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ジャスティス・リーグ(2D字幕)

 

原題:Justice League(2017)
上映時間:120分
2017年11月23日 国内劇場初公開
公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/justiceleaguejp/

109シネマズ木場 シアター4 D-8
2017年1月10日(水)20時05分の回

ゴウ先生総合評価: A-
  画質(2.39:1/デジタル): A+
  音質(Linea PCM): A+
  英語学習用教材度: C+

 

300 <スリーハンドレッド>』(2007)『エンジェル ウォーズ』(2011)『マン・オブ・スティール』(2013)『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)のザック・スナイダー監督・原案によるDCコミックスのスーパーヒーロー総出演で送るアクション・アドベンチャー。「DCエクステンデッド・ユニバース」シリーズの1本。

 

脚本・原案・製作総指揮は、『アルゴ』(2012)でアカデミー脚色賞を受賞した、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)のクリス・テリオ

 

共同脚本(実際は、共同監督)は、『トイ・ストーリー』(1995)でアカデミー脚本賞にノミネートされた、『エイリアン4』(1997)の脚本を書き、『アベンジャーズ』(2012)『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)の監督をしたジョス・ウェドン

 

主演は、ベン・アフレック(製作総指揮も兼務)、ヘンリー・カヴィルガル・ガドット

 

準主演は、エイミー・アダムスエズラ・ミラージェイソン・モモアレイ・フィッシャージェレミー・アイアンズ

 

その他、ダイアン・レインコニー・ニールセンアンバー・ハードジョー・モートンJ・K・シモンズが共演。

 

クレジットなしのカメオ出演者に、ビリー・クラダップロビン・ライトジョー・マンガニエロジェシー・アイゼンバーグ

 

悪役ステッペンウルフの声を、キアラン・ハインズ

 

☆ワンダーウーマンを見たくて、劇場へ

 

2017年の大きな収穫のひとつは、『ワンダーウーマン』(2017)にありました。フェミニズムとセクハラ問題高まる中、この半端なく強い女性の主演映画は、監督以下女性中心のスタッフを含め、実に爽やかな感動を呼ぶものでした。貧乏英語塾長、劇場でも、Blu-ray Discでも、大いに堪能したものです。

 

そのワンダーウーマンが、パティ・ジェンキンスの手を離れ、ザック・スナイダーの配下に戻ったら、どのようになるのか、大いに興味があり、ぜひとも観たいとおもっていたのでした。

 

調べてみると、公開1か月半を過ぎ、ほとんどのところが、この金曜日で上映終了となる模様です。劇場も空いています。これは、チャンスです。しかも、109シネマズ木場をチェックしてみると、2D字幕版が4K上映されているではないですか。しかも、10日は109シネマズ・デー。1100円で映画が観られます。半年ぶりに、木場に出かけることにしたのでした。

 

チケットを買ったのは、いつも通り、上映開始時刻を過ぎて、他の先客の座り具合を確認してから。先客は5名。ガラガラもよいところです。事前の予習で、スクリーンのアスペクト比が1.85:1だとわかっていましたから、かぶりつき派としては2列目か3列目が望みだったのですが、2列目に先客がいます。仕方なく、4列目中央の席を確保したのでした。

 

☆あらすじ

 

舞台は、現代のアメリカ。

 

アマゾン界、アトランティス界、人間界に存在する3種のマザーボックスを入手すれば、地球は簡単に制覇できるといわれています。そこで、マザーボックスを狙ったステッペンウルフ(声:キアラン・ハインズ)が、何千年ぶりかで地球に侵略してきたのでした。

 

しかし、頼みの綱のスーパーマン(ヘンリー・カヴィル)は、もういません。バットマンことブルース・ウェイン(ベン・アフレック)は、ステッペンウルフから地球を守るためには超人チームを作るしかないと考え、ワンダーウーマンことダイアナ・プリンス(ガル・ガドット)に呼びかけ、「正義同盟(Justice League)」を作ることにします。

 

こうして、地球で最速の若者フラッシュことバレリー・アレン(エズラ・ミラー)、アトランティス界の王子で海中の最強ヒーロー、アクアマンことアーサー・カリー(ジェイソン・モモア)、爆発事故で死んで科学者の父親サイラス・ストーン(ジョー・モートン)の手によってよみがえったサイボーグことビクター・“ヴィク”・ストーン(レイ・フィッシャー)が、バットマン、ワンダーウーマンとともにステッペンウルフと戦うことになります。

