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オール・セインツ 幸せのはじまり(DVD)
オール・セインツ 幸せのはじまり [DVD]
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

 

原題:All Saints(2017)
上映時間:1:48:43
国内劇場未公開
公式サイト:https://www.sonypictures.jp/he/1261894

ゴウ先生総合評価: A-/B+
  画質(2.35:1?): B+
  音質(Dolby Digital 5.1): A-/B+
  英語学習用教材度: A‐

 

TV『SEX AND THE CITY』シリーズ(2000〜2004)『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング』(2002)『プリティ・ヘレン』(2004)『セックス・アンド・ザ・シティ2』(2010)のジョン・コーベット主演により、実在の牧師を描いた宗教伝記ドラマ。

 

準主演は、カーラ・ブオノネルソン・リー

 

その他、バリー・コービンマイルズ・ムーアグレゴリー・アラン・ウィリアムズが共演。

 

監督・製作は、『ホテル・ロレイン』(1987)『ザ・コーチ/勝利のダンク』(1996)TV『ザ・ユニット 米軍極秘部隊』シリーズ(2006〜2009)のスティーヴ・ゴーマー

 

脚本は、本作が長編劇映画デビューとなるスティーヴ・アーマー

 

☆英語字幕つきDVDで観る

 

先週のことです。ゲオ小滝橋店で、英語字幕つきDVDを物色していました。そしたらば、ソニー製の本作が目に入ったのです。内容はほとんど知りませんでしたが、宗教ドラマに深い関心をもつ貧乏英語塾長、早速借り出したのでした。

 

Gump Theatreに戻って調べてみると、非常に高い評価を受けているではないですか。Rotten Tomatoesでは、支持率94%で、10点満点中7.2点。Metacriticでは、100点満点中63点という具合なのです。CinemaScoreのファン投票でも、「A‐」評価を得ています。うれしくなって、さっそく120インチの大画面に映し出したのでした。

 

☆あらすじ

 

舞台は、2007年から2010年の米テネシー州スマーナ、同州ナッシュビル。

 

マイケル・スパーロック(ジョン・コーベット)は、紙のセールスマンから牧師に転身した中年男。妻エイミー(カーラ・ブオノ)、息子アティカス(マイルズ・ムーア)とともに、初の任地であるスマーナという田舎町のオール・セインツ聖公会教会(All Saints Episcopal Church)に派遣されます。主教(グレゴリー・アラン・ウィリアムズ)の命によるものでした。

 

しかし、そこでの仕事は、巨額の負債を抱える教会を閉館することだったのです。実際、ミサに集まる教会員(信者)の数は非常に少ないものでした。それでも、多忙なセールスマンの仕事で離婚寸前になっていた家族がいつも一緒にいられて、マイケルもエイミーも幸せでした。

 

そんな時、イエ・ウィン(ネルソン・リー)をリーダーとした、ミャンマー・カレン族難民のキリスト教徒たちが教会を訪れます。母国での紛争から逃れるため、アメリカへやってこれたものの、新天地での生活に不安に感じていたからです。

 

職のない難民たちを目の当たりにしたマイケルは、カレン族の15人に鶏肉工場の仕事を斡旋し、工場への通勤のために、古くからの信者であるベトナム戦争元兵士フォレスト(バリー・コービン)に古いスクールバスを修理してもらいます。

 

同時に、カレン族のために教会の存続が必要だと感じたマイケルは、ある雨の夜に試練の啓示を受けたこともあって、教会の敷地内に畑を作って農作物を収穫することで、教会の負債を減らすという計画を立てます。そして、マイケルはイエ・ウィンとともに司教に対し教会存続を懇願したのでした……。

 

☆人間臭い宗教ドラマ

 

よくある「宗教奇跡」映画と違う、非常に人間臭い作品です。そして、そのことこそがたまらない魅力を放っています。

 

上司とぶつかって会社を辞めて牧師になったマイケルは、欠点・短所をいっぱいもっている人間です。しかし、カレン族のイエ・ウィンと出会ったことで、自分のすべき・できることを徹底してやろうと考えられる人間でもありました。

 

