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『駅 STATION』ふたたび
駅 STATION
駅 STATION
高倉健,倍賞千恵子,いしだあゆみ,大滝秀治,降旗康男,倉本聰

ゴウ先生総合評価: A+

DVDレビュー: 

2006.12.23 Saturday 駅 STATION (DVD)

2008.01.14 Monday 正月に見よう『駅 STATION』 (DVD)
朝日や毎日とは、その政治的立場において、まったく相容れないものがあるのですが、なぜか時々共通点が見つかります。たとえば、「『駅STATION』好き!」。

2006年末には朝日新聞にこの映画の舞台、増毛を訪ねた記事が載りました。それが昨日の毎日新聞の夕刊には同じところを訪れた記者の文章が載っているのです。

高倉健さんファンとしては、記録しておかねばなりますまい。引用します。

**********

訪ねたい:銀幕有情 駅 STATION(北海道・増毛)
 
 ◇道民の心、温かな雪

 ■往年の栄華名残

 街は静かだ。週末の真っ昼間だというのに、目抜き通りにはほとんど人通りがない。残雪のあるJR留萌(るもい)線の終着・増毛(ましけ)駅の待合室はがらんとしていた。近くの民宿経営者は「3月いっぱいまで街は“冬眠中”で、ニシン漁で栄えたころの面影はない」と言った。

 北海道北西部の日本海に面した増毛町は、1981年公開の映画「駅 STATION」(降旗康男監督)の主舞台になった。人口は毎年約100人ずつ減少し、今年2月末現在で5561人。

 「裏切りがテーマ」(降旗監督)という名画の舞台を訪ねたいと思っていたが、延び延びになっていた。だが昨秋、大病を患い、時間ができた。かつて見て感動した邦画の撮影場所を歩く新企画「銀幕有情」の第1回として増毛町を選ばせてもらった。海に夕日が沈む。海岸の岩場では無数のカモメが羽を休めていた。

 漁獲資源の枯渇で廃れてしまったが、留萌を中心とする日本海側の一帯は、1955年ごろまで「ニシン街道」と呼ばれた。ニシンの群れがやって来ると、海一面にカモメが飛ぶ。町名はアイヌ語で「カモメの多い所」を意味する「マシュキニ」または「マシュケ」が転じたという。

 増毛町役場の宮津敏之さん(40)によると、最盛期の増毛はニシンの千石場所と呼ばれ、網元や商人が築いた財は豪邸建設などにつぎ込まれた。

 街中を歩くと、往時の繁栄をしのばせる木造建築物や石造りの倉庫が残っている。重要文化財の旧商家丸一本間家や日本最北の酒造「国稀(くにまれ)」などだ。

 映画の中で出てきた場所を探した。すず子役の烏丸せつこが働く「風待食堂」の建物は撮影時とほぼ同じ状態で駅前に残る。今は観光案内所として映画「駅」のスチール写真をパネルにして展示している。

 クライマックスの事件は、倍賞千恵子演じる桐子の自宅で起きる。連続警官射殺犯が、主人公の高倉健扮(ふん)する刑事に射殺されるシーン。舞台となった町営住宅は昨年秋に解体され、当時2両編成でだいだい色だった留萌線の列車は1両となり、増毛駅も無人になった。

 すず子の兄で、死刑を執行される連続殺人犯、五郎(根津甚八)が残した辞世の歌が映画のテーマを浮かびあがらせる。<暗闇の 彼方(かなた)に光る 一点を 今駅舎(えき)の灯(ひ)と 信じつつ行く>

 ■生きるための裏切り

 降旗監督が言う。「妻に裏切られたと思う男と、人に裏切りを強いた男、そして自分で人を裏切ってしまった男を健さんが演じた。生きていくためには、人を裏切らざるを得ないということだと思う」

 新網走番外地シリーズや「鉄道員(ぽっぽや)」など降旗作品には北海道を舞台にしたものが多い。「北海道の人はもともと本州で負けたり失敗した人たち。だからというか、心が温かいんですね」

 「駅」はほぼ全編雪のシーンだ。「雪は触ればものすごく冷たくて手が痛いんだけど、見ているととても優しくて、冷たいというよりは温かい感じ。北海道の人たちの心根と通じるところがある」

 深化する格差社会。映画「駅」は、負け組、勝ち組という今の単純化された色分けとは別の世界を描いて、傑出していた。【広瀬金四郎】

 ◇「陸の孤島」断崖絶壁の雄冬

 増毛と並んで重要な意味を持つのが雄冬(おふゆ)だ。高倉健の故郷という設定。大しけで増毛港と雄冬港を結ぶ定期船が欠航となり、高倉が増毛駅近くの居酒屋に立ち寄る、ということだけが当初から決まっていた。高倉が妻役のいしだあゆみと別れる冒頭シーンの銭函駅などはロケハンの結果、撮影舞台に選ばれた。

 その雄冬地区は海岸地帯の断崖(だんがい)絶壁の中に位置する。長い間、「陸の孤島」と呼ばれ、定期船しか交通手段はなかった。トンネル崩落事故が発生したが、国道231号の開通で定期船は92年4月30日の最終運航を機に廃止になった。増毛港などでは今年、小規模ながら、春を告げるニシン漁が始まった。

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 ◇高倉健と3女性、宿命的な別離−−81年公開

 北海道の駅を舞台に、三上刑事(高倉健)と3人の女性との宿命的な別離を3部構成で描く。倉本聰が高倉健のために書き下ろした脚本。三上の内に秘めた感情を巧みな間で表現した降旗康男監督の演出が光る。北海道の厳しい自然と人生の転換点としての駅、3人の女性の心情を重ね合わせ、圧倒的な支持を得た。

 「68年1月直子」は、妻直子(いしだあゆみ)と三上とが銭函(ぜにばこ)駅で別れるシーンが秀逸。三上は妻の一度の過ちを許せない。悲しみを必死にこらえ、作り笑いで敬礼のポーズをとるいしだの演技は日本映画史に残る名シーンとなった。

 「76年6月すず子」。三上らは増毛駅前で、連続殺人事件の容疑者が妹すず子(烏丸せつこ)に会いにくると張り込みを続ける。周囲をだまし続けてきたすず子だが、線路の向こうに兄を見つけるや泣き叫んですがりつく姿が情感を揺さぶる。

 「79年12月桐子」では、三上は酒場のおかみ桐子(倍賞千恵子)と恋仲になっていく。カウンターでもたれ合う2人に、八代亜紀の「舟唄」が流れる名シーンはつかの間の大人の恋を描いて絶品。悲劇を迎える終盤の倍賞の演技も絶賛された。キネマ旬報4位。1981年。写真提供・東宝。【鈴木隆】

毎日新聞 2008年4月7日 東京夕刊

**********

内容の深さからすれば、朝日の記事(2006年12月23日の記事に引用)に軍配を上げますが、この映画にふたりの記者がほれ込んだというところに毎日の偉さ(?)を感じます。ゴウ先生と同世代か、それより上の50歳代でしょうか。

もう何回見たか分からない本作、ぜひとも増毛と雄冬には行かねばという気にさせられます。

徐々に本作の健さんの歳に近づく身としては、ぜひとも撮影当時の健さんの歳である50になる前に出かけたいものです。

そして、東宝さん、BDでの再発、よろしくお願いいたします!買いなおします!

本作、強力にオススメします!
| 高倉健映画 | 10:04 | comments(0) | trackbacks(0) |
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