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猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(レンタルBD)
猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー) 2枚組ブルーレイ&DVD [Blu-ray]
2017
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

 

原題:War for the Planet of the Apes (2017)
上映時間:2:20:09
2017年10月13日 国内劇場初公開
公式サイト:http://www.foxmovies.jp/saruwaku-g/

ゴウ先生総合評価: A-
  画質(2.40:1): A+
  音質(DTS-HD Master Audio 7.1): A+
  英語学習用教材度: A

 

猿の惑星:創世記(ジェネシス)』(2011)『猿の惑星:新世紀(ライジング)』(2014)に続くアンディ・サーキス演のリブート版「猿の惑星」シリーズの3作目にして最終章となるSFアクション・アドベンチャー。

 

準主演は、ウディ・ハレルソン

 

その他、スティーヴ・ザーンアミア・ミラーカリン・コノヴァルジュディ・グリアテリー・ノタリーガブリエル・チャバリアが共演。

 

監督・脚本は、前作『猿の惑星:新世紀(ライジング)』(2014)に引き続いて、『クローバーフィールド/HAKAISHA』(2008)『モールス』(2010)のマット・リーヴス

 

共同脚本・製作総指揮は、前作『猿の惑星:新世紀(ライジング)』(2014)に引き続いて、『ダイ・ハード4.0』(2007)『彼が二度愛したS』(2008)『ウィッチマウンテン/地図から消された山』(2009)『アンストッパブル』(2010)『トータル・リコール』(2012)『ウルヴァリン:SAMURAI』(2013)『ダイバージェントNEO』(2015)のマーク・ボンバック

 

アカデミー賞では、視覚効果賞にノミネート。

 

☆英語字幕つき国内盤BDで観る

 

劇場公開されているときには、まったく関心がありませんでした。前2作がそれほど好きではなかったからです。しかし、評論家からの受けが、前作には及ばないものの、非常によいのです。Rotten Tomatoesでは、支持率93%で、10点満点中8.1点。Metacriticでは、100点満点中82点という具合です。


それならば、観てみようと、国内盤Blu-ray Discが2月14日にリリースされたのを機会に、レンタルBDを借り出すことにしたのでした。しかも英語字幕がついていますし。

 

☆あらすじ

 

舞台は、平和を望み共存の道を探ってきたシーザーの願いもむなしく、復讐心にとらわれた猿のコバの反乱によって猿と人類が全面戦争に突入してから2年たった北米大陸。

 

猿の群れを率いるシーザー(アンディ・サーキス)は、冷酷非情な大佐(ウディ・ハレルソン)の奇襲によって愛する妻子を殺されてしまいます。大佐への憎しみに駆られたシーザーは、オランウータンのモーリス(カリン・コノヴァル)などわずかな仲間と共に復讐の旅へと出ます。その道中で口のきけない人間の少女(アミア・ミラー)と出会い、ノヴァと名付けて一緒に旅を続けることにします。

 

やがて大佐のアジトである巨大な要塞に辿り着いたシーザー一行でしたが、冷静さを失っていたためにシーザーはあっさりと敵に捕まってしまいます。しかもその施設には、多くの仲間たちが捕らえられ、過酷な重労働を強いられていたのです。そんな絶体絶命の状況の中、シーザーはリーダーとしての責任の重さを痛感し、人間たちとの闘いに乗り出すのでした……。

 

☆シリーズ最高傑作

 

前2作も観ていますが、個人的には3作の中で本作がベストと評します。ほとんどがシーザー視線で描かれるのが心地よく、人間の非道さと相まってシーザーたちを応援したくなるのです。よくできた脚本であり、演出だといえます。


何よりも、シーザーを演じるアンディ・サーキスが話す重厚で美しい発音の英語が実にカッコよく、まるでシェークスピアなどの古典劇のセリフを聴いている気になります。軽薄な人間たちよりはるかに内省的で、その確かなリーダーシップに圧倒されるのです。

 

他方、頭をそり上げて口ひげを生やし悪役の大佐を引き受けたウディ・ハレルソンの憎々しさが、映画を盛り上げていることはいうまでもありません。『スリー・ビルボード』(2017)のウィロビー署長ほどの複雑な内面をもたない大佐ではありますが、この人の冷酷な演技は、コミカルな演技とともに、特筆するに値する深みをもっています。

 

シーザーの右腕モーリスを演じるカリン・コノヴァルの控えめですが、シーザーが感情に走るのを止める態度に、森の哲学者としての貫禄を感じ、人間の少女ノヴァが心から信頼するのも当然だとおもえます。

 

