本作は、『アメリカン・ビューティー』(1999)でアカデミー監督賞を受賞した、『ロード・トゥ・パーディション』(2002)『ジャーヘッド』(2005)『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』(2008)『お家(うち)をさがそう』(2009)『007 スカイフォール』(2012)『007 スペクター』(2015)のサム・メンデス監督・製作・脚本により第一次世界大戦を描くサスペンスです。
共同脚本は、TV『ナイトメア』シリーズ(2014〜2016)で製作総指揮のサム・メンデスと組んだことがあるクリスティ・ウィルソン=ケアンズ。本作が長編劇映画デビューとなります。次回作は、『ショーン・オブ・ザ・デッド』(2004)『ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン!』(2007)『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』(2013)のエドガー・ライト監督作品『Last Night in Soho』(2020?)ですから、いま注目の脚本家のひとりといえます。
主演は、『サンシャイン/歌声が響く街』(2013)『わたしは生きていける』(2013)『はじまりへの旅』(2016)『マローボーン家の掟』(2017)のジョージ・マッケイ、TV『ゲーム・オブ・スローンズ』シリーズ(2014〜2016)のディーン=チャールズ・チャップマンという若手ふたりです。
共演は、マーク・ストロング、コリン・ファース、リチャード・マッデン、ベネディクト・カンバーバッチ。豪華です。
あらすじは、こんな具合です。
舞台は、第一次世界大戦中のヨーロッパ。スコフィールド(ジョージ・マッケイ)とブレイク(ディーン=チャールズ・チャップマン)は、若きイギリス兵です。そのふたりに、不可能にもおもえる指令が出ます。それは、敵中奥深くに入り、友軍に撤退命令書を届けるものでした。友軍にはブレイク自身の兄(リチャード・マッデン)もいます。こうしてふたりは、様々なワナが待ち受ける中、無謀な作戦に挑んでいくのでした……。
音声仕様は未定ですが、映像仕様は公表されています。アリ・アレクサ・ミニ・LFで撮影され、3.4Kのアリロー(ソース・フォーマット)を4KのDIファイルにブロウアップしたものが、マスター・フォーマットです。
撮影監督が、『ブレードランナー 2049』(2017)で念願のアカデミー撮影賞を受賞し、『ショーシャンクの空に』(1994)『ファーゴ』(1996)『クンドゥン』(1997)『オー・ブラザー!』(2000)『バーバー』(2001)『ノーカントリー』(2007)『ジェシー・ジェームズの暗殺』(2007)『愛を読むひと』(2008)『トゥルー・グリット』(2010)『007 スカイフォール』(2012)『プリズナーズ』(2013)『不屈の男 アンブロークン』(2014)『ボーダーライン』(2015)で、同賞にノミネートされた名匠ロジャー・ディーキンスですから、さぞすばらしい映像を見せてくれるはずです。サム・メンデスとは、『ジャーヘッド』(2005)『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』(2008)『007 スカイフォール』で組んでいます。
日本公開は、早くて来年の春でしょう。首を長くして待つことにします。