ところが、悲しいかな、マイケルには農業の経験も知識もなく、道具もお金もありません。それでも全財産をはたいて教会存続のために農業に取り組むマイケルの姿を見て、周囲の人が次々と助け舟を出してくれます。

 

これを神が起こしてくれた「奇跡」とマイケルは感じるのですが、宗教心の薄い観客にしてみれば、マイケルの努力の賜物といいたくなります。しかも、最後は、無情の大雨が畑をダメにしてしまい、収穫で負債を穴埋めするという発想は、泡と消えてしまうのです。

 

この世に神はいないのか。嘆くマイケルですが、そのマイケルには応援する教会員(信者)たちがいました。そのことにおもい出して反省したマイケルは、それこそが神の奇跡と考え、神に感謝できるようになります。この結果、司教がオール・セインツ教会を伝道教会として存続を許すようになるのですが、これこそがマイケルの宗教的成長の賜物だったのです。

 

実際、教会員の数は、マイケルの赴任時より増えました。カレン族の教会員が増えたからです。農場経営を通じた努力が伝道師としての役割をマイケルに果たさせたのです。

 

この人間臭いマイケルをジョン・コーベットが、実に軽く演じます。『SEX AND THE CITY』シリーズ(2000〜2004)のエイダンほど軽薄ではないにしろ、『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング』(2002)のイアンをおもわせる、誠実で真面目だけれども、重たくなく、映画が湿っぽくならずにすんでいます。声の渋さも、本作にはピッタリです。

 

最初はマイケルと反目しつつも、イエ・ウィンを通じて親しくなるフォレスト役のベテラン俳優バリー・コービンも、さすがの貫禄です。いかなるものにも動じない頑固ぶりが見事で、本作でもっとも印象的な役者となりました。

 

イエ・ウィン役のネルソン・リーは、台湾出身の俳優ですが、門外漢にはネイティブとおもえるビルマ語を使い、感心した次第です。控えめでいながら、地獄を見てきたイエ・ウィンを代弁するたくましさを見せてくれ、映画のスパイスとなっています。

 

エイミー役のカーラ・ブオノも、素敵な奥さんでした。弱気になるマイケルを常に盛り立て、内助の功という言葉を久々におもい出させてくれたのでした。

 

特筆すべきは、キレのよい編集です。だれだろうとおもって調べてみたら、『ロッキー』(1976)でアカデミー編集賞を受賞した、『ハリーとトント』(1974)『グリニッチ・ビレッジの青春』(1976)『アメリカン・ジゴロ』(1980)『フォエバー・フレンズ』(1988)『シザーハンズ』(1990)のリチャード・ハルシーではないですか。最近はその編集作が日本に入ってくることが少なかったのですが、アメリカではずっと活躍していたようです。だらだらしないサッパリとした場面切り替えの速さに、さすがハルシーと感心してしまったのでした。


宗教奇跡映画の皮をかぶった、必死の努力と信頼の重要性を謳った人間ドラマです。宗教とは、結局人間の営為なのだと再確認させてくれました。感謝です。

 

内容: A-

 

++++++++++

 

画質(2.35:1?): B+

 

Gump TheatreにてOppo UDP-203で480/60i信号をから1080/60p信号にアップコンバートして、HDMIケーブルによって直接ソニーVPL-HW30ESに送り込 み、120インチ・ワイド・スクリーンに映しています。コーデックは、MPEG-2。伝送レートは、0.9 Mbpsから7.9 Mbps。

 

撮影は、『幸せへのキセキ』(2011)『ファーナス/訣別の朝』(2013)で第2班の撮影監督を務め、TVで活躍する、エルサドバドル出身のエデュアルド・エンリケ・メイエン

 

機材・マスター・フォーマットは、不明。オリジナル・アスペクト比は、2.39:1。

 

DVDとしても、現在の水準からすれば、決してよろしくない画質です。細部は潰れ、輪郭も太ります。彫りもそれほど深くありません。奥行き感も、不十分です。(ただし、電源事情がよくなる深夜未明だとかなりましにはなります。)

 

発色は、ニュートラル。色数自体は多いのですが、色乗りにパワーはなく、白茶け、くすんでいます。肌の質感がかなりナチュラルなのが救いです。

 

