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マイヤーウィッツ家の人々(Netflix配信)

 

原題:The Meyerowitz Stories (New and Selected) (2017)
上映時間:1:52:40
Netflix配信:国内劇場未公開・国内BD/DVD未発売
公式サイト:https://www.netflix.com/title/80174434​

ゴウ先生総合評価: A-/B+
  画質(1.85:1): A-/B+
  音質(Dolby Digital Plus 5.1): A-/B+
  英語学習用教材度: A-/B+

 

監督・脚本作『イカとクジラ』でアカデミー脚本賞にノミネートされた、『ライフ・アクアティック』(2005)『ファンタスティック Mr.FOX』(2009)の脚本を書き、『マーゴット・ウェディング』(2007)『ベン・スティラー 人生は最悪だ!』(2010)『フランシス・ハ』(2012)『ヤング・アダルト・ニューヨーク』(2014)『ミストレス・アメリカ』(2015)の監督・脚本を務めたノア・バームバック監督・製作・脚本による米国製コメディ・ドラマ。

 

主演は、アダム・サンドラー

 

準主演は、『ベン・スティラー 人生は最悪だ!』(2010)『ヤング・アダルト・ニューヨーク』(2014)でバームバックと組んだベン・スティラーダスティン・ホフマンエリザベス・マーヴェル

 

その他、エマ・トンプソングレイス・ヴァン・パタンキャンディス・バーゲンレベッカ・ミラージャド・ハーシュが共演。(グレタ・ガーウィグが出ないのが、寂しい?!)

 

その他、アダム・ドライヴァーシガーニー・ウィーヴァーがカメオ出演。

 

カンヌ国際映画祭で、パルム・ドールにノミネート。

 

☆Netflixで観る

 

アダム・サンドラー、ベン・スティラー、ダスティン・ホフマン、エマ・トンプソンと大好きな俳優が出ているうえ、一風変わった魅力的映画を作り続けるノア・バームバックが監督・脚本するのです。これは、絶対に観たいとおもっていました。

 

評論家からの評価も高く、背中を後押しされたのも事実です。Rotten Tomatoesでは、支持率92%で、10点満点中7.7点。Metacriticでは、100点満点中79点という素晴らしさなのですから。

 

問題は、Netflixに入らないと、本作が観られないことです。アメリカでもイギリスでも、Blu-ray DiscもDVDも出ていないのです。というわけで、2017年10月13日から日本でも配信されていた本作ですが、観られませんでした。

 

それを今月Netflixに加入したために観られるようになったのです。しかも、Amazon Fire TVも導入しましたから、大画面での視聴も可能となりました。じっくりと観させてもらったのでした。

 

☆あらすじ

 

舞台は、現代のニューヨーク・シティ(NYC)とニューヨーク州郊外。

 

ハロルド・マイヤーウィッツ(ダスティン・ホフマン)は、彫刻家。長いことニューヨーク州のバード大学という私立大学で教授を務めてきましたが、すでに引退しています。3度の結婚をし、いまは文化人類学者のモリーン(エマ・トンプソン)とNYCに住んでいます。

 

ハロルドは、最初の結婚で、ダニー・マイヤーウィッツ(アダム・サンドラー)とジーン・マイヤーウィッツ(エリザベス・マーヴェル)、再婚相手のジュリア(キャンディス・バーゲン)とマシュー・マイヤーウィッツ(ベン・スティラー)をもうけていました。

 

しかし、子供たちに気を使わない偏屈な芸術家気質のせいで、3人の子供はハロルドのことを嫌っています。

 

ダニーは、ひとり娘イライザ(グレイス・ヴァン・パタン)がバード大学に進学したのを機に、離婚し、いまは無職のままハロルドの家に居候しています。ジーンも結婚を一度もせず、NYCでひとり暮らしです。マシューは、会社経営者としてロサンゼルスで成功したものの、夫婦仲はうまくいっていません。

 

そんなときに、ハロルドの親友であった彫刻家のL・J・シャピロ(ジャド・ハーシュ)の大成功を収めた展覧会を、ハロルドとダニーが訪れます。そこで、売れない彫刻家のハロルドはシャピロとの差を痛感して落ち込み、ダニーはシャピロの娘である幼馴染のロレッタ(レベッカ・ミラー)に会えて、心ときめきます。

 

シャピロに対抗心を燃やすハロルドが、回顧展を自分の母校の大学で開くことを決め、3人の子供も応援するのですが、NYCの家の売り出しやハロルドのくも膜下出血による入院が続き、マイヤーウイッツ家は、てんやわんや状態になってしまうのでした……。

 

☆バームバックの代表作の一本

 

登場人物に起きる不愉快な出来事をちょっとした幸せで補わせる脚本が、心を和ませます。ノア・バームバックの巧みさがよく出た脚本のおかげです。ひとりひとりの登場シーンが印象的で、記憶に残ります。特に、些細なことにこだわって事態を悪化させる人物たちが、とてもリアルでおかしくてたまりません。

 

これまで、共演を避けていたとおもわれるアダム・サンドラーとベン・スティラーの兄弟役も、芸達者のふたりですから、すんなり収まります。ダスティン・ホフマンと並ぶ3人のユダや系俳優の持ち味をたっぷりと見せてくれ、ファンとしてはうれしい限りです。

 

惜しむらくは、ホフマンの偏屈親父役があまりに典型的で、ホフマンという名優を使うのなら、もっと斬新な頑固親父が描けなかったという点です。エマ・トンプソンの役も、ふたりが共演した『新しい人生のはじめかた』(2008)ほどの新鮮さがなく、面白みに欠けます。

