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腑抜けども、悲しみの愛を見せろ


腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
上映時間 112分
2007年7月7日 劇場初公開
公式サイト: http://www.funuke.com/html/index.html

早稲田松竹 B-11
2007年1月9日(水)14時5分の回
  併映: 『キサラギ』

ゴウ先生総合評価: B
  画質(ビスタ): A-/B+
  音質(SR?): A-/B+
ショッキングなタイトルに惹かれて、絶対に見ようと思っていた作品。一般公開時の劇場が好きな映画館ではなかったために、早稲田松竹に降りてきたこの幸運をしっかりとものにしました。

結論から言えば、なかなか成功したホラー・コメディ。少なくとも退屈しない2時間弱を味わえる作品です。

舞台は、どうやら能登半島の山間の村。女優志望の長女和合澄伽(佐藤江梨子)は、身の程知らずのわがまま娘。東京に出て女優をしているといいますが、泣かず飛ばず。

その長女に怯えているのが、次女の清深(佐津川愛美)。澄伽をネタにしたホラー漫画で新人賞を取ったばかりに、澄伽からひどいいじめを受け続けます。

その澄伽が、両親が交通事故で死んだために、東京から帰ってきます。そこへ待ち受けている兄夫婦。兄の宍道(永瀬正敏)と澄伽は異母兄妹ということもあって以前から肉体関係がある状態。そこへ入った嫁の待子(永作博美)は宍道から相手にされないお人よし。

そして、澄伽が巻き起こす騒動に、和合家はてんやわんやになるのでした・・・。

いちばん怖いのはサトエリ演じる澄伽という人が多いのでしょうが、ゴウ先生に言わせると、彼女は単に不愉快な人間というだけ。むしろ怖いのは、清深と待子。

とはいえ、清深の怖さは最後の場面で底が知れるので大したことはありません。あくまで18歳なりのしたたかさで、可愛いものです。田んぼの中でくんずほぐれつの大殺陣回りをしますが、結果的には姉妹喧嘩のレベルで終わるのですから。

見終わって不気味なのは、待子の存在。新橋のコインロッカーに捨てられて、15歳まで孤児院で育ち、その後工場で働いていて、結婚斡旋サービスによって宍道と結婚したという経歴をもち、和合家のすべての業をひとりで背負った被害者のようにも見えます。

しかし、よく考えると自分の好きなことを徹底するエゴイスト。自分にない家族をまんまと手に入れ、そしてじわりじわりと和合家の中での存在感を増していく。人のよさそうな待子に隠された底深い何ものかに、身震いせざるをえませんでした。

彼女以外は待子を演じられないというほどピッタリの演技を見せてくれた永作に喝采です。

++++++++++

画質(ビスタ): A-/B+  

真夏の田舎の風景が鮮明に躍る本作、パッと見かなりの高画質に思えました。しかし、室内などの場合、白茶けた黒浮き現象がまま見られ、善くも悪くも邦画水準。でも、かなりよい方。前から2列目の席でも破綻していません。後方の席からだと相当解像度高く映るはずです。

音質(SR?): A-/B+

音の反応はなかなか。スパッと切れるシャープさが持ち味です。SRDではないはずですが、時にリア・サラウンドがあるかのように上下・前後に包囲感を得られます。セリフの抜けも申し分なく、風の音など暗騒音状態の環境音が作品を盛り上げます。

++++++++++

気になるところを、アト・ランダムに。

☆『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』というこのタイトル、だれに向かってのものなのでしょう。澄伽が周りのすべての人に言っているのでしょうか。いやあ、意味深なタイトルです。

☆鈍重でいて、怯えてばかりいる清深を演じた佐津川愛美。メガネの奥の目が怖かったです。『蝉しぐれ』(レビューは、こちら!)のふく役以来。成長したというべきところなのでしょうか。

永瀬正敏の飲むビール、ムチャクチャ美味そうに見えました。哀れさが最高に出た好演です。

☆『しゃべれどもしゃべれども』(レビューは、こちら!)以来、なぜか気になる山本浩司。本作でもいい味出してくれました。サトエリと80回やって100万円は、やっぱりボリ過ぎでしょう。

☆小森哲生という映画監督を演じた明和電機の土佐信道。無機質なところが最高でした。

☆本編が終わり近くになって軽トラが田んぼの農道を左から右に走る場面。『下妻物語』(レビューは、こちら!)みたいだと思ったら、同じ阿藤正一の撮影でした。

++++++++++

2007年製作の日本映画では、かなり出来のよい方。早稲田松竹(公式サイトは、こちら!)では、明日11日(金)まで上映しています。関心がある方は、どうぞ。そうまで混んでいません。
| 日本映画(は行) | 10:13 | comments(0) | trackbacks(0) |
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