CALENDAR
S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< May 2018 >>
ARCHIVES
CATEGORIES
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
英語で「日本国憲法」を読んでみる―The Constitution of Japan
英語で「日本国憲法」を読んでみる―The Constitution of Japan (JUGEMレビュー »)
別冊宝島編集部
英語で憲法を読んでみれば、戦勝国アメリカから押し付けられたことが手に取るように分かります。50年以上、修正されていない憲法。時代にそぐわない内容。それでも、憲法改正、不要ですか?
★★★★★
RECOMMEND
駅 STATION [DVD]
駅 STATION [DVD] (JUGEMレビュー »)

高倉健を知りたければ、まずこの一本。「渋さ」の意味が分かります。★★★★★
<< 英語学習に役立つ国内盤BD 3月7日発売分 | main | 第90回アカデミー賞、発表! >>
テイキング・チャンス(Amazon Video/字幕版)
テイキング・チャンス (字幕版)

 

原題:Taking Chance (2009)
上映時間:1:17:44
国内劇場未公開・HBOフィルム
公式サイト:N/A

ゴウ先生総合評価: A-
  画質(1.85:1): A
  音質(Dolby Digital 5.1): A-/B+
  英語学習用教材度: C

 

フットルース』(1984)『激流 (1994)『アポロ13』(1995)『ミスティック・リバー』(2003)『レールズ&タイズ』(2007)TV『ザ・フォロイング』シリーズ(2013〜2015)『COP CAR/コップ・カー』(2015)TV『アイ・ラブ・ディック』(2016〜2017)のケヴィン・ベーコン主演によるHBO製作のTV戦争ドラマ。

 

その他、トム・アルドリッジニコラス・リース・アートブランチ・ベイカーガイ・ボイドゴードン・クラップマイク・コルターアン・ダウドが共演。

 

監督・製作総指揮・脚本は、『イン・ザ・ベッドルーム』(2001)『ロスト・イン・トランスレーション』(2003)『マリー・アントワネット』(2006)の製作をし、『きみがくれた物語』(2016)を監督したロス・カッツ

 

原作・共同脚本は、マイケル・ストロブル

 

ケヴィン・ベーコンが、ゴールデン・グローブ主演男優賞(TVミニシリーズ・TV映画部門)を受賞。

 

☆アマゾン・プライム・ビデオで観る

 

ケヴィン・ベーコンが大好きです。そのベーコンが、戦争ドラマで軍人を演じていることを知り、本作を観たくてたまらなくなりました。

 

ところが、本作は評判がよいのに、アメリカですらそのBlu-ray Discが発売されていません。DVDだけなのです。

 

TAKING CHANCE
HBO Studios

 

いまさら、DVDを買う気にはなりません。そのため、本作のことは忘れていました。

 

そしたらば、何といつの間にか本作がアマゾン・プライム・ビデオで観られるようになっているではありませんか。6インチの小さな画面のKindle Fire HDXですが、それでも観ないよりましです。昨日、仕事が終わってから、観ることにしたのでした。

 

☆あらすじ

 

舞台は、2004年4月のアメリカ。

 

マイケル・ストロブル(ケヴィン・ベーコン)は、米海兵隊中佐。バージニア州クワンティコ海兵隊基地内にある海兵隊戦闘開発コマンド司令本部で勤務しています。

 

湾岸戦争には従軍したものの、いまはデスクワークが主な仕事です。そのため、イラク戦争の真っただ中で海兵隊の派遣増員を提案したのですが、イラクの実情を知らないということで、却下されてしまいます。

 

戦場に赴かないで兵士といえるのかと悩むマイケルは、イラクで戦死した19歳の兵士チャンス・フェルプス一等兵の死体護衛を志願します。中佐という高級将校が一等兵の護衛官(escort officer)になることは通常ありえないのですが、マイケルの熱意に負けた上官が許可を出したのでした。

 

こうして、マイケルは米東部デラウェア州の空軍基地の中にあるドーヴァー・ポート遺体安置所(Dover Port Mortuary)で遺体を引き取ると、米西北部のワイオミング州に住む両親のもとへと、一般旅客機を乗り継いで、遺体を護衛することになったのでした……。

 

☆戦死者を篤く弔う米軍と米国民に圧倒される

 

国のために殉じた兵士を、深い敬意をもって弔う姿が米軍の全面協力によって丁寧に描かれ、圧倒される映画です。戦死者を戦場に放置した大東亜戦争時の日本とは雲泥の差といえます。これだけの体制を整えなければ、戦争などしてはいけないのです。

 

