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アトミック・ブロンド(UK BD/Region Free)

 

原題:Atomic Blonde (2017)
上映時間:1:54:44
2017年10月20日 国内劇場初公開
公式サイト:http://atomic-blonde.jp/

ゴウ先生総合評価: A‐
  画質(2.39:1): A/A-
  音質(DTS:X/DTS-HD Master Audio 7.1): A
  英語学習用教材度: A

 

モンスター』(2003)でアカデミー主演女優賞を受賞し、『スタンドアップ』(2005)で同賞にノミネートされた、『イーオン・フラックス』(2005)『ヤング≒アダルト』(2011)『スノーホワイト』(2012)『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)『ダーク・プレイス』(2015)『ワイルド・スピード ICE BREAK』(2017)のシャーリーズ・セロン主演・製作による米・独・スウェーデン製サスペンス・アクション。

 

準主演は、『ラストキング・オブ・スコットランド』(2006)『つぐない』(2007)、そして『X-MEN』シリーズ(2011〜2016)のエグゼビア役で知られる、『ウォンテッド』(2008)『声をかくす人』(2011)『ビトレイヤー』(2013)『トランス』(2013)『フィルス』(2013)『ラブストーリーズ エリナーの愛情』(2013)『ラブストーリーズ コナーの涙』(2013)『ヴィクター・フランケンシュタイン』(2015)『スプリット』(2017)のジェームズ・マカヴォイ

 

その他、ジョン・グッドマンティル・シュヴァイガーエディ・マーサンソフィア・ブテラジェームズ・フォークナートビー・ジョーンズが共演。

 

監督は、『ジョン・ウィック』(2014)の共同監督・製作、『ジョン・ウィック:チャプター2』(2017)の製作総指揮、『デッドプール2』(2018)の監督を務めた、スタントならびにスタント・コーディネーターとして活躍した経歴をもつデヴィッド・リーチ。本作が単独監督デビュー作。

 

原作は、アントニー・ジョンストン(作)サム・ハート(画)が2012年に発表したグラフィックノベル『The Coldest City』。

 

The Coldest City
Oni Press

 

この原作を、『300 <スリーハンドレッド>』(2007)『ネイビーシールズ』(2012)『300 <スリーハンドレッド> 〜帝国の進撃〜』(2014)のカート・ジョンスタッドが脚本化。

 

☆英盤BDで観る

 

シャーリーズ・セロン・ファンである貧乏英語塾長、本作を劇場で観たいとおもっていました。ところが、都合がつかず、見逃してしまったのです。そこで、4月3日のセルBlu-ray Disc発売前の3月に借り出すことができたレンタルBDで観たのでした。

 

ところが、このレンタルBD、ハピネット製らしく、英語字幕も特典もつかず、音声はDTS-HD Master 5.1というお粗末さなのです。これはかなわんと、セルBDの仕様を調べてみました。

 

アトミック・ブロンド [Blu-ray]
Happinet

 

すると、米英盤BDとほぼ同じ内容の特典がつきますが、やっぱり英語字幕はつかず、音声は相変わらずDTS-HD Master 5.1です。にもかかわらず、この国内盤BD、今日現在、アマゾンですら4014円もするのです。とても買える代物ではありません。

 

これに対して、2017年12月4日発売の英盤BDが英アマゾンで7.49ポンドの最安値をつけ、送料込みで1300円ちょっとで買えます。そのうえ、英語字幕がつくことはもちろん、音声もDTS:X/DTS-HD Master Audio 7.1です。しかも、特典内容は、米・国内盤BDと同じ。これなら、英盤BDを買うのが得というものです。

 

その英盤BDが到着し、本編はもちろん、特典すべてをチェックしましたので、ここにレビューをアップロードさせてもらいます。

 

☆あらすじ

 

舞台は、冷戦末期の1989年のベルリンとロンドン。

 

ローレン・ブロートン(シャーリーズ・セロン)は、英国秘密情報部「MI6」の凄腕エージェント。MI6のC(ジェームズ・フォークナー)とエリック・グレイ(トビー・ジョーンズ)から、何者かに奪われた極秘リストの奪還と二重スパイ「サッチェル」の正体を突き止めるという密命を受け、ベルリンに飛びます。

 

ベルリンでは、現地で活動するMI6エージェント、デヴィッド・パーシヴァル(ジェームズ・マカヴォイ)と合流する予定だったのですが、ブロートンの行動は到着前から敵側に筒抜けになっており、到着すぐにひと騒動です。

 

誰が敵か味方かまるでわからない状況の中、信頼できるかどうか不明のCIAエージェントのエメット・カーツフェルド(ジョン・グッドマン)とMI6の協力者である時計屋(ティル・シュヴァイガー)の協力を得て、フランスの対外治安総局(DGSE)エージェント、デルフィーヌ・ラサール(ソフィア・ブテラ)と恋に落ちながらも、カギを握る情報提供者スパイグラス(エディ・マーサン)の確保に努めます。

