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マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー

 

原題:Mamma Mia! Here We Go Again (2018)
上映時間:114分
2018年8月24日 国内劇場初公開
公式サイト:http://mammamiamovie.jp/


109シネマズ木場 シアター6 B-8
2018年10月1日(火)18時10分の回

ゴウ先生総合評価: B
  画質(2.39:1/デジタル): A+/A
  音質(Linea PCM): A+/A
  英語学習用教材度: C+

 

ABBAのヒットナンバーで構成され世界中でロングランとなったロマンティック・コメディ・ミュージカルを映画化した『マンマ・ミーア!』(2008)の続編。

 

監督・原案・脚本は、『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』(2011)『マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章』(2015)の脚本、『17歳のエンディングノート』(2012)の監督・脚本のオル・パーカー

 

原案・製作総指揮は、『フォー・ウェディング』(1994)でアカデミー脚本賞にノミネートされた、TV『ミスター・ビーン』(1989〜1995)『ノッティングヒルの恋人』(1999)『ブリジット・ジョーンズの日記』(2001)『ラブ・アクチュアリー』(2003)『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月』(2004)『パイレーツ・ロック』(2009)『戦火の馬』(2011)『アバウト・タイム 〜愛おしい時間について〜』(2013)『トラッシュ! -この街が輝く日まで-』(2014)のリチャード・カーティス

 

共同原案は、『マンマ・ミーア!』(2008)の脚本を書いたキャサリン・ジョンソン

 

製作総指揮に、トム・ハンクスリタ・ウィルソン夫婦、前作の監督フィリダ・ロイドも参加。

 

前作に引き続き、アマンダ・セイフライドピアース・ブロスナンコリン・ファースステラン・スカルスガルドクリスティーン・バランスキージュリー・ウォルターズドミニク・クーパーメリル・ストリープが出演。

 

新しく、リリー・ジェームズアレクサ・デイヴィーズジェシカ・キーナン・ウィンジョシュ・ディランジェレミー・アーヴァインヒュー・スキナーセリア・イムリーアンディ・ガルシアシェールが参加。

 

ABBAのメンバー、ビョルン・ウルヴァースベニー・アンダーソンがカメオ出演(両者ともに、製作総指揮も兼務)。

 

☆前作の夢よもう一度

 

前作『マンマ・ミーア!』(2008)は、傑作でした。メリル・ストリープを中心に、豪華な女優・男優が唄い踊り、ABBAの歌のすばらしさを再認識させてくれたのはもちろん、そのストーリー展開の面白さに酔いしれたものです。貧乏英語塾長は、レビューで「A+」評価を与えています(レビューは、こちら!)。

 

ゆえに、10年経って、その続編が作られると聞き、これは観らねばとおもっていました。しかし、もはや公開終了間際です。あわてて10月1日のファースト・デーを利用し、4Kプロジェクター設置館である109シネマズのシアター6で観ることにしました。

 

この日は、TOHOシネマズ日本橋で『散り椿』(2018)を、109シネマズ木場に移動して『プーと大人になった僕』(2018)を観ています。なかなかの強行軍ですが、何の何の、期待は高まります。

 

入りは、3割強といったところ。チケット購入の際に、先客の座席を確認すると、4列目まで押さえられていたために、干渉を最低限にすべく、2列目中央の席を押さえました。かぶりつき派としては、もってこいの状況です。

 

☆あらすじ

 

舞台は、1979年のイギリスとエーゲ海に浮かぶギリシャの美しい島「カロカイリ島」、ならびに現代の同島。

 

ソフィ・シェリダン(アマンダ・セイフライド)は、1年前に母ドナ・シェリダン(メリル・ストリープ)を亡くしたあと、ホテルを改修します。その改修工事が終わり、ドナを偲びつつ、ホテル再開を祝うため、支配人のフェルナンド・シエンフエゴス(アンディ・ガルシア)とともに、大規模なパーティーを準備していました。

 

そのために、ソフィは多くの人を招待したのです。3人の父親のうちのひとりで前作でドナと結婚した建築家のサム・カーマイケル(ピアース・ブロスナン)はホテルで暮らしているので問題なしですが、残りふたりの父親である銀行家のハリー・ブライト(コリン・ファース)と海洋冒険家のビル・アンダーソン(ステラン・スカルスガルド)も招待しました。ところが、ふたりとも仕事のために来られません。最愛の夫スカイ(ドミニク・クーパー)もニューヨーク・シティの不動産会社からヘッドハンティングされた関係で帰れないと電話してくる様です。

 