 

しかし、ステッペンウルフの力は強く、正義同盟はマザーボックスを3つとも奪われてしまうのでした……。

 

☆バカにできない面白さ

 

「DCコミックス版アベンジャーズだから、ワンダーウーマンさえ見られれば、それでいい」というのが、視聴前の本音でした。

 

第一、ベン・アフレックはおさわり魔のセクハラ野郎に成り下がってしまって、ダークナイトの風格も形無しですし、監督のザック・スナイダーも家族の不幸とかで途中で監督を投げ出し、ある意味敵そのものであったはずの『アベンジャーズ』(2012)『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)のジョス・ウェドンに監督を任せてしまうという頓珍漢ぶりです。メガヒットではありますが、いまひとつパッとしないのも当然だとおもっていました。

 

ところが、実際に観てみると、これが面白いの何の。少なくとも『アベンジャーズ』シリーズよりもはるかによくできているではないですか。貧乏英語塾長、映画評論家がどれだけ低評価をしようが、『ワンダーウーマン』(2017)『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)に次ぐ面白さだと、高く評価します。

 

まずもって、バットマンが人間であり、超人たちに頼らなければならない存在であるということが強調されているのが、好ましい限りです。『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)では、人間のくせしてスーパーマンに対抗しようとする背伸び姿が痛々しかったのですが、自分の弱みを認めて、執事のアルフレッド(ジェレミー・アイアンズ)はもちろん、ワンダーウーマンを始めとした超人たちの助けを求めるところに、好感がもてます。いつまでも、暗くウジウジ孤独の戦いを続けるのも、芸がありませんから。

 

こうして、バットマン=ブルース・ウェインとワンダーウーマン=ダイアナ・プリンスが超人リクルートに回る姿は、『七人の侍』(1954)の昔からワクワクさせられる展開で、映画ファンにはたまりません。しかも、その過程からして、ガル・ガドットがふんだんに登場しますから、本作の真の主役はベン・アフレックではなくて、ガル・ガドットであったのだとガドット・ファンは手を叩きたくなる次第です。ただし、ザック・スナイダーのワンダーウーマンは、想像通り、パティ・ジェンキンスのそれとは違って、かなり乱暴で、妙にセクシーではあるのですが。

 

さらに、群像劇を得意とするザック・スナイダーらしく、すべての主要登場俳優に見せ場が用意しているのが、たまりません。たとえば、ロイス・レイン役のエイミー・アダムスやマーサ・ケント役のダイアン・レインがクラーク・ケント=スーパーマンの死から立ち直れないことを語るほんの1分程度の場面に、ファンは胸が熱くなるのです。

 

これは、アマゾン女王ピッポリタを演じたコニー・ニールセンやゴッサムシティ警視総監ジェームズ・ゴードン役のJ・K・シモンズにしても、しっかりと記憶に残る仕事をさせているところや、クレジットなしのカメオ出演者であるビリー・クラダップロビン・ライトジョー・マンガニエロジェシー・アイゼンバーグの扱いにも表れています。その演出ぶりに、バランスの取れた群像映画だと感心してしまうのでした。

 

とにもかくにも、バットマンが制圧できるのはせいぜいゴッサムシティどまり。トランプ大統領下のアメリカを守るのは、人間では無理というザック・スナイダーの主張は、『300 <スリーハンドレッド>』(2007)でいくらリーダーのレオニダスが優秀であっても、たった300人の軍隊では、100万の軍勢のペルシア軍には負ける姿を描いたように、実に謙虚なものです。

 

上述通り、その謙虚さをブルース・ウェインが身につけたのが好ましく、本作を高く評価するに至ったのでありました。

 

CGならびに激しいアクションも、スローモーションの多用も含めて、取り立てて新奇ではありませんが、安心して見ていれられる高水準なもの。音楽(ダニー・エルフマン)・編集(デヴィッド・ブレナーリチャード・ピアソンマーティン・ウォルシュ)も秀逸そのもの。よくできた娯楽映画といえましょう。

 

++++++++++

 