暗部情報量も、少なめ。黒が沈み込まないので、見づらいシーンが生まれています。

 

120インチの大画面視聴には、6メートルは離れるべきです。

 

音質(Dolby Digital 5.1): A-/B+

 

Oppo UDP-203からソニーVZ-555ESに、サラウンドバック・スピーカー2本を付け加えた7.1チャンネル分をラインアウト接続して再生。伝送レートは、不明。音量は、マイナス30デシベル。

 

絵と比べると、音のほうがよい印象です。

 

左右前後に音を定位させる音響設計。後方に回る音数も、かなりあります。音楽のみならず、環境音・効果音も後方に回り、立体音場の密度は、十分ではないもののかなりの高さです。音の出所もスクリーンとほぼマッチしており、包囲感も悪くありませんし、移動感もそれなりにあります。

 

ノイズフロアは低く、マイナス30デシベルまで上げても、うるささはありません。音の角もそれほど丸まっておらず、ギターなどの弦楽器とピアノの響きはなかなかのもの。分解能も、かなりのものです。

 

セリフの抜けは、問題なし。発音も明瞭で、サ行もスムーズです。レンジも広く、高音も伸びています。

 

超低音成分は、控えめ。ほとんど入っていないといってよいでしょう。

 

英語学習用教材度: A‐

 

英語・日本語字幕つき。日本語吹替えは、つきません。

 

セリフは、かなりの量。ただし、宗教ドラマらしく、F-wordも曖昧な形で1度使われるだけで、俗語・卑語はほとんど登場しません(PG指定)。安心してテクストに使えます。

 

確認した限り、英語字幕は完璧にセリフをフォローしており、勉強しやすい素材です。

 

とはいえ、特典がまったく収載されていませんから、これ以上の評価は無理です。

 

++++++++++

 

気になるところを、アト・ランダムに。

 

☆原題は、All Saints。直訳すれば、「すべての聖人たち」となります。米聖公会教会のモットーですが、本作に出てくる人物たちは、すべて聖人に見えます。

 

☆600万ドルの製作費で、全米580万ドル、海外14万ドル、世界で594万ドルの売り上げ。残念ながら、実質的にはかなりの赤字となったとおもわれます。

 

セルDVDは、10月3日発売。ただし、仕様は同じで、特典もつかず、レンタルDVDとまったく同じ内容のようです。

 

アマゾン・ビデオでも観ることができます。

 

オール・セインツ 幸せのはじまり (字幕版)

 

HD版で、レンタル399円、購入2500円です。

 

アメリカではBDが出ており、国内アマゾンを通じて購入できます。

 

All Saints / [Blu-ray] [Import]

 

2017年12月12日に発売された米盤BDの仕様です。残念ながら、日本語字幕・日本語吹替えはつきません。

 

 Region Free
 容量:2層50GB
 映像:1080p/2.39:1/MPEG-4 AVC
 音声:DTS-HD Master Audio 5.1 (英語)
    DTS-HD Master Audio 5.1(西・ポル語)
    Dolby Digital 5.1 (仏・ポーランド語)
 字幕:英・仏・西・ポル・伊語 など

 

特典は、次の映像特典です。

 

 Deleted Scenes (1080p, 2:14 total runtime): 
  Here for a Reason
  Taking on Debt
  Our Home Is Yours
 Act of Faith (1080p, 5:22)
 All Saints: The Cast & Community (1080p, 5:06)
 On Location in Tennessee (1080p, 3:55)
 Ye Win and the Karen (1080p, 4:36)
 The Pastors of All Saints (1080p, 5:31)

 

マーケットプレイスで、送料込みで2224円です。Amazon.comでは、14.99ドル。送料を考えると、マーケットプレイスのほうが安いかもしれません。

 

+++++++++++

 

映画ファン、ジョン・コーベット・ファン、必見。DVDの画質はいただけませんが、音質はまずまず。特典がないのは寂しいですが、内容がよいので許してあげましょう。オススメします!

 

| 外国映画(ア行) | 12:14 | comments(0) | trackbacks(0) |
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