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アダム・サンドラーの100%フレッシュ(Netflix)

 

原題:Adam Sandler: 100% Fresh (2018)
上映時間:1:13:51
2018年10月23日Netflix配信:国内劇場未公開・国内BD/DVD未発売
公式サイト:https://www.netflix.com/title/80224536​

ゴウ先生総合評価: A
  画質(1.78:1): A-/B+
  音質(Dolby Digital Plus 5.1): A-/B+
  英語学習用教材度: A-/B+

 

アダム・サンドラーが全米で行ったスタンダップ・コメディ・コンサートを編集したNetflix製作TV作品。

 

共演は、シンセサイザー奏者として、『リディキュラス6』(2015)『ドゥ・オーバー:もしも生まれ変わったら』(2016)『サンディ・ウェクスラー』(2017)でアダム・サンドラーと共演しているダン・ブラアダム・サンドラーとは『ウォーターボーイ』(1998)『ビッグ・ダディ』(1999)『リトル★ニッキー』(2000)『Mr.ディーズ』(2002)『50回目のファースト・キス』(2004)『ロンゲスト・ヤード』(2005)『もしも昨日が選べたら』(2006)『チャックとラリー おかしな偽装結婚!?』(2007)『エージェント・ゾーハン』(2008)『アダルトボーイズ青春白書』(2010)『リディキュラス6』(2015)『サンディ・ウェクスラー』(2017)で共演している盟友ロブ・シュナイダー

 

監督・製作総指揮は、アダム・サンドラーと『リトル★ニッキー』(2000)『Mr.ディーズ』(2002)『ドゥ・オーバー:もしも生まれ変わったら』(2016)『サンディ・ウェクスラー』(2017)で組んでいる、『トレジャー・ハンターズ』(2004)『Mr.ボディガード/学園生活は命がけ!』(2008)『ムービー43』(2013)『恋するブロンド・キャスター』(2014)のスティーヴン・ブリル

 

共同監督・製作は、TVで活躍するニコラス・グーセン

 

脚本・製作は、もちろん、アダム・サンドラー

 

パンチドランク・ラブ』(2002)でアダム・サンドラーと組んでいる、『ブギーナイツ』(1997)『マグノリア』(1999)でアカデミー脚本賞、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(2007)で同監督賞・脚色賞、『インヒアレント・ヴァイス』(2014)で同脚色賞、『ファントム・スレッド』(2017)で同監督賞にノミネートされた、『ザ・マスター』(2012)の奇才のポール・トーマス・アンダーソンが製作に協力。

 

☆大爆笑!

 

Netflixで23日に本作が公開された本作です。アダム・サンドラー・ファンとしては、見逃せません。芸達者らしいサンドラーらしく、自分たちで作ったコミック・ソングを唄いながら、その間を軽妙で大いに笑えるMC=スタンダップ・コメディでつなぎます。

 

演奏は、アダム・サンドラー(歌・アコースティックギター・エレクトリックギター)とダン・ブラ(キーボード・コーラス)。ロブ・シュナイダーが1曲だけ参加します。

 

演奏曲です。歌の作者は括弧内に示します。略称は、AS(アダム・サンドラー)、DB(ダン・ブラ)、PS(ポール・サド)、TH(ティム・ハーリヒー)、TC(トム・コステイン)です。

 

 1.Electric Car (by AS)

 2.Grandma's Roommate (by AS)

 3.Oh No: Hollywood (by AS)

 4.Daddy's Beard (by AS,DB)

 5.Alcoholic Lawyer (by AS, DB, PS)

 6.Mr. Slo Mo (by DB)

 7.Uber Driver (by DB, AS, PS)

 8.Diabetes (by DB)

 9.Know a Guy (by AS TH, PS, DB)

 10.Wrong (by DB, AS)

 11.Books (by DB)

 12.Everywhere (by DB)

 13.Shower (by DB)

 14.Grandma Died (by AS, DB)

 15.Kid's Play(by AS, DB)

 16.Ice Cream Lady (by AS, DB)

 17.Hero: Plane (by AS, DB)

 18.Hero: Train(by AS, DB)

 19.Hero: Heimlich (by AS, DB, PS)

 20.Bar Mitzvah Boy (by AS, DB, PS)

 21.Phone Wallet Keys (by DB)

 22.UFC Ears (by AS, DB)

 23.Eggshells (by AS, Allen Covert, DB, PS, TC)

 24.Pussyfart (by AS, DB)

 25.Station 69 (by DB)(ロブ・シュナイダー共演)

 26.Farley (by AS, DB, PS)

 27.Grow Old with You (by AS, TH, DB, PS)

 28.Backseat (instrumental)(by DB, AS)

 

世相を斬る“Electric Car”で開幕し、“Uber Driver”、“Diabetes”という時事ネタの間に家族ネタ(“Grandma's Roommate”、“Daddy's Beard”)を挟み、最初の10分で、アダム・サンドラー・ワールドへ引きずり込まれます。ファンとしては、最高の気分です。

 

曲のメロディラインは、昔のポップスからヒップホップまで様々なテイスト。過去の大ヒット曲に似ていて、過激な歌詞と相まり、さらに笑いを誘います。

 

