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ジョイ(BD)
ジョイ 2枚組ブルーレイ&DVD(初回生産限定) [Blu-ray]
2015
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

 

原題:Joy (2015)
上映時間:2:04:00
国内劇場未公開
公式サイト(英文):http://www.foxmovies.com/movies/joy​

ゴウ先生総合評価: A-
  画質(1.85:1): A+/A
  音質(DTS-HD Master Audio 5.1): A/A-
  英語学習用教材度: A

 

『ザ・ファイター』(2010)『世界にひとつのプレイブック』(2012)『アメリカン・ハッスル』(2013)でアカデミー監督賞にノミネートされた、『アメリカの災難』(1996)『スリー・キングス』(1999)『ハッカビーズ』(2004)のデヴィッド・O・ラッセル監督・製作・原案・脚本による、アイデア商品で成功したシングルマザーの実話を映画化した人間ドラマ。

 

主演は、ジェニファー・ローレンス

 

共演は、ロバート・デ・ニーロエドガー・ラミレスエリザベス・ロームダイアン・ラッドヴァージニア・マドセンイザベラ・ロッセリーニブラッドリー・クーパー

 

アカデミー賞では、主演女優賞(ジェニファー・ローレンス)にノミネート。

 

☆英語字幕つき国内盤BDで観直す

 

貧乏英語塾長、デヴィッド・O・ラッセルとジェイロー(ジェニファー・ローレンスの愛称)の大ファンです。全作品を観ています。それゆえ、世界で1億ドル以上を売り上げた作品で、上記のように豪華な製作・出演陣を誇る本作が日本に入ってこないことにいらだっていました。その結果、日本語字幕・日本語吹替えはつきませんが、昨年9月に英盤Blu-ray Discを取り寄せていたのでした。

 

その本作の国内盤BDが今年2月22日にリリースされました。どういう出来なのだろうと関心をもったために、英盤BDのレビューを書いていなかったこともあり、この際に書いておこうとおもい、国内盤BDを取り寄せて、観直すことにしたのでした。
 

☆あらすじ

 

主な舞台は、1989年から数年間の米ロングアイランド。

 

1989年、ロングアイランドで暮らすジョイ(ジェニファー・ローレンス)は、離婚したシングルマザー。航空会社の予約係として必死に働きながら、工場経営の実父ルディ(ロバート・デ・ニーロ)を助け、幼いふたりの子供、実母テリー(ヴァージニア・マドセン)、別れた夫トニー(エドガー・ラミレス)を養っていました。

 

しかし、子供のころから母方の祖母ミミ(ダイアン・ラッド)の影響で発明好きだったジョイは、夢をあきらめず、手を汚さずに絞れるモップを発明します。父親の裕福な再婚相手トルーディ(イザベラ・ロッセリーニ)の資金援助により、ついに製品化に成功します。

 

とはいえ、無名の商品です。大々的に売り出すために、ジョイはTVショッピングを大掛かりに展開するケーブルTV局QVCの重役ニール・ウォーカー(ブラッドリー・クーパー)に売り込むことにするのでした……。

 

☆もっとも美しいジェイローが観られる

 

灰汁の強い女優というイメージがあるジェイローですが、2015年2月の撮影時にはまだ24歳(1990年8月15日生まれ)。女性としてはまだまだ発展途上の段階です。それなのに、本作では20代後半から40代にいたるシングルマザーを演じ、それを見事に成功させているのですから、感心するしかありません。

 

『世界にひとつのプレイブック』(2012)『アメリカン・ハッスル』(2013)はあくまでブラッドリー・クーパーやクリスチャン・ベイルと同列でしたが、本作は単独主演であり、そのプレッシャーは大きかったでしょうが、それを完璧にこなし、そのたおやかな美しさを印象づけます。個人的には、本作をジェイローのキャリアベスト作と評価したいくらいです。

 

