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スノーデン(レンタルBD)
スノーデン [Blu-ray]
ポニーキャニオン

 

原題:Snowden (2016)
上映時間:2:14:26
2017年1月27日 国内劇場初公開
公式サイト:http://www.snowden-movie.jp/

ゴウ先生総合評価: B
  画質(2.40:1): A
  音質(Dolby TrueHD 5.1): A/A-
  英語学習用教材度: C-

 

プラトーン』(1986)『7月4日に生まれて』(1989)でアカデミー監督賞を、『ミッドナイト・エクスプレス』(1978)で同脚色賞を受賞したオリヴァー・ストーン監督・脚本により、アメリカ政府による大規模な監視システムの実態を暴露し世界中を震撼させた元NSA(米国国家安全保障局)職員、エドワード・スノーデン(1983年6月21日生まれ)が内部告発に至った経緯を描く伝記ドラマ。

 

共同脚本は、『The Homesman』(2014)のキーラン・フィッツジェラルド

 

スノーデンを演じるのは、ジョセフ・ゴードン=レヴィット

 

その恋人リンゼイをシェイリーン・ウッドリー

 

その他、リス・エヴァンスメリッサ・レオトム・ウィルキンソンスコット・イーストウッドニコラス・ケイジが共演。

 

☆英語字幕がつかないBDだが……

 

社会派ドラマを作らせたら右に出る者がいないオリヴァー・ストーンが、エドワード・スノーデンの行動を映画化してくれました。観たいとおもっていたのですが、劇場公開があっという間に終了してしまい、願いはかなわず、Blu-ray Discのリリースを心待ちしていたのでした。

 

この5日に本作のBDがリリースされたのですが、ポニーキャニオン製のそれには英語字幕がつきかず、とても購入する気にはなれません。仕方なく、レンタルBDを借り出したのですが、こちらには特典すらもつかないありさまで、絶句してしまったのでした。

 

☆あらすじ

 

舞台は、2004年から2013年までの米メリーランド、米バージニア、日本、ハワイ、香港。

 

9.11同時多発テロに衝撃を受けたエドワード・スノーデン(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、国家の役に立ちたいと2004年に米陸軍へに入隊します。しかし過酷な訓練で足を骨折し、除隊を余儀なくされます。

 

その後CIAの採用試験に合格したスノーデンは、コンピュータの知識を高く買われ、指導教官コービン・オブライアン(リス・エヴァンス)からも一目置かれる存在になります。一方プライベートでは、SNSで知り合ったリンゼイ・ミルズ(シェイリーン・ウッドリー)と愛を育んでいきます。

 

そんな中、ジュネーヴにあるアメリカの国連代表部に派遣されたスノーデンは、やがてNSAの極秘検索システムの存在と、それを使った情報収集の驚愕の実態を目の当たりにしていくのでした……。

 

☆秀作

 

脚本、演出、俳優ともに水準以上。若きスノーデンの悩みを正攻法に描いた本作は、地味な作りではありますが、オリヴァー・ストーン作品では『エニイ・ギブン・サンデー』(1999)以来の秀作と評価します。

 

もっとも高く評価したいのが、スノーデンの内部告発を、恋人リンゼイとの恋愛と同時並行に描いたことです。焦点がずれるのではないかと危惧したのですが、そんなことはまったくありません。スノーデンの悩みが、リンゼイとの交際によってより鮮明になっています。「愛国心」とは「恋心」であるとストーンが主張しているようです。

 

さらに、内部告発に至る経緯を淡々と描くあたりも、うまいものだと感心してしまいます。取り立てて英雄としてスノーデンを描くのではなく、やむにやまれぬ気持ちから踏み切ったことが見て取れるのです。

 

俳優たちも、みな達者。ジョゼフ・ゴードン=レヴィットが、いつもと違って落ち着いた声でセリフを言い続けるあたり、スノーデンの癖を真似したのでしょうが、悪くありません。本作が、この人の芸域を広げています。

 

わが愛するジェイリーン・ウッドリーが、実に魅力的な女性を演じ、『ダイバージェント』3部作(2014〜2016)の不振を取り返しているのも嬉しいことです。

 

そして、何よりもリス・エヴァンスの不気味な教官役がたまりません。国家中枢の諜報機関にいそうな、あの迫力。エヴァンスの登場シーンになると、映画のコクがぐっと高まります。

 

メリッサ・レオ、ザカリー・クイント、トム・ウィルキンソン、ニコラス・ケイジは、ひと通り。

 

クレイグ・アームストロングの音楽は、なかなかのもの。映画にリズムを与えています。

 

内容: A-

 

++++++++++

 

画質(2.40:1): A

 

