2006.11.20 Monday
トゥモロー・ワールド


トゥモロー・ワールド
原題: Children of Men (2006)
2006年11月18日 日本初公開
公式サイト: http://www.tomorrow-world.com/
ユナイテッドシネマ・としまえん スクリーン8
2006年11月19日(日)19時15分の回
ゴウ先生総合評価: B+
画質(ビスタ): A-
音質(SR-D/THX): A+
英語学習用教材度: B+
雨が降る日曜の夕方、INDECのクラスを終えて会員諸君が帰った後、公開2日目の本作を見にユナイテッドシネマ・としまえんに駆け込みました。
としまえんで最大のスクリーン8に予告編の途中で入ると、そこはガラガラ。混雑した映画館が大嫌いなので嬉しくもあるのですが、“面白くないのかも”と少し不安にもなります。
いつも通り、予習はほとんどなし。JR高田馬場駅から山手線に乗る時にちらりと見た看板だけが唯一の先行情報。『ハリポタ』の監督が、クライヴ・オーウェンとジュリアン・ムーアを使って作る近未来映画という予備知識しか持ちません。
すぐに始まった本編。ところが遅れてきたどこかのノータリンが後ろに座って落ち着きません。しかも足を前の席に乗せる始末。つまり、ゴウ先生の顔の1メートル左くらいに汚い足を乗せているのです!
怒鳴りつけてやろうかと思いましたが、それも不愉快になるので、即座に席を移動。しかし、それでも腹の虫が収まらず、本作の前半はなかなか映画に集中できませんでした。いまどき、こんなマナーの悪いアホがいるとは・・・。さびしい限りです。
それにしても、本作の前半は、『Vフォー・ヴェンデッタ』(レビューは、こちら!)を想像させる嫌な展開。どうしてイギリス人は、「イギリス以外全部沈没」のような映画を作りたがるのでしょう。ゴウ先生、相性がよくありません。少子化問題がここまで来ると、ついていくのも大変です。
2027年11月26日にスタートする本作、この日世界で最後に生まれた子供が死んだというニュースから始まります。何らかの理由ですでに18年間も世界中の女性が不妊症にかかってしまい子供が生まれないのです。
しかも、イギリス以外の世界中が崩壊してしまったために、難民がイギリスに不法入国してきます。しかし、イギリス政府は彼らを受け入れることをせず、排除・処刑を繰り返します。
つまりは、希望も何もない暗黒未来がつい20年先に訪れるという映画なのでした。
邦題の『トゥモロー・ワールド』がかもし出すどこか能天気な響きは、本作にはまったくありえません。やはり原題のChildren of Menのどこか暗い響きを持ったタイトルの方がぴったりきます。
そうした時代背景の中で、主人公のセオ(クライヴ・オーウェン)が元妻のジュリアン(ジュリアン・ムーア)の依頼により不法入国した黒人少女キー(クレア=ホープ・アシティー)を助ける羽目になります。ジュリアンは過激な反政府組織Fishのリーダーだったのです。
ところが、ジュリアンは殺され、セオもキーも命を狙われます。しかも、キーは身重。しかし、キーの子供は人類を救える唯一の光。キーを連れたセオの逃避行が始まるのでした・・・。
個人的に楽しみにしていたジュリアン・ムーアの登場はあっけない彼女の死によって奪われ、小汚くて全然強くないクライヴ・オーウェンだけが画面に残り、しかも周りは悲惨な、世界の終末状態。
ゴウ先生、いっそ出て行こうかと思いました。足を椅子に乗せるバカもいることだし・・・。実際、一度はトイレ休憩に駆け込み、気息を整えたほどです。(分かります、この怒り?)
ところが、トイレから戻ってしばらくすると、この映画が牙を剥いてきました。開始1時間ちょっと経ったくらいからです。
戦争が始まったのです!ホンモノの戦争が目の前で見せられるのです!
