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天国からの奇跡(Netflix)
天国からの奇跡 [Blu-ray]
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

 

原題:Miracles from Heaven (2016)
上映時間:1:49:24
2016年6月18日 国内劇場初公開
公式サイト:http://www.tengoku-kiseki.jp/

ゴウ先生総合評価: A-/B+
  画質(1.85:1): A/A-
  音質(Dolby Digital Plus 5.1): B+
  英語学習用教材度: A‐

 

ジェニファー・ガーナー主演により、クリスティ・ビームのノンフィクション『Miracles from Heaven』(未翻訳)を映画化した、実話をもとにした米国製宗教ドラマ。

 

Miracles from Heaven: A Little Girl and Her Amazing Story of Healing
Hachette Books

 

準主演は、『パパが遺した物語』(2015)でアマンダ・セイフライドの幼少期を演じたカイリー・ロジャーズ

 

その他、マーティン・ヘンダーソンジョン・キャロル・リンチエウヘニオ・デルベスブライトン・シャービノコートニー・ファンスラークイーン・ラティファが共演。

 

監督は、TV『レモネード・マウス』(2011)『チリ33人 希望の軌跡』(2015)のパトリシア・リゲン

 

脚本は、『人生の特等席』(2012)のランディ・ブラウン

 

☆Netflixでやっと観る

 

2016年6月には劇場公開され、2016年11月2日にはBlu-ray Disc(上)・DVDがリリースされています。しかし、劇場でもBDでも見逃してしまいました。そしたらば、幸運なことに、Netflixで本作が観られることを知り、視聴する気になったという次第です。

 

宗教ドラマに関心をもっていることもありますが、ベン・アフレックと離婚したあと牧師をめざしているといわれるジェニファー・ガーナーの母親ぶりを見たかったからです。この人、『ダラス・バイヤーズクラブ』(2013)からこちら、アフレックとの別居がよかったのか、実によい仕事をしています。どれを観ても、演技が格別うまいとはおもわないものの、印象に残るのです。

 

そこで、評論家の意見をチェックしました。すると、決してよくありません。Rotten Tomatoesでは、支持率43%で、10点満点中5点。Metacriticでは、100点満点中44点という具合です。ところが、CinemaScoreのファン投票では、「A+」という最高点が与えられているではないですか。評論家よりも観客を信じる貧乏英語塾長、これは絶対に観らねばなるまいとおもったのでした。

 

☆あらすじ

 

舞台は、2008年から2012年にかけての米テキサス州バールソンとボストン。

 

クリスティ・ビーム(ジェニファー・ガーナー)は、獣医師の夫ケヴィン・ビーム(マーティン・ヘンダーソン)とバールソンで暮らしていました。ふたりには、長女アビー(ブライトン・シャービノ)、次女アナ(カイリー・ロジャーズ)、三女アデリン(コートニー・ファンスラー)の娘がいます。家族は敬虔なキリスト教徒で、毎週日曜日のミサにはスコット牧師(ジョン・キャロル・リンチ)の教会に家族で通っていました。

 

ところが、2008年5月のこと、10歳のアナが強烈な腹痛に襲われます。病院に連れていきますが、理由がわかりません。テキサス州フォートワース病院で腸捻転だと診断され、手術を受けますが、治りません。わかったのは、消化器が正常に機能していないということで、根治は不可能で死を待つだけということでした。

 

そこで、アナを執刀したフォートワース病院の小児科バーギー医師(ブルース・アルトマン)が、全米一の専門医としてボストン子供病院のサミュエル・ナルコ医師(エウヘニオ・デルベス)を紹介します。ところが、全米からナルコを頼ってくるために、予約がいっぱいで10か月待ちだといわれてしまいます。

 

しかし、アナのことが心配でならないクリスティは何度も電話し、直接ナルコに診察を依頼しようとしますが、多忙を理由に断られ続けます。それでも、このままアナを死なせたくないクリスティは、アナを連れてボストンに行きます。しかし、受付の女性(スーヒラ・エルアター)は同情するものの、予約がないと診察は受けられないと断られるのです。

 

失意のふたりが、コートヤード・ホテルのレストランで食事をしようとすると、アナが水をこぼしたために無礼なウェイターに冷たい対応をされてしまいます。それを見ていたウェイトレスのアンジェラ(クイーン・ラティファ)がふたりに優しく対応し、アナが難病であることを知ると、翌日にはふたりをボストン観光に連れ出してくれて、病気のために行けなかった水族館にも連れて行ってくれたのです。

