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ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期

原題:Bridget Jones's Baby (2016)
上映時間:123分
2016年10月28日 国内劇場初公開
公式サイト:http://bridget-jones.jp/

109シネマズ木場 シアター7 D-9
2016年11月1日(火)18時35分の回

ゴウ先生総合評価: A-
  画質(2.39:1/デジタル): A+
  音質(Linea PCM): A/A-
  英語学習用教材度: C

 

レニー・ゼルウィガー主演によるロマンティック・コメディ『ブリジット・ジョーンズの日記』(2001)『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月』(2004)に次ぐ12年ぶりのシリーズ第3弾。

 

準主演は、コリン・ファースパトリック・デンプシー

 

その他、ジム・ブロードベント、ジェマ・ジョーンズ、エマ・トンプソンが共演。

 

監督は、『ブリジット・ジョーンズの日記』(2001)『ブローン・アパート』(2008)のシャロン・マグアイア

 

原案・脚本・製作総指揮は、前2作の原作・脚本のヘレン・フィールディング

 

共同脚本は、主演作『いつか晴れた日に』(1995)でアカデミー脚色賞を受賞したエマ・トンプソン、『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』(2006)で同賞にノミネートされた、『ブルーノ』(2009)『ダーティ・グランパ』(2016)のダン・メイザー

 

☆ゼルウィガー・ファンにとって待望の作品

 

長い休業期間を経て、レニー・ゼルウィガーが『砂上の法定』でスクリーンに戻ってきたときには、ゼルウィガー・ファンの貧乏英語塾長、とても喜びました。

 

しかし、それはあくまでキアヌ・リーヴス主演映画。出番も少ないものでしたし、ファンとしては、満足いきません。ぜひとも、ゼルウィガー主演映画を観たいと思っていましたから、本作が製作されると聞き、大いに喜んだ次第です。

 

ただし、コリン・ファースは残ったものの、脚本が気に入らなかったというヒュー・グラントが降板してしまい、代わりにパトリック・デンプシーが参加すると聞いて、心配になりました。こんな場合、大コケすることがよくあるからです。

 

ところが、完成された本作は、評論家からの受けもよく(Rotten Tomatoesでは77%の支持率で、10点満点中6.3点、Metacriticでは100点満点中59点)、世界で1億7000万ドル以上を売り上げるメガヒットを記録してくれました。ヒュー・グラント不在問題も大きなキズにはならなかったようです。

 

というわけで、公開第1週目にファースト・デー11月1日が来るのを幸い、その日に観ようと調べてみると、109シネマズ木場では4Kプロジェクター上映されるのに、あまり混んでいません。それならばと、いそいそ出かけることにしたのでした。

 

入りは、2割強。ただし、他の観客に干渉されたくないので、前後左右にだれも座っていない前から4列目中央の席を確保し気分をよくしていました。

 

ところが、すぐ5列目に中年のサラリーマンらしきオヤジが、座ってくるではないですか。しかも、このオヤジ、マナーが悪いのです。しばしば席を蹴ってきます。さすがに、途中で注意したのですが、治しません。それでも、蹴る回数が減ったので、そのまま我慢して座っていたのでした。まったく困ったものです。

 

☆あらすじ

 

舞台は、現代のロンドン。

 

ブリジット・ジョーンズ(レニー・ゼルウィガー)は、5月9日が誕生日。今年で43歳になりました。TVニュース番組のプロデューサーとして充実した日々を送っています。

 

しかし、両親(ジム・ブロードベント、ジェマ・ジョーンズ)からは、手遅れにならないうちに子供を産むようにと迫られています。

 

その誕生日、かつて交際していたことのあるダニエル・クリーヴァー(ヒュー・グラント)が飛行機事故で死亡したために、その葬式に参列することにします。

 

教会に行くと、そこにはかつての夫人マーク・ダーシー(コリン・ファース)とその新しい妻がやってきます。

 

挨拶は交わしたもののぎこちない再会に心が傷ついたブリジットは、同じく独身である、自分の番組のニュースアンカーウーマンのミランダ(サラ・ソールマニ)とともに、その週末エド・シーラン(本人)の野外コンサートに出かけます。