とはいえ、本作自体が、『アメリカン・ハッスル』はともかくとして、『世界にひとつのプレイブック』という大傑作を上回るとはいえません。実話がベースにあるためか、こちらを驚かせるような展開がなく、女性実業家のサクセスストーリーを描いて終わりになってしまっているのです。

 

もちろん、それはそれで、感動を呼ぶものではありますが、映画としての感激を増す展開でないことが惜しまれます。少なくとも、『世界にひとつのプレイブック』の斬新さは本作にありません。

 

せっかく、オスカー候補3回の名女優ダイアン・ラッドを起用しているのですから、祖母ミミを最後まで語り手として起用し、祖母・母・娘・孫の4世代の女性の苦しみと喜びを描けば、もっと面白かっただろうにとおもうのですが、そのあたりが鬼才デヴィッド・O・ラッセルにしては中途半端です。

 

さらに、最初から最後まで母親テリーが好きだったソープオペラ(昼メロ)が使われるので、てっきりトニーと離婚したジョイがニールと恋に落ちるのかとおもったら、そうもならず、ジェイローに恋をさせない脚本にもものたりなさを覚えます。これだけ美しくジェイローを撮りあげたのですから、恋するジェイローを見せてほしいものでした。(『パッセンジャー 』(2016)のジェイローでは、ファンは満足しません。)

 

ともあれ、夢と希望を見失わず、モップひとつで大金持ちの実業家となりおおせたジョイの生き方は、その名前が表すように(joy)、「喜び」に満ちあふれており、多くの若者の指針となるものです。ジェイローの躍進と重ねれば、さらにその想いが強くなることでしょう。

 

内容: A-/B+

 

++++++++++

 

画質(1.85:1): A+/A

 

Gump TheatreにてOppo BDP-93から1080・24p信号を直接HDMIケーブルによってソニーVPL-HW30ESに送り込み、120インチ・ワイド・スクリーンに映しています。2層50GB。コーデックは、MPEG-4 AVC。伝送レートは、2 Mbpsから44 Mbps。


撮影は、『ラ・ラ・ランド (2016)でアカデミー撮影賞を受賞し、デヴィッド・O・ラッセルとは『アメリカン・ハッスル』(2013)で組んでいる、『シェルター』(2009)、『プロミスト・ランド』(2012)、『マダム・マロリーと魔法のスパイス』(2014)のリヌス・サンドグレン

 

機材は、アリカムLT、アリカムST 35mmフィルム・カメラを使用。マスター・フォーマットは、DI(2K)。オリジナル・アスペクト比も、1.85:1。

 

いまどき珍しいフィルム撮影。その意図を汲んだ、粒状性が高いフィルムルックなテクスチュアです。個人的には大好きな画調で、うれしくなります。

 

フィルムルックとはいえ、解像度は非常に高く、細部に甘さはありません。彫りは深く、奥行きも十分。くっきりした高画質です。これで、細部の見通しがもう一段高ければ、現代最高レベルのBD画質となります。

 

発色は、ニュートラル。色数も多く、色乗りもパワフル。鮮明で艶やかです。肌の質感にも不自然さはありません。

暗部情報量も、かなりのもの。暗いシーンでも、見えづらさはありません。

 

大画面の近接視聴も、まったく問題なしです。

 

音質(DTS-HD Master Audio 5.1): A/A-

 

Oppo BDP-93からソニーVZ-555ESに、サラウンドバック・スピーカー2本を付け加えた7.1チャンネル分をラインアウト接続して再生。伝送レートは、不明。音量は、マイナス30デシベル。

 

左右前後に音は定位するものの、多くの音がフロントに集中して、立体音場の密度感は意外と高くありません。音楽が鳴ると、包囲感は高まるものの、移動感はほとんどなし。それでも、音の出所は、スクリーンとマッチするのが救いです。


ノイズフロアは低く、雑味はありません。マイナス30デシベルでもうるさくありません。細かい環境音も聞こえてきます。不快なメタリック成分も絡みません。音楽の分離感はかなりのもの。多用されるポップスも聴く価値ありです。

