CALENDAR
S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< October 2017 >>
ARCHIVES
CATEGORIES
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
英語で「日本国憲法」を読んでみる―The Constitution of Japan
英語で「日本国憲法」を読んでみる―The Constitution of Japan (JUGEMレビュー »)
別冊宝島編集部
英語で憲法を読んでみれば、戦勝国アメリカから押し付けられたことが手に取るように分かります。50年以上、修正されていない憲法。時代にそぐわない内容。それでも、憲法改正、不要ですか?
★★★★★
RECOMMEND
駅 STATION [DVD]
駅 STATION [DVD] (JUGEMレビュー »)

高倉健を知りたければ、まずこの一本。「渋さ」の意味が分かります。★★★★★
<< パッセンジャー(2D字幕) | main | 『はじまりへの旅』は、9.99ポンドの英盤BDで >>
キングコング:髑髏島の巨神

 

原題:Kong: Skull Island (2016)
上映時間: 118分
2017年3月25日 国内劇場初公開
公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/kingkong/

TOHOシネマズ新宿 スクリーン3 B-8
2017年3月28日(火)22時20分の回

ゴウ先生総合評価: B-/C+
  画質(2.39:1/デジタル): A-/B+
  音質(Linea PCM): A+
  英語学習用教材度: C

 

キングコングをリブートしたアドベンチャー・アクション。

 

主要キャストは、トム・ヒドルストンサミュエル・L・ジャクソンジョン・グッドマンブリー・ラーソンジョン・C・ライリー

 

その他、ジン・ティエントビー・ケベルジョン・オーティスMIYAVIが共演。

 

監督は、TVで活躍している、長編劇映画2作目のジョーダン・ヴォート=ロバーツ

 

脚本・原案は、『フリージャック』(1992)『逃げる天使』(1994)『ナイトクローラー』(2014)でアカデミー脚本賞にノミネートされた、『トゥー・フォー・ザ・マネー』(2005)『落下の王国』(2006)『リアル・スティール』(2011)『ボーン・レガシー』(2012)のダン・ギルロイ

 

共同原案は、『フライト』(2012)でアカデミー脚本賞にノミネートされた、『コーチ・カーター』(2005)『夢駆ける馬ドリーマー』(2005)『リアル・スティール』(2011)『ニード・フォー・スピード』(2014)『パワーレンジャー』(2017)のジョン・ゲイティンズ

 

共同脚本は、『GODZILLA ゴジラ』(2014)のマックス・ボレンスタイン

 

☆TOHOシネマズ新宿スクリーン3には、4Kプロジェクターが設置されていない

 

昔から大好きなサミュエル・L・ジャクソン、ジョン・グッドマン、ジョン・C・ライリーに加えて、トム・ヒドルストン、ブリー・ラーソンという魅力的な若手が出ています。監督に経験がなかろうが、題材がどんなものであろうが、観てみたくなるのが映画ファンというものでしょう。

 

とはいえ、3D版・ドルビーアトモス版・MX4D版の高い入場料を必要とするものはパスして、2D字幕版を安いサービスデーに観たい映画ではあります。

 

そうすると、公開1週目のシネマイレージ・デーであるにもかかわらず、TOHOシネマズ新宿の夜10時20分の回は、遅い時間のせいでしょう、かなり空いています。自転車で出かけることにしました。

 

入りは、4割弱。スクリーン3というのは入ったことがありませんが、定員128名の小型シアターですから、たぶん4Kプロジェクター設置館であるはず。前から2列目中央やや下手よりの席を確保したのでした。

 

ところが、予告編を観ると、ボケボケ。どう見ても、2K DLPプロジェクターによる上映です。これだったら、他の4Kプロジェクター設置劇場へ行けばよかったと落胆したのですが、入場料を支払った以上、仕方ありません。そのまま観ることにしたのでした。

 

☆あらすじ

 

舞台は、ベトナム戦争終結が近い1973年の髑髏島。

 

南太平洋上に未知の孤島が発見され、未確認生物の存在を求め、米国政府秘密研究機関モナークによって編成された、ビル・ランダ(ジョン・グッドマン)が担当する調査隊が派遣されます。

 

リーダーを務めるのは、ジャングルでのサバイバルに精通した英国陸軍特殊空挺部隊の元兵士ジェームズ・コンラッド(トム・ヒドルストン)。メンバーは、ほかに研究者サン・リン(ジン・ティアン)、ヒューストン・ブルックス(コーリー・ホーキンズ)、フォトジャーナリストのメイソン・ウィーバー(ブリー・ラーソン)、ベトナム帰りの米軍ヘリ部隊を率いるプレストン・パッカード大佐(サミュエル・L・ジャクソン)といった面々です。

 

ところが、調査隊の前に突如、巨大なゴリラのキングコングが現われ、ヘリコプターを次々と破壊し始めます。その圧倒的な破壊力に調査隊はなす術もありません。調査隊は、この恐るべき生物から逃げ延び、一刻も早く島から脱出すべく決死のサバイバルを繰り広げるのでした……。

 

☆これをキング・コング映画と呼んでよいのか

 

ひと言、肩透かしでした。

 

メリアン・C・クーパーアーネスト・B・シュードサック監督・製作『キング・コング 』(1933)をリメイクしたピーター・ジャクソン監督・製作『キング・コング 』(2005)をどうやって上回るのだろうと期待していたら、まったく別ものの映画になっており、正直、がっかりです。

 

キング・コング映画というのは、コングを見世物にしょうと文明の中心地であるニューヨーク・シティに連れていくものの、コングが反発することで、人間の愚かさを描いた文明風刺作品です。