幸い、ドナの親友であったターニャ・チェシャム=リー(クリスティーン・バランスキー)、ロージー・マリガン(ジュリー・ウォルターズ)は来てくれましたが、天候が悪化し、招待していたセレブも有名バンドも来られなくなってしまいます。

 

そんな中、ソフィはドナの若き日のドナをおもい浮かべます。1979年、ドナ(リリー・ジェームズ)は、ターニャ(ジェシカ・キーナン・ウィン)、ロージー(アレクサ・デイヴィーズ)とともに、オックスフォード大学を卒業しました。卒業式には、大学副学長(セリア・イムリー)が臨席し、ドナは総代としてスピーチをします。

 

式が終わると、自分の方向性を見つけるために、ドナはひとりで世界旅行に出かけます。パリで出会ったハリー(ヒュー・スキナー)と意気投合し、ふたりはその夜のうちに結ばれます。

 

しかし、その翌日にはドナはカロカイリ島に向けて出発します。同島に渡る船に乗り遅れたドナは、ビル(ジョシュ・ディラン)がもっているヨットで島に向かいますが、そこでまたビルと関係をもつのです。

 

島には、サム(ジェレミー・アーヴァイン)が滞在しており、これまた仲良くなり、1週間ふたりで暮らします。しかし、サムには婚約者がいて島を出ていったのでした。

 

そんな若きドナを偲んでいたソフィのいる島に嵐が襲いかかり、パーティー会場はメチャクチャになってしまうのでした……。

 

☆前作の感動には、遠く及ばない

 

「ドナ・ビギンズ」と呼ぶべき内容の本作、リリー・ジェームズがメリル・ストリープの代わりにならないことを証明するだけで終わってしまいました。脚本も前作のすばらしさがないうえに、若き日のサム、ハリー、ビルを演じる若手男優にも華がなく、凡庸な作品なっています。ガッカリです。

 

まずもって、ドナを殺してしまったことが解せません。メリル・ストリープのスケジュールの関係なのか、それともストリープに往年の魅力がないと判断してのことなのか。とにもかくにも、絶対にストリープを出すべきでした。代わりに、ドナの母親、ソフィの祖母である世界的大歌手という設定でシェール演じるルビー・シェリダンが登場するのですが、ストリープの穴埋めになっていません。ストリープの不在は、前作ファンの怒りを買うだけのことです。

 

このあたり、オル・パーカーの責任は大きそうです。『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』(2011)はすばらしかったのに、『マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章』(2015)が前作のレベルに及ばなかったように、パーカーではブロードウェイで磨きをかけられたオリジナル作を超える続編を作るのは無理だったのだとおもいます。

 

さらに、リリー・ジェームズは嫌いな女優ではありませんが、メリル・ストリープの代役が務まるほどの存在感はありません。雰囲気は似ていますし、歌も悪くないのですが、オーラがないのです。

 

ひどいのは、ジェレミー・アーヴァイン、ヒュー・スキナー、ジョシュ・ディランという若手男優です。ピアース・ブロスナン、コリン・ファース、ステラン・ステラスガルドという名優たちの足元にも及ばず、歌も踊りもイマイチで、違和感だらけです。これならば、後三者に若き日を演じてもらって、それをCGで加工してくれていたらと考えてしまいました。

 

アマンダ・セイフライドも、10年前の初々しさと溌剌感がなく、疲れ果てたように見えるのは、残念でした。この人の魅力こそが、本作を救うものになるはずであったのに、それがないのです。

 

頼みの綱のアンディ・ガルシアとシェールが、元恋人だったという設定も、底が浅すぎていただけません。しかも、シェールは滑舌が悪く、もごもごとした発音で、イメージダウンです。

 

対して、クリスティーン・バランスキー、ジュリー・ウォルターズ、ピアース・ブロスナン、コリン・ファース、ステラン・ステラスガルドという前作から登場した名優たちが出ると、ホッとします。特にバランスキーとファースのコミカルな演技には、仏頂面で観ていた貧乏英語塾長も頬がゆるんだ次第です。

 

最後になって、ソフィが幻を見るという形でメリル・ストリープが登場したときに、やっと『マンマ・ミーア』が観られたとうれしくなりました。さらに、エンド・クレジットでもストリープがバランスキー、ウォルターズと唄ってくれて、やっと溜飲が下がるおもいです。

 

メリル・ストリープが登場する前までが「C‐」、ストリープが登場してからは「A+」、そこで全体的には「B」という評価です。図らずも、ストリープの偉大さを再認識させられる作品となったのでありました。

 

++++++++++

画質(2.39:1/デジタル): A+/A

 

