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クィーン

原題: The Queen (2006)
2007年4月14日 日本初公開
公式サイト: http://queen-movie.jp/

シネ・リーブル池袋 シアター1
2007年4月27日(金)14時15分の回

ゴウ先生総合評価: B-/C+
  画質(ビスタ): A-/B+
  音質(SRD/DTS?): A-
  英語学習用教材度: A
アカデミー賞主要5部門にノミネートされ、タイトル・ロールを演じたヘレン・ミレンが主演女優賞を獲った本作、劇場公開を心待ちしていました。

ゴウ先生、シネ・リーブル池袋の会員なもので、金曜日に行くと1000円で見られます。同じ映画館でやっている鳴海璃子主演の『神童』もついでに一緒に見てやるかと思って久々に池袋に向かったのでした。

ところが、劇場に着いたのが、1時40分。『神童』は1時40分からのスタートだと思ったら、1時20分の勘違い。2本見る野望がついえ、『クィーン』だけにせざるをえなくなったのでした。

そこで驚かされたのが、年配の女性の多さ。1997年8月31日に起きたダイアナ元皇太子妃の死亡事故をめぐるエリザベス女王の物語とあって、東京近辺の英国王室好きな女性がどっと押し寄せてきたようです。男ひとりでは肩身が狭いことこのうえありません。

しかも、ゴウ先生、まったく英国王室に関心なし。女王にも元皇太子妃にも、チャールズ皇太子にもいっさい興味が湧きません。

ゆえに、本作が始まっても、ダイアナの死亡事故をめぐる王室存亡の危機を女王と就任したばかりのブレア首相が乗り切る1週間を描く興味深い政治劇だとは思ったものの、退屈に思えてなりません。

第一、現存の人物に配慮しすぎたような本作の作りにはどうにも賛同できません。思い切った解釈やデフォルメが加えられたら、もっと面白かったのにと思うのです。

たとえば、女王本人がいかにダイアナを嫌っていたのかを表すエピソードを映像化してほしかったと思います。もちろん、その辺の部分をフィリップ殿下(ジェームズ・クロムウェル)の癇癪に肩代わりさせているとは感じられはしました。

それゆえ、ブレア首相夫人(ヘレン・マックロリー)が王室制度廃止論者で、きちんとした王室儀礼(protocol)が身についていず、女王に対して辛辣なことを口走るというのは痛快に感じられました。労働党の首相夫人です。これくらいのことは言うはずなのですから。

とはいえ、日本の皇室に関してこのような映画を作ることはとても考えられず、部分部分ではなるほどそんなものかと思いながら見たものでした。

しかし、睡魔がそれよりも強烈であったことは、正直に告白しておきます。

++++++++++

画質(ビスタ): A-/B+  

公式サイトを見ると、35mmと16mmを併用したようです。濡れたような艶やかな絵が好みのゴウ先生としては、絢爛豪華な画面を期待していたのですが、かなり粗くて渋い画質でガッカリしました。ただし、女王のアップは実に意味ありげです。しわ一つ一つまでが何かを伝えようとしていることは認められました。

音質(SRD/DTS?): A-  

音は、左右の広がりはそうでもないものの、リア・サラウンドが微かに感じられました。セリフの抜けは良好。雑味もなく、聴きやすい音です。

英語学習用教材度: A

美しいクィーンズ・イングリッシュ。アメリカ英語に馴れた人でもしっかりと耳で終えるはずです。批判が多い戸田奈津子さんの字幕ですが、それほど違和感はありません。DVDが発売されたら、ぜひとも英語字幕がついていることを願いたいものです。

++++++++++

気になるところを、アト・ランダムに。

エリザベス女王の寝室(意外と狭い!)での寝姿やひとりで4WDを運転する姿を描いている部分には、目が輝きました。

ヘレン・ミレンの演技が上手いことは認めますが、実在の人物を演じるとアカデミー賞がもらえるというジンクスが続いただけのような気もします。ノミネートされた他の映画をメリル・ストリープの『プラダを着た悪魔』(レビューは、こちら!)しか見ていないので何とも言えませんが、運が良かったのではという気がしてきます。

☆驚きだったのが、フィリップ殿下をアメリカ人のジェームズ・クロムウェルがやっていること。顔が似ているということでの起用でしょうが、かなり短気でイラつく憎たらしい役をやらせるのを見て、イギリス人は起用しにくかったのかと感じたのでした。

☆トニー・ブレア首相を演じたマイケル・シーン。似ています。何でも別の映画でもブレアを演じたそうで、本人も気に入っている役柄なのでしょうか。

☆ちなみにこのマイケル・シーン、どこかで見たことがあるなと思っていたら、『ブラッド・ダイヤモンド』(レビューは、こちら!)で大手ダイヤモンド企業の重役を演じていたのでした。

ブレア首相がこんなに女王を補佐していたとは思いませんでした。シェリー・ブレア首相夫人(ヘレン・マックロリー)の冷たい態度と好対照です。

☆ダイアナ妃の映像はすべてビデオ画像だと思っていたら、クレジットを見てびっくり。彼女を演じていた女優がいたのです。ローレンス・バーグというダイアナのそっくりさん(lookalike)として有名な主婦だとか。どこで出ていたのでしょう。まったく気づきませんでした。

++++++++++

ある意味、英国王室にとっての『13デイズ』(レビューは、こちら!)ならぬ1週間の危機を描いた本作、エリザベス女王とブレア首相の人気取り映画のように見えるところが気になります。

英国王室に関心をおもちか、ヘレン・ミレンの演技力を確かめたい方以外はレンタルDVDを待っても問題ないと思います。

そして、見られる場合には、できるだけ安く上げる保険をかけておく方がよいでしょう。たとえば、シネ・リーブル池袋だと今月の29日は『BUKU』というフリーペーパーを持っていくと1000円で見られますし、5月1日も1000円でOKです。そういうタイミングをお使いになることをオススメします。
| 外国映画(カ行) | 15:15 | comments(0) | trackbacks(6) |
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