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おとぎ話を忘れたくて(Netflix)

 

原題:Nappily Ever After (2018)
上映時間:1:38:29
2018年9月21日Netflix配信:国内劇場未公開・国内BD/DVD未発売
公式サイト:https://www.netflix.com/title/80189630​

ゴウ先生総合評価: A-/B+
  画質(2.00:1?): A/A-
  音質(Dolby Digital Plus 5.1): A-
  英語学習用教材度: A‐

 

ワン・オン・ワン ファイナル・ゲーム』(2000)『ブラウン・シュガー』(2002)『タイムリミット』(2003)『エイリアンVS. プレデター』(2004)『パーフェクト・ガイ』(2015)『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』(2016)『アメリカン・アサシン』(2017)TV『運命の銃弾』(2017)のサナ・レイサン主演・製作によりトリシャ・R・トーマスが2001年に出版した小説『Nappily Ever After』(邦訳なし)を映画化した米国製ロマンティック・コメディ。

 

Nappily Ever After: A Novel
Broadway Books

 

共演は、リッキー・ウィトルリン・ウィットフィールドアーニー・ハドソンリリク・ベントダリア・ジョーンズ

 

監督は、『少女は自転車にのって』(2012)『メアリーの総て(すべて)』(2017)のハイファ・アル=マンスール

 

脚本は、『フレンチ・キス』(1995)『プラクティカル・マジック』(1998)『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月』(2004)『ウィンブルドン』(2004)TV『インポスターズ 愛しの結婚詐欺師』シリーズ(2017〜2018)のアダム・ブルックス、本作が脚本かデビューとなるシー・マーセラス

 

☆Netflix新着映画をチェックしていて

 

魅力的な黒人女優が大好きです。それゆえ、昨日レビューした『天下無敵のジェシカ・ジェームズ』(2017)でジェシカ・ウィリアムズを見つけたときは、大変うれしいものでした。

 

そんな観点からNetflixの新着映画をチェックしていたら、これまた黒人美人女優サナ・レイサンの主演映画が入っているではないですか。これは見逃せません。すぐに観始めたのでした。

 

☆あらすじ

 

舞台は、現代の米ジョージア州アトランタ。

 

ヴァイオレット・ジョーンズ(サナ・レイサン)は、アトランタにある広告会社60セカンズの黒人女性役員です。仕事は順調で、黒人男性医師クリント(リッキー・ウィトル)との同棲も2年となり、申し分のない人生を歩んでいました。

 

そんなヴァイオレットのこだわりは、母親ポーレット・ジョーンズ(リン・ウィットフィールド)からしつけられたことで身についた、本来は縮れた髪の毛を丁寧に直毛化することで得られる長い艶やかな黒髪でした。父親リチャード・ジョーンズ(アーニー・ハドソン)が妻のこだわりの強さにあきれはてて離婚したほど、母娘は縮れ毛を忌み嫌い、直毛化にのめり込んでいます。

 

ところが、順調だと信じていたヴァイオレットの人生も、結婚を申し込んでくれるとおもっていた自分の誕生日に、クリントが求婚することもなく、指輪もくれず、チワワ犬しかプレゼントしなかったことで、狂い出します。動揺したヴァイオレットは、仕事では大切なクライアントをなくし、ウィル・ライト(リリク・ベント)の美容室に行くと美容師のミスで髪が抜けてしまうのです。

 

そんな人生を好転させるために、ヴァイオレットは髪を切り、金髪に染めますが、それでも効果がありません。クリントが浮気していたのです。それがわかると、その夜のうちにヴァイオレットは自分でバリカンを使って頭を丸坊主にしてしまったのでした……。

 

☆髪も人生も、簡単には真っすぐにならない

 

天下無敵のジェシカ・ジェームズ』(2017)が成功を収める前の30前後の黒人女性の悩みを描いた映画でしたが、本作は40歳過ぎの成功を収めた黒人女性の挫折を描いており、個人的にはその対比に非常に興味深いものを感じました。

 

本作のヴァイオレットは、黒人特有の縮れ毛を直毛にすることで、社会的ステイタスを上げようとします。そして、母親も恋人のクリントも直毛であることがいちばんだと考え、それをヴァイオレットに押しつけます。ジェシカ・ジェームズの自由本坊な生き方とはまるで違うふたりです。黒人上流社会がもつ堅苦しさがよく描かれています。

 

それでも、本作にもジェシカはいます。ウィルの10歳の娘ゾーイー(ダリア・ジョーンズ)です。奔放な言動を続け、好きな服を見つけたら、すぐに万引きし、それを見つけて諭してくれたヴァイオレットと親しくなります。型にはまらない生き方が、ヴァイオレットを感化したことは間違いありません。

 

こうして徐々に自由を求めるようになった結果、ヴァイオレットは髪にこだわってきた自分の人生をリセットし、頭を丸坊主にし、会社を辞め、結婚寸前まで行っていたクリントと別れてしまいます。やや遅い40代女性の反乱です。共感できます。人生も髪も、真っすぐですむほど簡単なものではありません。

 

それにしても、サナ・レイサンの豊満な肉体は、セクシーです。1971年9月19日生まれですから、撮影当時は46歳なのですが、まばゆいばかりの美しさです。『タイムリミット』(2003)でデンゼル・ワシントンと共演したときから、さらに美しくなった気がします。こういう美しさとたくましさをもった人なら、男や伝統に命令されずに生きていこうとするのは、ある意味当然におもえ、説得力があります。