 

その日ボストン美術館でモネの『睡蓮』を3人で見ていると、病院から電話がかかります。ナルコ医師の診察が受けられるというのでした……。

 

☆泣ける

 

絶体絶命の中、得体の知れないことによりその危機を脱する。この「得体の知れないこと」を、キリスト教を信じる人は神の御業といい、そうでない人は偶然と呼ぶわけです。しかし、どちらにせよ、それで治ったら、本人も家族や友人もうれしい限りです。もちろん、アナとクリスティは神様のおかげというわけですが。

 

子供の病気を治してあげたいとテキサスに住む母娘が、ボストンの病院に6週間に1度診察のために行くと聴いただけで、貧乏英語塾長は泣けてきます。ただでさえ高いアメリカの医療費に、莫大な交通費と滞在費がかかるのです。ビーム家がどんどん逼迫していき、クリスティもケヴィンも怯えているのがわがことのように想像できるからです。

 

ところが、この状態を早く抜け出したいとおもっているのに、アナは一向に治りません。クラウドファンディングというシステムがあるいまならまだしも、当時はそんなものはないわけです。両親の不安と苦痛は、財政面も含めて、アナと変わらないものだったことでしょう。

 

それを、ジェニファー・ガーナーがヒステリックなまでに、つまり行儀悪く大げさすぎるほどに、演じます。そのことで、クリスティが決して信心深い聖人ではないことを示してくれ、逆に親しみを覚えるのです。人間ですもの、苦しみ、神の不在を嘆いて当然です。

 

それが、アナが朽ちた樹の中へ落ちたことで、一気に病気が治るのですから、ウソっぽさが高まります。ですが、ウソでも、神でもよいのです。娘の難病と財政難から解放されるなら。

 

実際、アナの病気が治らず、それをクリスティの信心が薄いからだと同じ教会に通う人間からいわれて怒ったクリスティが教会に行かなくなり、アナが治ったら神のおかげだと教会に通い出す、この移り気ぶりが、人間らしくてクリスティが身近になります。

 

この意味で、本作のジェニファー・ガーナーの振幅の烈しい演技は、キャリア最高のものと評価します。普通の母親が一所懸命にがんばっている姿をまざまざと映し出しているからです。最後のスピーチも、映像の編集効果もあって、涙を誘います。

 

そして、何よりも、観始めて気づいたカイリー・ロジャーズの存在にうれしいサプライズを与えられたのでした。『パパが遺した物語』(2015)でラッセル・クロウの娘役を演じてノックアウトされた記憶がよみがえったからです。本作でも、痛みにこらえながら見せる笑顔のすばらしさにしびれてしまいました。こんな可愛らしい子供が苦しむのは、それだけで映画的感動を与えます。

 

クイーン・ラティファの登場も、ファンとしてうれしいものでした。あの巨体を見ると、憐れなクリスティもアナも救われたことだろうとおもえます。この人にはもっともっと活躍してもらいたいものです。

 

アナの姉役のブライトン・シャービノ、妹役のコートニー・ファンスラーも、実にキュート。女優好きの貧乏英語塾長としては、この5人を見ているだけで幸せな気分になれたのでした。

 

男優陣も、なかなかです。父親ケヴィン役のマーティン・ヘンダーソンはよくここまで耐えられるとおもうほど耐え、牧師役のジョン・キャロル・リンチはイメージ通りに暖かくビーム家を見守りながらも、宗教臭くないようにしており、ボストンのドクター・パッチ・アダムスといいたくなるエウヘニオ・デルベスの子供をあやす技術に、それが下手な貧乏英語塾長は素直にかんしんしてしまうのでした。

 

演出・編集・音楽は、堅実。斬新さもない代わりに、破綻もありません。安心してアナの運命を泣ける映画に仕上がっています。

 

内容: A-/B+

 

++++++++++

 

画質(1.85:1): A/A-

 

Gump TheatreにてOppo UDP-203から1080・60i信号を直接HDMIケーブルによってソニーVPL-HW30ESに送り込み、120インチ・ワイド・スクリーンに映しています。コーデックは、不明。伝送レートも、不明。

 

撮影は、TV『レモネード・マウス』(2011)『チリ33人 希望の軌跡』(2015)でパトリシア・リゲンと組んだ、『彼らの目は神を見ていた』(2005)『プロムナイト』(2008)『ネスト』(2009)『5デイズ』(2011)のチェコ・バレス