 

そして、そこで出会った男(パトリック・デンプシー)と、その人物がジャック・クウォントという大富豪であることを知らずに、一夜を共にしたのでした。

 

コンサートから戻ったブリジットは、親友ジュードの子供の名づけ親(godmother)として洗礼式に出かけます。すると、そこには同じく名づけ親(godfather)としてマークが来ていたのでした。

 

そこで、マークから離婚することを聞き、マークのことを嫌いになったわけではないブリジットは、マークとともにホテルに泊まりふらふらと愛を交わしてしまうのでした。

 

しかし、再びあのつらい想いをしたくないブリジットは、別れの手紙を残して、朝早く帰宅します。

 

それからしばらくすると、ブリジットは自分が妊娠してしまったことを知ります。しかし、父親がジャックなのか、それともマークなのかはっきりしません。

 

そこで、担当のローリングス医師(エマ・トンプソン)に相談して、DNA検査をすることにし、ジャックを番組に呼び、髪の毛と爪を採集することにしたのでした……。

 

☆期待を裏切らない出来に満足

 

ヒュー・グラントが気に入らなかったという脚本は、最終的にエマ・トンプソンによって書き直されます。それが功を奏したのでしょう。整合性のある脚本ができた上に、大笑いできます。立派な娯楽作です。ファンとしては、胸をなでおろしたのでした。

 

まずもって、ヒュー・グラントが出られないマイナスをダニエルが死んだ設定にして、その葬式でブリジットとマークを再会させるアイデアが秀逸です。そうすることで、前2作のファンも仕方がないと納得できますし、その葬式の弔辞に、プレイボーイのダニエルらしいギャグが飛び出し、ブリジット・ジョーンズの世界に引きずり込まれます。

 

しかも、映画の最後には、ダニエルが実は飛行機事故から生き延びていたという新聞記事を見せてくれるのです。このあたり、ファンに対して、ヒュー・グラントの再登板による続編の可能性を匂わせてくれており、さらに喜びが増す仕組みです。

 

心配したパトリック・デンプシーの扱いも、巧み。恋愛関係もすべてが数式で解決できるというアイデアで大成功したアメリカ人という設定が、デンプシーに嫌味なくはまっています。

 

役名のラスト・ネームが「クウォント(Qwant)」という「数量分析」を意味する‟quantitative analysis”を縮めた‟quant”から採られたことを示す遊び心も悪くありません。

 

しかも、子供の父親がどちらかわからないで右往左往する古典的展開も、最後には収まるべきところに収まるので、長年のファンを安心させてくれます。

 

というわけで、どこまでがエマ・トンプソンの改善なのかわかりませんが、基本プロットには、何の文句もありません。

 

そのうえで、際どいHなジョークや体を使ったギャグが散りばめられていて、素直に笑えます。

 

肝心のレネー・ゼルウィガーは、確かに老けて、顔にしわが増え、目がくぼみ、昔のようにポッチャリ体系ではなくなったのですが、表情の豊かさは、まったく変わりません。コメディエンヌとしてのキレも十分です。

 

ことに、エンディングで、片手に1歳の息子を抱えて、披露宴会場へと歩いていく姿の貫禄には、ブリジット・ジョーンズに姿を借りて、伊達に40年以上生きていないわよという完全復活の意気込みを見て取ったのでした。

 

アカデミー主演男優賞を受賞し、『キングスマン』(2014)でアクション・スターとしての新境地を開いたコリン・ファースに、いまさらマーク・ダーシーを演じてくれるのかと思ったら、しっかりとむっつりスケベのマークを演じてくれ、拍手喝采です。

 

この真面目で皮肉家のジョン・ブル弁護士にブリジットは傷つけられたわけですが、その過去を踏まえた新しい愛情表現が、ほのぼのとしています。ジャックと張り合って、ジャックがブリジットのバッグをもってあげると、マークがブリジットのスマホをもってあげると申し出るあたりのおとぼけ具合に、ファースらしさが出ていて、くすくす笑いを誘うのです。

 

