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ハウス・オブ・カード 野望の階段 シーズン6(Netflix)

 

原題:House of Cards Season 6 (2018)
上映時間:後述参照
2018年11月2日Netflix配信:国内劇場未公開・国内BD/DVD未発売
公式サイト:https://www.netflix.com/title/70178217

ゴウ先生総合評価: B+
  画質(2.00:1): A/A-
  音質(Dolby Digital Plus 5.1): A-
  英語学習用教材度: A/A‐

 

米Netflix製TV政治サスペンス・ドラマ・シリーズの第6シーズン。全8話。各話の上映時間は、以下の通り。

 

 1 第66章 52:38 
 2 第67章 52:51 
 3 第68章 52:47 
 4 第69章 52:51 
 5 第70章 58:46 
 6 第71章 56:33 
 7 第72章 56:57 
 8 第73章 55:11 

 

主演は、ロビン・ライト(製作総指揮・監督も兼務)。

 

準主演は、マイケル・ケリーダイアン・レイングレッグ・キニア

 

その他、キャンベル・スコットパトリシア・クラークソンボリス・マクギヴァーデレク・セシルコンスタンス・ジマージェイン・アトキンソンラース・ミケルセンが共演。

 

企画は、『スーパー・チューズデー 〜正義を売った日〜』(2011)の原作・脚本のボー・ウィリモン(シリーズ5までは、製作総指揮・脚本も)。

 

各話の監督:


 1 アリク・サカロフ 
 2 アミ・カナーン・マン
 3 ステイシー・パッソン
 4 アーネスト・R・ディッカーソン
 5 トーマス・シュラム
 6 ルイーズ・フリードバーグ
 7 アリク・サカロフ
 8 ロビン・ライト

 

各話の脚本:


 1 メリッサ・ジェームズ・ギブソンフランク・パグリース
 2 フランク・パグリースメリッサ・ジェームズ・ギブソン
 3 シャーロット・スタウトシャロン・ホフマン
 4 ジェローム・ヘアストンティエン・ジュン・グ
 5 ジェイソン・ホーウィッチシャーロット・スタウト
 6 ジェイソン・ホーウィッチジェローム・ヘアストン
 7 メリッサ・ジェームズ・ギブソンフランク・パグリース
 8 フランク・パグリースメリッサ・ジェームズ・ギブソン

 

☆スペイシーが降板しても、観てみたい

 

シーズン5まで主役フランシス・“フランク”・アンダーウッドを演じてきたケヴィン・スペイシーがセクハラ問題で降板してしまいました。そのため、急遽ロビン・ライトの単独主役でシーズン6が作られています。

 

これまでのシーズンすべてを海外盤Blu-ray Discを取り寄せて観てきたファンとしては、この主役交代は大ショックでした。アクの強いスペイシーの存在感こそが、本作を傑作にしていた根源であったからです。それをライトひとりで支え切れるのか。大いに疑問でした。

 

とはいえ、関心はあります。しかも、11月2日からNetflix配信が始まりました。すぐに、全話を観ることにしたのでした。

 

☆あらすじ

 

主な舞台は、現代のワシントンDC。

 

フランシス・“フランク”・アンダーウッド大統領が辞任したため、副大統領であった妻のクレア・アンダーウッド(ロビン・ライト)が大統領に昇格します。しかし、なぜか首席補佐官を置かず、副大統領に任命したマーク・アッシャー(キャンベル・スコット)にその役を務めさせます。その後、フランクが急死したため、政権はクレアの独裁状態です。

 

大富豪で政治に強い関心をもち、フランクとクレアとは古い友人であるビル(グレッグ・キニア)とアネット(ダイアン・レイン)のシェパード兄妹が、この状況を憂え、クレアを大統領から降ろす方法を模索します。

 

そんな中、クレアは、元国務長官のキャサリン・デュラント(ジェイン・アトキンソン)、外交顧問のジェーン・デイヴィス(パトリシア・クラークソン)を殺し、独裁化をさらに強めます。そのために、内閣から大統領罷免運動が起きると、権謀術数を使って、すべての閣僚を辞任させ、とうとう女性だけで構成された内閣を作る始末です。

