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SING/シング(2D字幕)

 

原題:Sing (2016) 
上映時間:108分
2017年3月17日 国内劇場初公開
公式サイト:http://sing-movie.jp/

TOHOシネマズ日本橋 スクリーン9 D-8
2017年5月18日(木)10時00分の回

ゴウ先生総合評価: A-
  画質(1.85:1/Digital): A
  音質(Linea PCM): A+/A
  英語学習用教材度: C+

 

銀河ヒッチハイク・ガイド』(2005)『リトル・ランボーズ』(2007)のガース・ジェニングス監督・脚本によるミュージカル・コメディ・ドラマ・アニメーション。

 

怪盗グルーの月泥棒 3D』(2010)『怪盗グルーのミニオン危機一発』(2013)『ペット』(2016)『怪盗グルーのミニオン大脱走』(2017)のイルミネーション社が製作。担当は、クリス・メレダンドリジャネット・ヒーリー

 

声の出演は、マシュー・マコノヒーリース・ウィザースプーンセス・マクファーレンスカーレット・ヨハンソンジョン・C・ライリータロン・エジャトントリー・ケリーニック・クロールガース・ジェニングスリー・パールマンジェニファー・ソーンダース

 

ゴールデン・グローブ章では、歌曲賞・アニメーション作品賞にノミネート。

 

☆やっと観られた

 

ミュージカル大好き貧乏英語塾長、絶対に観たいとおもっていた作品です。ところが、日本語吹替え版が幅を利かせていて、オリジナル英語版の上映が少なく、なかなか都合がつきません。しかも、4Kプロジェクター上映館を探していましたから、なおのことスケジュールがあわず、観ることができなかったのです。

 

そうしてぼやぼやしていると、公開開始から2か月を過ぎ、公開打ち切りが目前に迫っています。これはいかんとおもっていたら、TOHOシネマズ日本橋では、1日1回だけですが、4K上映しています。これは逃してはならないと、都合のついた昨日、出かけることにしたのでした。

 

朝の仕事を片付けて、東西線で日本橋駅まで。劇場に着いたのは、9時55分。かなり空いています。ならばと、このスクリーン9のベスト・シートと考えている4列目中央の席を確保します。

 

入りは、最終的に2割弱。ただし、3列目に座った若い(とおもえる)女性ふたり組が、上映中もしょっちょう私語を交わしているのが鬱陶しかったですが(どうしてこういうマナー違反者が絶えないのでしょう)、音量が大きかったせいでそれほど気にならなかったのが、幸いでした。

 

☆あらすじ

 

舞台は、動物たちが人間そっくりな(humanoid)生活を送る世界のある街。

 

コアラのバスター・ムーン(マシュー・マコノヒー)は、潰れかけたムーン劇場の支配人です。リャマの銀行員ジュディス(リー・パールマン)から返済さもなくば劇場の差し押さえを通達されてしまいます。

 

そこで、金持ちの息子である親友のヒツジのエディ(ジョン・C・ライリー)に融資を頼みますが、断られます。さらに、伝説の歌手ナナ・ヌードルマン(ジェニファー・ソーンダース)にも頭を下げますが、冷たくあしらわれてしまいました。

 

そこで、おもいついたのが、歌のショーを行うことです。そのために、歌手のオーディションを開催することにします。すると劇場で働くおっちょこちょいのトカゲのミス・クローリー(ガース・ジェニングス)のせいで募集チラシに2ケタ多い10万ドルの優勝賞金額が書かれてしまい、劇場に応募者が殺到してしまいます。

 

そうとは知らず大喜びのバクスターは、オーディションを行います。すると、ブタの主婦ロジータ(リース・ウィザースプーン)、あがり症の内気なゾウのミーナ(トリー・ケリー)、パンクロックを愛するヤマアラシの少女アッシュ(スカーレット・ヨハンソン)、ギャング団のボスを父に持つゴリラの青年ジョニー(タロン・エジャトン)、ネズミのストリートミュージシャンのマイク(セス・マクファーレン)ら、様々なおもいを胸に秘めた参加者たちが集い、オーディションが盛大に始まるのでした……。

 

☆最後は、泣ける

 

動物が人間のように生活をし、負け犬が最後には大成功を収めるという点で『ズートピア』(2016)に設定が似ており、歌は唄うけれども『ラ・ラ・ランド』(2016)のように本格的なミュージカル映画ではないという点で、最初からハンディキャップを背負った作品です。

 

しかし、実際に観てみると、前半はもたついた感がありますが、後半崩れ去ったムーン劇場をひと晩で野外劇場として復旧させ、そこでとても素人とはおもえない見事な歌を動物たちが披露してくれるようになると、おもわず落涙してしまいました。2020年12月25日クリスマス当日に続編が全米公開されることが決まったのも、当然の感動作です。

 

まずもって、動物の特徴をうまく活かしたキャラクターたちが最高です。可愛らしいコアラのバスターがマシュー・マコノヒーの端正で力強い声で動くのも、そのギャップが面白く、開始直後に魅了されてしまいます。

 

個人的には、ロジータとミーナにしびれます。予習なしで観たので、ロジータの声をリース・ウィザースプーンが当てているとはまったく気づかず、その美しい声にしびれてしまいました。ウィザースプーンのしっとりとした声は、間違いなく絶品です。その美しい声と可愛らしいぽっちゃり奥様ぶりにメロメロになってしまったのでした。

 