このユナイテッドシネマ・としまえんスクリーン8はつい3週間前に『父親たちの星条旗』(レビューは、こちら!)を見た場所です。いまでもあの生々しい硫黄島の戦闘シーンが脳裏に浮かびます。
ところが、それよりも、『プライベート・ライアン』のオマハ・ビーチよりも、凄い「戦争」がスクリーンに映し出されているのです。
廃墟と化したビルの中に住む不法移民を取り締まるために来たイギリス軍の兵士たちとテロリストたちがやりあう様は、まるでイラクの戦闘地域に自分が立っているかのようです。
セオは、銃を取ることはありません。ただひたすらキーを捜して銃弾の雨の中必死に街を走るだけなのです。その際の音の怖いこと。THX対応のこのスクリーン8では、銃弾が四方八方からこちらめがけて飛び込んできます。今日は、ウィンブルシートを使いませんでしたが、それでも重低音が身体を貫きます。
ゴウ先生、凍りつきました。
後で知ったら、この場面8分間ノーカットだったとか。セオの後に張り付いた移動カメラが生々しく戦争の悲惨さと人間の愚かさを描きこんでくれます。
そして、人類を待っている未来が希望なのか絶望なのか分からないまま、本作は静かに終わります。
ゴウ先生、開始70分ほどまではC-の映画だと思っていたのですが、最後の30分弱はAの評価を挙げたくなったのでした。これほど途中から劇的に面白さが変わる映画も珍しいかもしれません。
ともあれ、見た後にずしりと重い課題をつけつけられた気分になる映画でした。
++++++++++
画質(ビスタ): A-
どうしてシネスコで撮ってくれなかったのかと恨めしくなります。もっとすごい迫力を味わえたはずなのに・・・。とはいえ、スクリーン8はビスタでも横幅が18メートル近くありすごい迫力です。
ただし、画質は銀落としっぱい絵で、粒子も粗め。リアルな感じはして映画の内容の荒涼感は出ていると思いますが、個人的に好きな絵ではありません。もう少し滑らかで透明感のある絵が欲しいところでした。
音質(SR-D/THX): A+
前述しましたが、圧巻はサウンド・デザイン!いままで映画館・Gump Theatreを通じてこれほどリアルな銃声・砲弾音を聞いたのは初めてのような気がします。とにかく怖い。ラスト・シーンで戦闘機が2機頭上を通り過ぎるところも聞きものです。戦争映画フェチ(そういう人がいれば)にはたまらない作品です。
しかも、細かい環境音のサラウンドが静かな恐怖をかもし出すのも事実。水が漏れている音が左後方からしてきたり、人の小さな話し声が右側からゴソゴソ聞こえてきたり。鳥肌が立ちました。
さらに、音楽が素晴らしい。ビートルズやローリングストーンズなどの曲がかかるのですが、そんじょそこらのオーディオ装置では聞けない深みのある音がします。
それもこれも、元々の音響設計もよいのでしょうが、スクリーン8にのみ奢られているTHX仕様のPA装置が効いているものの判断します。実のところ、本作は、スクリーン8くらいの環境のもと評価しないと、本質が見えてこない作品だと思います。
英語学習用教材度: B+
アメリカでは劇場公開もまだ(12月25日公開予定)のため、どのようなフォーマットでDVDが発売されるか分かりませんが、英語はかなり際どい俗語が多用され、あまり品がよいものではありません。しかも、マイケル・ケインを始め、かなりきついブリティッシュ・アクセントで話す俳優が多く出ます。相当英語力のある人向けの勉強材料となることでしょう。
++++++++++
気になるところを、アト・ランダムに。
☆アルフォンソ・キュアロンの監督映画は、『大いなる遺産』を見ただけ。しかし、ほとんど記憶に残っていません。まずは、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』から見直しましょう。

大いなる遺産
☆世界中の女性が不妊症になった理由も、イギリス以外の国が崩壊した理由も、ゴウ先生にはまったく分かりませんでした。この辺、説明不足です。前半ついていけない大きな理由でした。
☆世界が滅亡するという紹介で東京も出るのですが、使われたフィルムが地下鉄サリン事件のものでした。やはり、あれは紛うことなきテロでした。
☆クライマックスの戦闘シーンで、キーが生んだ赤ん坊を見てイギリス軍兵士たちが何ともいえない柔和な顔になります。古臭い言葉ですが、「子はかすがい」という言葉を思い出した3児の父親でした。皆さん、子供を生みましょう!