 

このクレアに対し、フランクの首席補佐官であったダグ・スタンパー(マイケル・ケリー)と反骨のジャーナリスト、トム・ハンマーシュミット(ボリス・マクギヴァー)、ジャニーン・スコースキー(コンスタンス・ジマー)が、戦いを挑むのでした……。

 

☆マクベス夫人は、マクベスがいてこそ輝く

 

結論からいえば、ケヴィン・スペイシーの穴をロビン・ライトひとりでは埋められませんでした。これまでのシーズンすべてが「A+」以上の出来であったのに、本シーズンははるかに落ちます。

 

まずもって、クレアの暴走が理解できません。トランプへの当てつけではありましょうが、それにしても、乱暴すぎます。もう少し周到さがないと。

 

それもこれも、フランクにはダグ・スタンパーという信頼できる右腕がいたのに、クレアにはそういう懐刀がいないからです。どうして脚本家は首席補佐官をクレアにつけなかったのでしょう。米大統領の職務は、首席補佐官なしで務められるほど簡単なものではないはずです。第一の破綻といえます。

 

クレアが独裁を強めるのはよいとしても、あれだけ露骨に元国務長官や外交顧問を殺したら、どのマスコミも大統領の犯罪に気づくはずです。それがハンマーシュミットとスコースキーしか扱わないというのですから、首を傾げます。大統領として問題のある大統領なのですから、もっとマスコミは立ち上がるべきです。トランプに対する米マスコミのように。第二の破綻です。

 

いくら#MeToo運動真っ盛りとはいえ、女性だけの内閣を作るというのは、ある意味、男性への逆差別であり、米国民に受け入れられるものではないはずです。しかも、本作ではその連邦議会による承認プロセスも描かれません。前シリーズまであった緻密さが脚本から欠けています。第三の破綻です。

 

クレアがフランクの子供を妊娠していたという設定も、いかがなものでしょう。生前のフランクと性交渉があったとは信じがたく、相手はシーズン5で愛人関係にあった、フランクの伝記を書いていたトーマス・イエーツ(ポール・スパークス)でしょうが、ロビン・ライトが1966年4月8日生まれで撮影当時51歳であることを考えると、妊娠すること自体に説得力がありません。しかも、妊娠を政治の武器にするという発想も、女性政治家を侮辱したものにもおもえます。第四の破綻です。

 

本シーズンのクレアの造型も、強面ばかりで、深みがありません。それを補おうと、幼い時から大学時代までのクレアを描くのですが、助けになっていないのです。大統領としての威厳にも欠ける幼稚なヒステリーもしばしば起こし、ロビン・ライトが気の毒になります。とはいえ、ライトは製作総指揮のひとりであり、監督でもあるのですから、脚本への責任の一端もあるのです。

 

ダグ・スタンパーの扱いも、微妙です。前シーズンまであれだけ鋭くフランクの政敵を追い落としてきたダグが、どうしてクレアを追い落とせないのかがわかりません。それもこれも、フランクの信用を回復して、クレアを追い落とすというこだわりが原因です。アルコール依存症であった自分を救ってくれたフランクへの恩義とはいえ、理解しにくい心境です。

 

俳優を見ても、ロビン・ライト、マイケル・ケリー、キャンベル・スコット、グレッグ・キニアがイマイチで、少しホッとしたのはダイアン・レイン(1965年1月22日生まれ)の美しさぐらい。成熟した女性の魅力がレインから漂い、古いファンとしてはうれしくなりました。

 

ともあれ、急ごしらえの脚本が、本作の魅力を半減しました。本シーズンで完結するということですが、前シーズンまでがあまりにすばらしかったので、哀しい最後になってしまったといわざるを得ません。

 

内容: B+

 

++++++++++

 

画質(2.00:1): A/A-

 

Gump TheatreにてOppo UDP-203から1080・60i信号を直接HDMIケーブルによってソニーVPL-HW30ESに送り込み、120インチ・ワイド・スクリーンに映しています。コーデックは、不明。伝送レートも、不明。

 