 

ところが、本作ではコングが拿捕されることもなく、人間が逃げ惑うだけ。ある意味、『ジュラシック・ワールド 』(2015)と縦筋はほとんど変わりません。

 

そのため、トム・ヒドルストンは主役扱いなのでしょうが、ほとんど活躍しません。

 

ナオミ・ワッツ以上のヒロインを演じてくれるものとおもっていたブリー・ラーソンも、写真を撮り、コングの顔を撫でるだけ。これじゃ、アカデミー主演女優賞受賞女優の無駄使いです。

 

記憶に残るのは、頑迷にコング討伐をいい張るゴリゴリの軍人役のサミュエル・L・ジャクソンくらい。ジョン・グッドマンはすぐに食べられてしまうし、中国資本が入ったために参加したのであろうジン・ティエンもそこにいるだけ。やれやれという感じです。

 

第一、ジョン・C・ライリー演じた第二次世界大戦の生き残りの米軍パイロットというハンク・マーロウの存在意義がわかりません。第二次世界大戦とベトナム戦争を重ねているのかとおもったのですが、そうともいえません。

 

この結果、ベトナム戦争末期に時代設定をしたのは、ヘリコプター軍団をふんだんに使いたいせいとしかおもえなくなります。戦争に対する反省や批判もまるで含まれておらず、文明批評映画であるべきキング・コング映画になっていないのです。ダン・ギルロイともあろう手練れの脚本家が、何をしていたのかといいたくなります。

 

ただし、『ジュラシック・ワールド』亜流の娯楽作としてみれば、それなりの面白さがあることは認めざるを得ません。

 

++++++++++

 

画質2.39:1/デジタル): A-/B+

 

撮影は、『300 <スリーハンドレッド>』(2007)『ウォッチメン』(2009)『エンジェル ウォーズ』(2011)『SUPER 8/スーパーエイト 』(2011)『グランド・イリュージョン』(2013)『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)のラリー・フォン

 

機材は、アリ・アリクサ・XT・プラスHDカメラを使用。マスター・フォーマットは、DI(2K)。


4Kプロジェクターによる上映だとおもっていたので、失望は大変なものでした。TOHOシネマズともあろう会社が、小型シアターすべてに4Kプロジェクターを設定していないとは信じられません。一日も早く、すべての小型シアターに4Kプロジェクターを設置すべきです。

 

TOHOシネマズ新宿スクリーン3は、横10.8m×縦4.5mのカーヴド・スクリーンを擁しています。前から2列目だとこのスクリーンすべてを使ったシネスコ映像がぎりぎり視野に入るか入らないかというところです。かぶりつき派の貧乏英語塾長としては、それを望んだのですが、内容ともども、画質の悪さに、最後まで映画への深いのめり込みを妨げられてしまいました。

 

解像度は、低くはありません。しかし、DVDをアップコンバートしたかのような、DLPプロジェクター特有のしゃっきりしない、ボケたように見える画調は許せません。クリスティ製2K液晶プロジェクターのほうがもっとすっきりしています。

 

発色は、ニュートラル。色数は多いのですが、にじんでいます。字幕の白文字にも赤がにじんでおり、興ざめです。

 

暗部情報量は、まずまず。黒の沈みこみはかなりのもので。コントラストはそれほど高くないものの、見づらさはまったくありません。

 

音質(Linea PCM): A+

 

一部の劇場ではドルビーアトモス上映されていますが、スクリーン3では通常のドルビーデジタル5.1です。

 

絵と比べれば、音は秀逸。左右前後に音が定位し、音の出所もスクリーンとマッチしており、スピーカー間のリンケージも滑らかで、包囲感も濃厚ならば、移動感も鮮明そのものです。ヘリコプターが飛ぶ場面など、サラウンドジャンキーは大喜びです。

 

ノイズフロアは、最低レベル。音量も、大きすぎず小さすぎず、適切。音楽も、団子になることはありません。

 

セリフの抜けも、文句なし。音像が肥大することもなく、口元に寄り添います。発音も明瞭です。

 

超低音成分は、かなりのもの。ただし、前日に109シネマズ木場で観た『パッセンジャー』(2016)ほどではなく、座席が揺れることもありません。引き締まった超低音といえます。

 

英語学習用教材度: C

 

翻訳は、アンゼたかし。監修に、町山智浩。

 

セリフは、多め。俗語・卑語は、F-wordが2回使われるなど、大量ではありませんが、登場します(PG-13指定)。それでも、注意さえすれば、テクストとして使える素材です。

 

日本語字幕は、『パッセンジャー』(2016)と同じ翻訳者ですが、こちらのほうが素直に感じました。町山氏のせいでしょうか。

 

++++++++++

 

気になるところを、アト・ランダムに。

 

原題は、Kong: Skull Island。直訳すれば、「コング:髑髏島」。邦題は、なかなかのもの。特に「巨神」は利いています。『風の谷のナウシカ 』(1984)を思い出してしまいますが。

 

☆1億8500万ドルの製作費で、これまでのところ3月10日に公開されたアメリカで1億3377万ドル、海外で2億5890万ドル、世界で3億9267万ドルのメガヒット。どこまで伸びるでしょう。

 

Blu-ray Disc、4K UHD BDの発売日は、アメリカでも未定です。

 

++++++++++

 

キングコング映画の伝統を気にしない人なら、楽しめるかもしれません。2D字幕版を観るなら、4Kプロジェクター設置館でどうぞ。

 

| 外国映画(カ行) | 11:45 | comments(0) | trackbacks(0) |
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://blog.indec.jp/trackback/1063405
トラックバック