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カーテンコール (DVD)
カーテンコール
カーテンコール
2004年製作
2005年11月12日 劇場初公開
公式サイト: http://www.curtaincall-movie.jp/

ゴウ先生総合ランキング: A-/B+
  画質(ビスタ): A-/B+
  音質(ドルビーデジタル5.1ch): B+
  英語学習用教材度: B
相性がよくない佐々部清監督作品。ゴウ先生にはなかなか面白く映りません。見る者をひきつける訴求力はあるのだけれど、それ以上の感動がない。『出口のない海』(レビューは、こちら!)など期待値が高い場合には、可愛さ余って憎さ百倍の結果となってしまう場合もあるわけです。

そこで、ゴウ先生、原作に縛られず脚本もご自身で書かれた『カーテン・コール』を見て、現段階における監督の個人的評価を完結させることにしました。

いつも通り、ほとんど予習なし。出だしのシーンに虚を衝かれ、そのまま映画の世界にドーンと放り込まれました。

結論から言えば、監督作品の中ではダントツ。在日朝鮮人の問題だと途中分かったときには、「またか」の思いに捉われましたが、終わってみれば(助監督として参加した)高倉健さんの『ホタル』よりも、『チルソクの夏』よりもはるかに鑑賞したという充実感に包まれました。

もちろん、『出口のない海』の中途半端さは微塵もなく、自分の言いたいことをすべて出し尽くした印象を与えます。

これだけの映画を作れる人が、どうしてあのような『出口のない海』を撮ってしまったのか。映画制作論として言わせてもらえれば、やはり脚本を監督が書くか書かないかは重要な差です。山田洋次というビッグ・ネームに遠慮したとさえ言えます。さらに、市川海老蔵という歌舞伎の大スターを輝かせなければならない演出も足枷になったのでありましょう。

山口・下関の潰れかけた映画館みなと劇場にいたという安川修平という在日韓国人の幕間芸人を主人公に、戦後の庶民史を格調高く哀切に謳い上げた本作、在日コリアン問題を取り扱った作品としてもなかなかの出来であり、ゴウ先生には記憶にとどまる作品となりました。

++++++++++

画質(ビスタ): A-/B+

Gump Theatreの120インチ・スクリーンにおいても、問題なく楽しめます。映画館が舞台の本作で、大画面上映に適さないレベルの絵を提示されてはかなわないと恐れていただけに、まずは合格点。あともう少し透明度と鮮明度があればと思います。モノクロ部分はなかなか瑞々しいものでした。

音質(ドルビーデジタル5.1ch): B+

このDVDにはドルビー・デジタル2chとドルビー・デジタル5.1chの二つの音声が入っています。最初劇場公開時と同じ2chで見始めたのですが、Pro Logic II処理してみると立派にサラウンドしてなかなかのもの。5.1chだとやや後方からの音がほぐれる感じ。劇場の拍手が気持ち生々しく感じられます。しかし、基本的にはほとんど差はなく、現代映画の平均やや上という感じです。邦画だとかなりよいレベルであることは間違いありません。

英語学習用教材度: B

何ゆえ日本映画なのにこの項目をつけているかと言いますと、ゴウ先生も驚いたのですが、本作には英語字幕とハングル字幕がつくからです。試しに英語字幕をつけて見ると、すべて確認したわけではありませんが、なかなか侮れないレベルのもの。英作文の練習に使えます。というわけで、B評価を差し上げました。

++++++++++

気になるところを、アト・ランダムに。

みなと劇場。映画ファンにはたまらない設定でした。あの映画館の作り。カバーが破れたソファ。ありました、ああいう小屋。

劇中上映される映画の選択にも素晴らしいセンスを感じました。『いつでも夢を』、『座頭市物語』、『下町の太陽』、『あっと驚く為五郎』、『網走番外地』、『キューポラのある街』とすべて大ヒット曲した主題歌ないしは物まねできる特徴が添えられていて、本作の脚本を支えています。

☆劇中みなと劇場にかかっていた看板を記録しておきます。『いつでも夢を』・『下町の太陽』、『悪名』・『霧笛が俺を呼んでいる』、『ひばりとチエミの弥次喜多道中』・『渡り鳥北へ帰る』、『緋牡丹博徒』・『ザ・スパイダースのバリ島珍道中 』、『網走番外地 吹雪の斗争』・『恋のメキシカンロック 恋と夢と冒険』、『続男はつらいよ』・『昭和残侠伝』。そして、修平がみなと劇場を辞める時のプログラムが『キューポラのある街』・『いつでも夢を』。ちなみに、みなと劇場が閉館される時に上映されていたのが、上映順に『座頭市物語』・『いつでも夢を』・『網走番外地』。健さん、勝新太郎、吉永小百合が支えた映画の最後の黄金期であったことがわかります。

☆みなと劇場の売店で働く宮部絹代役の藤村志保さん。お見それしました。昔話で主人公安川修平の過去を話す姿の可憐なこと。右手の人差し指をあごに添えるしぐさも年齢を超えたかわいらしさ。素晴らしいのひと言です。



☆最後のシーンに登場する年老いた周平を演じた井上尭之。当然といえば、当然ですが、あまりにギターが上手くなっているのでビックリ(?!)。『網走番外地』と『いつでも夢を』を唄ってくれますが、前者が特に渋かった。演技も悪くありません。素敵な笑顔と最後の「美里」のひと言には鳥肌が立ちました。藤村さんと井上さんのおかげで、本作は忘れられない作品になりました。

☆タウン誌の記者橋本香織役の伊藤歩。冒頭のパパラッチ取材をするシーンの時は、嫌な予感がしたのですが、脚本に対する違和感を彼女の存在が消してくれました。大人びてきた彼女の魅力全開です。

☆修平の妻・良江役の奥貫薫。はかなくて最高。あのような女性に愛された修平は幸せでした。



☆修平の娘・美里役の鶴田真由も引きずられて力演につながっています。彼女の苦労を見ると、父親としての責任を感じました。

☆若き日の修平役の藤井隆。素人芸だけど受ける在日コリアンの幕間芸人という設定にピッタリ。笑顔が最高の修平は文句なしだったので、落ち目となったときの修平の哀しみが出せたらパーフェクトでした。

☆主人公香織が修平を探しに来る時にみなと劇場で上映されていたのが、『あの子を探して』(レビューは、こちら!)と『ブエノスアイレス』。映画ファンの心をくすぐる選択です。

☆修平を語る部分の脚本は素晴らしいのにストーリーテラーとしての香織を描く部分に冒頭も結末も少し説明不足を感じました。最後、香織は原稿をタウン誌に載せられたのでしょうか。香織は東京に戻れるのでしょうか。もう少し語ってくれたと思うのです。

++++++++++

脚本には少々ついていけない部分がありますが、とにかく泣かせてくれます。

一度は見る価値がある作品です。ゴウ先生、好きです!
| 日本映画(か行) | 20:13 | comments(0) | trackbacks(5) |
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