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ロマンティックじゃない?(Netflix)

 

原題:Isn't It Romantic (2019)
上映時間:1:28:55
2019年2月28日Netflix配信開始:国内劇場未公開・国内BD/DVD未発売
公式サイト:https://www.netflix.com/browse?jbv=80200642&jbp=1&jbr=2

ゴウ先生総合評価: B+
  画質(2.39:1): A‐
  音質(Dolby Digital Plus 5.1): A-
  英語学習用教材度: A/A-

 

ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』(2011)『ピッチ・パーフェクト』シリーズ(2012〜2017)『ワタシが私を見つけるまで』(2016)のレベル・ウィルソン主演・製作総指揮の米国製ロマンティック・コメディ。

 

準主演は、アダム・ディヴァインリアム・ヘムズワース

 

その他、プリヤンカー・チョープラベティ・ギルピンブランドン・スコット・ジョーンズジェニファー・ソーンダース

 

監督は、『ハロルド&クマー クリスマスは大騒ぎ!?』(2011)『ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ』(2015)のトッド・ストラウス=シュルソン

 

原案・脚本は、TV女優として活動し、TV番組の脚本を書いてきた、本作が長編劇映画デビューとなるエリン・カルディロ

 

共同脚本は、『ベガスの恋に勝つルール』(2008)『南の島のリゾート式恋愛セラピー』(2009)『キューティ・コップ』(2015)『ワタシが私を見つけるまで』(2016)のデイナ・フォックス、『キューティ・コップ』(2015)『セットアップ:ウソつきは恋のはじまり』(2018)のケイティ・シルバーマン

 

☆レベル・ウィルソン主演コメディは見逃せない

 

ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』(2011)でとてつもないお下劣キャラで鮮烈なデビューを果たしたレベル・ウィルソン初の主演映画です。これは、観たくなります。

 

しかも、Netflixですから、好きな時に好きなタイミングで観られるのです。仕事で疲れた頭と体を癒すためにも、悦んで観ることにしたのでした。

 

☆あらすじ

 

舞台は、現代のニューヨーク・シティ(NYC)。

 

オーストラリア生まれのナンシー(レベル・ウィルソン)は、子供のころは『プリティ・ウーマン』(1990)が大好きでロマンティック・コメディのハッピーエンドに憧れる少女でした。ところが、実際の人生にはハッピーエンドなどないという母親(ジェニファー・ソーンダース)の影響で、次第にロマコメを嫌いになっていきます。

 

それから25年経ち、NYCで設計事務所に設計士として勤めているのですが、太った身体に対するコンプレックスからか、自信がまったくなく、会社でも雑用請負係になってしまっていました。そんなときに、地下鉄で引ったくりに遭い、盗まれようとしたバッグを取り戻そうとして柱に頭を打ち付け気絶してしまいます。

 

めざめると、病院のベッドです。すると、すべてが変わっていました。まるで、ロマコメ映画の世界です。病院を出ると、みんなが美しいといってくれ、大富豪のブレイク(リアム・ヘムズワース)に愛され、すべてが夢のようです。

 

しかし、ナタリーはあまりの違いにこのロマコメ・ワールドが居心地が悪くて仕方ありません。そんなときに、同僚でもっともナタリーが信頼を寄せていたジョシュ(アダム・ディヴァイン)が、インドの大富豪イサベラ(プリヤンカー・チョープラ)と恋に落ち、結婚することになります。

 

この急進展に、ナタリーはブレイクを取るかジョシュを取るかを迫られてしまうのでした……。

 

☆設定が、卓越

 

ロマコメ嫌いが、ロマコメ・ワールドに放り込まれて、戸惑いながらも、真の愛を見つけるというロマコメの王道を歩んでハッピーエンドに至るという皮肉な設定が優れており、しかも、88分という短尺でテンポよく進むのが心地よく、一気に見通してしまったのでした。よくできたロマコメと評価します。

