国内劇場未公開・国内Blu-ray Disc/DVD未発売・国内インターネット未配信『Book Club』(2018)の英盤BDが、7.49ポンドの最安値をつけています。古い映画ファンにはたまらない4人の女優が出ている作品です。注文してしまいました。
本作は、米国製ロマンティック・コメディです。
主演は、『アニー・ホール』(1977)でアカデミー主演女優賞を受賞し、『レッズ』(1981)『マイ・ルーム』(1996)『恋愛適齢期』(2003)で同賞にノミネートされた、『ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります』(2014)『クーパー家の晩餐会』(2015)『ロンドン、人生はじめます』(2017)のダイアン・キートン。
準主演は、『コールガール』(1969)『帰郷』(1978)でアカデミー主演女優賞を受賞し、『ひとりぼっちの青春』(1969)『ジュリア』(1977)『チャイナ・シンドローム』(1979)『モーニングアフター』(1986)で同賞に、『黄昏』(1981)で同助演女優賞にノミネートされた、最近ではTV『グレイス&フランキー』シリーズ(2015〜2018)『夜が明けるまで』(2017)で主演を務めるジェーン・フォンダです。
その他、『結婚ゲーム』(1979)でアカデミー助演女優賞にノミネートされた、『風とライオン』(1975)『ガンジー』(1982)TV『TVキャスター マーフィー・ブラウン』シリーズ(1988〜1991)のキャンディス・バーゲン、『メルビンとハワード』(1980)でアカデミー助演女優賞を受賞した、その柔和な雰囲気がたまらないメアリー・スティーンバージェンが準主演格で参加しています。
その他、アンディ・ガルシア、ドン・ジョンソン、リチャード・ドレイファス、クレイグ・T・ネルソンというすばらい男優の共演です。
監督・製作・脚本は、『声をかくす人』(2011)『ランナウェイ/逃亡者』(2012)を製作し、『ロング・トレイル!』(2015)の製作・脚本を担当したビル・ホールダーマン。本作が、監督デビュー作となります。
舞台は、現代のロサンゼルス。ダイアン(ダイアン・キートン)、ヴィヴィアン(ジェーン・フォンダ)、シャロン(キャンディス・バーゲン)、キャロル(メアリー・スティーンバージェン)は、若い時からの長い友だちです。これまで、毎月1回読書会を開き、古今東西の名作を読んできました。そんな4人が、趣向の変わったものを読もうと、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』を読んだのです。すると、その刺激的な内容に、4人が恋に再び燃え出してしまうのでした……。
評論家からの評価は、微妙です。Rotten Tomatoesでは、支持率59%で、10点満点中5.2点。Metacriticでは、100点満点中52点となっています。ですが、CinemaScoreのファン評価では「A-」。期待がもてます。実際、全米6857万ドル、世界8935万ドルのスマッシュヒットを記録し、1000万ドルの製作費を楽に回収した模様です。お洒落なロマコメだということがわかります。
個人的には、この主要4人の熟女が大好きなのです。この人たちが出ていると、「映画は、女優で決まる」が信条の貧乏英語塾長、絶対に見なければという気にさせられます。そして、大概、裏切られることがないのです。実際、ジャーン・フォンダの最新Netflix映画である『夜が明けるまで』(2017)は、大変すばらしい作品でした。この人たちを侮ってはいけません。
にもかかわらず、残念ながら、いま現在、国内劇場公開予定も、BD/DVD発売予定も、配信予定もないのです。貧乏英語塾長の欲求不満がご理解いただけるでしょうか。
米盤BDは、もちろん、存在し、米アマゾンで14.96ドルとなっています。送料を入れると、2300円前後でしょうか。貧乏英語塾長には、ちょっと高すぎます。そこで、英盤BDの出番です。何せ送料込みでも1400円もせずにかえるのですから。
2018年1月22日発売の英盤BDの仕様です。残念ながら、日本語字幕・日本語吹替えはつきません。
Region Free
容量:2層50GB
映像:1080p/2.40:1/MPEG-4 AVC
音声:DTS-HD Master Audio 5.1(英語)
Dolby Digital 5.1(仏語)
字幕:英・仏語
特典は、米盤BDのそれと同じもののようです。
It All Started with a Book (1080p, 10:56)
Casting Book Club (1080p, 13:43)
Location, Location, Location (1080p, 9:48)
A New Chapter (1080p, 9:03)
Living in the Moment (1080p, 3:48)
Deleted Scenes (1080p, 11:11)
すでに紹介した『マグダラのマリア』(2018)と『ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男』(2017)とあわせて注文し、送料(スタンダード便)込みで19.44ポンド、2843円でした。本BDを1376.48円で購入できたことになります。何とか許せる範囲です。
到着予定は、来年1月23日。熟美女たちの恋愛模様に酔わせてもらいましょう。