4大スターが共演する『ラストベガス』(2013)の英盤Blu-ray Discが、英アマゾンで6.45ポンドになっていました(その後、6.40ポンドに、トホホホホ)。ケヴィン・クライン・ルネサンス中の貧乏英語塾長、すでにレンタルDVDで観ている作品なのですが、注文してしまいました。
とにかく、すごい顔ぶれです。主役4人のフィルモグラフィをまとめてみましょう。
マイケル・ダグラス:『カッコーの巣の上で』(1975)でプロデューサーとしてアカデミー作品賞を、『ウォール街』(1987)で同主演男優賞を受賞した、『危険な情事』(1987)『氷の微笑』(1992)『ディスクロージャー』(1994)で怪しい美男子を演じるとともに、『ロマンシング・ストーン/秘宝の谷』(1984)『ナイルの宝石』(1985)『ローズ家の戦争』(1989)では秀逸なコメディアンぶりを披露し、『ブラック・レイン』(1989)『フォーリング・ダウン』(1993)『ゲーム』(1997)の特異な演技が記憶に残るオールラウンドプレーヤー
ロバート・デ・ニーロ:『ゴッドファーザーPART II』(1974)でアカデミー助演男優賞を、『レイジング・ブル』(1980)で同主演男優賞を受賞し、『タクシードライバー』(1976)『ディア・ハンター』(1978)『レナードの朝』(1990)『ケープ・フィアー』(1991)で後者に、『世界にひとつのプレイブック』(2012)で前者にノミネートされた、伝説的名優
モーガン・フリーマン:『ミリオンダラー・ベイビー』(2004)でアカデミー助演男優賞を受賞し、『NYストリート・スマート』(1987)で同賞に、『ドライビング Miss デイジー』(1989)『ショーシャンクの空に』(1994)『インビクタス/負けざる者たち』(2009)で同主演男優賞にノミネートされた、白人俳優相手に一歩も引かない存在感を見せる老獪な黒人名優
ケヴィン・クライン:『ワンダとダイヤと優しい奴ら』(1988)でアカデミー助演男優賞を受賞した、『デーヴ』(1993)『危険な動物たち』(1996)『イン&アウト』(1997)『海辺の家』(2001)『パリ3区の遺産相続人』(2014)、そして『五線譜のラブレター DE-LOVELY』(2004)『今宵、フィッツジェラルド劇場で』(2006)『美女と野獣』(2017)でその美声を聞かせる芸達者
その他、『メルビンとハワード』(1980)でアカデミー助演女優賞を受賞した、その柔和な雰囲気がたまらないメアリー・スティーンバージェンがマドンナ的役割(古い!)を果たします。
監督は、『クール・ランニング』(1993)『あなたが寝てる間に…』(1995)『フェノミナン』(1996)『キッド』(2000)『ナショナル・トレジャー』(2004)『ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記』(2007)『魔法使いの弟子』(2010)のジョン・タートルトーブです。
あらすじです。
主な舞台は、現代のラスベガス。
ビリー・ガーソン(マイケル・ダグラス)、パトリック・“パディ”・コナーズ(ロバート・デ・ニーロ)、アーチボルド・“アーチー”・クレイトン(モーガン・フリーマン)、サム・ハリス(ケヴィン・クライン)は、ニューヨークのブルックリンで育った幼馴染。いまは離れ離れに暮らしていますが、いまでも連絡を取り合う親友でした。
ある日のこと、カリフォルニアに住むビリーが、ニュージャージーにいるアーチーとフロリダに住むサムに電話をかけてきます。これまで一度も結婚したことがなかったビリーが40歳近く年下の女性とラスベガスで結婚するので、式に参列してくれないかというのです。
喜んで参加するというふたりですが、そうなれば、もうひとりのいまでもブルックリンに住むパディも一緒に連れて行きたくなります。しかし、ビリーとパディはケンカ状態にあります。パディの妻ソフィーが死んだときにビリーが葬式に来なかったことが原因です。
そこで、アーチーとサムは、ビリーの結婚式に出るということを隠して、パディをラスベガスに遊びに行こうと誘います。しかし、連れ出すことに成功したものの、ラスベガスでビリーと会うと、パディはへそを曲げてしまいます。
アーチーとサムはそれをなだめて、ビリーの独身最後の夜を豪勢に遊ぼうと提案します。ところが、ラウンジ・シンガーのダイアナ・ボイル(メアリー・スティーンバージェン)と出会い、パディとビリーはダイアナのことが気に入ったために、再び微妙な空気がふたりの間に流れ出すのでした……。
いやはや老いらくの恋と友情を描いて、何とも後味のよいコメディです。評論家からの評価は低かったものの、世界で1億3440万ドルのメガヒットを記録した逸品です。
国内盤BDも出ています。
ラストベガス [Blu-ray] | |
KADOKAWA / 角川書店 |
角川製BDにしては、英語字幕もついていますし、特典も収められています。ですが、再発盤がアマゾンでも2294円もしますから、貧乏英語塾長には高すぎます。
2014年7月9日に発売された英盤BDの仕様です。残念ながら、日本語字幕・日本語吹替えはつきません。Region Bです。お間違いなく。
Region B
容量:2層50GB
映像:1080p/2.40:1/MPEG-4 AVC (33.94 Mbps)
音声:DTS-HD Master Audio 5.1 (48kHz, 24-bit)(英語)
DTS 5.1(仏・独・伊・西語)
字幕:英・仏・独・伊・西語など
特典は、米盤と同じ内容のようです。
Audio Commentary with Director Jon Turteltaub and
Writer Dan Fogelman
It's Going to Be Legendary (HD, 3:14)
Shooting in Sin City (HD, 2:48)
Four Legends (HD, 2:58)
The Redfoo Party (HD, 1:50)
The Flatbush Four (HD, 1:37)
Supporting Ensemble (HD, 2:21)
米盤BDは米アマゾンで10.99ドルします。送料を入れると、英盤のほうが得です。
もう1本のケヴィン・クライン出演BDとあわせて注文して、送料(スタンダード便)込みで15.43ポンド、2444円でした。本作を1267.19円で購入できたことになります。これなら何とか納得できます。
到着予定は、1月30日。もう一度ほのぼのとさせてもらいます。