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狼よさらば(UK BD/Region A, B)

 

原題:Death Wish (1974) 
上映時間:1:33:26
1974年11月2日 国内劇場初公開
公式サイト:N/A

ゴウ先生総合評価: A-/B+
  画質(1.78:1): A
  音質(DTS-HD Master Audio 2.0/Mono): A-/B+
  英語学習用教材度: A-

 

本作は、『荒野の七人』(1960)『大脱走』(1963)『バルジ大作戦』(1965)『さらば友よ』(1968)『狼の挽歌』(1970)『夜の訪問者』(1970)『レッド・サン』(1971)『バラキ』(1972)『ストリートファイター』(1975)のチャールズ・ブロンソン主演によりブライアン・ガーフィールドの小説『Death Wish』(邦訳は絶版)を映画化した米国製クライム・アクション。

 

準主演は、『青春物語』(1957)でアカデミー助演女優賞にノミネートされたホープ・ラング、『バング・ザ・ドラム』(1973)『月の輝く夜に』(1987)でアカデミー助演男優賞にノミネートされたヴィンセント・ガーディニア

 

その他、スティーヴン・キーツウィリアム・レッドフィールドキャスリーン・トーランスチュアート・マーゴリンスティーヴン・エリオットジャック・ウォレスフレッド・J・スコレイが共演。若きジェフ・ゴールドブラム、後のアカデミージェン女優賞受賞者オリンピア・デュカキスも出演。

 

監督・共同製作は、『メカニック』(1972)『シンジケート』(1973)『ロサンゼルス』(1982)『スーパー・マグナム』(1985)でもチャールズ・ブロンソンと組んだ、『追跡者』(1970)『スコルピオ』(1973)『センチネル』(1977)『大いなる眠り』(1978)『死海殺人事件』(1988)『ダブルチェイス/俺たちは007じゃない』(1990)のマイケル・ウィナー

 

脚本は、『或る殺人』(1959)でアカデミー脚色賞にノミネートされた、『翼よ!あれが巴里の灯だ』(1957)『眼下の敵』(1957)『脱走特急』(1965)『ポセイドン・アドベンチャー』(1972)と原作を脚色するのを得意としたウェンデル・メイズ

 

☆英盤BDで観直す

 

大昔にTVで観た作品です。「マンダム」のCMで「うーん、マンダム」といっていたチャールズ・ブロンソンの主演映画ということで観たと記憶しています。

 

背はそれほど高くないのですが(調べたら、174僉法△修慮ひげと渋い声がブロンソンの魅力度を上げ、しびれさせてくれました。

 

そのブロンソンの代表作である本作が、英アマゾンでたったの5ポンドになっていたため、取り寄せたという次第です。国内盤も、米盤も存在しますが、この安さは格別。貧乏英語塾長には、ありがたい限りです。

 

☆あらすじ

 

舞台は、製作当時のニューヨーク・シティ(NYC)。

 

ポール・カージー(チャールズ・ブロンソン)は、かつて朝鮮戦争に従軍した兵士で、いまはNYCに住む妻とひとり娘を大切にする家族おもいの建築設計士です。

 

ところが、ある日、家に強盗が押し入り、妻ジョアンナ(ホープ・ラング)が殺され、娘キャロル(キャスリーン・トーラン)も犯され、廃人となってしまい、ポールは深い怒りと悲しみを覚えます。

 

にもかかわらず、警察は犯人を逮捕することができません。そのことで自分の身は自分で守らねばと考えたポールは、25セント硬貨の束で作ったブラックジャックを携行することにします。それによって、暴漢を退けたことにより、武器の使用の重要性を実感します。

 

そんなときに、アリゾナ州ツーソンへの出張を命じられたポールは、そこで銃マニアのクライアント、エイムス・ジェインチル(スチュアート・マーゴリン)に銃の頼もしさを教えられます。殺人を許せない「良心的兵役拒否者(conscientious objector)」で、朝鮮戦争時代は衛生兵をしていたポールでしたが、世にはびこる悪党どもが許せず、ジェインチルから贈られた拳銃を使うことに決めたのでした。