☆原題がすごく気になりました。Children of Men。アメリカ人だと絶対に使わない(使えない?)“men”で「人類」を表すやり方。“women”はどこにやったと言われてしまうわけです。Sexismだと言われてしまうわけです。しかし、ここはその不穏当な使い方が一番でした。原題が大きな画面に最初と最後に出ると、ドキっとしてしまいます。
☆登場人物の名前もなるほどと思わされた次第です。特にセオ(Theo)。これは「神」という意味を表す言葉です。「神学」は“theology”というくらいですから。そして、18年ぶりの子供を産む女性がキー(Key)、カギ。つまり、神の代理としてのセオが、人類の未来への鍵を握るキーを助けるというのが本作の縦糸だったのでした。
☆マイケル・ケインが出てくるのは知りませんでした(今日確認したら、高田馬場駅の看板にはちゃんと彼の名前が載っていました・・・)。ビートルズを解散した当時のジョン・レノンが老けたらこうなるだろうという長髪とヒゲ面。参りました。
☆本作、120億円もかけて作られたとか。最後の戦闘シーンなどを見たら、うなずける製作費です。どこまでがCGでどこからが実写か、まったく分かりません。
☆ともかく、怖い映画です。個人的には、大昔の『ソイレント・グリーン』あたりを思い出す暗い話でした。

ソイレント・グリーン 特別版
++++++++++
途中まではだれますが、それからは鮮やか。ガラガラの公開2日目の夜の映画館でしたが、もっと人が入ってよい映画だと思います。少なくとも『Vフォー・ヴェンデッタ』よりは面白いし、深みがあります。
関心がある方は、ぜひどうぞ。でも、映画館に行くときは、マナーに気をつけましょう。
としまえんで最大のスクリーン8に予告編の途中で入ると、そこはガラガラ。混雑した映画館が大嫌いなので嬉しくもあるのですが、“面白くないのかも”と少し不安にもなります。
いつも通り、予習はほとんどなし。JR高田馬場駅から山手線に乗る時にちらりと見た看板だけが唯一の先行情報。『ハリポタ』の監督が、クライヴ・オーウェンとジュリアン・ムーアを使って作る近未来映画という予備知識しか持ちません。
すぐに始まった本編。ところが遅れてきたどこかのノータリンが後ろに座って落ち着きません。しかも足を前の席に乗せる始末。つまり、ゴウ先生の顔の1メートル左くらいに汚い足を乗せているのです!