 

機材・マスター・フォーマットは、不明。オリジナル・アスペクト比も、1.85:1。

 

いままで観たNetflixの映画・TV番組で最高の画質です。最新DVDよりましで、A評価したくなるほどでした。

 

解像度は高く、細部まですっきりとしています。彫りも深く、奥行きも出ています。かなりのくっきり感です。クリスピーとまではいきませんが。

 

発色は、ニュートラル。色パレットは多く、くすみもなく、かなりの鮮明さです。肌の質感も、ナチュラル。違和感は、最少です。

 

暗部情報量も、相当なもの。コントラストが高く、暗い場面でも、見づらいシーンはほとんどありません。

 

120インチの大画面の近接視聴も、可能です。

 

音質(Dolby Digital Plus 5.1): B+

 

Oppo UDP-203からソニーVZ-555ESに、サラウンドバック・スピーカー2本を付け加えた7.1チャンネル分をラインアウト接続して再生。伝送レートは、不明。音量は、マイナス30デシベル。

 

絵に比べると、音は凡庸というか印象的ではありません。

 

フロント重視の音響設計。後方に回る音数は少なく、立体音場の密度感はそれほど高くありません。包囲感は低く、移動感も曖昧です。それでも、音の出所とスクリーンとのマッチ度は悪くありません。

 

ノイズフロアは低く、マイナス30デシベルという大音量でも、うるさくはありません。音の角が丸まることはなく、くっきりとしています。音楽の分離度も悪くありません。

 

セリフの抜けも、やや問題。発音が若干曖昧になります。それでも、レンジは広く、高音も伸びます。

 

超低音成分は、ほとんど入っていません。

 

英語学習用教材度: A-

 

日本語・英語字幕ならびに日本語吹き替えつき。

 

セリフは、大量。しかも、俗語・卑語が、まったく使われません(PG指定)。アナにしても、“Oh, my God”がよくない表現と知っていますから、“Oh, my gosh”を使うほどです。安心してテクストに使えます。

 

しかも、英語字幕は、確認した限り、ほぼ完璧にセリフをフォローしています。しかも、Netflixでらしく、「英語(CC)」を選ぶと、挿入歌の英語歌詞も出て、とても勉強しやすい素材です。

 

とはいえ、特典が予告編しかないNetflixですから、これ以上の評価は無理です。

 

++++++++++

 

☆原題も、Miracles from Heaven。邦題は、直訳です。これでいいんです。

 

☆1300万ドルの製作費で、全米6171万ドル、海外1218万ドル、世界で7388万ドルのスマッシュヒット。立派な収益率です。

 

国内盤BDの仕様です。

 

 Region A
 容量:2層50GB
 映像:1080p/1.85:1/MPEG-4 AVC
 音声:DTS-HD Master Audio 5.1 (英・日本語)
 字幕:日本・英語

 

次の特典がつきます。

 

 パトリシア・リゲン監督と製作スタッフによる音声解説 
 奇跡の証人たち
 奇跡は あふれている: 『天国からの奇跡』メイキング 
 “Your Words” ミュージック・モンタージュ
 未公開シーン (5種/Blu-rayのみの特典)
 アナベルからの言葉 (Blu-rayのみの特典)
 天国が映像化されるまで

 

アマゾン・ビデオでも、観ることができます。

 

天国からの奇跡 (字幕版)

 

天国からの奇跡 (吹替版)

 

HD版で、レンタル199円、購入1400円となっています。ですが、英語字幕がつかないのが、難点です。

 

アメリカでもBDが出ており、国内アマゾンを通じて購入できます。

 

Miracles from Heaven / [Blu-ray] [Import]
Sony Pictures Home Entertainment

 

仕様・特典ともに、国内盤に準じた内容です。ただし、日本語字幕・日本語吹替えはつきません。

 

マーケットプレイスで、送料込みで1491円です。Amazon.comでは、8.81ドル。送料を考えると、マーケットプレイスのほうが安いでしょう。

 

+++++++++++

 

ジェニファー・ガーナー、カイリー・ロジャーズ・ファン、必見。絵は、優秀。音も、まずまず。アナの完治を「神の奇跡」とはおもわず、アナを含めた家族の努力の賜物と考えて観れば、違和感はないはずです。オススメします!

 

| 外国映画(タ行) | 10:16 | comments(0) | trackbacks(0) |
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