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ヴァレリアン 千の惑星の救世主(UK BD/Region B)

 

原題:Valerian and the City of a Thousand Planets (2017)
上映時間:2:17:01
2018年3月30日 国内劇場初公開
公式サイト:http://valerian.jp/

ゴウ先生総合評価: A-/B+
  画質(2.40:1): A+/A
  音質(Dolby Atmos/Dolby TrueHD 7.1): A+
  英語学習用教材度: A

 

グラン・ブルー』(1988)『ニキータ』(1990)『レオン』(1994)『フィフス・エレメント』(1997)『ジャンヌ・ダルク』(1999)『アンジェラ』(2005)『アーサーとミニモイの不思議な国』(2006)『LUCY/ルーシー』(2014)のリュック・ベッソン監督・製作・脚本による、ピエール・クリスタンとジャン=クロード・メジエールによるフランスの漫画シリーズ『ヴァレリアンとローレリーヌ』(Valérian et Laureline)を映画化した仏・中・米・独・UAE製作のSFアクション。

 

Valerian: The Complete Collection (Valerian & Laureline)
Cinebook

 

主演は、『クロニクル』(2012)『デビルズ・ノット』(2013)『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)『ディーン、君がいた瞬間(とき)』(2015)『キュア 〜禁断の隔離病棟〜』(2017)のデイン・デハーンと『天使が消えた街』(2014)『スーサイド・スクワッド』(2016)のカーラ・デルヴィーニュ

 

準主演が、クライヴ・オーウェンリアーナ

 

その他、イーサン・ホークルトガー・ハウアーハービー・ハンコッククリス・ウーが共演。

 

ジョン・グッドマンエリザベス・デビッキが、声の出演。

 

グザヴィエ・ジャノリルイ・ルテリエエリック・ロシャンブノワ・ジャコーオリヴィエ・メガトンジェラール・クラヴジックというフランスの有名監督も、カメオ出演。

 

若手ふたりはイマイチですが、支える面々がなかなかです。クライヴ・オーウェンイーサン・ホークルトガー・ハウアーはもちろん、ジャズ界の重鎮ハービー・ハンコックとR&Bの王女リアーナが出るのですから、うれしくなります。

 

☆英盤BDで観る

 

本作、評論家からはかんばしい評価をもらえませんでした。Rotten Tomatoesでは支持率49%で、10点満点中5.5点。Metacriticでは、100点満点中51点という具合です。観客からの評価もCinemaScoreでは「B-」の評価ですから、なかなか厳しいものがあります。

 

それを反映してか、世界で2億2587万ドルの売り上げに終わり、1億7720万ドルという製作費を実質的に回収できませんでした。

 

とはいえ、フランス映画史上最高といわれる製作費がつぎ込まれた映画です。観てみたいではありませんか。あれこれいわれるリュック・ベッソンですが、娯楽映画作りの天才であることは衆目の一致するところ。きっと楽しませてくれるとおもってしまうのです。

 

東京では、TOHOシネマズなど4Kプロジェクター上映館で公開されます。ですが、混雑した劇場が苦手な貧乏英語塾長は、できれば行きたくありません。それに、DIファイルは4Kではなく、2Kですし。

 

そんなときに、2017年11月27日に発売された英盤Blu-ray Discが、英アマゾンで9.99ポンドの最安値をつけ、送料込みで、電車賃を使って劇場へ行くよりも安くなる1700円もせずに買えるとなると、手に取ってみたくなったのでした。

 

日本での劇場公開も始まったこのタイミングで、レビューをアップロードさせていただきます。

 

☆あらすじ

 

舞台は、2740年の宇宙。

 

ヴァレリアン少佐(デイン・デハーン)とその相棒ローレリーヌ軍曹(カーラ・デルヴィーニュ)は、全宇宙の平和を守るために銀河をパトロールしている宇宙連邦捜査官です。

 

宇宙連邦大統領(ルトガー・ハウアー)、国防大臣(ハービー・ハンコック)、アルン・フィリット連邦司令官(クライヴ・オーウェン)から与えられた任務を遂行すべく「千の惑星の都市」として知られる「アルファ宇宙ステーション」へと向かいます。

 

そこは長い年月を経て拡張を続け、あらゆる種族が共存する場所でしたが、その内部では邪悪な陰謀と秘密が隠されていたのでした……。

 

☆問題はあるが、娯楽SF映画としては許せる範囲

 

ひと言でいえば、リュック・ベッソン版『スター・ウォーズ』(1977〜2017)。しかし、『フィフス・エレメント』(1997)のベッソンですから、本家を巧みにパロディ化しながら、猥雑な雰囲気を作り出した映像を作り上げてくれて、十分に楽しめます。

 

ただし、その本家にあまりにも似すぎている部分もあるので、本家のファンから嫌われても不思議ではありません。たとえば、ジョン・グッドマンが声を当てているアイゴン・サイラスは、ジャバ・ザ・ハットにそっくりです。