怒鳴りつけてやろうかと思いましたが、それも不愉快になるので、即座に席を移動。しかし、それでも腹の虫が収まらず、本作の前半はなかなか映画に集中できませんでした。いまどき、こんなマナーの悪いアホがいるとは・・・。さびしい限りです。
それにしても、本作の前半は、『Vフォー・ヴェンデッタ』(レビューは、こちら!)を想像させる嫌な展開。どうしてイギリス人は、「イギリス以外全部沈没」のような映画を作りたがるのでしょう。ゴウ先生、相性がよくありません。少子化問題がここまで来ると、ついていくのも大変です。
2027年11月26日にスタートする本作、この日世界で最後に生まれた子供が死んだというニュースから始まります。何らかの理由ですでに18年間も世界中の女性が不妊症にかかってしまい子供が生まれないのです。
しかも、イギリス以外の世界中が崩壊してしまったために、難民がイギリスに不法入国してきます。しかし、イギリス政府は彼らを受け入れることをせず、排除・処刑を繰り返します。
つまりは、希望も何もない暗黒未来がつい20年先に訪れるという映画なのでした。
邦題の『トゥモロー・ワールド』がかもし出すどこか能天気な響きは、本作にはまったくありえません。やはり原題のChildren of Menのどこか暗い響きを持ったタイトルの方がぴったりきます。
そうした時代背景の中で、主人公のセオ(クライヴ・オーウェン)が元妻のジュリアン(ジュリアン・ムーア)の依頼により不法入国した黒人少女キー(クレア=ホープ・アシティー)を助ける羽目になります。ジュリアンは過激な反政府組織Fishのリーダーだったのです。
ところが、ジュリアンは殺され、セオもキーも命を狙われます。しかも、キーは身重。しかし、キーの子供は人類を救える唯一の光。キーを連れたセオの逃避行が始まるのでした・・・。
個人的に楽しみにしていたジュリアン・ムーアの登場はあっけない彼女の死によって奪われ、小汚くて全然強くないクライヴ・オーウェンだけが画面に残り、しかも周りは悲惨な、世界の終末状態。
ゴウ先生、いっそ出て行こうかと思いました。足を椅子に乗せるバカもいることだし・・・。実際、一度はトイレ休憩に駆け込み、気息を整えたほどです。(分かります、この怒り?)
ところが、トイレから戻ってしばらくすると、この映画が牙を剥いてきました。開始1時間ちょっと経ったくらいからです。
戦争が始まったのです!ホンモノの戦争が目の前で見せられるのです!
このユナイテッドシネマ・としまえんスクリーン8はつい3週間前に『父親たちの星条旗』(レビューは、こちら!)を見た場所です。いまでもあの生々しい硫黄島の戦闘シーンが脳裏に浮かびます。
ところが、それよりも、『プライベート・ライアン』のオマハ・ビーチよりも、凄い「戦争」がスクリーンに映し出されているのです。
廃墟と化したビルの中に住む不法移民を取り締まるために来たイギリス軍の兵士たちとテロリストたちがやりあう様は、まるでイラクの戦闘地域に自分が立っているかのようです。
セオは、銃を取ることはありません。ただひたすらキーを捜して銃弾の雨の中必死に街を走るだけなのです。その際の音の怖いこと。THX対応のこのスクリーン8では、銃弾が四方八方からこちらめがけて飛び込んできます。今日は、ウィンブルシートを使いませんでしたが、それでも重低音が身体を貫きます。
ゴウ先生、凍りつきました。
後で知ったら、この場面8分間ノーカットだったとか。セオの後に張り付いた移動カメラが生々しく戦争の悲惨さと人間の愚かさを描きこんでくれます。
そして、人類を待っている未来が希望なのか絶望なのか分からないまま、本作は静かに終わります。
ゴウ先生、開始70分ほどまではC-の映画だと思っていたのですが、最後の30分弱はAの評価を挙げたくなったのでした。これほど途中から劇的に面白さが変わる映画も珍しいかもしれません。
ともあれ、見た後にずしりと重い課題をつけつけられた気分になる映画でした。
++++++++++
画質(ビスタ): A-
どうしてシネスコで撮ってくれなかったのかと恨めしくなります。もっとすごい迫力を味わえたはずなのに・・・。とはいえ、スクリーン8はビスタでも横幅が18メートル近くありすごい迫力です。
