CALENDAR
S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< October 2018 >>
ARCHIVES
CATEGORIES
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
英語で「日本国憲法」を読んでみる―The Constitution of Japan
英語で「日本国憲法」を読んでみる―The Constitution of Japan (JUGEMレビュー »)
別冊宝島編集部
英語で憲法を読んでみれば、戦勝国アメリカから押し付けられたことが手に取るように分かります。50年以上、修正されていない憲法。時代にそぐわない内容。それでも、憲法改正、不要ですか?
★★★★★
RECOMMEND
駅 STATION [DVD]
駅 STATION [DVD] (JUGEMレビュー »)

高倉健を知りたければ、まずこの一本。「渋さ」の意味が分かります。★★★★★
<< ドゥ・オーバー:もしも生まれ変わったら(Netflix) | main | 現地(にいない)特派員(Netflix) >>
リディキュラス6(Netflix)

 

原題:The Ridiculous 6 (2015)
上映時間:2:00:00
Netflix配信:国内劇場未公開・国内BD/DVD未発売
公式サイト:https://www.netflix.com/title/80039517​

ゴウ先生総合評価: B+
  画質(2.39:1): A-
  音質(Dolby Digital Plus 5.1): A-
  英語学習用教材度: A-/B+

 

本作以後、『ドゥ・オーバー:もしも生まれ変わったら』(2016)『マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)』(2017)『サンディ・ウェクスラー』(2017)『ウィーク・オブ・ウェディング』(2018)とNetflix製作映画にばかり出ているアダム・サンドラー製作・脚本・主演による米Netflix製作お下劣西部劇コメディ。

 

準主演は、『サウス・キャロライナ/愛と追憶の彼方』(1991)『白い刻印』(1998)でアカデミー主演男優賞、『ウォーリアー』(2011)で同助演男優賞にノミネートされたニック・ノルティ

 

その他、テリー・クルーズホルヘ・ガルシアテイラー・ロートナーロブ・シュナイダールーク・ウィルソンウィル・フォーテデヴィッド・スペードニック・スウォードソンダニー・トレホスティーヴ・ブシェミスティーヴ・ザーンジョン・タートゥーロハーヴェイ・カイテルが共演。

 

監督は、アダム・サンドラーと『ウェディング・シンガー』(1998)『ウォーターボーイ』(1998)『もしも昨日が選べたら』(2006)『子連れじゃダメかしら?』(2014)で組んだ、『80デイズ』(2004)『Mr.ズーキーパーの婚活動物園』(2011)『闘魂先生 Mr.ネバーギブアップ』(2012)のフランク・コラチ

 

共同脚本は、『アダム・サンドラーは ビリー・マジソン/一日一善』(1995)から『ピクセル』(2015)までのほとんどのアダム・サンドラー主演作の脚本と製作総指揮を担当したティム・ハーリヒー

 

☆アダム・サンドラーの西部劇は見逃せない

 

アダム・サンドラー祭は、まだ続きます。サンドラーの大ファンであるとともに、西部劇をこよなく愛する人間としては、本作は欠かせないからです。

 

ところが、サンドラー・コメディの常なのですが、本作の評価があまりにひどいのです。Rotten Tomatoesでは、支持率0%で、10点満点中3.3点。Metacriticでは、100点満点中18点という惨状です。

 

ここまで嫌われたら、ファンとして義憤を感じます。Netflixに加入したことですし、じっくりと観てみることにしたのでした。

 

☆あらすじ

 

舞台は、南北戦争後のアメリカ西部。

 

トミー・ストックバーン(アダム・サンドラー)は、白人であるものの、父親とはぐれ、母親は殺されてしまったため、アメリカ先住民に育てられました。長じてナイフの名手になり、「ホワイト・ナイフ」と呼ばれ、圧倒的な格闘能力を誇っていたのでした。

 

そこへ、銀行強盗で悪名を馳せるフランク・ストックバーン(ニック・ノルティ)が、トミーを訪ねて先住民部落にやってきます。肺病(consumption)でもうすぐ死ぬから会いに来たというフランクは、近くの木の下に5万ドルを埋めているから、それをトミーにやるというのです。

 

ところが、シセロ(ダニー・トレホ)率いるならず者一味が部落に現れ、5万ドルをよこせと迫ります。フランクは、シセロをその場所に案内することにします。もしそこに5万ドルなければ、フランクは殺されます。実父の苦境を見て胸を痛めたトミーは、その5万ドルを悪徳金持ちから奪って用意することにします。

 

