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マダム・メドラー おせっかいは幸せの始まり(レンタルDVD)
マダム・メドラー おせっかいは幸せの始まり [DVD]
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

 

原題:The Meddler(2015)
上映時間:1:43:23
国内劇場未公開
公式サイト(英文):http://sonyclassics.com/themeddler/​

ゴウ先生総合評価: A-/B+
  画質(2.39:1?): A-/B+
  音質(Dolby Digital 5.1): A-/B+
  英語学習用教材度: A-

 

『デッドマン・ウォーキング』(1995)でアカデミー主演女優賞を受賞し、『アトランティック・シティ』(1981)『テルマ&ルイーズ』(1991)『ロレンツォのオイル/命の詩』(1992)『依頼人』(1994)で同賞にノミネートされたスーザン・サランドン主演・製作総指揮によるコメディ・ドラマ。

 

準主演は、『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』(2011)『ネイバーズ』シリーズ(2014・2016)『SPY/スパイ』(2015)のローズ・バーン、『セッション』(2014)でアカデミー助演男優賞を受賞した、『ザ・コンサルタント』(2016)『ラ・ラ・ランド』(2016)のJ・K・シモンズ

 

その他、セシリー・ストロング、ジェロッド・カーマイケル、ジェイソン・リッター、ビリー・マグヌッセン、ルーシー・パンチが共演。

 

監督・脚本は、『エンド・オブ・ザ・ワールド』(2012)のローリーン・スカファリア

 

☆スーザン・サランドン・ファンとしては、絶対に観たかった

 

正直に申し上げて、『デッドマン・ウォーキング』(1995)から20年、スーザン・サランドン出演作に満足できるものはなく、長年のファンとしては非常に寂しくおもっていました。

 

1946年10月4日生まれの70歳。主演作は厳しそうですが、ヘレン・ミレンやジュディ・デンチの例もあります。これだけの演技派、主役を張って当然だと考えていました。

 

そんなところに、サランドン主演作が作られるというので、ファンとしては色めき立った次第です。しかも、共演者が、大好きなローズ・バーンとJ・K・シモンズであるのも二重丸ですし、監督がローリーン・スカフォリアなのも期待がもてます。

 

実際、評論家の受けは非常によいものでした。Rotten Tomatoesでは、支持率84%で、10点満点中7点。Metacriticでは、100点満点中68点という具合です。

 

これはぜひとも観たいとおもっていたら、日本での劇場公開は行われず、DVDだけがリリースされることになりました。しかし、いまさらDVDでは満足できません。そこで、2016年9月6日リリースの米盤Blu-ray Discを取り寄せるかと考えもしたのですが、これがBlu-ray.comの当該サイトでも仕様・特典がよくわからず、しかも、米アマゾンで20ドル以上もします(今日現在、22.99ドル)。どうしたものかとおもっていました。

 

すると、2016年11月24日にリリースされた独盤BDが、仕様・特典内容もわかるうえ、今年の初めには独アマゾンで9.99ユーロの最安値をつけたので買おうかとおもっていたら、ぼやぼやしているうちにあっという間に値上がりしてしまいました(今日現在、11.97ユーロ)

 

値上がりしてから注文するのも癪なので、2016年12月7日にリリースされたDVDをレンタルしてみようとおもい直して、借り出したのでした(レンタルDVDを借りたあとで、後述のように、独盤は9.50ユーロの最安値をつけています)。

 

☆あらすじ

 

主な舞台は、現代のロサンゼルス(LA)。

 

マーニー・ミネルヴィーニ(スーザン・サランドン)は、1年前に最愛の夫を亡くした年配の女性。夫の思い出が詰まった、生まれ故郷でもあるニューヨーク・シティ(NYC)を出て、TV脚本家である娘ロリ・ミネルヴィーニ(ローズ・バーン)が住むLAに引っ越してきます。

 