Gump TheatreにてOppo BDP-93から1080i信号を直接HDMIケーブルによってソニーVPL-HW30ESに送り込み、120インチ・ワイド・スクリーンに映しています。2層50GB。コーデックは、MPEG-4 AVC。伝送レートは、4 Mbpsから46 Mbps。

 

撮影は、『スラムドッグ$ミリオネア』(2008)でアカデミー撮影賞を受賞した、『28日後...』(2002)『ドッグヴィル』(2003)『マンダレイ』(2005)『ラストキング・オブ・スコットランド』(2006)『アンチクライスト』(2009)『127時間』(2010)『ジャッジ・ドレッド』(2012)『トランス』(2013)『ラッシュ/プライドと友情』(2013)『白鯨との闘い』(2015)『われらが背きし者』(2016)『T2 トレインスポッティング』(2017)のアンソニー・ドッド・マントル


機材は、アリ・アレクサ・65、アリ・アレクサ・ミニ、アリ・アレクサ・XT・スタジオ、キャノンEOS C500、コーデックス・アクション・カムHDカメラを使用。マスター・フォーマットは、DI(4K)。オリジナル・アスペクト比は、2.39:1。

 

4K UHD BDが出ていれば、ネイティブ4K上映を楽しめたのですが、日本だけでなく、アメリカでも発売されていません。

 

解像度はかなりの高さで、細部まですっきりと見通せるのですが、残念ながら、輪郭が太ります。それでも、彫りは深く、奥行きも十分に出ています。

 

発色は、ニュートラル。色数は多く、色乗りもパワフル。それでいて、すっきりとしています。肌の質感もナチュラル。違和感はありません。

 

暗部情報量も、なかなかのもの。黒はよく沈み込み、暗いシーンでも見づらいシーンはほとんどありません。

 

大画面の近接視聴も、問題なしです。

 

音質(Dolby TrueHD 5.1​): A/A-

 

Oppo BDP-93からソニーVZ-555ESに、サラウンドバック・スピーカー2本を付け加えた7.1チャンネル分をラインアウト接続して再生。伝送レートは、不明。音量は、マイナス30デシベル。

 

左右前後に音を定位させる音響設計で、音の出所はスクリーンとマッチします。音楽が多用されているために、包囲感はかなりのものです。後方に回された音楽を鳴らすために、サラウンド・スピーカーが大活躍します。移動感はそれほどではありませんが。

 

ノイズフロアは、最低レベル。マイナス30デシベルでも、うるさく感じません。音楽も、団子になることなく、映画を盛り上げます。

 

セリフのキレも、文句なし。発音にも甘さはなく、サ行もスムーズです。

 

超低音成分は、控えめ。ほとんど入っていない印象です。


英語学習用教材度: C‐

 

日本語ならびに日本語吹替えつき。残念ながら、英語字幕はつきません。

 

セリフ量は、膨大。しかし、F-wordが15回ほど登場するなど、俗語卑語が大量につかわれます(R指定)。テクストとして使うには注意が必要です。

 

英語自体はそれほど難しくないのですが、英語字幕がついていない現状では、勉強しにくい素材です。

 

しかも、レンタルBDには特典もつきませんから、評価は下がります。


++++++++++

 

気になるところを、アト・ランダムに。

 

☆原題も、Snowden。いつもながら、オリヴァー・ストーンの映画のタイトルは、シンプルです。

 

☆4000万ドルの製作費で、アメリカで2159万ドル、海外で1569万ドル、計3728万ドルの売り上げ。残念ながら、赤字に終わってしまいました。

 

レンタルBDの特典は、上述どおり、何もありません。嗚呼。

 

セルBDの特典です。

 

 オリバー・ストーン監督来日インタビュー
 未公開シーン
 キャスト&スタッフインタビュー(ジョセフ・監督・ウッドリー3名)
 日本版予告編
 海外予告編
 

☆買うなら、米盤BDです。

 

 

2016年12月27日発売の米盤BDの仕様です。残念ながら、日本語字幕・日本語吹替えはつきません。


 Region Free
 容量: 2層50GB
 映像: 1080p/2.40:1/MPEG-4 AVC (30.98 Mbps)
 音声: DTS-HD Master Audio 5.1 (48kHz, 24-bit)(英・西語)
 字幕: 英・仏・西語

 

特典です。

 

 Audio Commentary with Director Oliver Stone (digital exclusive) 
 Deleted Scenes (8:51, 1080p)
 Finding the Truth (3:57, 1080p) 
 Snowden: Q&A (41:00, 1080p)

 

米アマゾンで、今日現在、13.99ドルとなっています。

 

++++++++++

 

映画ファン、オリヴァー・ストーン・ファン、出演者のファン、必見。国内盤BDの出来はイマイチですが、映画自体はハイレベル。オススメします!

 

| 外国映画(サ行) | 08:53 | comments(0) | trackbacks(0) |
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