば、十分に楽しめます。

++++++++++

気になるところを、アト・ランダムに。

☆シリーズ4作目の『激動の昭和史 軍閥』でも、三船は山本を演じているのだとか。未見なので、ぜひとも見ないといけません。

東宝のオールスター総出演映画ですので、懐かしい顔に嬉しくなります。ただし、だれがだれなのかよくわかりませんので、予習はしておくベキかもしれません。配役は、以下の通りです。

三船敏郎 山本五十六
稲葉義男 宇垣参謀長
土屋嘉男 黒島先任参謀
平田昭彦 渡辺戦務参謀
橘正晃 有馬水雷参謀
藤木悠 藤井政務参謀
佐原健二 和田通信参謀
田島義文 佐々木航空参謀
小鹿敦 近江三曹
松本幸四郎 米内海軍大臣
森雅之 近衛総理大臣
柳永二郎 永野軍令部総長
宮口精二 伊藤軍令部次長
向井淳一郎 福留第一部長
岡部正 富岡第一課長
北竜二 及川海軍大臣
今福正雄 畑陸軍大臣
藤田進 南雲機動部隊司令長官
安部徹 草鹿参謀長
佐藤允 源田航空参謀
伊藤久哉 航海参謀
桐野洋雄 通信参謀
草川直也 機関参謀
緒方燐作 赤城艦長
岡豊 飛行長
鹿島邦義 航海長
堺左千夫 操舵員
篠原正記 大和トップ見張員
権藤幸彦 大和艦橋伝令
津田光男 早川艦長(鳥海)
清水将夫 栗田司令官
峰島英郎 山口少将
加山雄三 伊集院大尉
久保明 高野大尉
田村亮 三上中尉
黒沢年男 木村大尉
江原達怡 森崎中尉
西条康彦 米山飛曹長
阿知波信介 大森二飛費
太田博之 野上一飛曹
久野征四郎 当直士官
村上冬樹 岩国航空隊司令
加東大介 大本営海軍報道部長
石山健二郎 百武司令官
中谷一郎 辻陸軍参謀
伊吹徹 陸軍少佐参謀A
黒部進 陸軍少佐参謀B
佐々木孝丸 今村司令官
辰巳柳太郎 船頭喜太郎
司葉子 木村澄江
酒井和歌子 矢吹友子

☆特典に入っている「山本五十六の記録」(10分)は、出だし面白いと思っていたら、映画のフィルムを使うだけで全体としてはイマイチでした。もっと本格的なものを作ってもらわないと。

☆特典でよかったのは、オリジナルのプレスカードのカッコよさを知れたこと。あれがDVDのジャケットだったらよかったのですが。

++++++++++

敗戦の原因を知るために見るというのは、本作の主旨からはずれます。いまから40年前にどのような山本五十六像を日本人は描いていたのかを知るために見るべきかもしれません。

その点、戦争映画は辛くてという向きの方にも意外と素直に見られる本作は、冷静に大東亜戦争をふりかえるのによいでしょう。

大東亜戦争映画入門としてオススメします。まずは、レンタルDVDでお試しください。
| 日本映画(ら行) | 18:26 | comments(0) | trackbacks(0) |
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