 

ハロルドが重病になって意識不明になってからが、映画が面白くなるのも、ハロルドとモリーンの造型がもの足りないからです。それでも、サンドラーとスティラーがしっかりと役目を果たしており、映画に深みを与えており、ホフマンとトンプソンを支えています。

 

サンドラーが娘イライザ役のグレイス・ヴァン・パタンとピアノで連弾をしながら、イライザが9歳のときに作ったという歌を唄うのは、すばらしい趣向です。素朴な歌ですが、娘を愛するダニーの気持ちがサンドラーの味のある唄い方に表現されています。

 

個人的にうれしかったのが、TV『ハウス・オブ・カード 野望の階段』シリーズ(2014〜2016)でフランク・アンダーウッド(ケヴィン・スペイシー)に逆らう司法長官を演じたエリザベス・マーヴェルが、ダニーの妹役で登場することです。いつもと違い、地味な服装にして、ジーンの苦悩を表しているのが、ぴったりです。

 

グレイス・ヴァン・パタンキャンディス・バーゲンレベッカ・ミラージャド・ハーシュを含め、アダム・ドライヴァーシガーニー・ウィーヴァーというカメオ出演陣も、出番は少ないのに、みんな強い印象を残します。ヴァン・パタンが出る自主ポルノ映画はいただけませんでしたが。

 

ノア・バームバックらしさが十全に出たホームドラマの秀作と評価します。

 

内容: A-

 

++++++++++

 

画質(1.85:1): A-/B+

 

Gump TheatreにてOppo UDP-203から1080・60i信号を直接HDMIケーブルによってソニーVPL-HW30ESに送り込み、120インチ・ワイド・スクリーンに映しています。2層50GB。コーデックは、不明。伝送レートも、不明。

 

撮影は、『天使の分け前』(2012)『ジンジャーの朝 〜さよなら、わたしが愛した世界』(2012)『あなたを抱きしめる日まで』(2013)『ジミー、野を駆ける伝説』(2014)『スロウ・ウェスト』(2015)『わたしは、ダニエル・ブレイク』(2016)『アメリカン・ハニー』(2016)のロビー・ライアン

 

機材は、アリ416 16mmフィルム・カメラを使用。マスター・フォーマットは、DI(4K)。オリジナル・アスペクト比も、1.85:1。

 

こだわりの16丱侫ルム使用なのでしょう。画質は、現在最高のHDカメラで撮影された映像からすれば、見劣りします。DIファイルが4Kですから、4K UHD BDで観れば別印象を受ける可能性はありますが、現状では、BD以下、DVD以上の画質というしかありません。しかも、全体的にはっきりと目立つ大量のグレインのせいで、好みは分かれるでしょう。個人的には、好きなテクスチュアではありますが。

 

解像度は低くはないものの、細部がやや甘く感じられるのは仕方ないところです。くっきりすっきり画質とは、距離があります。それでも、彫りはかなり深く、奥行きもそれなりに出ています。

 

発色は、ほぼニュートラル。ただし、フィルムらしく、色温度はやや低く感じられます。おかげで、茶色の発色が、かなり鮮明なのは、悪くないところです。肌の質感には、ほとんど違和感を覚えません。

 

暗部情報量も、限定的。コントラストが低く、夜間シーンなどでは見づらさを感じます。

 

大画面の近接視聴も、一応問題なしです。それでも、120インチの場合には、5mは離れるべきでしょう。

 

音質(Dolby Digital Plus 5.1): A-/B+

 

Oppo UDP-203からソニーVZ-555ESに、サラウンドバック・スピーカー2本を付け加えた7.1チャンネル分をラインアウト接続して再生。伝送レートは、不明。音量は、マイナス30デシベル。

 

左右前後に音を定位させる音響設計。想像以上に、後方からの音数が多く、現代BDの水準からは落ちますが、立体音場の密度感はそれなりに高く、かなりの包囲感と移動感を味わえます。

 

ノイズフロアは、低く、マイナス30デシベルという大音量でも、うるさく感じません。むしろ、デフォルトの音量ではやや寂しく感じるくらいです。さらに、音の角が丸まっているようで、クリアとはいいきれません。それでも、メタリックな響きが乗らないのは、悪くないことです。

 

セリフの抜けは、問題なし。サ行にきつさはなく、発音も明瞭です。レンジも広いので、途中でアダム・サンドラーがピアノの弾き語りで唄う歌も聴きづらさはありません。

 

超低音成分は、控えめ。ほとんど入っていないといってよいでしょう。

 

英語学習用教材度: A-/B+

 

日本語・英語字幕ならびに日本語吹き替えつき。

 

セリフは、大量。ただし、俗語・卑語は、F-wordを含め、頻繁に登場するので、テクストに使うには、十分な注意が必要です。

 

とはいえ、英語字幕が、確認した限り、完璧にセリフをフォローしており、大人限定ではありますが、勉強しやすい素材ではあります。最新のアメリカの口語が学べます。

 

しかし、特典が予告編しかないNetflixですから、これ以上の評価は無理です。

 

++++++++++

 

気になるところを、アト・ランダムに。

 

☆原題は、The Meyerowitz Stories (New and Selected)。直訳すれば、「マイヤーウィッツ家の物語(新しくて選ばれた)」。邦題は、がんばっています。

 

++++++++++

 

ノア・バームバックならびに出演俳優のファンは、必見。特に、アダム・サンドラー・ファンには、うれしいプレゼントになるはずです。オススメします!

 

| 外国映画(マ行) | 10:43 | comments(0) | trackbacks(0) |
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