画質(1.85:1/デジタル): A+


撮影は、『バーニー・トムソンの殺人日記』(2015)『ヴィクター・フランケンシュタイン』(2015)のファビアン・ワグナー

機材は、アリ・アレクサ65 HDカメラ、アリカムLT、アリカムST、アリフレックス235、アリフレックス435 35mmフィルム・カメラを使用。マスター・フォーマットは、DI(2K)。

 

4Kプロジェクターによる上映。

 

解像度は非常に高く、細部まですっきりくっきり描き出します。現代最高レベルの画質です。彫りは深く、奥行き感も十分。4K上映館で見た甲斐がありました。

 

アレクサ65で撮影した部分には、当然ながら、グレインは存在しません。ですが、35mmフィルム・カメラで撮影された部分にはグレインが残ります。正確ではありませんが、印象としては、前者が3分の2、後者が3分の1という感じです。グレイン好きの貧乏英語塾長としては、逆でもよかったのにとおもうのですが、そうもいかないのでしょう。

 

発色は、ニュートラル。色数も多く、すべてが鮮明。原色も中間色もパワフルで、圧倒されます。肌の質感も、ナチュラルそのものです。エイミー・アダムスやダイアン・レインとガル・ガドットの肌の差に、前者の大ファンとしては泣きたくなってしまうのですが。

暗部情報量も、豊富。黒がよく沈みます。コントラストはそれほど高くないのですが、見づらさはありません。

 

シアター4の前から4列目で、ビスタ・サイズのスクリーンだと、すべてが楽に見通せます。ですが、かぶりつき派には物足りなく感じるのは事実です。まあ、一般の人には、これくらいでちょうどよいのでしょうが。

 

音質(Linea PCM): A+

 

一部の劇場ではドルビーデジタルEX、ドルビーアトモス、IMAX 12トラック、DTS:X、Auro 11.1上映。

109シネマズ木場では、通常のドルビーデジタル上映(たぶん、5.1チャンネル)。しかし、このシアター4、かなりのものです。

 

左右前後に音が定位し、音の出所が正確にわかる音響設計で、濃密な立体音場を形成します。包囲感はこれ以上ない最高レベルで、移動感も鮮やか。高さも十分出ています。特に、ケレン味を出した後方の音の使い方がうまく、サラウンド・ジャンキーを喜ばせてくれます。

ノイズ感は、ゼロ。打撃音・衝撃音・爆破音・銃声が重く、鋭く、切れ込んできます。それでいて、メタリックな不快感はなく、細かい環境音に身震えします。音楽も、分解能に優れています。特に、弦楽器の艶やかさはすばらしい限りでした。

 

セリフの抜けも、まったく問題なし。サ行も滑らかで、音像も肥大しません。しっかりと口元に寄り添います。

 

超低音成分は、膨大。腹に堪えます。それでも、鼓膜が押さえられるほどではなく、不快ではありません。立ち上がり・立下りが速いからです。このLFEを家庭劇場で再現するのは、大変です。


英語学習用教材度: C

 

翻訳は、アンゼたかし。

セリフ量は、アクション映画としては多め。俗語卑語も多少は使われますが、F-wordがまったく使われず、ほとんど気にする必要はありません(PG-13指定)。英語学習用教材として十分に使えます。

 

字幕も、ほとんど違和感を覚えないものでした。TOEIC800点以上の人なら、字幕を頼りに、7割程度の原文を再現できるはずです。

 

++++++++++
  
気になるところを、アト・ランダムに。

 

☆原題も、Justice League。上述通り、直訳すれば、「正義同盟」となります。

 

☆エンド・クレジットで流れるビートルズの『Come Together』が、すごくよかったです。演奏していたのは、Gary Clark Jr. とJunkie XL。名曲は、だれが演奏してもすばらしいと感心したのでありました。歌詞も、映画と寄り添いますし。 

 

☆3億ドルの製作費で、これまでのところ、アメリカで2億2708万ドル、海外で4億2580万ドル、計6億5288万ドルのメガヒット。黒字になったことは、間違いないでしょう。

 

☆アメリカでも、Blu-ray Discの発売日は未定です。

 

+++++++++++

 

DCコミックス・ファン、アクション映画ファン、必見。ぜひとも4K上映館でご覧ください。関心のある方は、急ぎましょう。強くオススメします!

 

| 外国映画(サ行) | 10:07 | comments(0) | trackbacks(0) |
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