 

まずもって、人生の辛酸をなめつくしたとおもわれるナタリーの母親がナタリーに与えたであろうロマコメ否定の思想がリアルで、観客の共感を煽ります。そのうえで、オーストラリアからNYCに移って自分のおもうがままに生きたいのにそれがかなえられず、さらに夢のようなロマコメ・ワールドへの不信感を募らせるナタリーの気持ちもよくわかります。

 

しかし、「嫌い」は「好き」の反義語ではありません。「好き」の反対は、その対象にまったく興味をもつことのない「無関心」です。「嫌い」は「好き」とはいえないものの、その対象に興味を失っているわけではないからです。

 

実際、ナタリーのアシスタントであるホイットニー(ベティ・ギルピン)が仕事中に『ウェディング・シンガー』(1998)をPCで観ていると、ナタリーはいかにロマコメがくだらないかを3時間もぶっ続けて語るのです。とても、嫌いとはいえないほどの知識量です。この矛盾した乙女心がナタリーの中でせめぎあうところに本作の面白さがあります。

 

しかも、ギャグが笑えます。ロマコメの約束事としてF-wordをナタリーがいおうとすると、なぜかトラックのクラクションが鳴らされ、聞こえなくなり、それが元の世界に戻るといえるようになるというのは、ツボにはまりました。

 

さらに、ヒロインはつまづき、それを支えてくれる相手と恋に落ちる、ヒロインの友だちはゲイの男性(ブランドン・スコット・ジョーンズ!)、ヒロインはスローモーションで走る、突然みんなが唄い出すなどなどロマコメ原理主義が映像化され、大笑いとはいわないまでも、にやりとさせられます。

 

そのうえで、美男子俳優リアム・ヘムズワースといまひとつ冴えないアダム・ディヴァインとがライバル関係になるのも、ロマコメの約束事。それが、うまくはまっています。

 

歌の上手いレベル・ウィルソンが、カラオケが苦手といいながら、途中から目が覚めるような歌声と踊りで魅了するのも、よくある仕掛けとはいえ、ウィルソン・ファンにてはうれしいプレゼントです。ホイットニー・ヒューストンの“I Wanna Dance With Somebody (Who Loves Me) ”の弾けぶりには拍手するしかありません。

 

個人的には、もっとどぎついお下劣路線で勝負してほしかったともの足りなさを感じるのですが、PG-13でとどめるためにはこれが限界でしょう。それでも、設定の面白さとウィルソンのキャラクターのおかげで、最後まで愉しんでしまったのは事実です。

 

内容: B

 

++++++++++

 

画質(2.39:1): A‐

 

Gump TheatreにてOppo UDP-203から2K契約の1080・60i信号を直接HDMIケーブルによってソニーVPL-HW30ESに送り込み、120インチ・ワイド・スクリーンに映しています。コーデックは、不明。伝送レートも、不明。

 

撮影は、『アイ,ロボット』(2004)『アンダーワールド:エボリューション』(2006)『ダイ・ハード4.0』(2007)『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』(2008)『ノウイング』(2009)『華麗なるギャツビー』(2012)『300 <スリーハンドレッド> 〜帝国の進撃〜』(2014)『ウォークラフト』(2016)『ハクソー・リッジ』(2016)のサイモン・ダガン

 

機材は、アリ・アレクサ・ミニ、アリ・アレクサ・SXT HDカメラを使用。マスター・フォーマットは、DI(バイト数は不明)。オリジナル・アスペクト比も、2.39:1。

 

Netflixの典型画質です。DVDよりはましですが、現代最新BD基準からはハッキリとした差があります。「A-/B+」に落とすかどうか、最後まで悩みました。

 

解像度もそれほど高くなく、細部は潰れがちです。しかも、輪郭が多少太ります。それでも、彫りはまずまずの深さで、奥行き感は出ています。

 