シーザーの奮闘努力の結果、猿は人間を圧倒し、安住の地を見つけ、この結果、『猿の惑星』(1968)で描かれたおよそ2000年後の地球につながります。その橋渡しを見事にやり遂げた本作、撮影、WETAデジタルによるVFX、編集、音楽がすばらしく、深い感慨を覚える作品に仕上がっています。

 

美しく、そして悲しい結末に胸が締め付けられるのは、貧乏英語塾長だけではないはずです。

 

内容: A-

 

++++++++++

 

画質(2.40:1): A+

 

Gump TheatreにてOppo BDP-93から1080・24p信号を直接HDMIケーブルによってソニーVPL-HW30ESに送り込み、120インチ・ワイド・スクリーンに映しています。2層50GB。コーデックは、MPEG-4 AVC。伝送レートは、7 Mbpsから43 Mbps。

 

撮影は、前作『猿の惑星:新世紀(ライジング)』(2014)に引き続いて、『ダウンタウン物語』(1976)『ミッドナイト・エクスプレス』(1978)『フェーム』(1980)『愛と哀しみの旅路』(1990)『アンジェラの灰』(1999)『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』(2003)でアラン・パーカーと組んだ、『エンゼル・ハート』(1987)『訣別の街』(1996)『マーキュリー・ライジング』(1998)『ドメスティック・フィアー』(2001)『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』(2004)『ステップ・アップ』(2006)『幸せの行方...』(2010)のマイケル・セレシン

 

機材は、アリ・アレクサ・65HDカメラを使用。マスター・フォーマットは、DI(2K)。オリジナル・アスペクト比は、2.39:1。

 

現代最高のBD画質です。これなら、4K UHD BDはいらないのではといいたくなるほどです。

 

解像度は、驚くほど高く、細部に至るまでくっきりすっきりしています。CGが多用されているのに、実写との間にギャップはまったくありません。彫りは極めて深く、奥行き感も十分です。3Dでなくても、十分です。

 

発色は、ニュートラル。色数は多く、鮮やかです。色乗りもパワフルなのに、べたつかず、透明感があります。肌の質感も、ナチュラルかつリアル。猿の毛並みも、本物にしか見えません。凄いものです。

 

暗部情報量も、豊潤。黒はよく沈み、階調が滑らかで、コントラストが高いために、見づらいシーンはまったくありません。

 

大画面の近接視聴も、一切問題なしです。

 

音質(DTS-HD Master Audio 7.1): A+

 

Oppo BDP-93からソニーVZ-555ESに、サラウンドバック・スピーカー2本を付け加えた7.1チャンネル分をラインアウト接続して再生。伝送レートは、不明。音量は、マイナス30デシベル。

 

世界の一部の劇場では、ドルビーアトモスで上映。

 

音も、現代最高のBDシネソニックです。4K UHD BDのドルビーアトモスがこれ以上にすごいのか、と疑ってしまうほどです。

 

左右前後に音を定位させ、音の出所は、スクリーンと正確にマッチします。後方からの音数も非常に多く、サラウンドバック・スピーカーが大活躍です。おかげで、立体音場の密度感は非常に高く、包囲感も最高なら、移動感も鮮やか。高さ表現も、Gump Theatreの場合、サラウンド・スピーカーとサラウンドバック・スピーカーの4本を1.8mの高さに置いているために、かなりのものです。

 

ノイズフロアは、最低レベル。マイナス30デシベルという大音量でも、うるさく感じません。切れ味鋭い音なのですが、メタリック成分はなく、分厚い音です。それでいて、鳥の鳴き声など細かい環境音もよく聞こえます。

 

秀逸なのは、オーケストラ音楽の響きです。弦楽器はしなやかで、金管は爆発的。ティンパニを始めとしたパーカッションがぐいぐいこちらの心に入ってきます。マイケル・ジアッキノの音楽も、非常にメロディアスで、しびれます。ピアノの音が、これまたいいんです。

 

セリフの抜けも、まったく問題なし。サ行にきつさはなく、発音も明瞭です。

 

超低音成分は、出るとかなりのもの。しかし、ブーミーになることはなく、上品です。

 

英語学習用教材度: A

 

日本語・英語字幕ならびに日本語吹き替えつき。

 

セリフは、少なめ。俗語・卑語はほとんど使われず、F-wordは一度も登場しません(PG-13指定)。安心して、テクストに使えます。

 

確認した限り、英語字幕が完璧にセリフをフォローしています。しかも、セリフ数が少ないのがよろしくありませんが、発音はゆっくりとしていて正確ですし、きれいな英語が使われます。日本の大部分の英語勉強家には非常に勉強しやすい素材といえます。

 

特典も大量で、英語字幕がついていないのは、残念なこと。これ以上の評価はできません。

 

++++++++++

 

気になるところを、アト・ランダムに。

 

☆原題は、War for the Planet of the Apes。直訳すれば、「猿の惑星のための戦争」。何か邦題は事大主義的で空恐ろしくなります。

 

☆最後のシーザーとモーリスの会話が泣かせます。

 

 Caesar: Do not worry, Maurice.
     You are home now.
     Apes are strong... With or without me.