 

こうして、ポールは、NYCに戻ると、悪人どもを次々と血祭りにあげるひとり自警団(vigilante)になっていきます。そして、ニューヨーク市警(NYPD)の刑事フランク・オコナー(ヴィンセント・ガーディニア)がポールを捕まえようと躍起になる中、NYC市民は、その自警行為に喝采を贈るのでした……。

 

☆ブロンソンが、渋い

 

記憶の中では、ブロンソンがもっと激しく戦うイメージがあったのですが、そうではありませんでした。自警行為をしつつも、警察に逮捕されないように、常に冷静かつ賢く状況を判断し、行動するのです。ブロンソンの野性的なイメージを裏切られ、逆に面白く感じたのでした。

 

しかも、ブロンソンが良心的兵役拒否者でたとえ戦場でも敵兵を殺すのがいやだったという設定にも驚かされます。メル・ギブソン監督『ハクソー・リッジ』(2016)でアンドリュー・ガーフィールドが演じた役柄をその38年前にブロンソンがやっていたのですから、たまりません。

 

しかも、その良心的兵役拒否者が子供のときに実父から教わった射撃の腕前が天下一品というのですから、そのギャップがまたよいのです。

 

こうした設定と脚本のよさとブロンソンのニンがピッタリ合って、B級映画であるはずなのに、それを超える感動を与えてくれるのです。特に、被害者家族が、犯人を逮捕できない警察に業を煮やし、悪党狩りに出るというのが、いまでも新鮮に感じられます。

 

冒頭のシーンで水着姿で出てくる妻ジョアンナ役の撮影当時43歳のホープ・ラングが魅力的であるだけに、それを失った撮影当時53歳のブロンソン演じるポールの苦しみと怒りがよくわかるのも映画を盛り上げています。

 

最後、NYPDがポールを逮捕するのをやめ、その代わり、NYCから出て行くことを求められ、シカゴの設計事務所に転職するあたりも、当時のアメリカの犯罪都市が、NYCとシカゴであったことがよくわかり、アメリカ人観客はポールに拍手を送ったのだろうと想像してしまいます。

 

そつないマイケル・ウィナーの演出とだれないバーナード・グリッブルの編集により、きりりと引き締まった結果、飽きることなくエンディングを迎えられる作品となっています。

 

内容: A-/B+

 

++++++++++

画質(1.78:1): A

Gump TheatreにてOppo BDP-93から1080p/24信号を直接HDMIケーブルによってソニーVPL-HW30ESに送り込み、120インチ・ワイド・スクリーンに映していま す。1層25GB。コーデックは、MPEG-4 AVC。伝送レートは、7 Mbpsから44 Mbps。平均26.56 Mbps。

撮影は、『真夜中のパーティー』(1970)『ショーン・コネリー/盗聴作戦』(1971)『セルピコ』(1973)『グリニッチ・ビレッジの青春』(1976)『結婚しない女』(1978)『続ある愛の詩』(1978)のアーサー・J・オーニッツ

使用機材は、パナビジョン・R200 35mmフィルム・カメラ。オリジナル・アスペクトは、1.85:1。

 

グレインが大量に存在するフィルムルックな映像です。嫌いな人もいるでしょうが、個人的には好ましい画調です。

 

フィルムルックとはいえ、グレインの粒子は細かく、解像度も十分に高く、細部まですっきりしているうえ、彫りも深く、奥行き感もあります。
 

発色は、ニュートラル。色数も多く、くすむことはありません。とはいえ、鮮明とまではいかないところに、時代の流れを感じます。肌の質感も、やや赤みが強い印象。多少、違和感があります。


