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佐賀のがばいばあちゃん (DVD)
佐賀のがばいばあちゃん
佐賀のがばいばあちゃん
2006年6月3日 全国公開
公式サイト: http://www.gabai-baachan.com/

ゴウ先生総合評価: B
  画質(ビスタ): B-
  音質(ドルビーサラウンド): B+
  
ゴウ先生は、佐賀県出身です。正確には、生まれたのは長崎県佐世保市ですが、育ったのはその隣の佐賀県伊万里市なのです。妻も高校時代の同級生で、伊万里で生まれ育ちました。

というわけで、夫婦ともども本作は公開前から見たかった一本でした。しかし、劇場には行けずじまい。今回、DVDを使って夫婦での鑑賞と相成ったのでした。

予想では、もっとぶっ飛んだばあちゃんが登場するものだと思っていたら、意外とまとも。原作を読んでいないので何とも言えませんが、ちょっときれい事すぎる感じがします。途中泣いてしまいましたが、もっと笑わせてくれるものだと思っていたので、こちらの期待は裏切られる結果となったのでありました。

昭和32年小学校2年で広島に住む母親の元から離れて、佐賀に住む祖母と二人暮らしをする羽目になる岩永明広少年。それから昭和40年に中学校を卒業して母の住む広島に戻るまでの8年間を情緒たっぷりに描いた映画です。

コンセプトとしては、いま流行の昭和30年代をふりかえる作品となっています。『ALWAYS 三丁目の夕日』佐賀版ということでしょうか。

しかしながら、佐賀を遠く離れて四半世紀のゴウ先生には、「佐賀も広いなあ」と戸惑いをくれる映画となってしまったのでした。

最後のエンドロールで、福岡県柳川市の橋を使った以外は、佐賀県内各地でロケを行われたようなのですが、どこもピンとこないのです。中には、しばらく実際に住んでもいた有田町の名前を見つけたのですが、どの場面が使われたのかはっきり分りませんでした(おそらく、焼き物店が並ぶ町並みではないかと推測してはいるのですが)。

クライマックスのひとつである校内マラソンで佐賀市城内が使われるのですが、20数年前に何度も行ったはずなのに、「あれ、城内だっけ」と夫婦二人で顔を見合わせる始末でした。

大阪城や姫路城、もしくは熊本城のような場所だったらすぐに思い出せるものを、その地に暮らしていないとよく分らない佐賀が持つ存在感の希薄さと故郷を遠く離れた人間の寂しさが募るのでした。佐賀という場所に特徴が少ないということがよく分ります。

脚本に関して言えば、ばあちゃんのユニークさはある程度は分りますが、あの二人と親戚や近所との付き合いがほとんど描かれないことに戸惑いを隠せません。

7人も子供を育てたというのなら、何人かは佐賀にいるのではないでしょうか。親戚づきあいはどうだったのでしょう。冒頭登場する浅田美代子演じる明広の伯母は、その後出てきません。佐賀のような田舎で親戚づきあいや近所づきあいがまったくなくて生きてはいけないはずです。明広の寂しさを過度に演出しようとしているかのように思える設定で、うなずけません。

さらに、あの明広がお世話になるがばいばあちゃんの家は相当立派です。あれだけの家を持てるということは、もともと相当の素封家だったはず。あそこまで貧乏しなければならない必然性がよく分りません。『フラガール』(レビューは、こちら!)を見れば分るとおり、昭和30年代に貧乏な家は本当に貧乏でした。実際に島田洋七少年が住んだ家はもっと粗末なところだったのではないでしょうか。

というわけで、「佐賀のがばいばあちゃん」の「佐賀のがばい」という部分に注目しすぎたために、混乱してしまった元佐賀県人のたわ言でした。

++++++++++

画質(ビスタ): B-

Gump Theatreの120インチ・スクリーンに映すと、いわゆる邦画の標準画質。暗部諧調は潰れ気味になって夜の陰影を正確に映し出せず、昼間の映像は少し白っぽくぼけた印象。デフォルトではとても見られません。相当な調整が必要でした。

音質(ドルビーサラウンド): B+

Pro Logic IIで解析しながら聞きました。セリフの抜けは悪くなく、効果音もまずまず。取り立ててリア・サラウンドが必要な映画ではありませんから、これで十分かもしれません。ただし、音の透明度とシャープさには少し物足りなさを感じたのでした。

++++++++++

気になるとことを、アト・ランダムに。

違和感があったのはこのタイトル。伊万里では(たぶん佐賀市内でも)「がばい」は本来副詞として使います。たとえば、「いっぱい食べる」というのを「がばい食ぶう」とか、「すごく大きい」を「がばい太か」という風に使ったのです。ゆえに、「ばあちゃん」という名詞にかかる形容詞としては使わないのが標準的使用法のはず。「凄い」という意味を表そうとしたのだとはすぐ分りましたが・・・。

「がばい」という言葉、佐賀市内では分りませんが、ゴウ先生が育った佐賀県伊万里市では30年前にはあまり使っていなかった記憶があります。今年の夏伊万里に住む祖父母の所へ行った中学2年の息子によると、本作の影響か、80歳近い祖父母は使わないのに伊万里に住む親戚の子供たちがこの言葉を連発するようになったということです。面白い現象です。

☆原作者の島田洋七さんは、本名は「徳永」姓だとか。ゆえに「岩永」という役名を作り出したのでしょう。しかし、どちらも佐賀にはよくある苗字。小中高で徳永先生にも岩永先生にも習いました。皆さん、お元気でしょうか。

吉行和子さん。かなりの佐賀弁使いになられていました。大したものです。しかし、いかんせん、上品すぎます。あの頃の佐賀の婆さんはもっと濃いキャラクターだったろうにと思います。

☆ささいなことですが、明広の寝顔を見ているお下げにした母役の工藤夕貴の髪が茶髪に見えて、昭和32年にそれはありえないだろうと思ってしまいました。気をつけてもらわないと。

☆最高だったのが、中学校の数学教師兼野球部監督の中野先生役の山本太郎。彼が自転車で明広を伴走するシーンで、ゴウ先生は泣いてしまいました。佐賀の先生が喋る、標準語っぽい佐賀弁という感じも操れていて、彼の才能を感じた次第であります。

☆大人になった明広という設定で三宅裕司を登場させていますが、果たしてこれがよかったのかどうか。あまり必要はなかったと思うのですが。

☆明広が転校する小学校の教室の後の壁に貼ってある、児童が書いたお母さんの絵。エキストラで参加した子供たちによるものらしいのですが、とても昭和32年のお母さんに見えません。あの頃のお母さんたちはもっと地味でした。

++++++++++

フィクションである映画を捕まえてこういうことを言うのは気が引けるのですが、どうしてもあの時代の佐賀を頭に浮かべながら見てしまいました。

そういう目で見ると、『ALWAYS 三丁目の夕日』(レビューは、こちら!)の東京タワーのような普遍性をもった場所が出てこないのは、相当な痛手です。佐賀に関心のない方に見てもらう訴求力が弱い感じがするからです。

ですが、それはそれ。純真な明広少年の行動に泣きたい人には間違いなく泣かせてくれる映画です。まずは、レンタルでどうぞ。
| 日本映画(さ行) | 20:04 | comments(0) | trackbacks(11) |
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