CALENDAR
S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< October 2018 >>
ARCHIVES
CATEGORIES
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
英語で「日本国憲法」を読んでみる―The Constitution of Japan
英語で「日本国憲法」を読んでみる―The Constitution of Japan (JUGEMレビュー »)
別冊宝島編集部
英語で憲法を読んでみれば、戦勝国アメリカから押し付けられたことが手に取るように分かります。50年以上、修正されていない憲法。時代にそぐわない内容。それでも、憲法改正、不要ですか?
★★★★★
RECOMMEND
駅 STATION [DVD]
駅 STATION [DVD] (JUGEMレビュー »)

高倉健を知りたければ、まずこの一本。「渋さ」の意味が分かります。★★★★★
<< 我らアメリカ海兵隊(Netflix) | main | 英語学習に役立つ国内盤BD 8月22日発売分 >>
イカロス(Netflix)

 

原題: Icarus (2017)
上映時間:2:01:11
2017年8月4日Netflix配信開始:国内劇場未公開・国内BD/DVD未発売
公式サイト:https://www.icarus.film/

ゴウ先生総合評価: A
  画質(1.78:1): A-/B+
  音質(Dolby Digital Plus 5.1): B+
  英語学習用教材度: A-

 

本作が初のドキュメンタリー製作となるブライアン・フォーゲル監督・製作・脚本・出演によるドーピングの実態を暴いた米Netflix配給ドキュメンタリー映画。

 

共同脚本は、本作が長編デビューとなるジョン・バーテイン、『ペレを買った男』(2006)『ザ・フー:アメイジング・ジャーニー』(2007)『モーニング・ライト』(2008)『ザ・コーヴ』(2009)『伝説のレーサーたち -命をかけた戦い-』(2013)『ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK ‐The Touring Years』(2016)のマーク・モンロー、本作で長編ドキュメンタリーデビューを果たした、『Dates for Coffee』(2017)のジェイク・スワントコ

 

他の主な出演者は、グリゴリー・ロドチェンコフ

 

2017年度アカデミー長編ドキュメンタリー賞受賞。

 

☆Netflixでアカデミー長編ドキュメンタリー受賞作品が観られる

 

かつては、ロードバイクに乗るのを趣味にし、ツール・ド・フランス7連覇を果たしたランス・アームストロングを深く尊敬していたのです。しかし、それがドーピングの産物だとわかり、失望してしまいました。このこともあり、ドーピングの実態を描いた本作は観たいとおもっていたのでした。

 

☆あらすじ

 

2014年から2016年までの米コロラド、仏オート・ルート、米ロサンゼルス、モスクワ。

 

グレッグ・レモンに憧れて自転車に乗り始め、ランス・アームストロングに触発されて、レースに出始めた、アマチュア・ロードレーサーのブライアン・フォーゲルが、2013年にアームストロングがドーピングを認めたことでショックを受けます。

 

しかも、アームストロングのドーピング検査は50回にも及び、それをすべてパスしていたのです。そこで、フォーゲルは薬物検査の無意味さを訴えるために、自分がドーピングをして、フランス・アルプスで行われる「オート・ルート」ロードレースに出ることを計画します。

 

とはいえ、ドーピングしつつも、薬物検査をパスできなければいけません。そのために、UCLAののオリンピック分析研究所の創始者であるドン・カトリンに相談すると、紹介されたのがロシアのロシア反ドーピング機関所長のグリゴリー・ロドチェンコフでした。

 

そこで、フォーゲルはロドチェンコフと連絡を取り、ドーピングを開始することにしたのでした……。

 

☆ロシアの恐ろしさがわかる傑作

 

前半のブライアン・フォーゲルが遊び半分でドーピングするのは、笑いながら観ていられます。ドーピングで練習時のタイムがよくなるのにも、なるほどと納得されます。それでいて、機材の故障により、オート・ルートでは前年の成績をはるかに下回る結果となり、ドーピングだけでは勝てないことがわかるのにも、大笑いです。

 

しかし、笑えるのもそこまで。前半で知り合ったロシアのドーピングの責任者グリゴリー・ロドチェンコフの後半は、とても笑っていられません。ロドチェンコフがロシアを裏切り、フォーゲルを頼ってアメリカに逃亡し、ロシアが国家ぐるみでドーピングをしていたとニューヨーク・タイムズに発表したときから、映画のトーンが暗く重くなります。プーチンの登場が多くなり、不気味さが漂うのです。