ただし、画質は銀落としっぱい絵で、粒子も粗め。リアルな感じはして映画の内容の荒涼感は出ていると思いますが、個人的に好きな絵ではありません。もう少し滑らかで透明感のある絵が欲しいところでした。
音質(SR-D/THX): A+
前述しましたが、圧巻はサウンド・デザイン!いままで映画館・Gump Theatreを通じてこれほどリアルな銃声・砲弾音を聞いたのは初めてのような気がします。とにかく怖い。ラスト・シーンで戦闘機が2機頭上を通り過ぎるところも聞きものです。戦争映画フェチ(そういう人がいれば)にはたまらない作品です。
しかも、細かい環境音のサラウンドが静かな恐怖をかもし出すのも事実。水が漏れている音が左後方からしてきたり、人の小さな話し声が右側からゴソゴソ聞こえてきたり。鳥肌が立ちました。
さらに、音楽が素晴らしい。ビートルズやローリングストーンズなどの曲がかかるのですが、そんじょそこらのオーディオ装置では聞けない深みのある音がします。
それもこれも、元々の音響設計もよいのでしょうが、スクリーン8にのみ奢られているTHX仕様のPA装置が効いているものの判断します。実のところ、本作は、スクリーン8くらいの環境のもと評価しないと、本質が見えてこない作品だと思います。
英語学習用教材度: B+
アメリカでは劇場公開もまだ(12月25日公開予定)のため、どのようなフォーマットでDVDが発売されるか分かりませんが、英語はかなり際どい俗語が多用され、あまり品がよいものではありません。しかも、マイケル・ケインを始め、かなりきついブリティッシュ・アクセントで話す俳優が多く出ます。相当英語力のある人向けの勉強材料となることでしょう。
++++++++++
気になるところを、アト・ランダムに。
☆アルフォンソ・キュアロンの監督映画は、『大いなる遺産』を見ただけ。しかし、ほとんど記憶に残っていません。まずは、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』から見直しましょう。

大いなる遺産
☆世界中の女性が不妊症になった理由も、イギリス以外の国が崩壊した理由も、ゴウ先生にはまったく分かりませんでした。この辺、説明不足です。前半ついていけない大きな理由でした。
☆世界が滅亡するという紹介で東京も出るのですが、使われたフィルムが地下鉄サリン事件のものでした。やはり、あれは紛うことなきテロでした。
☆クライマックスの戦闘シーンで、キーが生んだ赤ん坊を見てイギリス軍兵士たちが何ともいえない柔和な顔になります。古臭い言葉ですが、「子はかすがい」という言葉を思い出した3児の父親でした。皆さん、子供を生みましょう!
☆原題がすごく気になりました。Children of Men。アメリカ人だと絶対に使わない(使えない?)“men”で「人類」を表すやり方。“women”はどこにやったと言われてしまうわけです。Sexismだと言われてしまうわけです。しかし、ここはその不穏当な使い方が一番でした。原題が大きな画面に最初と最後に出ると、ドキっとしてしまいます。
☆登場人物の名前もなるほどと思わされた次第です。特にセオ(Theo)。これは「神」という意味を表す言葉です。「神学」は“theology”というくらいですから。そして、18年ぶりの子供を産む女性がキー(Key)、カギ。つまり、神の代理としてのセオが、人類の未来への鍵を握るキーを助けるというのが本作の縦糸だったのでした。
☆マイケル・ケインが出てくるのは知りませんでした(今日確認したら、高田馬場駅の看板にはちゃんと彼の名前が載っていました・・・)。ビートルズを解散した当時のジョン・レノンが老けたらこうなるだろうという長髪とヒゲ面。参りました。
☆本作、120億円もかけて作られたとか。最後の戦闘シーンなどを見たら、うなずける製作費です。どこまでがCGでどこからが実写か、まったく分かりません。
☆ともかく、怖い映画です。個人的には、大昔の『ソイレント・グリーン』あたりを思い出す暗い話でした。

ソイレント・グリーン 特別版
++++++++++
途中まではだれますが、それからは鮮やか。ガラガラの公開2日目の夜の映画館でしたが、もっと人が入ってよい映画だと思います。少なくとも『Vフォー・ヴェンデッタ』よりは面白いし、深みがあります。
関心がある方は、ぜひどうぞ。でも、映画館に行くときは、マナーに気をつけましょう。