 

セリフの抜けも、文句なし。それでも、サ行は滑らかです。

 

超低音成分は、控えめ。ほとんど入っていません。ただし、空港のシーンで、飛行機の離発着時にドーンと来たのには驚きました。


英語学習用教材度: A

 

日本・英語字幕ならびに日本語吹き替えつき。

 

セリフは、大量。しかも、俗語卑語も、F-wordが1回のみしか登場せず、全体的に非常に穏当な英語が使われています(PG-13指定)。テクストとして十分に使える素材です。

 

しかも、英語字幕は確認した限り、完璧にセリフをフォローしており、非常に勉強しやすい素材です。

 

これで、特典に英語字幕がついていたら鬼に金棒なのですが、残念ですが、そうではありません。

 

++++++++++
  
気になるところを、アト・ランダムに。

 

☆原題も、Joy。主人公の名前(実話の本人と同名)であるとともに、上述通り、「喜び」という意味と掛け合わせており、悪くないタイトルです。邦題は、仕方ないでしょう。

 

☆6000万ドルの製作費で、アメリカで5645万ドル、海外で4468万ドル、世界で1億113万ドル万ドルの売り上げ。実質的には、ぎりぎり黒字というところでしょうか。

 

BDの特典は、次の映像特典です。米盤BDのそれと同じです。

 

  .献腑い龍さと忍耐(20:21)
 ◆.癲璽蝓璽鵝Ε瀬Ε匹送るジェニファー・ローレンスと
   デヴィッド・O・ラッセル監督のインタビュー(1:07:42)
 スティル・ギャラリー(静止画集:7枚/00:38)

映像:
  Aをベースに、適宜Bが挿入
 ◆C
  A

 A ビスタ・サイズ(1.78:1)のHD画質(AVC/1080・24p)
 B ビスタ・サイズ(1.85:1)のHD画質(AVC/1080・24p)
 C ビスタ・サイズ(1.78:1)のHD画質(AVC/1080i)

音声: ドルビーデジタル・ステレオ

残念ながら、英語字幕はつきません。BDプレーヤーの言語設定を英語にすると、米盤BD仕様になりますが、英語字幕はつきません。英盤BDだと英語字幕がつきます。

 

 屮献腑い龍さと忍耐」は、デヴィッド・O・ラッセルへのインタビューを中心にして、出演者のインタビューを交えた、ツボを押さえたメイキングです。

 

☆,砲蓮⊆膺邑のモデルとなったジョイ・マンガーノ本人もちらっと出演します。美しい女性です。ただし、本作は実際とはかなり違うようです。

 

☆△了焚颪鬚靴モーリン・ダウド(Maureen Dowd:1952年1月14日生まれ)は、ニューヨーク・タイムズに執筆している有名なコラムニスト。△同紙が主催したものなので、起用されたようです。周到に質問を準備して、ジェイローとデヴィッド・O・ラッセルの本音を聴きだすあたり、抜かりありません。

 

☆△任蓮▲瀬Ε匹亮遡笋砲茲蝓▲魯螢Ε奪匹砲ける女優の男優と比べての報酬の低さ、ドナルド・トランプが大統領になりそうなことに対する嫌悪感など、政治的問題が語られるのも、ジェイローの年齢を考えると、凄いことです。

 

☆△任蓮ジェイローの両親を、一瞬ですが、観ることができます。

 

☆もうひとつ入手可能な国内盤BDがあります。

 

【Amazon.co.jp限定】ジョイ 2枚組ブルーレイ&DVD (2L判ブロマイド付き)(初回生産限定) [Blu-ray]
2015
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

 

++++++++++

 

映画ファン、ジェイロー・ファン、野心家の英語勉強家、必見・必携。英盤BDと違って、国内盤BDの特典に英語字幕がつかないのが残念ですが、英語の勉強にはなります。オススメします!

 

| 外国映画(サ行) | 09:27 | comments(0) | trackbacks(0) |
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