内気なゾウのミーナには、ただひたすら「がんばって唄ってくれ」といいたくなります。本来は歌手であるトリー・ケリーが最後にスティーヴィー・ワンダーの‟Don't You Worry 'Bout A Thing”をすばらしい美声で唄ってくれると、感動は最高潮。最高のカタルシスを味わえます。

 

それにしても、既成のヒット曲をうまく使って、これだけの作品ができるものだと感心せざるをえません。しかも、リース・ウィザースプーン、スカーレット・ヨハンソン、セス・マクファーレン、タロン・エジャトンたちが見事な歌声を聴かせてくれるのですから、海外の俳優たちの芸達者ぶりには圧倒されます。

 

と同時に、夢と希望をあきらめないキャラクターたちの姿には、素直に、感激できます。その点で、前半のバスターの貧乏話の部分をもう少し面白くしてくれたらと惜しまれます。

 

さらに、3D映像ならさぞ迫力が増すだろうというリアルな絵作りもなかなか。特に、水槽が割れて水が噴き出すあたり、3Dならさらに見ごたえがありそうです。

 

素敵な一品だと評価します。

 

++++++++++

 

画質(1.85:1/デジタル): A

 

マスター・フォーマットは、DI(2K)。

 

4Kプロジェクターによる上映。

 

超絶極美の映像を期待していったら、意外と軟調。細部がやや甘くなっています。5年前なら、これでもA+としたことでしょうが、4K映像に慣れたいまとなっては、もの足りなさを感じます。彫りも甘くなっています。

 

発色は、クリア。ですが、最高とはいえません。もっと透明感がほしいところです。陰影の表現は、まずまず。夜のシーンには、深みがあります。

 

4列目だと、見上げることもなく、楽にスクリーンをすべて把握できます。やっぱりこの席が、このスクリーン9のベスト・シートです。

 

音質(Linear PCM): A+/A

 

一部の劇場では、ドルビーアトモス、DTS:X、Auro 11.1で上映。

 

左右前後に音を定位させた音響設計。ですが、真後ろからの音がなく、フロント重視というわけではないのですが、もの足りなさを覚えます。それでも、高さの表現が巧みで、音楽が鳴り出すと立体音場の密度感が高まるのですが、寂しさは否めません。ドルビーアトモスだったら、もっとみっちりとしたシネソニックを味わえたことでしょう。

 

ノイズフロアは、最低レベル。音量も、かなりの大きさですが、うるさくは感じません。メタリック成分もなく、不快感ゼロです。音楽も、分離感がよく、爽やかに響きます。

 

セリフの抜けも、文句なし。サ行がきつくならず、発音も明瞭です。音像も膨らまず、口元に寄り添います。

 

超低音成分は、控えめ。出るところでは、どーんと出ますが、そういう場面は多くありません。

 

英語学習用教材度: C+

 

字幕翻訳は、石田泰子。

 

セリフは、大量。俗語・卑語は、ゼロ(PG指定)。安心して、テクストに使えます。

 

ただし、歌が多用されるので、その歌詞を聴き取るのはかなりの難しさです。それでも、セリフ自体は、TOEIC860点ホルダーなら、字幕を頼りにすれば、7割程度は再現できることでしょう。

 

字幕自体は、一部凝りすぎとおもえる部分がありますが、おおむね素直です。

 

++++++++++

 

気になるところを、アト・ランダムに。

 

☆原題も、Sing。命令形ですから、「唄え」と訳さないといけません。まさに、本作のテーマです。

 

☆個人的にいちばん気に入ったキャラクターは、右目が義眼(glass eye)のトカゲのミス・クローリー。帰って調べてみたら、この声を当てているのは、監督のガース・ジェニングスではないですか。行かず後家の雰囲気満々で、こんな声の女優がいたのかとおもったら、だまされてしまいました。でも、こんなだまされ方なら、何百万回でもだまされたいものです。

 

☆ムーン劇場に融資していた銀行の行員ジュディスの声を当てているのが、伝説的米TVシットコム『Cheers』(1982〜1993)でウェイトレスを演じていたリー・パールマンではないですか。ファンとしてうれしくなってしまいました。

 

☆途中で、きゃりーぱみゅぱみゅの「にんじゃりばんばん」「きらきらキラー」「こいこいこい」が原宿の女の子たちという設定のレッサーパンダ5人組のキューティーズ(The Q-Teez)に唄われて、その場面ではちょっと変な日本語のセリフがあり、うれしくなってしまいました。何せオスカー俳優のマシュー・マコノヒーも、日本語のセリフをしゃべってくれるのです。ニッコリです。中国資本がハリウッドを席巻してから、日本人・日本語の登場が目に見えて減っている昨今、こういう映画には深く感謝しないといけません。

 

☆7500万ドルの製作費で、アメリカで2億7033万ドル、海外で3億6148万ドル、計6億3181万ドルのメガヒット。当然の結果でしょう。それにしても、すごい収益率です。

 

米盤BDは、2D BD、3D BD、4K UHD BDが2017年3月21日に発売されています。すべて、音声はドルビーアトモスです。

 

 

 

 

米アマゾンの売価は、それぞれ19.99ドル、27.99ドル、24.99ドルです。買うなら、3D盤だと考えています。ただし、もっと安くなってくれないと無理です。

 

++++++++++

 

映画ファン、アニメ・ファン、アメリカン・ポップス・ファン、必見。関心ある方は、劇場へ急ぎましょう。オススメします!

 

| 外国映画(サ行) | 10:12 | comments(0) | trackbacks(0) |
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