暗部情報は、十分。黒はよく沈み込み、コントラストはそれほど高くないのですが、暗いシーンでも見づらさはありません。

 

大画面の近接視聴も、ほとんど問題なしです。

音質(DTS-HD Master Audio 2.0/Mono): A-/B+

Oppo BDP-93からソニーVZ-555ESに、サラウンドバック・スピーカー2本を付け加えた7.1チャンネル分をラインアウト接続して再生。伝送レートは、不明。48kHz, 24-bit。音量は、マイナス30デシベル。

 

フロント・スピーカー2本を使ったデュアル・モノラルです。ゆえに、後方へ音が回ることはありません。ですが、それなりの広がりをもち、それほど寂しさは感じずにすみます。

 

ノイズフロアは、最低レベル。雑味が乗らず、NYCの雰囲気を伝える細かい環境音が聞こえてきます。それでいて、耳障りなメタリックな響きは乗りません。音楽の響きもそれほど団子になることなく、すっきりと響きます。

 

セリフの抜けも、まったく文句なし。発音も明瞭で、サ行もスムーズ。セリフが、すっきりと耳になじみます。

 

超低音成分は、ゼロ。やや腰高な音です。


英語学習用教材度: A-
 

英・仏・西語字幕ならびに仏・西語吹替えつき。残念ながら、残念ながら、日本語字幕はつきません。

セリフ量は、やや多め。しかし、俗語・卑語が、F-wordが8回登場するなど、現在のクライム・サスペンス映画ほどではありませんが、使われます(R指定)。ゆえに、テクストに使用するには注意が必要です。


英語字幕はセリフをほぼ完璧にフォローしています。ゆえに、勉強しやすい素材です。

 

ただし、特典が予告編だけですので、これ以上の評価は無理です。


++++++++++

気になるところを、アト・ランダムに。

 

☆原題は、Death Wish。直訳すれば、「死の願望」。自分または他人の死を願う気持ちを表現します。『狼よさらば』という邦題は、ブロンソン主演映画『狼の挽歌』(1970)と『さらばバルデス』(1973)から合成されたものでしょう。本作の主旨をストレートに表しているとはいい難い邦題ですが、そのカッコよい響きが重視されたものと理解します。

 

☆本作後、『ロサンゼルス』(1982)『スーパー・マグナム』(1985)『バトルガンM-16』(1989)『DEATH WISH/キング・オブ・リベンジ』(1993)と4作の続編が作られ、ブロンソンがすべて主役を演じました。

 

ロサンゼルス [Blu-ray]
キングレコード

 

スーパー・マグナム ブロンソン没後15年特別版 Blu-ray
Happinet

 

バトルガンM-16 [DVD]
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

 

狼よさらば/地獄のリベンジャー [DVD]
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

 

特典は、米盤同様、予告編(2:26:480i/1.78:1)だけです。

 

☆日本では2004年にはDVDが発売され、この17日(水)には国内盤BDも発売されました。

 

狼よさらば [Blu-ray]
1974
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

 

ですが、いくら日本語字幕・日本語吹替えがつくとはいえ、アマゾンですら3051円もします。貧乏英語塾長には、安価な英盤がお似合いです。

 

英盤とまったく同じジャケットデザイン・仕様・特典の米盤BDは、2014年2月4日に発売されています。いま現在、Amazon.comで9.59ドルです。送料を入れると、英盤が安くなります。

 

☆10月19日からは、本作をブルース・ウィリス主演でリメイクした『デス・ウィッシュ』(2018)が公開されています。米盤BDが、国内アマゾンで購入可能です。

 

Death Wish [Blu-ray]

 

++++++++++

 

チャールズ・ブロンソン・ファン、1970年代クライム・アクション・ファン、必見。画質は優秀。音質はなかなか。特典が少ないのがいただけませんが、仕方ないのでしょう。オススメします!

 

| 外国映画(ア行) | 12:51 | comments(0) | trackbacks(0) |
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