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ブルージェイ(Netflix)

 

原題:Blue Jay (2016)
上映時間:1:20:33
国内劇場未公開
公式サイト:https://www.netflix.com/title/80117746​

ゴウ先生総合評価: A-
  画質(1.85:1/モノクロ): A
  音質(Dolby Digital Plus 5.1): A-/B+
  英語学習用教材度: A‐/B+

 

僕の大切な人と、そのクソガキ』(2010)『ハッピーニート おちこぼれ兄弟の小さな奇跡』(2011)を監督したデュプラス兄弟の弟マーク・デュプラス主演・製作総指揮・脚本による恋愛ドラマ。

 

もうひとりの主演が、『マーサ、あるいはマーシー・メイ』(2011)『キャロル』(2015)『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』(2017)『オーシャンズ8』(2018)のサラ・ポールソン

 

監督・撮影は、『ザ・チャイルド:悪魔の起源』(2010)『ピラニア リターンズ』(2012)『しあわせの灯る場所』(2014)のアレックス・レーマン

 

デュプラス兄弟の兄ジェイ・デュプラスが、製作総指揮として参加。

 

☆まったく知らなかった作品

 

面白い映画はないかとおもってNetflixを探していたときに引っかかったのが、本作です。大好きなサラ・ポールソンが主演しているうえに、マーク・デュプラスが脚本を書いているというのです。面白そうではないですか。

 

調べてみたら、評論家から高い評価を得ていました。Rotten Tomatoesでは、支持率92%で、10点満点中7.3点。Metacriticでは、100点満点中69点という具合です。

 

これは観らねばと、あらすじをざっくりと頭に入れただけで、観始めたのでした。

 

☆あらすじ

 

舞台は、米カリフォルニア州の小さな田舎町(撮影は、ロサンゼルスから東に60劼曚匹い辰織リフォルニア州クレストラインにて)。

 

ジム・ヘンダーソン(マーク・デュプラス)は、40歳。一度も結婚していません。アリゾナ州ツーソンで建築会社で働いていました。しかし、上司を殴って、会社を辞め、母親が亡くなって、実家の整理が必要なために、故郷のカリフォルニアの小さな田舎町に戻ってきていたのです。

 

食料品を買いに町のスーパーへ行ったところ、高校時代の恋人アマンダ(サラ・ポールソン)と偶然に遭遇します。22年ぶりの再会です。アマンダは町から出て、クリスという64歳の男性と結婚し、その連れ子ふたりを育てたのでした。今回は、妹が妊娠したために、故郷へ帰ってきていたのです。

 

ふたりは、カフェでコーヒーを飲み、なじみのドラッグストアでビールを買ってかつてのデート地でそれを飲み、ジムの実家で楽しい時を過ごしたのでした……。

 

☆隠れた秀作

 

22年ぶりに出会った元恋人が、戸惑いながらも少しずつ昔を想い出して、旧交を温め、そして別れた理由を明らかにしていくだけの人間ドラマです。しかし、ふたりが抱えている過去に対する感情の複雑さを理解できて、気分よく感激できます。

 

マーク・デュプラスの脚本のよさもありますが、光るのはサラ・ポールソンです。高校時代にアマンダと関係をもったジムは、アマンダを妊娠させてしまいます。しかし、ジムに子供を育てる力はないとおもったアマンダは、ジムに何も告げずに、堕胎します。そのことにより、ふたりは別れてしまうわけです。

 

そのことに対していまも後悔しているジムは、一度も結婚せずに来ました。他方、アマンダも中絶手術のせいか、クリスと結婚しても、子供はできませんでした。クリスが前妻の間に作ったふたりの息子を育てただけです。しかも、ここ数年抗うつ剤(antidepressant)を手放せなくなっています。

 

とはいえ、このふたりがすんなり元の鞘に収まれるわけもなく、ひと晩をジムの家で過ごすのですが、セックスまで行きません。その代わり、10年以上も泣けなかったアマンダが感情を解放させて泣き、そして大笑いできるようになります。ジムの前でやっと素直になれたということでしょう。

 

しかも、アマンダの涙は、笑いとともにきます。人生の複雑さを象徴しており、胸を打ちます。人生は、些細な喜怒哀楽の積み重ねでできているもの。そのボタンを掛け違うと、別れも生まれてしまうということです。

 