発色は、ニュートラル。色パレットは多いのですが、色乗りがくどく、くすみが出ています。肌の質感にそれほど違和感を覚えないのが救いです。

 

暗部情報量は、かなり健闘しています。コントラストはそれほど高くないのですが、黒がかなり沈んでくれるので、夜間シーンでも、見づらさはほとんどありません。

 

120インチの大画面では、5メートル以上は離れるべきです。

 

音質(Dolby Digital Plus 5.1): A-

 

Oppo UDP-203からソニーVZ-555ESに、サラウンドバック・スピーカー2本を付け加えた7.1チャンネル分をラインアウト接続して再生。伝送レートは、不明。音量は、マイナス30デシベル。

 

音は絵よりも好印象です。最新BD水準には及びませんが、「A/A-」にしようかと悩んだほどです。

 

左右前後に音を定位させる音響設計で、後方に回る音数も相当なもの。しかも、左右の広がりが十分で、スクリーンの外から効果音・環境音が聞こえてきます。ただし、立体音場をみっちりと音で埋め尽くすほどの密度感はありません。それでも、音の出所とスクリーンとのマッチ度もかなりのものであるため、移動感もそこそこ出ています。

 

ノイズフロアは低く、マイナス30デシベルという大音量でも、うるさくはありません。音の角が丸まることはなく、くっきりしているのは好点です。音楽の分解能も高く、多用されるポップ・ソングが爽やかに響きます。

 

セリフの抜けも、問題なし。発音も明瞭ですし、レンジも広く、高音も伸びます。

 

超低音成分は、控えめ。まあ、本作では必要ないのですが。

 

英語学習用教材度: A/A- 

 

日本語・英語字幕ならびに日本語吹き替えつき。

 

セリフは、大量。ただし、F-wordが1回、S-wordが10回以上使用されるなど、俗語・卑語が登場しますので注意が必要です。とはいえ、目くじらを立てるほどではなく(PG-13)、十分にテクストに使えます。

 

英語字幕も、確認した限り、ほぼ完璧にセリフをフォローしており、勉強しやすい素材です。しかも、Netflixの常で挿入歌の歌詞がすべて出ます(日本語字幕は出ません)。

 

とはいえ、特典が予告編しかないNetflixですから、これ以上の評価は無理です。

 

++++++++++

 

☆原題は、Isn't It Romantic。直訳すれば、「それって、ロマンティックじゃない?」。邦題は、ほぼ直訳といってよいでしょう。

 

☆ブレイクがナタリーを形容するのに“beguiling”を多用します。日本語字幕では「蠱惑的な」という訳が当てられていますが、なかなかのものです。“beguiling”を平たく訳すと、「人をだませるくらいに魅力的な」という意味だからです。南軍兵士が美人教師にだまされて殺されてしまう様を描いたドン・シーゲル監督、クリント・イーストウッド主演『白い肌の異常な夜』(1971)の原題が『The Beguiled』であったことを想い出していただければ、おわかりでしょう。

 

☆リアム・ヘイムワーズがオーストラリア英語で全編を通します。アメリカ英語との発音・語法の違いを聴き分けるようにすると、より面白みが増すはずです。

 

☆3100万ドルの製作費で、2月13日から劇場公開されている北米で4052万ドルの売り上げ。Netflix配信からの収入を考えると、世界では黒字になりそうです。

 

Blu-ray Disc/DVDの発売は、米国でも未定です。

 

++++++++++

 

Netflixの画質・音質は、残念ながら、平凡。英語学習用教材としては、優秀。レベル・ウィルソン・ファン、ロマコメ・ファン限定で、オススメします!

 

| 外国映画(ラ行) | 08:53 | comments(1) | trackbacks(0) |
コメント
私も主人公同様、ラブコメはあまり好きではありません...
がラストのストリートダンスで全てを許す気になりました(笑)
| onscreen | 2019/03/09 9:37 AM |
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