アダム・サンドラーは、特別歌が上手いわけではありませんが、聴かせどころを知っていて、味があります。感心したのは、ギターが上手いことです。アメリカの一流の芸能人は、日本の芸ノー人と違って、本当に一流の芸をもっています。

 

しかも、会場が巨大な野外アリーナ、オペラ・ホールから小さなライブホールまでさまざまで、それがうまく編集されて、飽きることがありません。

 

中には、NYCの地下鉄タイムズ・スクエア駅で顔を隠してアダム・サンドラーとダン・ブラがストリート・ミュージシャンを真似して演奏するシーンもあります。サンドラーと気づいた人は、幸せ者です。

 

どの曲もよいのですが、歌詞で笑わせるのは“Hero: Plane”、“Hero: Train”、“Hero: Heimlich”の連作です。オチがすばらしく心から大笑いできます。

 

メロディがよいのは、その直後の“Bar Mitzvah Boy”です。“Bar Mitzvah”(バル・ミツヴァー)とは、ユダヤ教の成人式のことです。男児は13歳、女児は12歳で祝います。ユダヤ系らしいサンドラーによる皮肉の利いた歌詞なのですが、このメロディがよいのです。

 

さらに、33歳で早世したコメディアン、クリス・ファーレイへの想いを唄ったボブ・ディランをおもわせる“Farley”には感動させられました。サンドラーのエレクトリックギター・ソロも聴きものです。

 

UFC Ears”は、UFCに出る格闘家の餃子耳を唄った歌。テクノになっているところが、大笑いです。

 

ギャグは、いつもどおり、下ネタ満載で、ユダヤ人、年寄り、子供、夫婦、セックスをからかいのめします。下ネタで笑わせるのは、心霊チンコ写真(ghost dick picture)、マン屁(“Pussiyfart”)、アナル・セックスです。

 

Station 69”には、ロブ・シュナイダーが宇宙飛行士の格好をして宙吊りで登場し、無重力状態(gravity zero)の男同士のセックスを唄うのには、大喝采です。舞台では、サンドラーと69の格好になるのですから、そのプロ根性に脱帽してしまいます。

 

最後の“Grow Old with You”は夫婦の長年の絆を唄ったもの。しみじみとさせられます。

 

アダム・サンドラーの才能が詰まった一作、ファンとして心から魅了されました。

 

内容: A

 

++++++++++

 

画質(1.78:1): A-/B+

 

Gump TheatreにてOppo UDP-203から1080・60i信号を直接HDMIケーブルによってソニーVPL-HW30ESに送り込み、120インチ・ワイド・スクリーンに映しています。コーデックは、不明。伝送レートも、不明。

 

撮影は、TVで活躍するアンドリュー・ウェード

 

機材、マスター・フォーマットは、不明。ただし、エンド・クレジットには、レッド・カメラのロゴが出てくるので、レッドが使われたものと推測。オリジナル・アスペクト比も、1.78:1。

 

Netflixの水準画質です。最新Blu-ray Discにはるかに及ばず、DVDにかろうじて勝っているというところです。

 

解像度は、そこそこ。細部が甘くなっています。

 

発色は、ニュートラル。色乗りはパワフルですが、かなりくすみがちで、鮮明とはいえません。肌の質感は、OKです。

 

暗部情報量は、まずまず。コントラストはそれほど高くないのですが、強烈な部隊ライティングに助けられています。

 

120インチの大画面の視聴には、5メートル以上離れるべきでしょう。

 

音質(Dolby Digital Plus 5.1): A-/B+

 

Oppo UDP-203からソニーVZ-555ESに、サラウンドバック・スピーカー2本を付け加えた7.1チャンネル分をラインアウト接続して再生。伝送レートは、不明。音量は、マイナス30デシベル。

 

フロント重視の音響設計。後方からの音数は少なめですが、後方からは観衆の拍手と叫び声だけですから、問題はありません。歌とキーボードですから、立体音場が高密度になることはなく、やや寂しいですが、納得はいきます。

 

ノイズフロアは低く、マイナス30デシベルでも、まったくうるさくありません。音の角が丸まることもなく、すっきりしています。サンドラーの歌もセリフも。すっきりと響きます。レンジは広く、高音も伸び、詰まりません。サ行も滑らかです。

 

超低音成分は、ゼロ。そういう作品です。

 

英語学習用教材度: A-/B+

 

日本語・英語字幕つき。日本語吹き替えは、つきません。

 

セリフは、かなりの量。ただし、俗語・卑語は、F-wordは頻繁に登場するなど、大量に使用されます。映画なら、間違いなく、R指定です。テクストとして使うには、十分な注意が必要です。

 

英語字幕は、確認した限り、完璧にセリフをフォローしています。

 

とはいえ、特典が予告編しかないNetflixですから、これ以上の評価は無理です。

 

++++++++++

 

☆原題も、Adam Sadler: 100% Freshとなっています。

 

☆最後の最後で、サンドラーの娘ふたりが登場しますが、父親に似ず(?!)、とても可愛らしいです。

 

++++++++++

 

アダム・サンドラー、米国スタンダップ・コメディ・ファン、必見、必聴。画質・音質はそこそこ。ですが、中身は大爆笑もの。強くオススメします!

 

| 外国映画(ア行) | 09:09 | comments(0) | trackbacks(0) |
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