 

さらに、脚本の整合性はそれなりに獲れているのですが、悪役のフィリット司令官の描写が浅薄だし、それを演じるクライヴ・オーウェンも、ダースベーダーのような怖さと憎たらしさが欠けていて、ものたりません。本作最大の欠点です。

 

さらに、デイン・デハーンが主人公として貫禄不足なのも、いただけません。このあたり、あちらの批評家の点数が辛い原因でしょう。

 

それでも、カーラ・デルヴィーニュは、ヒロインとしては及第点をあげられます。強気の性格でヴァレリアンをふりまわすローレリーヌという役がいかにのぴったりなのです。

 

カメオ的に登場するイーサン・ホークルトガー・ハウアーハービー・ハンコッククリス・ウージョン・グッドマン(声)がそれなりに場をさらうのは面白いところですが、もっと観たいとおもう欲求不満になるのも事実です。

 

こうした問題がありますが、技術的には相当なレベル。CGも不自然さがなく、素直に楽しめます。ベッソンの演出力も、まだまだ確かです。

 

アレクサンドル・デスプラの壮大なオーケストラ音楽も、メロディラインは違いますが、ジョン・ウィリアムズのそれをおもい出させて、クラシック音楽ファンとしてはうれしくなります。

 

キレのよい編集(リチャード・チュウポール・ハーシュマーシア・ルーカス)は、美しい映像とともに見事です。飽きさせることなく、観客を物語の世界に引きずり込んでくれます。

 

内容: B+


++++++++++


画質(2.40:1): A+/A
 

Gump TheatreにてOppo BDP-93から1080・24p信号を直接HDMIケーブルによってソニーVPL-HW30ESに送り込み、120インチ・ワイド・スクリーンに映しています。2層50GB。コーデックは、MPEG-4 AVC。伝送レートは、12 Mbpsから36 Mbps。

 

撮影は、リュック・ベッソンの右腕で、『プロヴァンスの恋』(1995)『フィフス・エレメント』(1997)『ボン・ヴォヤージュ』(2003)でセザール撮影賞を受賞し、『ニキータ』(1990)『レオン』(1994)『フィフス・エレメント』(1997)『ジャンヌ・ダルク』(1999)『アンジェラ』(2005)『アーサーとミニモイの不思議な国』(2006)『アーサーと魔王マルタザールの逆襲』(2009)『アデル/ファラオと復活の秘薬』(2010)『アーサーとふたつの世界の決戦』(2010)『The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛』(2011)『マラヴィータ』(2013)『LUCY/ルーシー』(2014)でもリュック・ベッソンと組んでいるマシュー・ジェンセン

 

機材は、アリ・アレクサ・XT・プラスHDカメラを使用。マスター・フォーマットは、DI(2K)。オリジナル・アスペクト比は、2.39:1。

 

BDの現代最高画質にはやや及びませんが、かなりの高水準にあります。

 

解像度は高く、細部に甘さはありません。彫りは深く、奥行き感も十分です。CGを多用した場面でも、軟調に流れることはありません。鮮烈で、彫りは深く、奥行きも十分です。3Dでないことには、まったく不満を覚えません。

 

色調は、ニュートラル。色数も多く、色乗りもパワフルで、鮮明です。原色の美しさは、リュック・ベッソンらしく、ケバケバしさ一歩手前の極彩色です。人間の肌の質感もナチュラルで、違和感はまったくありません。

暗部情報も、黒が粘り、不満なし。見づらさは、皆無です。

 

大画面の近接視聴も、十分に楽しめます。

 

音質(Dolby Atmos/Dolby TrueHD 7.1​): A+

 

Oppo BDP-93からソニーVZ-555ESに、サラウンドバック・スピーカー2本を付け加えた7.1チャンネル分をラインアウト接続して再生。伝送レートは、不明。音量は、マイナス30デシベル。

 

一部の劇場ではドルビーアトモス、DTS:X、ドルビーサラウンド7.1、SDDS上映。

 

ドルビーアトモス非対応のGump Theatreでは、ドルビーTrueHD 7.1で視聴。

 

現代最高のシネソニックと評価します。


左右前後に音が定位し、音の出所はスクリーンと完全にマッチする音響設計です。後方からの音数も多く、濃密な立体音場ができあがります。包囲感は十分だし、移動感も鮮明です。

 

ことにすばらしいのは、アレクサンドル・デスプラが書いたオーケストラ音楽の広がりと響きのよさです。弦の鳴りもよければ、木管の渋さもしっかりと再現されています。

 

高さの表現も、Gump Theatreのサラウンドスピーカーとサラウンドバックスピーカーを1.8mのところに置いていることもあり、なかなかのものだと理解でき案す。たとえば、上方で爆発が起きたことが、きっちりとわかるのです。トップスピーカーつきのドルビーアトモス再生であれば、高さ表現はもとより、全体の音のリンケージが高まるものと想像できます。

