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ピーターラビット(レンタルBD)
ピーターラビット™ ブルーレイ&DVDセット (初回生産限定) [Blu-ray]
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

 

原題:Peter Rabbit (2018)
上映時間:1:34:42
2018年5月18日 国内劇場初公開
公式サイト:http://www.peterrabbit-movie.jp/

ゴウ先生総合評価: B+
  画質(2.39:1): A
  音質(DTS-HD Master Audio 5.1): A
  英語学習用教材度: A

 

ビアトリクス・ポターの名作絵本をCGと実写で映画化した米豪英合同製作コメディ・アドベンチャー。

 

監督・製作・原案・脚本は、『小悪魔はなぜモテる?!』(2010)『ステイ・フレンズ』(2011)『ANNIE/アニー』(2014)のウィル・グラック

 

原案・脚本・製作総指揮は、『アレクサンダーの、ヒドクて、ヒサンで、サイテー、サイアクな日』(2014)のロブ・ライバー

 

主演は、『アバウト・タイム 〜愛おしい時間について〜』(2013)『レヴェナント:蘇えりし者』(2015)『エクス・マキナ』(2015)『ブルックリン』(2015)『バリー・シール/アメリカをはめた男』(2017)『グッバイ・クリストファー・ロビン』(2017)『ホームメイト!』(2017)『意表をつくアホらしい作戦』(2018)のドーナル・グリーソン

 

準主演は、TV『ダメージ』シリーズ(2007〜2012)『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』(2011)『ネイバーズ』シリーズ(2014・2016)『ANNIE/アニー』(2014)『SPY/スパイ 』(2015)のローズ・バーン

 

その他、サム・ニールが共演。

 

声の出演は、ジェームズ・コーデンコリン・ムーディマーゴット・ロビーエリザベス・デビッキデイジー・リドリー

 

☆英語字幕つきBDで観る

 

ローズ・バーンの大ファンで、ドーナル・グリーソンがお気に入りです。そのふたりが共演するというので、気になっていました。ですが、結局、劇場へは行かずじまい。そこで、10月10日にリリースされるBlu-ray Discに期待していたのです。

 

ところが、専門サイトBlu-ray.comの当該レビューでチェックしてみると、芳しくありません。ひとつには、19分もない映像特典しかついていないせいです。これなら購入する必要もありません。BDをレンタルすることにしました。

 

ただし、せこいソニー・ピクチャーズ・エンターテインメント(SPE)製ですから、レンタルBDに英語字幕はつきますが、特典はゼロです。それでも、上のような事情ですから、それもよかろうと借り出すことにしたのでした。

 

☆あらすじ

 

舞台は、現代のイギリス湖水地方とロンドン。

 

ピーター・ラビット(声:ジェームズ・コーデン)は、湖水地方に3つ子の妹フロプシー(声:マーゴット・ロビー)、モプシー(声:エリザベス・デビッキ)、カトンテール(声:デイジー・リドリー)、従弟のベンジャミン・バニー(声:コリン・ムーディ)と暮らしていました。

 

ピーターたちの楽しみは、老人ジョー・マクレガー(サム・ニール)の菜園に忍び込み、野菜と果物を好きなだけ食べることです。当然ながら、ジョーはピーターたちを許しません。ある日ピーターたちを駆除しようとし、そのために激しい動きをしたせいで、ピーターを捕まえたものの、心臓発作を起こして死んでしまいます。

 

一方、ロンドンのハロッズで働き、ハロッズのことを隅から隅まで知り尽くし、昇進の機会を狙っていたトーマス・マグレガー(ドーナル・グリーソン)が、大叔父のジョーが死んでその自宅を相続したことを知らされます。ですが、一度も大叔父に会ったことがないトーマスは、そんなことより自分の昇進が気がかりでした。ところが、上司から昇進できなくなったと知らされます。怒りに燃えたトーマスは、店内をメチャクチャにしてし、そのためにハロッズをクビになってしまいます。

 

仕方なく、トーマスは大叔父の家を売るために、そこを訪れます。そこはピーターたちに荒らされており、メチャクチャです。どうにかしてピーターたちを駆除しなければとおもうのですが、ウサギを可愛がる隣に住む美しい女性画家ビア(ローズ・バーン)にひと目ぼれしたために、ピーターの苦労がさらに深まっていくのでした……。

 

☆モンティパイソンをおもい出させるブリティッシュ・コメディ

 