こうして町へと向かったトミーは、その途中で、偶然にも(!)、ロバに乗ったメキシコ人母親の息子レイモン(ロブ・シュナイダー)、楽天家で首が滅法強いリル・ピート(テイラー・ロートナー)、言葉が話せない山男のハーム(ホルヘ・ガルシア)、巨体黒人ピアニストのチコ(テリー・クルーズ)、元大統領警護官であったダニー(ルーク・ウィルソン)というフランクの息子たち、すなわち自分の兄弟と出会うのです。

 

こうして兄弟力を合わせて5万ドルを奪い、フランクのもとへ届けようとするのですが、さらなる問題が発生するのでした……。

 

☆このバカバカしさはには平伏するしかない

 

いやあ、愉快ゆかい!このアダム・サンドラー印のくだらなさとありえなさが、たまりません。主筋のギャグも脇筋のギャグも、あまりにバカバカしくて、笑い続けます。そして、『エージェント・ゾーハン』(2008)に通じるサンドラー最強ヒーロー版であることに、ファンとしては喝采を送りたくなるのでした。

 

荒野の七人』(1960)の原題“The Magnificent Seven”(壮麗な7人)をもじった本作のタイトル“The Ridiculous Six”(愚かな6人)だけでも、大笑いです。普通はいくら“ridiculous”でも、7人に設定するでしょうに、それを6人に減らしている、その自虐性がたまらないのです。

 

それでは、『荒野の七人』のパロディになっているかといえば、そういうこともなく、まして黒澤明へのオマージュなどなし。「愚かな6人」流ともいう形で、もちろん方々には過去の西部劇との類似性はありますが、独特の道を歩むのです。

 

実の父親を助けるという主筋は、家族問題を重視するアダム・サンドラーらしいテーマです。その父親を怪しさ満点のニック・ノルティが演じますから、最初から緊迫感がみなぎります。ノルティが、フランクがそんなによい人であるはずがないではないとおもわせてくれるからです。

 

実際、6人の女性に6人の息子を作る時点で、フランクは相当な「ワル」です。そのワルが心を入れ替えてチームに加わり、最後は「壮麗な7人」に変わるのかとおもわせつつ、しっかりそれを裏切る展開も、立派。サンドラー映画の父子関係は、一筋縄ではいきません。

 

アダム・サンドラーが超人的なホワイト・ナイフになるのは、『エージェント・ゾーハン』と同様。そのバカバカしいまでの超人ぶりに、ファンはひたすら拍手を送ります。

 

残りの5人でいえば、大傑作はロブ・シュナイダー。この人の渋い低音の声がよろしくて、それでとぼけられると最高です。「おふくろは、スウェーデン出身だ」とあのメキシコ人顔でいうのには大笑いです。それをトミーから注意されると「嘘つき女め(Lying bitch)」とつぶやく当たりの間もいわくいいがたいものがあります。

 

残りの4人もバカバカしいほど笑えます。二枚目俳優(であったはず)のテイラー・ロートナーが頭のネジがゆるんだ若者を演じるのも、ご馳走です。

 

いつも通り、主筋から少しずれた脇筋にも贅沢な配役です。とんでもなくサディステックな散髪屋ドク・グリフィンをスティーヴ・ブシェミ、最後は首をちょん切られる町の有力者スマイリー・ハリスをハーヴェイ・カイテル、中国人移民に野球を教えている野球を発明したといわれる実在のアブナー・ダブルデイをジョン・タートゥーロという大物が演じるのですから、こんな贅沢はありません。

 

加えて、エイブラハム・リンカーン(ダン・パトリック)、カスター将軍(デヴィッド・スペード)、マーク・トウェイン(ヴァニラ・アイス)、ワイアット・アープ(ブレイク・シェルトン)という歴史上の有名人が登場して盛り上げてくれます。

 

もちろん、ウィル・フォーテニック・スウォードソンスティーヴ・ザーンというサンドラー映画ではおなじみの連中がバカバカしく活躍してくれるのもすばらしいことです。

 

音楽もかなりのもの。ルパート・グレグソン=ウィリアムズか書いた劇伴は伝統的な西部劇音楽を踏襲し、エルモ・ウィーバーが書いた劇中挿入歌は、アダム・サンドラーとウィーバーが共作した『Yippee Yo Yo Yay』のように、心に残ります。

 

最後の大団円も、楽しくてよいではありませんか。評論家がどんなに嫌おうが、貧乏英語塾長は本作を支持します。

 

内容: B+

 

++++++++++

 

画質(2.39:1): A-/B+

 

Gump TheatreにてOppo UDP-203から1080・60i信号を直接HDMIケーブルによってソニーVPL-HW30ESに送り込み、120インチ・ワイド・スクリーンに映しています。コーデックは、不明。伝送レートも、不明。