撮影は、『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014)でアカデミー撮影賞にノミネートされた、『天才マックスの世界』(1998)『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』(2001)『ライフ・アクアティック』(2005)『イカとクジラ』(2005)『ダージリン急行』(2007)『イエスマン “YES”は人生のパスワード』(2008)『ローラーガールズ・ダイアリー』 (2009)『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』(2011)『ムーンライズ・キングダム』(2012)『デンジャラス・バディ』(2013)『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』(2015)『SPY/スパイ』(2015)『ゴーストバスターズ』(2016)のロバート・イェーマン

 

機材は、アリアレクサ・ミニ、アリ・アレクサ・SXT HDカメラを使用。マスター・フォーマットは、DI(2K)。

 

4Kプロジェクターによる上映。

 

高画質ですが、現代最高画質にはもう一歩と判断します。

 

解像度は高いものの、抉り出す迫力がありません。細部がスポイルされている印象はないのですが、くっきりすっきりといかないのです。それでも、彫りは深く、奥行きは十分に出ています。

 

発色は、ニュートラル。色数が多く、華やかです。色乗りにもパワーがあります。肌の質感も文句なし。違和感は、まったくありません。

 

暗部情報量も十分。暗いシーンはそれほどありませんが、黒がよく沈み、見づらさは皆無です。

 

前から2列目ですから、シネスコ・サイズのスクリーンをいっぺんに視野に収めることは不可能。ですが、落ち着いたカメラワークのおかげで、いらだつことはありませんでした。

 

なお、以前気になっていたこのシアター6での字幕の下に赤がにじむ現象が、解消されていたのはうれしいことです。109シネマズは、きちんとプロジェクターの微調整を行ったようです。

 

音質(Linea PCM): A+/A

 

一部の劇場ではドルビーアトモス、ドルビーサラウンド7.1、DTS:X、Auro 11.1で上映。

 

左右前後に音が定位し、音の出所が正確にわかる音響設計。スピーカーのリンケージもスムーズで、スクリーンの外側から音が聞こえてきます。立体音場の密度感はほぼ最高ですし、前から2列目なのに後方からの音数も多く、かなり濃厚な包囲感を味わえます。これで、移動感がより鮮明ならば、最高でした。

 

ノイズ感はなし。音量も、適切。不快なメタリック成分は一切なく、耳障りなうるささを感じることもありません。肝心の音楽も、団子になることなく、各楽器と歌声が分離し、すっきりしています。

 

セリフの抜けも、まったく問題なし。発音も明瞭。サ行も滑らかで、音像も肥大することなく、口元に寄り添います。

超低音成分は、出るときには出ますが、全体的には控えめです。


英語学習用教材度: C+

 

翻訳は、石田泰子。

セリフは、大量。俗語・卑語の登場は少なく抑えられており、F-wordはまったく登場しません(PG-13指定)。安心してテクストに使えます。

 

表現にも難しいものがそれほど多くなく、TOEIC860点の人なら、字幕を頼りに8割程度は原文を再生できるはずです。また、観る前に本作のサントラCDかABBAのCDで登場曲を勉強しておけば、歌詞も聴き取れ、感慨もさらに深まることでしょう。
 

++++++++++
  
気になるところを、アト・ランダムに。


☆原題は、Mamma Mia! Here We Go Again。直訳すれば、「私のお母さん!さあまたみんなでやろう」となります。もちろん、“Mamma mia”は、イタリア語で「なんてこと!」という驚きや罵りを表すことで使われる表現ですが、本作では、ソフィが亡き母を偲んでいるので、直訳のほうが面白いかもしれません。なお、これは、ABBAの原曲“Mamma Mia!”のサビの部分の“Mamma mia, here I go again”のもじりです。

 

☆7500万ドルの製作費で、これまでのところ全米1億2048万ドル、海外2億7020万ドル、世界3億9068万ドルのメガヒット。それでも、前作の5200万ドルの製作費で、全米1億4413万どる、海外4億6571万ドル、世界6億984万ドルには遠く及びません。


米盤Blu-ray Disc・4K UHD BDは、10月23日に発売されます。

 

 

Amazon.comで、BDは22.99ドル4K UHD BDは26.96ドルとなっています。音声は、どちらもドルビーアトモスを搭載しています。残念ながら、日本語字幕・日本語吹替えはつきません。

 

++++++++++

 

前作ファンの方にもろ手を挙げて推薦できないのが、残念なところです。それでも、ABBAファン、出演俳優ファンの方は、観ても損はないでしょう。特に、クリスティーン・バランスキー、コリン・ファース、メリル・ストリープを観たいという方には、躊躇しつつも、オススメします!

 

| 外国映画(マ行) | 09:54 | comments(0) | trackbacks(0) |
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