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原節子さんは、お元気だった

東京物語
東京物語

小津安二郎監督の『東京物語』をご存知でしょうか。この映画を始め、小津映画には欠かせなかった女優・原節子さんがお元気であるというニュースに出くわしてしまいました。

ゴウ先生、感激です。
**********

サザエさんをさがして
原節子
圧倒的な存在だった


 「ノリスケの気持ち、わかるな……」

 掲載作を見て、ノンフィクション作家の千葉伸夫さん(60)は思いがけないことを言った。「はなせつ子」とは原節子である。漫画が載ったこの頃、女優としてピークを迎えていた。小津安二郎の「麦秋」、「めし」(成瀬巳喜男)、「白痴」(黒澤明)と、大監督の作品に次々に出演して演技賞を独占。人気投票も常にトップだった。

 そんな大女優にインタビューして「あがっちゃった!」と興奮する学芸部記者ノリスケに、千葉さんも「同感です」と言うのである。

 「原節子」(平凡社ライブラリー)、「小津安二郎と20世紀」(国書刊行会)と、原に関する本を出版するたびに千葉さんは必ず、手紙を添えて彼女に送り続ける。作品を読んで欲しい、という思いとは別に、「彼女の持つ圧倒的な存在感が手紙を書かせるんです。畏怖(いふ)の念かな」と言った。インタビューや論評を読むたびに、千葉さんはいつも、理詰めで挑戦的で、「聞く側をたじろがせる心の強さ」を彼女に感じる。

 「最初の頃、手紙を書いたあと病院へ行ったら、血圧が異常に高いって言われちゃった」と千葉さんは真顔で言った。

 62年に前触れもなく引退。世間から途絶した彼女からもちろん、反応はないけれど、「僕にとって、いつまでも緊張を強いる女性かもしれません」。

●   ●   ●

 そう言えば、いつもなら有名人や芸能人を実名で登場させる長谷川町子がなぜ、この作品ではもじった名前を使ったのだろう。これも、原節子という「存在感」なのか。

 03年、大妻女子大で映像論を教えていた千葉さんは、学生80人に「麦秋」を見せ、「描かれているものは何か」との設問で感想文を書かせた。

 興味深かったのは、8割が映画から「家族のぬくもり、あたたかさ、おもいやり」を連想し、「サザエさんの世界だ」と具体的に指摘する生徒もいた。 娘の結婚を機に、古い家族が解体し、新たな家族が再生する様を静かに見つめたシリアスな作品なのに、開放的な日本家屋で大家族が繰り広げる日常の日々が、いまの若者にはTVアニメの「磯野家」を想像させるらしい。映画の中で原が演じている「紀子」はつまり、「サザエさん」なのだろう。

 偶然だが、原と長谷川は同じ1920年生まれで、独身を通した。そして同じ15歳で、会田昌江から「原節子」になった女優と、プロデビューした漫画家は、いずれも経済的に一家を支え続けた。

 その長谷川は逝き、42歳で引退した原は85歳になった。

●   ●   ●

 急に春めいた土曜日の午後、原が住む鎌倉へ行った。市の老人会報に、本人の言葉が載っている。親しい友人を経由したとはいえ、原の「肉声」はきわめて珍しいという。

 ――すこぶる元気です。外へはほとんど出ず、家と庭の中だけ。バスガイドさんの「ここが原節子さんの家です」という声が聞こえ、垣根の間からのぞかれるので、要注意。いつか、車に乗せてもらって葉山の病院へ行ったが、大変きれいな眺めのよい病院なので、お世話になりたい。だけど、心臓が悪くないと入れないわね――

(斎藤鑑三)

**********

10年以上前のアメリカ留学時代、ゴウ先生と妻を救ってくれたのは、黒澤明映画と小津安二郎映画でした。

その中で、『東京物語』で原節子さんが演じた、控えめでありながら芯の強い登場人物に励まされ続けました。

隠遁されてから何十年も経って原さんの魅力に気がつきました。その美貌には妻もゴウ先生も心底惹かれたものでした。

原節子さん、いつまでもお元気で・・・。
| 小津安二郎 | 09:27 | comments(2) | trackbacks(0) |
コメント
はじめまして。

ネットサーフィンして、ここにたどり着きました。
広報における原節子さんの投稿は珍しいですね。
私の妻の叔母が、原節子さんの姪の同級生であり、
私が原節子の話をしたら、その日の内に姪さんに
連絡取ってくれて、「原節子さんは元気」との
返事をいただいてくれました。<去年>

昭和37年の引退以降も、鎌倉駅前商店街には姪
と一緒に買い物に行ったりしているそうで、地元
の人は気づいても騒ぎ立てず、そっとしているよ
うです。

原節子さんの【青い山脈】を見たのがきっかけで、
昭和20年代の日本映画にはまり、「青い山脈」
の主役を中心としたブログを立ち上げています。
良かったらご覧下さい。
また、コメントもいただけると嬉しいです。

また見に来ます。
| ガンちゃん | 2006/03/21 8:20 PM |
コメントありがとうございました。

原節子さんのことで貴重な情報をいただき、重ね重ねお礼申し上げます。

あのころの役者さんは、男優であれ、女優であれ、凛としてすばらしいものです。

そちらの方にもちょくちょく寄らせてもらいます。
| ゴウ先生 | 2006/03/22 5:35 PM |
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