 

しかし、そんなブロートンに、次々と襲いかかるソ連KGBの殺し屋たちが襲ってくるのでした……。

 

☆痛快・爽快・奇々怪々


シャーリーズ・セロンの圧倒的強さをとことん見せてくれるうえに、その冷ややかで美しいたたずまいが見事に映像化されていて、ファンとしては大満足の作品です。

 

この人には、『サイダーハウス・ルール』(1999)『モンスター』(2003)『スタンドアップ』(2005)『ヤング≒アダルト』(2011)『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)『ダーク・プレイス』(2015)がそうであるように、本作の傷だらけのブロートン役で見せる「苦労」がよく似合います。

 

とにもかくにも、相手を殺すことだけを考えた冷酷なまでの烈しい格闘シーンをそつなくこなすセロンには拍手です。実際、スタントダブルも使っているようですが、特典を見る限り、かなりの格闘シーンは本人がこなしています。177僂猟洪箸ハイヒールを履いて、さらに巨大化し、男どもをバッタバッタとなぎ倒すのです。観ているほうとしては痛快かつ爽快な気分に浸れます。

 

ベルリンの壁崩壊に至る東西陣営の奇々怪々のやりとりは、こんな雰囲気であったのだろうとおもわせるリアリティを本作はもっています。このあたり、ジョン・グッドマンとトビー・ジョーンズが極上の存在感で映画を盛り上げ、シャーリーズ・セロンを援護射撃しています。

 

カギを握り、ローレンが助けるスパイグラス役のエディ・マーサンの哀れさも、この名優ならではの巧さ。映画に深みを与えています。

 

ただし、ジェームズ・マカヴォイが、あまりに典型的なはみだしスパイを演じていて、新鮮味がないのがいただけません。存在感の薄い脚本もかわいそうでした。

 

ソフィア・ブテラ演じるフランス人スパイも、極端なことをいえば、いてもいなくてもよい存在。この辺の脚本の弱さが、セロンのカッコよさが凄いだけに、逆に目立ちます。

 

多用される1989年当時の流行ポップチューンの多用は、当時をおもい出せて、個人的にはツボにはまってしまいました。

 

娯楽アクション映画としては、十分な出来といえましょう。

 

内容: A-/B+

 

++++++++++

 

画質(2.39:1): A/A-

 

Gump TheatreにてOppo BDP-93から1080・24p信号を直接HDMIケーブルによってソニーVPL-HW30ESに送り込み、120インチ・ワイド・スクリーンに映しています。2層50GB。コーデックは、MPEG-4 AVC。伝送レートは、7 Mbpsから38 Mbps。

 

撮影は、『オーメン』(2006)『マックス・ペイン』(2008)『完全なる報復』(2009)『ダイ・ハード/ラスト・デイ』(2012)『ジョン・ウィック』(2014)『トランスフォーマー/最後の騎士王 』(2017)のジョナサン・セラ

 

機材は、アリ・アレクサ・M、アリ・アレクサ・XT・プラスHDカメラを使用。マスター・フォーマットは、DI(2K)。オリジナル・アスペクト比も、2.39:1。


世界の一部の劇場ではドルビービジョン上映。

 

国内盤レンタルBDによく似た画質です。

 

解像度はそれなりに高いものの、現代最高レベルからはかなり差があります。細部がかなり甘くなっているからです。それでも、彫りはなかなかの深さですし、奥行き感もかなり出ています。ただし、すっきりくっきりというわけにはいきません。

 

色温度は、かなりの高さ。ブルー系が支配的で、ベルリンの荒涼さが印象づけられます。色数もやや間引いてあるようで、華やかというわけにはいきません。それでも、肌の質感は、まずまず。違和感は、それほどありません。

 

暗部情報量も、そこそこ。黒の沈み込みは限定され、階調は滑らかなものの、コントラストがそれほど高くなく、見づらさはが生まれています。

 

大画面の近接視聴も、一応問題なしです。

 

音質(DTS:X/DTS-HD Master Audio 7.1): A

 

Oppo BDP-93からソニーVZ-555ESに、サラウンドバック・スピーカー2本を付け加えた7.1チャンネル分をラインアウト接続して再生。伝送レートは、不明。48kHz, 24-bit。音量は、マイナス30デシベル。

 

一部の劇場では、ドルビーアトモスで上映。

 

DTS:Xに対応していないGump Theatreでは、DTS-HD Master Audio 7.1で視聴。

 

音声は、国内盤レンタルBDよりはっきりと上です。

 

現代最高レベルのシネソニックというわけにはいきませんが、7.1チャンネルをフル活用しており、映画に躍動感を与えています。トップスピーカーつきのDTS:Xだったら、もっと高い評価になりそうです。

 

左右前後に音を定位させ、音の出所はスクリーンと正確にマッチします。サラウンドバック・スピーカーも、大活躍とはいわないものの、かなりの奮闘ぶりです。おかげで、立体音場の密度感は非常に高く、1989年当時に流行していたポップミュージックが鳴り出すと、包囲感がぐっと高まります。移動感は、ときに曖昧になるときもありますが、おおむね鮮やかです。

