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グエムル-漢江の怪物- (DVD)
グエムル-漢江の怪物- スタンダード・エディション
グエムル-漢江の怪物- スタンダード・エディション
英題: The Host (2006)
2006年9月2日 日本初公開
公式サイト: http://www.guemuru.com/

INDEC定期上映会2007年3月11日プログラム

ゴウ先生総合評価: A-/B+
  画質(ビスタ): A-
  音質(DTS 6.1ch ES ): A/A-
軟派な「韓流映画」には背を向けるゴウ先生ですが、ソン・ガンホだけは別格。彼が出る映画は無視できません。これまでに見た作品を列挙してみましょう。

  大統領の理髪師 (2004) (レビューは、こちら!
  殺人の追憶 (2003)
  爆烈野球団! (2002) <未>
  復讐者に憐れみを (2002)
  JSA (2000)
  反則王 (2000)
  シュリ (1999)

『南極日誌』(2005)と『親切なクムジャさん』(2005) は未見なので、機会を作って見てみたいと思っています。

そんなわけで、韓国映画史上最大のヒット作であるとか作品の内容よりも、ソン・ガンホが出ていることで選んだ本作、ストーリー展開には首を傾げる部分もあるものの、“映画”としての迫力に心揺さぶられ、高い評価を差し上げました。

ソウル市内を流れる漢江のそばで売店を経営しているパク一家。父親のヒボン(ピョン・ヒボン)、長男のカンドゥ(ソン・ガンホ)、その娘ヒョンソ(コ・アソン)で暮らしています。

そこへ、得体の知れない怪物グエムルが現れて、人々を襲い、ヒョンソが連れ去られます。そこで、ダメ父親のカンドゥは、韓国軍・米軍の妨害を撥ね退けながら、父・弟ナミル(パク・ヘイル)・妹ナムジュ(ペ・ドゥナ)の助けを借りて娘を救いに立ち上がるのでした・・・。

ストーリーからは、家族愛、米軍批判、韓国軍批判などが織り込まれているのが分かります。しかし、ゴウ先生、そういう政治的メッセージよりも、“活動映画”としての高揚感を本作に与えられたのです。

もちろん、グエムル(怪物)のCG造形にも目が行きますが、ゴウ先生が注目したのは、音響設計の素晴らしさ。

冒頭の米軍の遺体安置所の冷たい雰囲気もDTSが支える音の透明感によりなおさら強調されますし、グエムル登場の大混乱も重低音をサブウーファーが咆哮することで、怖さが増幅されるのです。

しかも、映像も本作のカギを握る「黄色」を強調したような粒子の粗い画質がジャスト・フィット。好きな絵ではありませんが、説明が足りない展開を滑らかにつなぐ結果となっています。

総合芸術としての映画のパワーを感じさせられます。

それでも、説明不足と感じられるのは、大きく分けて2点。

第1に、グエムルの誕生に関して。

冒頭、米軍のホルマリンの大量投棄にあわせて、飛び込み自殺をする男性と魚釣りをする男性2人が魚を掬うシーンが描かれます。

となると、人間と魚がくっついてホルマリンのせいでグエムルが生まれたということでしょうか?もう少し誕生のメカニズムを知りたいところでした。

第2に、グエムル退治の方法に関して。

結果、パク一家の必死のがんばりによってグエムルは退治されます。しかし、どうして米軍も韓国軍もグエムルを火器を使って攻撃しないのでしょう。大切な研究資料であるとするならば、その旨の説明があってしかるべきだと感じました。

もちろん、米軍にとっても韓国軍にとっても、韓国民の犠牲などどうでもよいものなのだとボン・ジュノが考えているからだと言われれば、それまでなのですが、それにしてもパク一家だけが走り回る姿に違和感を感じたのでした。

とはいえ、大迫力。意味深のラスト・シーンも秀逸。特に、ソン・ガンホが左足でテレビを消す場面は、強烈に印象に残ります。

++++++++++

画質(ビスタ): A-  

Gump Theatreの120インチ・スクリーンに映る輝度を上げた絵は、それだけで異様な緊張感を生み出します。DVDで見る限り、CGは実に滑らか。公平に見て、いわゆるCG臭さは極めて少ない気がします。下水溝の中の暗い部分もきちんと再現されており、韓国映画界の技術水準の高さが分かります。

音質(DTS 6.1ch ES ): A/A-

音楽に濁りを感じる以外は、実に鮮烈な音響設計。意味は分からないものの、セリフも真似をできるほど明瞭に響いてきます。そして、あの重低音とリア・サラウンドの迫力。DTSの底力を思い知らされました。

++++++++++

気になるところを、アト・ランダムに。

☆英語名がThe Host(宿主)となっているのに、唸りました。米軍は、ウソなのに、何としてもこの怪物をウィルスの宿主としたがっている状況をひと言で表しているからです。ゆえに、英語版で本作を見る人は、この英題から監督の主張をすんなり理解できると思われます。邦題も工夫が必要だったかもしれません。

ボン・ジュノ。『殺人の追憶』でソン・ガンホの魅力に気づかせてくれた監督です。映画の完成度から言えば、本作よりも前作の方が高いと思いますが、衝撃度では本作が上。恐るべき鬼才です。

殺人の追憶
殺人の追憶

ソン・ガンホ。『大統領の理髪師』同様、本作でもダメ親父を見事に演じています。存在しているだけでおかしいという、あの空気感。素晴らしいとしか言いようがありません。

☆パク・カンドゥの妹ナムジュを演じているペ・ドゥナ。『リンダリンダリンダ』(レビューは、こちら!)で魅せられたのですが、今回は髪が長くなってイメージが変わりました。しかも、ジャージー姿ばかり、可哀想に。

☆INDECの定期上映会にかけた本作、見た会員諸君から素晴らしい感想文がいっぱい寄せられました。内容をダブらせずにレビューを書くのに難儀したほどです。

☆ちなみに、INDECが毎週1回発行するメルマガ『INDEC Newsletter』には今週2本感想文を掲載しました。1本は「黄色」に、もう1本は「ビール」に焦点を当てたものです。

どちらも、本作を語る上で重要なコンセプト。最優秀賞、優秀賞、佳作と3段階ある評価の中で、前者は佳作、後者は優秀賞を授与しました。

こうして、映画感想文を書くことによって、INDECの会員諸君は分析力と日本語による表現力の向上を目指しているのです。一緒にやってみませんか。楽しいですよ。

INDECは、夢と希望にあふれる若者を応援しています!

公式サイト: http://indec.jp

++++++++++

環境を整えてご覧になれば、悔しいけれど、『どろろ』(レビューはこちら!)や『鉄人28号』(レビューは、こちら!)など足元に及ばない“映画”が展開することに気づかれるはずです。しかも、深刻な政治的メッセージも汲み取れる本作、無視できるものではありませんでした。

先入観を排して、ご覧ください。
| 外国映画(カ行) | 20:26 | comments(0) | trackbacks(14) |
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