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イザベル・コイシェ最新監督作『The Bookshop』が、無性に観たい

 

映画『The Bookshop』(2017)は、スペイン・イギリス・ドイツ合作の文芸ドラマです(上のポスターは、スペイン版)。貧乏英語塾長、監督・脚本のイザベル・コイシェを始め、主演のエミリー・モーティマー、準主演のビル・ナイパトリシア・クラークソンの大ファンです。ぜひとも観たいと願っています。

 

しかし、日本に入ってくるかどうか、何ともいえません。何せイギリスでもまだ公開されていませんし、アメリカでの公開予定もないのですから。悔しい貧乏英語塾長、ペネロピ・フィッツジェラルドの原作小説を読むことにしました。

 

ペネロピ・フィッツジェラルド(Penelope Fitzgerald:1916年12月17日 – 2000年4月28日 )は、イギリスの小説家、詩人、エッセイスト、伝記作家です。

 

オックスフォード大学で学んだあと、文筆業に入り、1979年に『テムズ河の人々(Offshore)』でブッカー賞を、1997年に『The Blue Flower』で全米批評家協会賞小説部門賞を受賞しています。『The Bookshop』は1978年に発表され、ブッカー賞最終候補に残りました。

 

著作では、唯一『テムズ河の人々』だけが和訳されています。

 

テムズ河の人々 (1981年) (ダウンタウン・ブックス)
晶文社

 

ただし、すでに絶版です。入手は、かなり困難だとおもわれます。

 

それでも、原書では、ほとんどの本がKindle版で読めます。実際、『The Bookshop』のKindle版は500円だったので、貧乏英語塾長、購入してしまいました。

 

The Bookshop
Fourth Estate Ltd

 

勉強不足の貧乏英語塾長、フィッツジェラルドの名前は知っていても、その著作を読んだことがありません。にもかかわらず、本作に関心を向けてくれたのは、映画専門サイトallcinemaのニュースの欄に2月20日に掲載された『The Bookshop』のUK版予告編でした。

 

 

スペインでは2017年10月10日に公開されたものの、他国での公開は遅れています。ドイツでは2018年5月10日から公開されることがきまっていますが、イギリスでの公開は“Coming Soon”とあるだけ。やっと現地時間2月19日から英版の予告編がみられることになったという段階です。まだ、公式サイトもないようですし。

 

こういうイライラさせられる状況ですが、監督・脚本を務めたスペイン人女流監督イザベル・コイシェの監督作品が好きでならないため、無視できません。サラ・ポーリーを主演に据えた『死ぬまでにしたい10のこと』(2003)『あなたになら言える秘密のこと (2005)の2作は、最高に好きです。その他、ベン・キングズレーパトリシア・クラークソンを起用した『エレジー』(2008)『しあわせへのまわり道』(2014)も、たまりません。日本人としては、東京を舞台に菊地凛子を女殺し屋にした『ナイト・トーキョー・デイ』(2009)も、忘れられない作品です。

 

にもかかわらず、日本には『しあわせへのまわり道』(2014)のあとの作品がまったく入ってきていません。スペインでは、『Nadie quiere la noche』(2015)『Proyecto tiempo』(2017)そして本作と3本も長編劇映画を監督しているのに。

 

そのコイシェが、渋いペネロピ・フィッツジェラルドの小説を映画化し、しかも主演にわが愛するエミリー・モーティマー(1971年12月1日、ロンドン生まれ)を起用したというのですから、驚きました。モーティマーは、重要作品に出てはいますが、主演作が『Dear フランキー』(2004)『レオニー』(2010)以外ほとんどないからです。

 

しかし、個人的には、大好きな女優さんです。『ピンクパンサー』シリーズ(2006・2009)のニコール、『ラースと、その彼女』(2007)のカリン、『暴走特急 シベリアン・エクスプレス』(2008)のジェシー、『ヒューゴの不思議な発明』(2011)のリゼットなど、画面に登場してくれるだけで貧乏英語塾長はハッピーになります。これを機会に、未見作品をしらみつぶしに観ていくことを決めたくらいです。

 

そのうえ、『ラブ・アクチュアリー』(2003)『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』(2011)『マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章』(2015)『人生はシネマティック!』(2016)のビル・ナイ、『エイプリルの七面鳥』(2003)でアカデミー助演女優賞にノミネートされた、コイシェとは『エレジー』(2008)『しあわせへのまわり道』(2014)で組んでいる、『アンタッチャブル』(1987)『ダーティハリー5』(1988)『エデンより彼方に』(2002)『カイロ・タイム 〜異邦人〜』(2009)のパトリシア・クラークソンが準主演なのですから、うれしい限りです。

 

とはいえ、上述通り、評判はよろしくありません。Rotten Tomatoesでは、支持率50%で、10点満点中4.4点。このためもあってか、アメリカでの公開も未定です。しかし、いいんです。上の3人が見られれば。

 

あらすじは、こんな具合です。舞台は、1959年のイギリス中東部にあるサフォーク州ハードボローという海岸に面した架空の小さな町。

 

そこに住む中年の未亡人フローレンス・グリーン(エミリー・モーティマー)が、打ち捨てられて幽霊が出るという噂の古い家で本屋を開こうとします。ところが、周囲から強い反対を受けます。味方は、正体不明の不思議な老人エドムンド・ブランディシュ(ビル・ナイ)ぐらい。特に、町で影響力のあるヴィオレット・ガマート夫人(パトリシア・クラークソン)がフローレンスを追い出そうとあれこれ画策するのでした……。

 

詳しい結末は、原作をこれから読んで確認しますが、女性の生き方を描くというテーマがコイシェが得意とする分野であることは間違いありません。ゆえに、決して悪い作品ではないはずなのです。実際、スペイン版アカデミー賞と呼ばれるゴヤ賞では、作品賞・監督賞・脚色賞を受賞しています。『しあわせへのまわり道』(2014)を配給したロングライドあたりが輸入してくれるとよいのですが。

 

本作は、悲しいことに、どの国でもまだBlu-ray DiscにもDVDにもなっていません。早く出てくれることを祈念する次第です。

 

| 推薦図書 | 09:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
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