さらにすばらしいのは、軍関係者だけでなく、基地の清掃人、霊柩車の運転手、空港のグラウンド・クルー、多くの空港関係者、旅客機のキャプテン・CA・乗客、地元の人々という民間人たちが、運搬途中の遺体を見ると、静かに集まり、遺体を見送る姿です。実に感動的で、目頭が何度も熱くなりました。

 

しかも、ケヴィン・ベーコンの抑圧した演技がたまらなくよいのです。背筋を伸ばした毅然たる姿は、これぞ軍人という趣きで、次からは本作をベーコンのキャリアベストに挙げることにします。

 

遺体を丁寧に清浄し、制服を身につけさせ、棺に納める軍関係者の心遣いが多くのモンタージュで描き出される演出と編集も、実に効果的。映画に緊迫感を与えています。

 

ともあれ、「戦死」の重大さをこれほど描いたのは、戦死を遺族に伝えに行く軍人ふたり(ベン・フォスターウディ・ハレルソン)が主演する『メッセンジャー』(2009)以来のものです。深い感銘を受けました。

 

戦争を考えるとき、本作は絶対に観ておくべき作品の一本だと確信した次第です。

 

内容: A

 

++++++++++

 

画質(1.85:1): A

 

Kindle Fire HDX6で視聴。

 

撮影は、『きみがくれた物語』(2016)でもロス・カッツと組んだ、『ジャスティス』(2002)『イルマーレ』(2006)『しあわせの隠れ場所』(2009)『バッド・ティーチャー』(2011)『一枚のめぐり逢い』(2012)のアラー・キヴィロ

 

機材は、不明。HDカメラが使用された模様。マスター・フォーマットは、DI(バイト数は不明)。オリジナル・アスペクト比も、1.85:1。

 

大画面で観れば、粗が出るかもしれません。ですが、1080pのHD画質なので、6インチの大きさだと非常に精細に見えます。解像度も高いし、彫りも深くて、奥行き感もあります。

 

発色は、ニュートラル。色数は多く、鮮明です。肌の質感も、ナチュラル。違和感は、一切ありません。

暗部情報量も、かなりのもの。暗い場面が多いのですが、コントラストが高く、階調も滑らかで、見づらさは皆無です。

 

音質(Dolby Digital 5.1): A-/B+

 

ドルビーデジタル5.1ですが、ステレオで視聴。

 

それでも、Fireの機能で後方からの音数はゼロですが、音は広がり、奥行きも出ています。立体音場の密度もかなりのものです。移動感も、ささやかではありますが、味わえます。

 

ノイズ感は、最低レベル。室内の反響成分や鳥の鳴き声などの細かい環境音もよく聞こえてきます。メタリックな不快成分も乗りません。音楽の響きも、立派なもの。弦楽器が滑らかです。

 

セリフの抜けは、問題なし。発音も明瞭で、サ行もなめらかです。

 

超低音成分は、聴くことができませんが、もともと入ってないような気もします。

 

英語学習用教材度: C

 

日本字幕つき。

 

セリフは、少なめ。俗語卑語は、多少は含まれるものの、多くはありません。F-wordは、皆無です。アメリカでは劇場公開されていないので、レーティングされていませんが、あえてやれば、戦死という重たいテーマを扱っているところから、PG-13というところでしょうか。英語のテクストとして安心して使うことができます。

 

ただし、英語字幕がつかず、セリフ量が少ないうえに、軍用語が使われ、日本語字幕もかなり癖のあるものなので、勉強しにくい素材であることは事実です。

 

しかも、特典なしとあっては、これ以上の評価は無理です。

 

++++++++++

 

気になるところを、アト・ランダムに。

 

☆原題も、Taking Chance。直訳すれば、「チャンスを連れて」。「チャンスに賭ける」という意味ではありません。後者であれば、“take a chance”と“chance”を可算名詞で使います。

 

☆マイケルに対して、“Thank you for your service.”(お国へのお勤め、ありがとうございます)と感謝を口にする民間人たち。国のために犠牲になる軍人への敬意と配慮が感じられ、ぐっときます。

 

☆この映画では、遺体が民間旅客機の一般貨物と一緒に運ばれます。しかし、その後、それは戦死者を貨物と同じ場所に安置するのは失礼だということになり、いまは小型飛行機をチャーターして遺体を輸送するようになっています。大したものです。

 

++++++++++

 

映画ファン、戦争勉強家、必見。強くオススメします!(一日も早く、BD化されることを望みつつ。)

 

| 外国映画(タ行) | 07:15 | comments(1) | trackbacks(0) |
コメント
管理者の承認待ちコメントです。
| - | 2018/04/30 9:41 AM |
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://blog.indec.jp/trackback/1063798
トラックバック