 Maurice: Son will know who was father...
      And what Caesar did for us.

 シーザー:心配するな、モーリス。
      もう家に着いたのだ。
      猿は強い……私がいてもいなくても。
 モーリス:息子はだれが父親だか知っている。
      そして、シーザーが何を私たちにしてくれたかも。

 

☆1億5000ドルの製作費で、アメリカで1億4688万ドル、海外で3億4378万ドル、世界で4億9066万ドルのメガヒット。ただし、シリーズ3作では、全米ではドベで、世界では2位です。

 

特典は、大量です。まずは、音声特典。


 マット・リーヴス監督による音声解説

 

音声は、ドルビーデジタル・ステレオ。BDプレーヤーの言語設定を英語に変えると、米盤仕様になりますが、残念ながら、英語字幕はつきません。後述するように、非常に情報量の多いすばらしい音声解説です(ただし、後半は発言量が減ります)。話される英語も端正。これに英語字幕がついていてくれたら、最高だったのですが。

 

次に、映像特典。

 

 〔じ開シーン集(23:03)
  (マット・リーヴス監督による音声解説付き):
   墓地
   裏切り者
   壁
   “借りができた”
   “偉大な人間”
   “希望を捨てるな”
   銀世界
   大佐のスピーチ
   マルコムと恐竜
   “俺はコバだ”
 猿の惑星のための戦い(29:38)
 シーザーのすべて(12:40)
 WETAデジタルの視覚効果(10:36)
 ァ惘遒力農院戞_山擇量ノ蓮6:20)
 Σ鬚明かされる魅力(20:15)
 Я哀轡蝓璽困吠げるオマージュ(7:48)
 ┘灰鵐札廛函Ε◆璽函Εャラリー(静止画集・音声なし):
   キャラクター(9枚/0:43)
   スケッチ画像(8枚/0:38)
   ペインティング(84枚/6:58)
 オリジナル劇場予告編集(6:54・字幕なし):
   オリジナル劇場予告編 1
   オリジナル劇場予告編 2
   オリジナル劇場予告編 3

 

映像:
  Ν A
 ◆銑АBを基本に、適宜Aが挿入
 ─B

 A シネスコ・サイズ(2.40:1?)のHD画質(AVC/1080・24p)
 B ビスタ・サイズ(1.78:1)のHD画質(AVC/1080・24p)

音声: 
  Ν ドルビーデジタル 5.1
 ◆銑А.疋襯咫璽妊献織 ステレオ 2.0

BDプレーヤーの言語設定を英語に変えると、米盤仕様になりますが、残念ながら、英語字幕はつきません。

 

☆国内盤セルBDには、特典DVDがついています。ですが、米盤BDにはそれはつきません。ゆえに、レンタルBDは、米盤BDとまったく同じ仕様・特典と考えてよいでしょう。

 

☆膨大な情報量を誇る音声解説によると、本作を作る前には、徹底して映画を観直したとか。多くの場面が、過去の名作のオマージュとなっています。特に、黒澤明の『隠し砦の三悪人』(1958)からは大きな影響を受けたらしく、本作は『隠し砦』というコードネームで呼ばれていたとか。なお、『隠し砦の三悪人』をご覧になるなら、絶対のオススメは次のクライテリオン盤BDです。

 

隠し砦の三悪人 Hidden Fortress (Criterion Collection)[Blu-ray] [Import]
Criterion

 

☆妻と子供を殺されて復讐のために腹心の部下たちと大佐を追うシーザーは、クリント・イーストウッド監督・主演の『アウトロー』(1976)がモデルだとか。確かに、そういわれれば、シーザーがイーストウッドに見えてきます。

 

アウトロー [Blu-ray]
ワーナー・ホーム・ビデオ

 

☆通常版BDに加えて、4K UHD BD3D BDが入手可能です。

 

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー) (3枚組)[4K ULTRA HD+3D+2Dブルーレイ] [Blu-ray]
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++++++++++

 

シリーズ・ファン、SF・アクション・ファン、必見・必携。映画ファン、英語勉強家、必見。BDの画質・音質は極めて優秀。特典に英語字幕がついていたら、「A」という総合評価をしていました。オススメします!

 

| 外国映画(サ行) | 11:07 | comments(0) | trackbacks(0) |
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