幸い、資産家だった夫が多額の遺産を残してくれており、生活には困りません。ですが、寂しさのあまり、娘に頻繁に電話やメールをして、娘から鬱陶しがられてしまいます。

 

それでも、積極的なマーニーは、周りに困っている人がいると黙っておられず、娘の失恋の相談はもとより、娘の友人エミリー(ルーシー・パンチ)の出産祝いにiPadを送ったり、ジリアン(セシリー・ストロング)の結婚式の費用をもったり、病院のボランティアをして八面六臂の活躍です。

 

そんな中、偶然知り合った元警官のランドール・ジッパー(J・K・シモンズ)に対して、夫のことを忘れらないながらも、次第に魅かれていくのでした……。

 

☆過去20年間で最高のサランドンと逢えた

 

面白い!

 

こういうスーザン・サランドンを観たかったのです。お節介なところが玉にキズですが、若々しくて美しくて優しくて、マーニーが理想の女性に見えます。ジッパーが惚れてしまうのも当然です。

 

ちなみに、ジッパーを演じたJ・K・シモンズは、1955年1月9日生まれ。つまり、サランドンより8歳以上年下です。それでも、シモンズが禿げていることもあるとはいえ、釣り合いが取れて見えるのですから、サランドンの若々しさがわかります。

 

とにかく、困った人を見ると助けずにはいられないマーニーの優しさは、まるで、ゲイリー・クーパーが演じたフランク・キャプラ監督『オペラハット』(1936)の主人公のよう。博愛的ですが、嫌味がありません。

 

もっとも感心するのが、口がきけなくなって入院している老婆をボランティアで世話しているときに、しきりに左手を宙に回す動作を見て、ダイヤル式の電話をかけたがっていると気づくシーンです。

 

マーニーは、家に戻るとクローゼットを探して古い黒いダイヤル式電話を見つけ(そんなものを取っておいて、NYCからもってきたところにマーニーらしさがあり、そういう細部を重視する丁寧な映画作りに感激です)、それを病室にもっていき、病室の電話線につなぐと、老婆は喜んでダイヤルを回すのです。

 

その電話先は、老婆の息子の家でした。あわてて飛んできた息子は、「こんなところにいたのか。探したんだよ」と再会を喜びます。認知症で徘徊していて、病院に保護されていたのです。この再会には、観る者は涙させられます。

 

とはいえ、この優しい母親のお節介を鬱陶しがる娘の気持ちも、十分にわかります。幸薄そうな娘をローズ・バーンが眉をひそめて演じるのが、たまりません。

 

それでも、そんな母親に助けられるときもあるのです。生理が来ないために、妊娠しているのではないかとおもい、娘が母親に妊娠テストキットを買ってきてもらって試してみるとと、妊娠しているとわかり、あわてて病院に行く場面の母娘の親密さは、見ていてほのぼのとしてきますし、そのあと、妊娠していないことが分かり、マーニーが買ってきたテストキットが実は排卵日テストキットだとわかって、ふたりが笑い転げるのにも、心を温められます。

 

作曲家志望であったJ・K・シモンズがギターの弾き語りを披露する場面も(知る限り本人が楽器を弾いて唄うのはこれが唯一の映画)、ファンとしてはたまりません。マーニーに対する想いを、庭で飼っているニワトリの卵をあげることで伝えるのも大人の恋であり、その卵の美味しさに舌鼓を打ってジッパーの優しさを感じ取るマーニーも大人です。最後、シモンズが運転するハーレーダビッドソンにしがみつくサランドンも可愛らしいったら、ありゃしません。

 

サランドン・ファンの長年の不満を解消させてくれる秀作と評価します。

 

内容: A-

 

++++++++++

 

画質(2.39:1?): A-/B+

 

Gump TheatreにてOppo BDP-93で480/60p信号をから1080/60p信号にアップコンバートして、HDMIケーブルによって直接ソニーVPL-HW30ESに送り込 み、120インチ・ワイド・スクリーンに映しています。コーデックは、MPEG-2。伝送レートは、1.5 Mbpsから7.9 Mbps。