正統的なピーター・ラビット・ファンを怒らせたというのがよくわかるスラップスティック・コメディです。ピーターたちをこれほどまでに傲慢で好戦的なものとして描けば、そりゃ長年のファンは怒ります。しかし、ピーター・ラビットにほとんど強いおもい入れのない貧乏英語塾長にとっては、それこそが面白く、無軌道に暴れまわるピーターを始めとする動物たちの行動とそれに翻弄されるトーマスのずっこけぶりに大笑いしてしまいました。ある種、革命的なピーター・ラビット映画です。

 

本作のキモは、表と裏の二面性を強調することで生まれる笑いを追求したことです。

 

ピーターを始めとした5羽のウサギは、本当に可愛らしく、抱きしめたくなります。しかし、その行動は過激そのものなのです。この表の顔と裏の顔の極端な違いが笑いの元となっており、唸ってしまいます。

 

トーマスにしても、そうです。ハロッズというイギリスを代表する百貨店で、ハロッズのありとあらゆることを知り尽くしたプロフェッショナルな店員なのに、副支配人への昇進ばかりを考え、それがかなわないとなると、当たり散らして、商品を壊しまくるのですから、これまた表と裏ががらりと変わります。

 

二面性がなさそうなビアにしても、本当はそれを追求したい抽象画にはまったく才能がなく、手慰みに書いたウサギの絵が好評であるというところが、原作者のビアトリクス・ポターをなぞらえた人物設定でしょうが、面白い限りです。

 

さらにいえば、朝を告げるニワトリが、早起きしたくない、鳴きたくないと愚痴をこぼすコミック・リリーフというか、エンプティ・ショットというか、その場面は大爆笑です。都合4回ほどこのニワトリは登場するのですが、そのたびにニワトリらしからぬ発言で笑わせてくれます。この無駄な笑い(?!)こそ、モンティパイソンから連なるイギリス流の辛口コメディです。

 

さらに、可愛らしい小鳥たちが、ラップを唄うというのも意表を衝いた二面性であり、本作は徹底して、常識をひっくり返しています。

 

動物と子役には勝てないといわれていますが、どうしてどうして。ドーナル・グリーソンは、徹底して動物と戦います。この人のコメディ・センスのすばらしさは、『ホームメイト!』(2017)で証明されているのですが、本作はそれを上回るおかしさを披露してくれて、コメディ・ファンを大喜びさせてくれます。

 

本作のグリーソンのよいところは、身体を使って笑いを取るところです。ピーターたちに荒らされた大叔父の家を掃除するときに、手と同時に尻でドアを吹くあたり、大真面目な顔でグリーソンが演じるものですから、たまらないおかしさが生まれています。これはハロッズ時代もそうです。最初から最後までグリーソンは身体を使って大爆笑を誘います。本作は、グリーソンのキャリアベストだといってよいでしょう。

 

他方、ローズ・バーンの場合は、『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』(2011)『ネイバーズ』シリーズ(2014・2016)『SPY/スパイ 』(2015)で見せた過激な笑いを封印し、グリーソンに対する受けに徹した演技でクスリと笑わせるあたりが、憎いところです。

 

マーゴット・ロビー、エリザベス・デビッキといういまが旬の女優を声優だけで使うという贅沢な発想にも、髭を生やさせてサム・ニールだとまったくわからないようにしてニールを登場させる手口にも感心します。ウィル・グラックの最高傑作です。

 

加えていえば、本作を94分という短尺でまとめたのも、立派。クリスチャン・ガザルジョナサン・タッピンの編集が光ります。

 

内容: A-/B+


++++++++++


画質(2.39:1): A
 

Gump TheatreにてOppo UDP-203から1080・24p信号を直接HDMIケーブルによってソニーVPL-HW30ESに送り込み、120インチ・ワイド・スクリーンに映しています。2層50GB。コーデックは、MPEG-4 AVC。伝送レートは、12 Mbpsから39 Mbps。

 

撮影は、『ダイ・ハード3』(1995)『将軍の娘/エリザベス・キャンベル』(1999)『トゥームレイダー』(2001)『デンジャラス・ビューティー2』(2005)『フォー・ブラザーズ/狼たちの誓い』(2005)『ザ・シューター/極大射程』(2007)『インクレディブル・ハルク』(2008)『タイタンの戦い』(2010)『ミッシング ID』(2011)『スマイル、アゲイン』(2013)『キリングゲーム』(2013)『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』(2014)『キング・オブ・エジプト』(2016)『オール・アイズ・オン・ミー』(2017)のピーター・メンジース・Jr

 

