CALENDAR
S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< October 2018 >>
ARCHIVES
CATEGORIES
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
英語で「日本国憲法」を読んでみる―The Constitution of Japan
英語で「日本国憲法」を読んでみる―The Constitution of Japan (JUGEMレビュー »)
別冊宝島編集部
英語で憲法を読んでみれば、戦勝国アメリカから押し付けられたことが手に取るように分かります。50年以上、修正されていない憲法。時代にそぐわない内容。それでも、憲法改正、不要ですか?
★★★★★
RECOMMEND
駅 STATION [DVD]
駅 STATION [DVD] (JUGEMレビュー »)

高倉健を知りたければ、まずこの一本。「渋さ」の意味が分かります。★★★★★
<< デンジャラス・プリズン ―牢獄の処刑人―(BD) | main | 『ブレイキング・バッド』、格安英盤BDでシーズン3まで揃える >>
アメリカン・アサシン(UK BD/Region B)

 

原題:American Assassin (2017)
上映時間:2:13:18
2018年6月29日 国内劇場初公開
公式サイト:http://american-assassin.jp/

ゴウ先生総合評価: B
  画質(2.39:1): A/A-
  音質(Dolby Atmos/Dolby TrueHD 7.1): A+/A
  英語学習用教材度: B+

 

ヴィンス・フリンが2010年に出版した同名ベストセラー小説を映画化した米国製サスペンス・アクション。

 

American Assassin: A Thriller (A Mitch Rapp Novel)
Pocket Books

 

アメリカン・アサシン 上 (マグノリアブックス)
オークラ出版

 

アメリカン・アサシン 下 (マグノリアブックス)
オークラ出版

(訳書は、6月20日発売)

 

監督は、TVで活躍する、国内劇場未公開の佳作『Kill the Messenger』(2014)を監督したマイケル・クエスタ

 

脚本は、『グローリー』(1989)『レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い』(1994)『マーシャル・ロー 』(1998)『ラスト サムライ』(2003)『ブラッド・ダイヤモンド』(2006)『ディファイアンス』(2008)『ラブ&ドラッグ 』(2010)『完全なるチェックメイト』(2015)『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』(2016)の監督であるエドワード・ズウィックと『レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い』(1994)『ラスト サムライ』(2003)『ブラッド・ダイヤモンド』(2006)『ディファイアンス』(2008)『ラブ&ドラッグ 』(2010)『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』(2016)で製作・製作総指揮・脚本の立場からズウィックを支えてきたマーシャル・ハースコヴィッツが書いた脚本を、『プレデターズ』(2010)『スパイ・レジェンド』(2014)『ヒットマン:エージェント47』(2015)のマイケル・フィンチが書き直し、『トゥルー・クライム』(1999)のスティーヴン・シフが仕上げたもの。

 

主演は、『メイズ・ランナー』三部作(2014〜2018)の主役トーマスを演じて若手スターの仲間入りをした、『バーニング・オーシャン』(2016)のディラン・オブライエン

 

準主演は、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(2014)でアカデミー主演男優賞にノミネートされた、『スポットライト 世紀のスクープ』(2015)『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』(2016)『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)のマイケル・キートン、『バトルシップ』(2012)『ジョン・カーター』(2012)『野蛮なやつら/SAVAGES』(2012)『ローン・サバイバー』(2013)TV『TRUE DETECTIVE/ロサンゼルス』(2015)『オンリー・ザ・ブレイブ』(2017)のテイラー・キッチュ

 

その他、サナ・レイサンシーヴァ・ネガーデヴィッド・スーシェナヴィド・ネガーバンスコット・アドキンスが共演しています。

 

☆英盤BDで観る

 

評判が芳しくなかった作品です。Rotten Tomatoesでは、支持率34%で、10点満点中4.7点。Metacriticでは、100点満点中45点という評価でした。興行的にも、世界で1億ドルに遠く及ばない結果となり、期待外れに終わりました。スパイ映画には佳作・秀作が多いので、批評家も観客も求めるものが高いのです。

 

とはいえ、マイケル・キートン・ファンとしては、それなりの見応えはあるはずと踏んだのでした。実際、ここ4、5年のキートン出演作は、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(2014)『スポットライト 世紀のスクープ』(2015)『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』(2016)と、秀作ぞろいです。2度目の黄金期に入ったキートンが出ている本作を、昨年からぜひとも観たいと願っていたのでした。

 

そんなときに、2018年1月15日に発売された英盤Blu-ray Discが英アマゾンで9.99ポンドの最安値をつけたために、購入することにしたのでした(今日は、8.99ポンド)。

 

☆あらすじ

 

舞台は、現代の西イビサ、米リングレー、ロンドン、ワルシャワ、イスタンブール、ローマ。

 

23歳のミッチ・ラップ(ディラン・オブライエン)は、スペインのイビサ島に恋人と旅行にきていました。ところが、結婚を申し込んだ直後に、恋人をテロリストに殺されてしまいます。