 

撮影は、『ヒップスター』(2012)『ショート・ターム』(2013)『WE ARE YOUR FRIENDS ウィー・アー・ユア・フレンズ』(2015)『マックス・スティール』(2016)のブレット・ポウラク

 

機材・マスター・フォーマットは、不明。オリジナル・アスペクト比は、2.39:1。

 

DVDにしてはかなりの高画質。BDに肉薄しています。

 

輪郭はそれほど太らず、大画面でもそれほど破綻しません。彫りもかなりの深さで、奥行き感もあります。とはいえ、細部は甘くなっており、高画質BDに慣れた目から見ると、かなりもの足らない画質とはいえます。

 

発色は、ニュートラル。色数は多く、かなり鮮やか。ややくすみがちなのは仕方ありません。それでも、肌の質感はかなりナチュラルです。

暗部情報量も、まずまず。コントラストも高く、見づらい場面は、ほとんどありません。

 

A-評価にするかどうか、最後まで悩みました。

 

音質(Dolby Digital 5.1): A-/B+

 

Oppo BDP-93からパイオニアVSA-LX55にHDMI接続し、サラウンドバック・スピーカー2本を付け加えた7.1チャンネルによる再生。伝送レートは、不明(多分448 kbps)。音量は、マイナス30デシベル。

 

絵に比べると、音は平凡。

 

左右前後に定位した音は、それなりの包囲感と移動感を体験させてくれますが、感心するほどではありません。

 

ノイズ感はないものの、どこか雑味が乗っているような感じで、音の角が丸くなっています。それでも、不快なメタリック成分はなく、耳に優しい音です。音楽は、やや団子状です。

 

セリフの抜けは、問題なし。発音も明瞭で、サ行もなめらかです。

 

超低音成分は、音楽の最低音が出る程度。ブーミーになることはありません。

 

英語学習用教材度: A-

 

日本・英語字幕ならびに日本語吹替えつき。

 

セリフは、大量。しかし、F-wordは登場しますが、その数は少なく、俗語・卑語も気になる頻度ではありません。PG-13なのは、マリファナが登場するからです。ちょっと注意をすれば、テクストとして十分に使えます。

 

英語字幕は、BDと比べると読みにくいものの、完ぺきにセリフをフォローしています。勉強しやすい素材です。

 

とはいえ、特典が一切つかない現状では、これ以上の評価は無理です。

 

++++++++++

 

気になるところを、アト・ランダムに。

 

☆原題は、The Meddler。「メドラー家」という意味です。邦題は、がんばっています。

 

☆320万ドルの製作費で、全米で427万ドル、世界で540万ドルの売り上げ。実質的に黒字になったのでしょうか。

 

☆せこいソニー製らしく、レンタルDVDには、特典はついていません。嗚呼。

 

セルDVDには、次の特典がついています。

 

 NGシーン
 マーニーの素顔
 撮影の舞台裏

 

独盤BDには、音声解説もつくようです。その特典内容です。

 

 Gag Reel
 Die "echte Marnie"
 Das Making-of von "The Meddler"
 Kommentare von Susan Sarandon und Lorene Scafaria

 

独盤BDの仕様です。日本語字幕・日本語吹替えはつきません。Region Bですから、お間違いなく。

 

 Region Free
 容量: 2層50GB 
 映像: 1080p/2.40:1/MPEG-4 AVC
 音声: DTS-HD Master Audio 5.1(英・独・仏・伊語)

 字幕: 英・仏・独・伊語など

 

独アマゾンで9.50ユーロの最安値をつけました。タイミングを見て、絶対に買います。

 

++++++++++

 

スーザン・サランドン・ファン、必携。映画ファン、必見。国内盤DVDは、かなりの善戦です。オススメします!

 

| 外国映画(マ行) | 09:08 | comments(0) | trackbacks(0) |
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