 

母親役のリン・ウィットフィールドにも、1953年5月6か生まれの撮影当時64歳とはおもえない若々しさと美しさに圧倒されます。女優が光る映画は、文句なく、見ごたえあるものです。

 

男優では、ヴァイオレットが心から慕う父親役のベテラン俳優アーニー・ハドソンが頼もしくてセクシーで、光っていました。ヴァイオレットの結婚相手を探すのは大変なことだとおもわせ、ナイスな配役でした。

 

場面転換を章立てにしたのは、原作の意図を活かしたのでしょう。よくある手法ですが、ある種単調な展開ですから、観客は目先を変えることができるとともに、映画に引っ張られる快感を味わえます。ジェイ・ドゥービーの編集も切れ味がよく、退屈させることがありません。

 

髪と人生を重ねて描く、こうした小粋なロマコメは、大歓迎です。

 

内容: A-/B+

 

++++++++++

 

画質(2.00:1?): A/A-

 

Gump TheatreにてOppo UDP-203から1080・60i信号を直接HDMIケーブルによってソニーVPL-HW30ESに送り込み、120インチ・ワイド・スクリーンに映しています。コーデックは、不明。伝送レートも、不明。

 

撮影は、『オーロラの彼方へ』(2000)『グラスハウス』(2001)『ジャスティス』(2002)『イルマーレ』(2006)『しあわせの隠れ場所』(2009)『紀元1年が、こんなんだったら!?』(2009)『バッド・ティーチャー』(2011)『一枚のめぐり逢い』(2012)『きみがくれた物語』(2016)のアラー・キヴィロ

 

機材、マスター・フォーマット、オリジナル・アスペクト比は、不明(おそらく、オリジナル・アスペクト比は、2.00:1)。

 

Netflixの水準より上の画質です。昨日レビューした『天下無敵のジェシカ・ジェームズ』(2017)を上回ります。最新Blu-ray Discのそれに肉薄しているといってよいでしょう。

 

解像度はかなりの高さ。細部がスポイルされていません。彫りは深く、奥行き感もかなりのものです。フラットに見える場面はほとんどなしです。さすが、職人アラー・キヴィロです。

 

発色は、ニュートラル。ただし、くすみもすくなく、色乗りもパワフル。クリスピーとはいえませんが、かなり鮮明です。肌の質感もナチュラルで、違和感はほとんどありません。

 

暗部情報量も、かなりのもの。コントラストがかなり高く、黒も予想以上に沈み、暗い場面でも、見づらいシーンはなしです。

 

120インチの大画面の近接視聴も、十分に愉しめます。

 

音質(Dolby Digital Plus 5.1): A-

 

Oppo UDP-203からソニーVZ-555ESに、サラウンドバック・スピーカー2本を付け加えた7.1チャンネル分をラインアウト接続して再生。伝送レートは、不明。音量は、マイナス30デシベル。

 

左右前後に音を定位させる音響設計。後方からの音数は少なめですが、それでもはっきりと聞こえてきます。音楽が鳴り出すと、立体音場の密度感が高まります。さらに、左右の広がりはかなりのもので、スクリーンの外から環境音が放たれるのも好印象。包囲感はかなりのものですし、移動感も相当。音の出所とスクリーンとのマッチ度もほぼ正確です。

 

ノイズフロアは低く、マイナス30デシベルという大音量でも、まったくうるさくありません。音の角が丸まることはなく、くっきりすっきりしています。室内の反響成分・話し声・車の走行音などの細かい環境音もよく聴こえます。音楽も団子になることなく、かなりの分解能です。

 

セリフの抜けも、文句なし。発音は明瞭で、レンジは広く、高音も伸び、詰まりません。

 

超低音成分は、低音楽器の最低音だけ。もの足りない気もしますが、そういうことを求める映画ではありませんから、気になりません。

 

英語学習用教材度: A-

 

日本語・英語字幕ならびに日本語吹き替えつき。

 

セリフは、多め。しかも、俗語・卑語は、F-wordが5回使われるなど、多少登場しますが、目くじらを立てるほどではありません。少し注意しさえすれば、テクストとして十分に使えます。

 

英語字幕は、確認した限り、完璧にセリフをフォローしています。さらに、Netflixらしく、挿入歌の歌詞の英語字幕も出てきます。勉強しやすい素材です。

 

とはいえ、特典が予告編しかないNetflixですから、これ以上の評価は無理です。

 

++++++++++

 

☆原題は、Nappily Ever After。わかりやすく直訳すれば、「ずっと縮れ毛のままで」。“nappily”が「髪が縮れて」という副詞だからです。ただし、これは“happily ever after”(ずっと幸せに)というおとぎ話のハッピーエンドを示す「めでたしめでたし」にあたる熟語のもじりでもあります。邦題はこれに由来していますが、そのために、残念ながら、縮れ毛で悩む黒人女性の姿が見えなくなってしまいました。

 

☆本作は、白人がほとんど出ない黒人映画。これもまた、ひとつのアメリカ映画のジャンルです。

 

☆アメリカでも、BDもDVDも発売されていません

 

☆本作は、allcinemaではまだ紹介されていません。どうしたことでしょう。

 

+++++++++++

 

ロマコメファン、必見。画質・音質は、かなりのもの。オススメします!

 

| 外国映画(ア行) | 08:09 | comments(0) | trackbacks(0) |
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