 

そのため、ミッチはテロリストに報復する手段を模索し、日々鍛錬に励んでいました。そうしたテロリストへの憎悪を燃やすラップの存在を知った反テロリズム担当CIA副長官アイリーン・ケネディ(サナ・レイサン)が、ラップを工作員にリクルートします。

 

元米ネイビーシールズのスタン・ハーリー(マイケル・キートン)に送り込まれたラップは、ハーリーの指導の下、暗殺のための技術を次々と習得していきます。

 

そんなとき、ワルシャワでプルトニウムがテロリストの手に渡ったことがわかります。その捜査の中で、ついにゴーストと呼ばれる黒幕(テイラー・キッチュ)の存在を突き止めます。ゴーストは中東で第三次世界大戦を勃発させようとしていたのです。

 

ラップとハーリーは、ゴーストの悪巧みを阻止するために、イスタンブールへ飛ぶのでした……。

 

☆マイケル・キートンに尽きる

 

それなりに面白い映画ですし、スパイ・アクションとしてのツボは押さえています。

 

しかし、テロリストに復讐するために主人公が立ち上がるという設定も、核兵器をテロリストが悪用するというアイデアも、ありふれたものです。演出にも、新味はありません。しかも、ファンの方には申し訳ありませんが、ディラン・オブライエンが『メイズ・ランナー』三部作(2014〜2018)ほどの魅力がないのです。これは、評論家たちの評価が低いのもやむなしとおもったのでした。

 

ところが、本作をマイケル・キートンが救うのです。

 

頑固で冷徹でムチャクチャ強い工作員というスタン・ハーリーという役が、期待以上にキートンにぴったりなのです。ディラン・オブライエンにプロの工作員の恐ろしさを教える場面など、マッチョでないものの本作のために準備したと思しき引き締まった身体で、オブライエンを圧倒します。あの鋭い目がさらに不気味に光り、プロの工作員とは「実は」こんな男ではないかとおもってしまわせられるのでした。

 

この存在感からすれば、不細工な髭を生やしたディラン・オブライエンはひよっこ。どうして似合いもしない無精髭を生やさせたのか、マイケル・クエスタの判断を疑います。

 

ゴースト役のテイラー・キッチュも、悪役としては、小粒。単にCIAへの復讐のために、世界を滅亡へ導くような巨悪に感じられません。この人が大作映画の主役に戻ってくるには、しばらく時間がかかるようです。

 

期待していた、『ゼロ・グラビティ』(2013)でアカデミー作曲賞を受賞した、『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』(2013)『フューリー』(2014)『スーサイド・スクワッド』(2016)『ベイビー・ドライバー』(2017)のスティーヴン・プライスの音楽も、平凡。

 

アクション・シークエンスも画期的なものはなく、ただただマイケル・キートンの存在感だけが突出した映画でありました。

 

内容: B

 

++++++++++

 

画質(2.39:1): A/A-

 

Gump TheatreにてOppo UDP-203から1080・24p信号を直接HDMIケーブルによってソニーVPL-HW30ESに送り込み、120インチ・ワイド・スクリーンに映しています。2層50GB。コーデックは、MPEG-4 AVC。伝送レートは、3 Mbpsから65 Mbps。

 

撮影は、『ダウン・イン・ザ・バレー』(2005)『消えた天使』(2007)『28週後...』(2007)『レポゼッション・メン』(2010)『きみがくれた未来』(2010)『127時間』(2010)『REDリターンズ』(2013)『メイズ・ランナー』(2014)『フィフス・ウェイブ』(2015)『バーニング・オーシャン』(2016)のエンリケ・シャディアック

 

機材は、アリ・アレクサ・ミニ、アリ・アレクサ・XT HDカメラを使用。マスター・フォーマットは、DI(バイト数は不明)。オリジナル・アスペクト比も、2.39:1。

 

いささか失望させる画質です。

 

解像度は最新BD水準をクリアしているものの、それ以上のものではありません。全体的に軟調で、細部に甘さを感じます。彫りの深さと奥行き感に、不満を覚えるのです。しかも、若干ぬめるようなテクスチュアになっており、いただけません。

 

色温度は、心持ち高め。ブルー系が支配的なわけではありませんが、硬質な雰囲気が漂っています。色乗りはパワフルですが、ややコッテリとしており、爽やかさに欠けます。肌の質感にも、いまひとつ違和感を覚えます。

 

暗部情報量は、かなりのもの。黒がよく沈み、階調が滑らかで、コントラストも高いため、見づらいシーンは、ありません。

 

大画面の近接視聴は、一応問題なしです。

 

音質(Dolby Atmos/Dolby TrueHD 7.1​): A+/A

 

Oppo UDP-203からソニーVZ-555ESに、サラウンドバック・スピーカー2本を付け加えた7.1チャンネル分をラインアウト接続して再生。伝送レートは、不明。48kHz, 24-bit。音量は、マイナス30デシベル。

 