最後、セックスにつながるかというところで、ジムが“I love you”といった瞬間、アマンダがそれを拒絶する辺りの心の綾も、納得できます。ジムとの関係を本気になって、いまの生活をなくすことを怖がるアマンダの気持ちが理解できるからです。

 

アレックス・レーマンが監督名義となっています。ですが、実際にはデュプラス兄弟が監督したのだろうと推察できる堅実な演出です。

 

無視できない小品と評価します。

 

内容: A-

 

++++++++++

 

画質(1.85:1/モノクロ): A

 

Gump TheatreにてOppo UDP-203から1080・60i信号を直接HDMIケーブルによってソニーVPL-HW30ESに送り込み、120インチ・ワイド・スクリーンに映しています。コーデックは、不明。伝送レートも、不明。

 

撮影は、監督としてもクレジットされている、『ザ・チャイルド:悪魔の起源』(2010)『ピラニア リターンズ』(2012)『しあわせの灯る場所』(2014)のアレックス・レーマン

 

機材・マスター・フォーマットは、不明。オリジナル・アスペクト比も、1.85:1。

 

いままで観たNetflixの映画・TV番組で最高の画質です。モノクロのせいもあるのでしょうが、その鮮明さは、最新Blue-ray Discの水準をクリアしています。

 

解像度は高く、細部まですっきりとしています。彫りも深く、奥行きも十分です。クリアでクリスピーといえます。Netflixのインターネット配信ででも、これだけの画質が享受できるのだと知って驚いた次第です。

 

暗部情報量も、相当なもの。コントラストが高く、黒のグラデーションが滑らかで、艶やかなモノクロ映像を楽しめます。暗い場面でも、見づらいシーンはまったくありません。

 

120インチの大画面の近接視聴も、十分に可能です。

 

音質(Dolby Digital Plus 5.1): A-/B+

 

Oppo UDP-203からソニーVZ-555ESに、サラウンドバック・スピーカー2本を付け加えた7.1チャンネル分をラインアウト接続して再生。伝送レートは、不明。音量は、マイナス30デシベル。

 

音もなかなかのものです。

 

フロント重視の音響設計。ジムとアマンダの会話をじっくりと聴かせようという発想でしょう。実際、他の登場人物がほとんどいないのですから、後方から音が聞こえるほうが異常です。その代わり、音楽が鳴り出すと、後方に回り、立体音場の密度感がぐっと高まります。そのときには、包囲感は非常に高くなり、移動感も、曖昧ではあるものの、味わえます。音の出所とスクリーンとのマッチ度もなかなかのものです。

 

ノイズフロアは低く、マイナス30デシベルという大音量でも、まったくうるさくありません。音の角が丸まることはなく、くっきりしています。音楽の分離度も十分。特に、コントラバスの響きには感心しました。

 

セリフの抜けも、文句なし。発音は至極明瞭で、レンジは広く、高音も伸びます。

 

超低音成分は、低音楽器の最低音だけです。極めて上品といえましょう。

 

英語学習用教材度: A-/B+

 

日本語・英語字幕ならびに日本語吹き替えつき。

 

セリフは、大量。ただし、俗語・卑語は、F-wordを含め、かなり登場します。テクストに使うには、十分に注意が必要です。

 

とはいえ、英語字幕は、確認した限り、ほぼ完璧にセリフをフォローしています。しかも、Netflixでらしく、「英語(CC)」を選ぶと、挿入歌の英語歌詞も出て、とても勉強しやすい素材です。ただし、ラップの歌詞は、なぜか出ません。

 

とはいえ、特典が予告編しかないNetflixですから、これ以上の評価は無理です。

 

++++++++++

 

☆原題も、Blue Jay。これは「アオカケス」というアメリカに生息するスズメ目カラス科の鳥の名前です。ただし、トロント・ブルージェイズという大リーグ球団があるように、北米東部に多く生息しており、カリフォルニアにいるのは珍しい限りです。そのずれが、本作のポイントかもしれません。

 

☆製作費は、不明。限定公開のアメリカで21,626ドルの売り上げ。その後は、Netflix公開となっています。

 

☆アメリカでも、BD・DVDは発売されていません。

 

☆なぜかallcinemaにも紹介されていません。

 

+++++++++++

 

映画ファン、必見。画質は優秀。音質もなかなか。オススメします!

 

| 外国映画(ハ行) | 11:09 | comments(0) | trackbacks(0) |
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