撮影は、第4シーズンから参加した、『ショーン・オブ・ザ・デッド』(2004)『ライフ・イズ・ベースボール』(2005)『ギリーは幸せになる』(2016)のデヴィッド・ダンラップ(第1・3・5・7話担当)、第5シーズンから参加した、TV『The Tick/ティック 〜運命のスーパーヒーロー〜』(2018)のティム・ノーマン(第2・4・6・8話担当)。

 

機材は、レッド・ウェポン・8K S35 HDカメラを使用。マスター・フォーマットは、DI(4K)。

 

Netflixの平均より上の画質です。ですが、超高画質であったシーズン5の画質と比べると、明らかに落ちます。8Kカメラで撮影された素材を4KのDIファイルで配信されたものですから、4K契約をして、4Kプロジェクターで見たら、印象は変わるのでしょう。ですが、2Kデータを2Kプロジェクターで見ると、かなり劣るといわざるを得ません。DVDより上ではあるのですが。

 

解像度はかなり高いのですが、やはり甘さが残ります。しかも、輪郭が太りがちです。ただし、彫りは深く、奥行き感もかなり出ているのは評価できます。

 

発色は、ニュートラル。ただし、ややくすんでおり、色乗りもあっさりしていて、鮮明さに欠けます。それでも、肌の質感はナチュラルで、違和感はほとんどありません。

 

暗部情報量は、まずまず。コントラストがかなり高く、黒も予想以上に沈み、暗い場面でも、見づらいシーンはなしです。

 

120インチの大画面の近接視聴も、愉しめます。

 

音質(Dolby Digital Plus 5.1): A-

 

Oppo UDP-203からソニーVZ-555ESに、サラウンドバック・スピーカー2本を付け加えた7.1チャンネル分をラインアウト接続して再生。伝送レートは、不明。音量は、マイナス30デシベル。

 

これまた、DTS-HD Master Audio 5.1のBDと比べると、もの足りなさを感じます。シーズン5のBDの音質も、非常に優れたものでしたから。

 

音響設計は、左右前後に音を定位させるもの。後方からの音数は少なめですが、それでもはっきりと聞こえてきます。音楽が鳴り出すと、立体音場の密度感が高まります。ただし、左右はそれほど広がりません。スクリーンの外から環境音が聞こえてくるのは少なめです。そのため、移動感も曖昧になっています。それでも、音の出所とスクリーンとのマッチ度はほぼ正確です。

 

ノイズフロアは低く、マイナス30デシベルという大音量でも、まったくうるさくありません。音の角が丸まることはなく、くっきりすっきりしています。虫の鳴き声などの細かい環境音もよく聴こえます。ジェフ・ビールの弦楽器とピアノを多用し、金管が吼える音楽も団子になることなく、深々とした響きです。特にシンバルの響きの美しさはかなりのものです。

 

セリフの抜けも、文句なし。発音は明瞭で、レンジは広く、高音も伸び、詰まることはありません。

 

超低音成分は、控えめです。

 

英語学習用教材度: A/A-

 

日本語・英語字幕ならびに日本語吹き替えつき。

 

セリフは、多め。しかし、俗語・卑語は、F-word頻繁に使われるなど、かなり登場します。テクストとして使うには、十分な注意が必要です。それでも、政治・法律用語が多用されていて、非常に勉強になります。

 

英語字幕は、確認した限り、完璧にセリフをフォローしています。勉強しやすい素材です。

 

とはいえ、特典が予告編しかないNetflixですから、これ以上の評価は無理です。

 

++++++++++

 

☆原題も、House of Cards。直訳すれば、「トランプで作った家」。そこから、「不安定な建物」「砂上の楼閣」を表します。

 

☆本作で完結ということですが、最終話を観る限り、続編もできそうなのですが、どうなるのでしょう。

 

シーズン6の米盤BDの発売は決定していますが、発売日は未定です。

 

++++++++++

 

観て損はない政治ドラマです。特に、米国政治に関心をもつべき英語勉強家のみなさんは。とはいえ、前作までの感動を期待してはいけません。できれば、前作までを観てから、ご覧ください。

 

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| 外国映画(ハ行) | 06:23 | comments(0) | trackbacks(0) |
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