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HERO (レンタルDVD)
HERO スタンダード・エディション
HERO スタンダード・エディション
木村拓哉,鈴木雅之

2007年9月8日 劇場初公開
上映時間: 130分
公式サイト: http://www.hero-movie.net/index.html

ゴウ先生総合評価: B
  画質(スコープ): A-/B+
  音質(ドルビーデジタル5.1ch): A-/B+
2007年最大のヒット作。81億5000万円の興行収入をたたき出しています。にもかかわらず、『キネマ旬報』ベスト・テンでは、大高宏雄氏からのたった1点だけしか獲得できずに106位に沈みました。

テレビドラマの映画化。1000円なら見てもよいかと思いつつも、結局はロングラン上映の劇場を訪ねることがなかったのが、事実。心のどこかで、テレビドラマをバカにしていたのかもしれません。『キネ旬』評論家たちのアカデミズムを笑えません。

ですが、DVDが発売され、レンタルできるようになったとなれば話は別。ともかく、見たくなりました。

そして、思い出したのが、『逆境ナイン』(レビューは、こちら!)の名言、「これはこれ、それはそれ」。

多くの真摯な映画ファンは、「これは映画ではない」「単なるテレビドラマの延長戦だ」「これならテレビのスペシャル枠で十分だ」と主張します。

なるほどそうでしょう。ちょっと突っ込むとぼろを出す脚本の不自然さ。そもそも「検察」という国家権力におもねったかのような基本設定に『それでもボクはやってない』(レビューは、こちら!)を高く評価する人は、カチンと来てもおかしくありません。

ですが、こういう意見にはなかなか与することができません。

フジテレビに肩を持つ気は毛頭ありませんが、本作の制作チームが目指したのは、あくまで「プログラム・ピクチャー」だったはず。

かつての高倉健さん主演の『昭和残侠伝』、『日本侠客伝』、『網走番外地』シリーズなどのような、それ。中身の深さや設定・脚本の整合性や目新しさなど求めてはなりません。主役の健さんと健さんを支えるチーム・タカクラのやり取りを楽しむべきものでした。

ゆえに、健さんも、興行収入ではスーパースターと言われても、長年賞とは無縁でした。初めてまともな映画賞をもらえるようになったのは、東映を辞めて『幸福の黄色いハンカチ』に出演してから。

それを考えれば、本作のような肩の凝らないプログラム・ピクチャーがあってもよいはず。木村拓哉が高倉健に匹敵する俳優になるかどうかは、時代が解決してくれること。いろいろな違った種類の映画を楽しめれば、それはそれでよいではないですか。

その意味で、本作がテレビ会社が制作した映画でありながらビスタ・サイズではなくシネスコ・サイズのスクリーンを採用したのに注目しなければなりません。

かつてのプログラム・ピクチャーは、ほとんどシネスコ上映。横長の大画面にファンは現実をしばし忘れて、映画を見る快感に酔いしれたのです。

そういう意味からすれば、本作、映画としての最低ラインは悠々超えています。これよりひどい脚本や演出、カメラワークの日本映画は山ほどあります。

いま、1000円だったら劇場で見てもよかったかなと思っています。もちろん、ガラガラの劇場が条件ですが。うるさい子供たちにはさまれて見たくはありませんから。

++++++++++

画質(スコープ): A-/B+  

Gump Theatreにて、480pのDVD信号をPS3において1080pにアップスケールし、その信号をHDMIケーブルによってTA-DA3200ES経由でDLA-HD1に送り込み、120インチ・ワイド・スクリーンに映しています。伝送レートは、3 Mbpsから7 Mbps。ですが、大体は4 Mbps台。

最初3メートルほどのところで見始めたら、輪郭のオーバーシュートやグレイン・ノイズに悩まされました。そこで、4メートルほど離れた位置に下がると、これが正解。

現代邦画の水準からすれば、はっきりとそれを上回る画質。解像度や透明感はそこそこですが、発色は素直で鮮やか。大写しのクローズ・アップが連続するのには辟易しますが、それでも肌の色はリアル。十分に楽しめます。

くれぐれも、近接視聴をなさらないように。

音質(ドルビーデジタル5.1ch): A-/B+

TA-DA3200ESからサラウンド・バック・スピーカー2本を付け加えた7.1チャンネル再生。伝送レートは、448 kbps。

基本的には、フロント重視の音響設計。後方定位するのは、音楽がメインで環境音は時々。セリフの抜けはまずまず。臨場感はなかなかですが、法廷シーンなどもう少しアンビエントが混じったりするともっとよかったのではないでしょうか。ノイズフロアがもう少し下がれば、A-にしてもよいと思います。

++++++++++

気になるところを、アト・ランダムに。

☆あれこれ言われていますが、これだけの登場人物をそれなりにうまく動かしている福田靖の脚本は、なかなかの職人芸だと思います。いまや名脚本家と謳われる笠原和夫も、健さん主演の任侠映画ではヘンな脚本をいっぱい書いています。

☆撮影をテレビのカメラマンではなく、『松ヶ根乱射事件』(レビューは、こちら!)や『メゾン・ド・ヒミコ』の蔦井孝洋に任せているのは、プロデューサーの立派な判断。クローズ・アップの多用以外は、意外とシネスコを使いこなせています。

最後のキス・シーンは、もう少し風情があるとよかったのですが・・・。「ゆで卵」相手だとキムタクもああなるのでしょうか。

++++++++++

1800円を払うのは、ファンの方以外は厳しいとは思います。確かに、歴史に残る名作とはいえないでしょう。ですが、レンタルDVDなら見てよい作品。まずは、目くじら立てずにレンタルでお楽しみください。
| 日本映画(は行) | 12:03 | comments(0) | trackbacks(0) |
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