 

特に、リオデジャネイロ五輪へのロシア陸上競技選手の出場停止をWADA(World Anti-Doping Agency:世界反ドーピング機関)が推奨した途端、ロシアがIOCを脅し、トーマス・バッハIOC会長が開会式直前でロシア選手団のリオ五輪出場を認めるにいたる過程にはゾッとさせられます。

 

ロドチェンコフがロシア政府から殺される生命の危機を感じ、米政府に保護を求め、居場所がわからなくなり、ロシア政府がロシアに残したロドチェンコフの家族を逮捕しようとするからです。

 

この辺のロドチェンコフに押し寄せるロシア政府の圧力は、半端でなく、上質のサスペンス映画を観ている錯覚に陥ります。「事実は小説より奇なり」は、本当のことです。

 

政府の関与を否定し、ロドチェンコフをスケープゴートにしたロシア政府、IOCにロシア選手団の参加を認めさせたロシア政府、いまもロドチェンコフの命を狙うロシア政府、ソ連から名前は変わりましたが、実態は昔から何も変わっていないことがわかります。恐るべし、プーチンです。

 

内容: A

 

++++++++++

 

画質(1.78:1): A-/B+

 

Gump TheatreにてOppo UDP-203から1080・60i信号を直接HDMIケーブルによってソニーVPL-HW30ESに送り込み、120インチ・ワイド・スクリーンに映しています。コーデックは、不明。伝送レートも、不明。

 

撮影は、本作が撮影デビューとなるティモシー・ロード、本作で長編ドキュメンタリーデビューを果たした、『Dates for Coffee』(2017)のジェイク・スワントコ

 

機材・マスター・フォーマットは、不明。オリジナル・アスペクト比は、1.85:1。

 

ドキュメンタリーですから、さまざまな素材が含まれています。もっとも美しい映像は「A-」ですが、いちばん悪い画質は「B-」というところで、全体的には「A-/B+」が妥当と判断しました。

 

解像度は、撮影隊のカメラが直接撮影したものは、かなりのものです。BDに迫ります。細部のつぶれは最少で、彫りは深く、奥行き感も十分に出ています。しかし、そうでないものは(2.39:1から1:33:1までアスペクト比は様々)、かなり甘くなります。仕方ないところでしょう。

 

発色は、全面的にニュートラル。色パレットは多く、くすみが、他のNetflix作品に比べてはるかに少ないのは評価できます。肌の質感にも、違和感はありません。

 

暗部情報量も、かなりのもの。コントラストが高く、黒がかなり粘り、そのために彫りも深くなり、見づらさはほとんどありません。

 

120インチの大画面の視聴では、4m離れると、十分に楽しめます。

 

音質(Dolby Digital Plus 5.1): B+

 

Oppo UDP-203からソニーVZ-555ESに、サラウンドバック・スピーカー2本を付け加えた7.1チャンネル分をラインアウト接続して再生。伝送レートは、不明。音量は、マイナス30デシベル。

 

ドキュメンタリーですから、派手さはありません。音楽が鳴り出すと、後方に音が回りますが、基本はフロント重視の音響設計です。それでも、包囲感はかなりの高さです。もちろん、移動感は明確ではありません。

 

ノイズフロアは低く、マイナス30デシベルという大音量でも、うるささはありません。音の角が丸まることもなく、音楽もかなりの分解能の高さで、室内に広がります。

 

セリフの抜けは、ナレーションを含め、ほとんど文句ありません。発音も明瞭ですし、レンジも広く、高音も伸びます。

 

超低音成分は、ほとんど入っていません。

 

英語学習用教材度: A-

 

日本語・英語字幕ならびに日本語吹き替えつき。

 

発言量は、膨大。しかも、俗語・卑語は多少登場しますが、ほとんど気にすることはありません。安心してテクストに使えます。

 

しかも、英語字幕は、完璧にセリフをフォローしており、勉強しやすい素材です。

 

とはいえ、特典が予告編しかないNetflixですから、これ以上の評価は無理です。

 

++++++++++

 

☆原題は、Icarus。ギリシャ神話から採られたものです。

 

++++++++++

 

ロシアの恐ろしさ、ドーピングの実態を知りたい英語勉強家、必見です。強くオススメします!

 

| 外国映画(ア行) | 11:42 | comments(0) | trackbacks(0) |
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://blog.indec.jp/trackback/1063987
トラックバック