 

ノイズフロアは、最低レベル。マイナス30デシベルという大音量でも、うるさく感じません。切れ味鋭く、打撃音には重みと痛みがあり、格闘シーンに迫真性を与えています。多用されるポップチューンも、分離感がよく、すっきり響きます。

 

セリフの抜けは、最高レベル。サ行にきつさはなく、発音も明瞭です。

 

超低音成分は、かなりの量。しかし、立ち上がり立下りが速く、重たく感じませんし、飽和して部屋が揺れることもありません。引き締まった硬質のLFEです。

 

A+/Aに上げるかどうか、最後まで悩んだことを告白しておきます。

 

英語学習用教材度: A

 

英・仏・独・伊・蘭語字幕ならびに仏・独・伊語吹き替えつき。残念ながら、日本語字幕・日本語吹替えはつきません。

 

セリフは、アクション映画にしてはかなりの量です。同時に、俗語・卑語はかなり使われ、F-wordも大量に登場します(R指定)。テクストに使うには、細心の注意が必要です。

 

とはいえ、英語字幕が完璧にセリフをフォローしており、勉強しやすい素材ではあります。

 

加えて、音声解説を含め、すべての特典に英語字幕がついているのは、テクストとしてすばらしいことです。

 

++++++++++

 

気になるところを、アト・ランダムに。

 

☆原題も、Atomic Blonde。これは“atomic bomb”(原子爆弾)から作られた言葉でしょうから、直訳すれば「原爆金髪娘」とでもなります。原作の「もっとも寒い街(The Coldest City)」のほうがクールだった気がするのですが。

 

☆3000万ドルの製作費で、最終的に、アメリカで5168万ドル、海外で4410万ドル、世界で9579万ドルのスマッシュヒット。これならば、実質的にも黒字になったことでしょう。

 

特典です。米盤BDとまったく同じ内容です。まずは、音声特典。

 

  Audio Commentary with Director David Leitch and 
  Editor Elísabet Ronaldsdóttir 

 

音声は、ドルビーデジタル・ステレオ。すばらしいことに、英語字幕がつきます。ふたりの会話はときどき途切れ、映画の製作上の裏話というよりも、その場面に関するとめどない「おしゃべり」になっていることが多く、もの足りなさを覚えます。しかも、アイスランド人のエリザベット・ロナルズドッティルの発音は、かなり訛っています。

 

次に、映像特典です。

 

 Deleted/Extended Scenes (7:23): 
   Russian Driver
   Hidden Stash
   Nice to Meet You
   Not Afraid of Love
   Broughton's Promotion
   Watch for Sale
 Welcome to Berlin (4:33)
 Blondes Have More Gun (7:01)
 Spymaster (4:18)
 Anatomy of a Fight Scene (7:52)
 Story in Motion(監督の音声解説付き): 
   Agent Broughton (2:16) 
   The Chase (1:38)

 

映像: 
  A
 ◆銑ァBを基本に、適宜Aが挿入
 ΑB

 A シネスコ・サイズ(2.39:1?)のHD画質(AVC/1080・24p)
 B ビスタ・サイズ(1.78:1)のHD画質(AVC/1080・24p)

音声: ドルビーデジタル・ステレオ 2.0

うれしいことに、Δ隆篤弔硫酸鴫鮴皸奮亜△垢戮討鳳儻貉幕がつきます。

 

☆“Welcome to Berlin”では、当時のベルリンをブダベストで再現したことが語られます。1989年から30年近くたっているのですから、当然のことでしょう。貧乏英語塾長には、つい昨日のことなのですが。なお、音声解説によれば、ベルリンでも5日間撮影しています。

 

☆“Blondes Have More Gun”は、シャーリーズ・セロンがどれだけ格闘シーンの練習をし、その多くの場面を本人が演じている様を描き出します。ただし、ずいぶんスタントマンの顔をセロンは殴ったようで、お詫びの酒を大量に奢ったとか。確かに、かなり当たっています。

 

☆“Anatomy of a Fight Scene”は、格闘シーンの殺陣(fighting choreography)の説明ですが、監督の音声解説付きで、ポイントを理解できるようになっています。

 

☆“Story in Motion”は、絵コンテ集(story boards)です。

 

☆英米では、4K UHD BDも同時発売されています。今日現在の英米アマゾン売価は、次のようになっています。

 

 英盤4K UHD BD  19.99ポンド
 米盤BD      14.99ドル
 米盤4K UHD BD  20.96ドル

 

++++++++++

 

シャーリーズ・セロン・ファン、必見・必携。アクション映画ファンも、観て損はありません。英盤BDの画質はイマイチですが、音質・特典はかなりのレベル。英語と視聴環境に問題がない方限定で、オススメします!

 

| 外国映画(ア行) | 08:01 | comments(0) | trackbacks(0) |
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