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男たちの大和/YAMATO
男たちの大和/YAMATO 限定版
男たちの大和/YAMATO 限定版

新宿スカラ座1
2006年1月1日(日)13:20

ゴウ先生ランキング: B

元日に映画を見るという習慣は、3年目に入ります。一昨年が妻と『ラスト・サムライ』、昨年が家族全員で『Mr.インクレディブル』、そして今年は家族全員で『男たちの大和/YAMATO』です。

くだらない正月のテレビ番組を見るくらいなら、初詣でに出かけて清々しくなった気分で映画館に出かけた方がましと思ってのこと。しかも、元日は映画の日。大人は1000円で映画を見られます。出かけなければ損です。

ただし、今年は見る映画の選定に少し悩みました。元日に悲劇の戦艦大和の物語を見るのは何だか縁起が悪そうな気がしたからです。ゴウ先生、見ていない映画も一杯あるし、子供たちは子供たちで『チキン・リトル』を見たがっていましたから。

しかし、『男たちの大和/YAMATO』は、映画館でどうしても見ておきたかった。戦後60年の節目の年に、稀代の映画プロデューサー角川春樹が「遺書」のつもりで作ったと豪語する作品です。それに関心が向かわないようでは、映画ファンではないではないですか。

これだけ思い入れが強い映画を存分に楽しみたいがゆえに、原作を読むのを我慢していました。以前も書きましたが、これだけの大河ドラマ。描き込みということから言えば、原作に勝てるはずがないことは火を見るよりも明らか。映画を映画として楽しむためには、余計な先入観を排除するに限るのです。

そうした期待を胸に向かった新宿スカラ座。姉妹館のピカデリーで12時50分からやっていると『ぴあ』に載っていたので、12時30分に行ってみたら、やってません。不吉な予感です。

仕方なく、ユニクロで時間つぶしをして、スカラ座の1時20分上映を待つことにしました。やれやれ。

東映史上最速の12日間で観客動員数100万人突破と話題になっていましたが、そろそろ人気に陰りが出始めて上映スクリーンを減らしてしまったのでしょうか。(「男たちの大和」東映史上最速公開12日目100万人突破 (サンケイスポーツ) - goo ニュース参照。)

とはいえ、ごった返す上映環境が大嫌いなゴウ先生、本当に入場者数が少なくなっていれば、しめしめです。実際、思ったほどの人の入りではありません。4割くらいの埋まり具合でしょう。

それでも真ん中後よりの席を中心に混んでいます。家族5人横並びに座れる席をなかなか良い位置に確保しました。しかし、前後左右のアホな若者が携帯電話をいじくるのが気になって仕方ありません。注意したいところをグッと我慢。子供たちに正月から不愉快な思いをさせるのは可哀想ですから。

とはいえ、そんな状態でいたくもないので、ゴウ先生だけ前から3列目の席に退避です。そして、それが正解でした。スカラ座1の場合目障りな非常口の緑色のライトが目に入らないし、シネマスコープの大画面を身体全体で受け止められます。

確かに、近すぎて目が疲れますが、『男たちの大和/YAMATO』のような映像に埋没したい映画には最適です。もちろん、そんな席に他の人は座っていません。映画独り占め状態です。

そして始まった映画。結論から言えば、食い足りません。人物が深く描きこまれていないのです。確かに、ゴウ先生が戦記マニアで口うるさい映画ファンだからかもしれませんが、消化不良でした。

救いは、菊の御紋章を正面から捉えた大和の威容を見せてもらえたこと。あのスケール感は映画館でなければ味わえません。極端なことを言わせてもらえば、あの絵がなかったら、ゴウ先生ランキングをC+に落としていました。

ともかくあの絵を作り上げたことで、『男たちの大和/YAMATO』は映画となりました。原寸大の大和のセットを作った効果は十分にあります。カッコよすぎるほどです。少なくとも、絵を見ているだけで、退屈はしません。Bの価値がある映画だと申し上げる所以です。

とはいえ、Aランキング映画を期待していたゴウ先生。不満な点を列挙させてもらいます。

第一に、内田守(中村獅童)の養女・内田真貴子を物語の進行役にして、鈴木京香に演じさせたのが成功していません。鈴木が若すぎて、見ているこちらが混乱させられるてしまうのです。

説明しましょう。

映画の中で内田が「15年間に11人の子供を養子にして」育てたというセリフがあります。そうすると、昭和20年から35年までの間に真貴子は養子にしてもらったということだと推測できます。それが正しいとすると、平成17年の段階で、真貴子の年齢は大体60歳から45歳の間です。

しかし、どう見ても、鈴木は30歳代にしか見えません。困惑する理由です。

せめて、この映画で西哲也の母親サヨ役をやった余貴美子あたりが演じていれば、違和感がなかったことでしょう。原作を読むと、ゴウ先生の謎が解けるのかもしれませんが、原作片手に映画を見ろと言うのは、製作サイドの負けです。

第二に、登場人物が多すぎて、感情移入がスムーズに行きません。もっと刈り込んで深く描写して欲しかったと思います。脚本の問題です。

『亡国のイージス』の感想を書いた時に、ゴウ先生は映画用に整理された脚本を高く評価しました。原作を読んだ人には不評な作品だったようですが、「映画」として見れば、十分に面白い映画に仕上がっていたからです。