 

撮影は、『ダンス・ウィズ・ウルブズ』(1990)でアカデミー撮影賞を受賞し、アダム・サンドラーと『ロンゲスト・ヤード』(2005)『もしも昨日が選べたら』(2006)『チャックとラリー おかしな偽装結婚!?』(2007)『モール・コップ ラスベガスも俺が守る!』(2015)『ドゥ・オーバー:もしも生まれ変わったら』(2016)『サンディ・ウェクスラー』(2017)で組んだ、『マッドマックス2』(1981)『カクテル』(1988)『シティ・スリッカーズ』(1991)『ラスト・アクション・ヒーロー』(1993)『ウォーターワールド』(1995)『ボーン・コレクター』(1999)『ワンス・アンド・フォーエバー』(2002)『ブルース・オールマイティ』(2003)『アポカリプト』(2006)『ゲット スマート』(2008)『アパルーサの決闘』(2008)『2012』(2009)『セクレタリアト/奇跡のサラブレッド』(2010)『デート&ナイト』(2010)『リベンジ・マッチ』(2013)『マレフィセント』(2014)『ラスト・ウィッチ・ハンター』(2015)のディーン・セムラー

 

撮影機材は、詳細は不明。マスター・フォーマットも、不明。オリジナル・アスペクト比も、2.39:1。

 

ドゥ・オーバー:もしも生まれ変わったら』(2016)『サンディ・ウェクスラー』(2017)が非常に高画質だったので期待したのですが、また一般Netflix画質に戻ってしまいました。BDにはっきり劣り、DVDよりましというレベルです。

 

解像度はかなり高いのですが、細部が甘くなっています。それでも、彫りがかなり深く、奥行きもそこそこ出ているのが救いです。

 

発色は、ニュートラル。色数を減らしているようで、色乗りがあっさりしているうえに、くすんでいて鮮明とはいえません。肌の質感も、かなりナチュラルですが、違和感が残ります。

 

暗部情報量も、少なめ。暗い場面が多い映画ですが、黒があるところから沈まなくなり、コントラストが低く、見づらいシーンがかなりあります。

 

120インチの大画面の近接視聴も一応問題なしですが、5mは離れたほうがよいでしょう。

 

音質(Dolby Digital Plus 5.1): A-

 

Oppo UDP-203からソニーVZ-555ESに、サラウンドバック・スピーカー2本を付け加えた7.1チャンネル分をラインアウト接続して再生。伝送レートは、不明。音量は、マイナス24デシベル。

 

通常マイナス30デシベルで視聴し始めたのですが、それだとアクションの迫力が薄れるので、6デシベル音量を上げました。すると、ずいぶん印象がよくなります。

 

左右前後に音を定位させる音響設計。後方からの音数が多く、立体音場の密度感は高まります。残念ながら、真後ろには音が回りません。ですが、『ドゥ・オーバー:もしも生まれ変わったら』(2016)に迫るサラウンド効果を感じます。包囲感はもちろん、かなり鮮明な移動感を味わえます。音の出所とスクリーンのマッチ度も、ほぼ正確です。

 

ノイズフロアは低く、マイナス24デシベルという大音量でも、うるさく感じません。メリハリがきいて、しっかり音の角がしっかりとしています。しかも、ルパート・グレグソン=ウィリアムズエルモ・ウィーバーのの正統的西部劇音楽が非常に爽やかに響きます。オーケストラはもちろん、特にギターの音はなかなかです。メタリックな響きも乗りません。

 

セリフの抜けも、問題なし。サ行にきつさはまったくなく、発音も明瞭です。レンジも広く、高音が抑えらることはありません。

 

超低音成分は、控えめ。ほとんど入っていないといってよいでしょう。

 

英語学習用教材度: A-/B+

 

日本語・英語字幕ならびに日本語吹き替えつき。

 

セリフは、大量。ただし、俗語・卑語が、F-wordこそ出ないものの、かなり登場するので、テクストに使うには、十分な注意が必要です。

 

英語字幕は、確認した限り、完璧にセリフをフォローしており、大人限定ではありますが、勉強しやすい素材ではあります。

 

しかし、特典が予告編しかないNetflixですから、これ以上の評価は無理です。

 

++++++++++

 

☆原題も、The Ridiculous Six。上に述べたように、「愚かな6人」という意味です。

 

++++++++++

 

アダム・サンドラー・ファン、お下劣コメディ・ファン、必見。笑えます。ファンの方限定で、オススメします!

 

| 外国映画(ラ行) | 09:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://blog.indec.jp/trackback/1063969
トラックバック