機材は、アリ・アレクサ・XT HDカメラを使用。マスター・フォーマットは、DI(2K)。オリジナル・アスペクト比も、2.39:1。


解像度は高く、細部がスポイルされている印象はありません。ウサギの毛並みもはっきりと視認できますし、彫りも深く、奥行き感も出ています。ですが、最新BDの最高画質と比べると、いまいちです。全体的に軟調で、くっきりさが不足しています。

 

発色は、ニュートラル。色パレットは豊富で、くすんではいないものの、鮮明度はいささか劣ります。それでも、肌の質感はナチュラルで、違和感はありません。

 

暗部情報量は、まずまず。黒がよく沈み、階調も滑らかで、コントラストも非常に高く、見づらさはなしです。まあ、暗いシーンが少ないのは事実ですが。

 

大画面の近接視聴も、問題ありません。

 

音質(DTS-HD Master Audio 5.1): A

 

Oppo UDP-203からソニーVZ-555ESに、サラウンドバック・スピーカー2本を付け加えた7.1チャンネル分をラインアウト接続して再生。伝送レートは、不明。音量は、マイナス30デシベル。

 

一部の劇場では、ドルビーアトモス、DTS:X上映。

 

4K UHD BDにはドルビーアトモスが搭載されていますが、BDには搭載されていません。SPEらしいせこさです。せめて、DTS-HD Master Audio 7.1にすればよいのに。

 

左右前後に音を定位させ、後方からの音数もかなりのもの。立体音場の密度感も最高とはいえないまでも、かなりの高さです。この結果、包囲感は満足でき、移動感もそこそこ感じられます。音の出所とスクリーンもほぼ一致しており、違和感はありません。

 

ノイズフロアは、最低レベル。マイナス30デシベルの大音量でも、うるささはまったくありません。音の角が丸まることもなく、角々が決まっています。細かい環境・効果音もよく聞こえてきて、湖水地方らしい鳥の鳴き声や雨音が部屋一杯に広がります。ポップミュージックっぽい劇伴も、分離感よく響き、爽快です。アコースティックギターの生々しさは、悪くありません。

 

セリフの抜けも、文句なし。レンジは広く、サ行がきつくなることもなく、高音も伸び、発音も明瞭です。

 

超低音成分の量は、控えめ。出るときには出ますが、その場面は少なく、立ち上がり・立下りが速く、飽和することはありません。

 

英語学習用教材度: A
 

日本・英語字幕ならびに日本語吹替えつき。

 

セリフは、大量。にもかかわらず、俗語・卑語は、まったく登場しません(PG指定)。安心してテクストに使えます。

 

しかも、確認した限り、英語字幕がセリフを完璧にフォローしていますので、とても勉強しやすい素材です。

 

ですが、レンタルBDには特典がつかず、これ以上の評価はできません。

 

++++++++++

 

気になるところを、アト・ランダムに。

 

原題も、Peter Rabbit。直訳すれば、いうまでもなく、「ウサギのピーター」となります。:

 

☆5000万ドルの製作費で、全米1億1525万ドル、世界で3億5116万ドルのメガヒット。これなら、実質的にも大幅黒字でしょう。続編製作決定も、当然です。

 

レンタルBDには、上述通り、特典は一切つきません。

 

セルBDには、次の特典がつきます。

 

 オリジナル・ミニ・ムービー『フロプシー・ターヴィー』
 一緒に踊ろう!「I Promise You」
 「ピーターラビット」いたずらの作り方(メイキング映像)
 “マグレガーさんの庭”を作ろう

 

でも、Blu-ray.comの当該レビューによれば、大したことはなさそうな特典です。

 

☆通常盤に加えて、4K UHD BDを含め、次の3種類のBDが入手可能です。

 

ピーターラビット™ 4K ULTRA HD & ブルーレイセット (初回生産限定) [4K ULTRA HD + Blu-ray]
2018
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

 

【Amazon.co.jp限定】ピーターラビット ブルーレイ&DVDセット (初回生産限定)(A4 ビジュアルシート8枚組セット) [Blu-ray]
2018
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

 

【Amazon.co.jp限定】ピーターラビット 4K ULTRA HD & ブルーレイセット (初回生産限定)(A4 ビジュアルシート8枚組セット) [4K ULTRA HD + Blu-ray]
2018
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

 

++++++++++

 

コメディ映画、ドーナル・グリーソン、ローズ・バーンのファンの方、英語勉強家、必見。画質・音質ともに良好。英語も端正で、非常に勉強になります。レンタルBDには特典がついていないので、総合評価がやや下がりますが、推奨作品とさせていただきます。

 

| 外国映画(ハ行) | 09:10 | comments(0) | trackbacks(0) |
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