一部の劇場では、ドルビーアトモス、ドルビーサラウンド7.1で上映。

 

ドルビーアトモスに対応していないGump Theatreでは、ドルビーTrueHD 7.1で視聴。

 

現代最高のBD音質まであと一歩。

 

左右前後に音を定位させ、音の出所はスクリーンと完璧にマッチします。後方からの音数が多いために、立体音場の密度感は非常に高く、包囲感も最高なら、移動感もかなり鮮やかです。アクション映画としてのケレン味をもっています。

 

ただし、その場面が、格闘シーンなどに限られているのが残念なところです。さりげない場面では、サラウンドバック・スピーカーの活躍度が低下してしまいます。室内シーンなどの反響音が真後ろから聞こえてこないために、ナチュラルさに欠けるのです。

 

ノイズフロアは、最低レベル。マイナス30デシベルでも、うるささはありません。銃声・打撃音は鋭く、雑踏のざわめきなど、細かい環境音がよく聞こえます。

 

スティーヴン・プライスの音楽が、やや団子状になるところが惜しいところ。もう少し爽やかに響くと満点だったのですが。

 

セリフの抜けは、最高レベル。レンジは広く、サ行にきつさはなく、発音も明瞭です。

 

超低音成分は、出るときには出ますが、その量は多くありません。飽和して部屋が揺れることもなく、引き締まった硬質のLFEです。

 

英語学習用教材度: B+

 

英語字幕つき。残念ながら、日本語字幕・日本語吹替えはつきません。

 

セリフ量は、平均。ですが、俗語・卑語が、F-wordが46回登場するなど、大量に使われます(R指定)。テクストに使うには、細心の注意が必要です。

 

とはいえ、英語字幕が完璧にセリフをフォローしており、勉強しやすい素材ではあります。

 

ただし、特典に英語字幕がついていないので、評価が下がります。

 

++++++++++

 

気になるところを、アト・ランダムに。

 

☆原題も、American Assassin。訳せば、「アメリカ人暗殺者」となります。

 

☆本作は、当初はミッチ・ラップをコリン・ファレルクリス・ヘムズワース、スタン・ハーリーをブルース・ウィリス、監督をエドワード・ズウィックで企画されていたとか。このほうがヒットしたのではないかとおもう豪華布陣です。とはいえ、映画にキャスト・スタッフの変更はつきもの。出来上がりがすべてです。

 

☆クライマックスで(開始1時間37分過ぎ)、核爆発が起きたときのインパクトの表現は、なかなか。でも、あの程度ですむのかとおもってしまいもします。

 

☆3300万ドルの製作費で、アメリカで3625万ドル、海外で3080万ドル、世界で6705万ドルの売り上げ。ぎりぎり黒字というところでしょうか。

 

特典は、米盤のそれと同じです。

 

 Target Acquired: Creating an American Assassin (9:54) 
 Finding Mitch Rapp: Dylan O'Brien (9:53) 
 Transfer of Power: Hurley and Ghost (13:43) 
 Weaponized: Training and Stunts (12:05) 
 In the Field: On Location (9:29) 
 Alamo Drafthouse Q & A (26:05) 

 

映像: 
  銑ァAを基本に、適宜Bが挿入 
 ΑC
 A ビスタ・サイズ(1.78:1)のHD画質(AVC/1080・24p)
 B シネスコ・サイズ(2.39:1?)のHD画質(AVC/1080・24p)
 C ビスタ・サイズ(1.78:1)のHD画質(AVC/1080・60i)
音声: ドルビーデジタル・ステレオ 2.0
残念ながら、英語字幕はつきません。
 

特典は、すべて典型的なメイキング。斬新さはありません。それでも、映画の裏側は、十分に理解できます。

 

英盤4K UHD BDも存在します。

 

 

英盤も、米盤と同じく、映像はドルビービジョン+HDR10で、音声はドルビーアトモスを採用しています。英アマゾンで18.00ポンドとなっています。

 

米盤もBDと4K UHD BDともにリリースされています。米アマゾンの現在の売価は次のようになっています。

 

 BD    9.99ドル
 UHD BD  19.97ドル

 

両方とも音声はドルビーアトモスで、UHD BDの映像はドルビービジョン+HDR10という豪華さです。でも、貧乏英語塾長には高すぎます。

 

☆米盤BDは国内アマゾンのマーケットプレイスでも取り扱われています。

 

American Assassin/ [Blu-ray] [Import]

 

ただし、新品だと送料込みで2635円です。

 

++++++++++

 

マイケル・キートン、ディラン・オブライエンのファンの方、必見。スパイ・アクション映画ファンの方は、ハードルを低くして観に行きましょう。英盤BDの画質・音質・特典はまずまず。劇場でご覧になる方は、できれば4Kプロジェクター設置館でどうぞ。

 

| 外国映画(ア行) | 10:33 | comments(0) | trackbacks(0) |
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://blog.indec.jp/trackback/1063942
トラックバック