『ザ・スクエア 思いやりの聖域』(2017)の英盤Blu-ray Discが、英アマゾンで3.99ポンドの最安値をつけていました(今日は、8.60ポンド)。非常に癖の強そうな作品なので、どうしようかと悩んだのですが、この安さなら、と注文してしまったのでした。
本作は、『フレンチアルプスで起きたこと』(2014)で注目され、本作でカンヌ国際映画祭パルム・ドール、芸術貢献賞を受賞し、アカデミー外国語映画賞、ゴールデン・グローブ外国語映画賞にノミネートされた、スウェーデンの奇才リューベン・オストルンドの監督・脚本によるスェーデン・ドイツ・デンマーク・フランス合作のブラック・コメディです。
公式サイト:http://www.transformer.co.jp/m/thesquare/
主演は、デンマーク人俳優クレス・バング。
準主演は、TV『MAD MEN マッドメン』シリーズ(2007〜2015)『伝説のロックスター再生計画!』(2010)『犬と私とダンナのカンケイ』(2012)『ニュースの真相』(2015)『チャンプ』(2016)TV『トップ・オブ・ザ・レイク 〜チャイナガール』(2017)『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』シリーズ(2017〜2018)のエリザベス・モスです。
その他、ドミニク・ウェスト、テリー・ノタリーが共演しています。
舞台は、現代のストックホルム。そこの美術館のキューレーター(クレス・バング)が、新しい試みとして「おもいやり」をテーマに、それを形にしたインスタレーション「ザ・スクエア」を発表します。ところが、「おもいやり」を謳った本人が携帯電話と財布を盗まれると、とても「おもいやり」を推進する男とはおもえないほど、逆上した行動を取るのでした……。
ヨーロッパでは非常に高い評価を得ました。ヨーロッパ映画賞では、作品賞・コメディ作品賞・監督賞・男優賞・脚本賞・プロダクションデザイン賞を受賞したほどです。アメリカでも、Rotten Tomatoesでは、支持率84%で、10点満点中7.5点。Metacriticでは、100点満点中72点となっており、大変評判がよい作品なのです。
となれば、一度は観てみたいものです。日本でもBDが発売されていますから、好都合といいたくなるのですが、残念ながら、アマゾンでも4104円もします。パスです。
ザ・スクエア 思いやりの聖域 [Blu-ray] | |
Happinet |
プライム・ビデオ(HD版)を利用する手はあります。
ザ・スクエア 思いやりの聖域(字幕版) | |
レンタルが399円で、購入が2500円です。それでも、画質・音質のことを考えると、納得いきません。
というわけで、送料込みで900円もせずに買える英盤BDに魅了されたという次第です。
2018年5月14日発売の英盤BDの仕様です。上映時間は、151分。残念ながら、日本語字幕・日本語吹替えはつきません。Region Bです。お間違いなく。
Region B
容量:2層50GB
映像:1080p/1.85:1/MPEG-4 AVC
音声:DTS-HD Master Audio 5絵.1(スウェーデン語)
LPCM 2.0(スウェーデン語)
字幕:英語
特典は、まあまあの量の映像特典です。少なくとも、国内盤よりも量は多そうです。
Trailer (3 min)
Slideshow (3 min)
Casting Tapes (5 min)
Making of (12 min)
Interview with Ruben Östlund (17 min)
Interview with Claes Bang (13 min)
Interviews with Ruben Östlund, Claes Bang, and
Elizabeth Moss (15 min)
すでに紹介した『ブレイブハート』(1995)の4K UHD BD『ロスト・イン・トランスレーション』(2003)と『ザ・マウンテン 決死のサバイバル21日間』(2017)のBDとあわせて注文し、送料(スタンダード便)込みで23.96ポンド、4231円でした。本BDを862.38円で購入できたことになります。
到着予定は4月8日となっていましたが、それよりかなり早くなるというメールが届きました。面白いとよいのですが。