その意味で、映画を見ながら、ゴウ先生はタイトル『男たちの大和/YAMATO』の「YAMATO」の部分が映画のカギを握るのだろうと思い始めました。しかし、見ている間はピンと来ません。

見終わって、あれこれ考えていくと思い立ちました。なーんだ、『タイタニック』を撮りたかったのか、と。

現代の視点から過去の悲劇を振り返るという手法といい、タイトルに大文字アルファベットで船の名前を使ったところといい、ジェームズ・キャメロン監督の『タイタニック』が念頭にあったとしか思えないのです。

となれば、脚本も書いた佐藤純彌監督、戦争の悲惨さを多くの人の人生が交錯するグランドホテル方式で描きたかったということになります。

しかし、『タイタニック』には、海難事故をめぐる多くの人のドラマを縦糸に、ローズとジャックの恋が横糸にありました。その横糸が『男たちの大和/YAMATO』には見えてきません。

もっとはっきり言うと、女性が描けていないがゆえに大和が「男たちの」ものであることが分からないのです。蒼井優、寺島しのぶ、余貴美子に十分に仕事をさせていません。もったいない限りです。

光っていたのは、常田澄夫(崎本大海)の実母玉木ツネ役をした高畑淳子だけでした。

大和が水上特攻に出る直前に息子と再会したツネが、旅館の一室で泣きながらぼた餅をすすめ、その後、息子を抱きしめながら「死ぬんじゃないよ!」と絶叫するシーン。一番泣けました。(それにしても、このシーン、雨が降っていましたが、他のシーンで雨はなく、ゴウ先生、またまた混乱してしまいました・・・。)

というわけで、森脇庄八(反町隆史)と内田守だけに強く焦点を当てて、後の要素をばっさり切る勇気を持っていたならば、この映画はもっと見応えある人間ドラマになった気がします。残念です。

最後に、技術的な不満を二つ。

一つは、CGが物足りません。大晦日にGump Theatreで『スター・ウォーズ エピソード3』を見ていたせいでしょうか。アラが気になります。特に浪を切って走る大和にまとわりつく白波は、あまりのちゃちさです。『タイタニック』に完全に負けています。

さらに、あれだけのセットを作り上げている割に、戦闘シーンになると銃座にへばりついたカメラワークが多すぎて、戦闘の全体像を把握するのが難しくなります。

それもこれもレイテ沖戦闘であろうが、最後の戦闘であろうが、それを俯瞰的に再現するCG技術(予算?)がなかったからではないでしょうか。敵のヘルダイバー急降下爆撃機の恐ろしさがいまひとつ感じられません。

そして、音。ドルビーSRD方式だということですが、サラウンドが弱すぎます。戦闘シーンのど真ん中に連れ込んでくれません。サブ・ウーファー成分も少なすぎます。腹わたをえぐる重低音があれば、悲劇がもっと観客に届いたはずなのです。

とはいえ、食い足りない部分が目立つシーンが多いものの、テンポよいストーリー展開は、見る人を飽きさせることはないでしょう。

しかし、この映画から戦争の悲惨さを感じられたかといえば、少し違う気がします。大東亜戦争の悲惨さは、本来「家族」を救うために戦場に自らの命を懸けた若者たちが、「国家」のエゴに押し潰されたことにあるはずです。

その意味で、伊藤整一第二艦隊司令長官役に渡哲也を使っているのです。もっと工夫して渡に大日本帝国を背負わせてくれないと、彼の直接命令によって散華された多くの将兵の怨念がこちらに伝わってきません。

ただ単に戦争は悲惨だというだけでは、日本の未来を信じて逝かれた英霊の方々に申し訳なく思います。やらねばならなかった戦いをどのように戦い、敗れてしまったかをもっと明確に伝えて欲しかったものです。

角川さん、これがあなたの遺書では寂しいです。もうひと踏ん張り、期待します。

付記:それにしても、映画が終わってエンドロールが流れ出しても、出て行く人がほとんどいません。長渕剛の「Close Your Eyes」をじっと聴いています。さすが、長渕を使った角川プロデューサー。そのセンスに脱帽です。

男たちの大和 / YAMATO
男たちの大和 / YAMATO
| 日本映画(あ行) | 11:39 | comments(2) | trackbacks(15) |
コメント
はじめまして♪
元旦に家族で映画を見るということを習慣にしておられるなんて素晴らしいですね〜。
この映画は若い人にも見てほしいなぁと思っていたので、若い方(お子様)の感想もお聞きしてみたいです。
| ミチ | 2006/01/04 4:51 PM |
ぼた餅のシーンでは、涙を堪える事が出来ませんでした。

愛する母、恋人の為に、戦場へ繰り出した男達。そして、帰りを待つ女性達。様々な事を感じました。

自分の母親に対して、あれ程の思いを持てていなかった自分が恥ずかしくなりました。愛する人を大事にし、何があっても生き続けていきます。
| TAGO | 2006/01/21 12:13 PM |
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