ノイズフロアは、最低レベル。音の角々がしっかりしています。銃声、打撃音、爆発音も迫力十分です。それでいて、メタリックな響きが乗らず、怖くなります。

 

セリフの抜けも、まったく問題なし。サ行も滑らかで、ヒステリックになりません。

 

超低音成分は、出ると、かなりの量。シーンによっては、部屋が揺れます。それでも立ち上がり立下りが速いので、飽和することはありませんが、鼓膜がかなり押さえつけられます。部屋によっては調整が必要でしょう。


英語学習用教材度: A

 

英語字幕つき。日本語字幕・日本語吹替えは、残念ながら、つきません。

セリフは、アクション映画にしては、かなりの量。それでも、F-wordは一度も登場しませんし、俗語・卑語の使用も最少に抑えられています(PG-13指定)。ちょっと注意すれば、テクストに使用できます。

 

英語字幕は、完璧にセリフをフォローしており、勉強しやすい素材です。しかも、お洒落というほどではありませんが、それほど砕けすぎた表現が少ないのも利点です。

 

加えて、1時間半以上も映像特典がついているのも、秀逸。しかし、悲しいことに、英語字幕がつきません。わかりやすい英語で話されるのですが、勉強しにくいことは間違いないところ。評価がAでとどまる理由です。

 

++++++++++
  
気になるところを、アト・ランダムに。

 

☆原題は、Valerian and the City of a Thousand Planets。直訳すれば、「ヴァレリアンと千の惑星の都市」となります。邦題は、なかなかがんばっています。

 

☆1億7720万ドルの製作費で、これまでのところ、アメリカで4119万ドル、世界2億2587万ドルのメガヒットを記録したものの、巨額の製作費のために、1億3500万ドルの損失を計上し、ヨーロッパ・コープのCEOが退任し、リュック・ベッソンがCEOに就任しました。ベッソンの責任は、どうやら問われなかったようです。

 

特典です。米盤BDより少なめですが、なかなかの量です。

 

 Citizens of Imagination: Creating the Universe of Valerian
   (58:59) : 
  Paper, Ink, Flesh, Blood: Origins and Characters
  To Alpha and Beyond: Productionand Stunts
  It Takes two: Valerian and Laureline’s Partnership
  Denizens of the Galaxy: Humans and Aliens
  The Final Element; Visual Effects
 Enhancement Pods (35:58):
   Aymeline Valade: Emperor Haban-Limai(2:29)
   Aguendia Fotabong: Boulan Bathor Emperor(2:46)
   John Goodman: Igon Siruss(1:42)
   Paradise Alley(3:14)
   Alpha Intro(2:44)
   Pauline Hoarau: Empress Aloi(2:23)
   Sasha Luss: Princess Liho-Minaa(1:52)
   Destruction of Mul(1:55)
   Motion Capture Cameras(3:40)
   Pearl lGuns(2:02)
   K-Trons(2:23)
   Melo the Converter(3:40)
   Kris Wu Set Tour(2:56)
   Kris Wu 4D Max Scan(2:56)
 The Art of Valerian Photo Gallery (静止画集):
   Aliens(5枚)
   Alpha(7枚)
   Boulan Bathors(6枚)
   Characters(3枚)
   K-Tron(4枚)
   Pearls(7枚)
   Planet Kirian: Big Market(16枚)

 

映像: 
  Ν◆Aを基本に、適宜Bが挿入
  A

 A ビスタ・サイズ(1.78:1)のHD画質(AVC/1080・24p)
 B シネスコ・サイズ(2.40:1?)のHD画質(AVC/1080・24p)

音声: DTS-HD Master ステレオ 2.0

すべて英語で語られます。残念ながら、英語字幕はつきません。

 

☆“Citizens of Imagination”で見せるカーラ・デルヴィーニュの底抜けの、ちょっと下品なほどの陽気さには驚かされます。デイン・デハーンも、たじたじです。

 

☆△“Paradise Alley”では、そのモデルはプロダクション・デザイナーが渋谷だと語ります。確かに、センター街のような雰囲気です。よく見ると、日本語の看板もありますし。

 

☆“Melo the Converter”でわかるのは、コンバーターのボディダブルは小柄なウサギだったということです。可愛いはずです。

 

米盤BDは、米アマゾンで、今日現在、14.99ドルします。送料を入れると、2300円以上になり、高すぎます。

 

4K UHD BDも発売されています。しかし、次のように高いです。

 

 英盤 17.99ポンド

 米盤 21.26ドル

 

++++++++++

 

リュック・ベッソン・ファン、必見。ただ、SF映画ファンに大して簡単に推奨できないところがつらいところです。関心をおもちの方は、ぜひとも、画質・音質のよい4Kプロジェクター設置館でご覧ください。英盤BDの画質・音質・特典は、すべて優秀。英語に問題なく、視聴環境が許すベッソン・ファンには、オススメできます!

 

| 外国映画(ア行) | 06:14 | comments(0) | trackbacks(0) |
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