パトリック・デンプシーも、上述どおり、役柄がデンプシーのイメージ通りになっているために、無理がありません。ヒュー・グラントの軽妙なおかしさがないマイナスも、数学者という設定でなるほどと観客を思わせるのですから、新参者としては楽な参入だったことでしょう。

 

お約束の「All By Myself」を始め『愛と青春の旅だち』(1982)の主題歌「Up Where We Belong」など、ポップスを多用した音楽も、ごきげんです。

 

第1作から復帰したシャロン・マグアイアの演出も、嫌味がなくて、空回りもせず、奮闘しています。

 

ロマコメのヒロインを40代半ばの女優が演じても問題ないことを証明した本作、ある意味映画史に残る作品となりました。

 

++++++++++

 

画質(2.39:1/デジタル): A+


撮影は、『ボディガード』(1992)『英国万歳!』(1994)『クルーシブル』(1996)『プラクティカル・マジック』(1998)『メラニーは行く! (2002)『最後の恋のはじめ方』(2005)『ヘンダーソン夫人の贈り物』(2005)『ミス・ポター』(2006)『善き人』(2008)『プレシャス』(2009)『小さな命が呼ぶとき』(2010)『ラブ・アゲイン』(2011)『大統領の執事の涙』(2013)『マン・アップ! 60億分の1のサイテーな恋のはじまり』(2015)のアンドリュー・ダン


機材は、アリ・アレクサ・XT・プラスHDカメラを使用。マスター・フォーマットは、DI(2K)。

 

4Kプロジェクターによる上映。

 

解像度は非常に高く、細部に甘さはありません。彫りが深く、奥行きも十分。実にくっきりとした映像です。しかも、ぬめるようなテクスチュアでもなく、ビデオ臭さがありません。
 

発色は、ニュートラル。色数は多く、パワフルな色乗りです。それでいて、コッテリとはしておらず、ほどよい色調に整えられています。

 

スキントーンも、ナチュラル。違和感ははまったくありません。その分、ゼルウィガーの老けぶりをあからさまに見せられますが、それはそれで、ひとつの魅力です。

暗部情報量も、豊潤。黒がよく沈み、コントラストも高く、見づらさはありません。

シアター7の前から4列目だと、シネスコ・サイズのスクリーンをほぼ正対して観ることができます。しかも、スクリーンすべてをぎりぎり視野に収めることができて、かぶりつき派としては、何の文句もありません。

 

音質(Linea PCM): A/A-

 

フロント重視の音響設計。後方に音が回るのは、音楽が中心です。ゆえに、立体音場の密度はそれほど高くはなくて、みっちりとした包囲感やキレのある移動感は味わえません。ただし、音の出所は、正確です。

 

ノイズ感は、ゼロ。それでいて、メタリックな不快感はなく、細かい環境音も聞こえてきます。音楽も、分解能に優れています。挿入歌の音楽も悪くありません。エド・シーランのアコースティックギターと歌声も、最高です。

セリフの抜けも、まったく問題なし。サ行も滑らかで、音像も肥大しません。しっかりと口元に寄り添います。

超低音成分は、控えめ。入っているのかと疑いたくなるくらいです。それでも、映画の趣旨に合っていて、何の不満も覚えません。


英語学習用教材度: C

 

翻訳は、牧野琴子。

セリフ量は、膨大。ただし、俗語卑語も、F-wordを含め、かなり使われますので、注意が必要です(R指定)。

字幕は、かなりナチュラル。ですが、セリフが膨大で早口なために、かなり端折った訳になっています。ゼルウィガーのブリティッシュ・アクセントはややアメリカナイズされていますが、TOEIC900点程度の人だと、聴き取るのが大変かもしれません。

 

++++++++++
  
気になるところを、アト・ランダムに。

☆原題は、Bridget Jones's Baby。もちろん、「ブリジット・ジョーンズの赤ちゃん」という意味です。なお、‟ Jones's”は、「ジョーンズィズ」と発音します。

 

☆3500万ドルの製作費で、これまでのところ、アメリカで2409万ドル、海外で1億4927万ドル、計3億5469万ドルのメガヒット、計1億7336万ドルのメガヒット。うれしい大黒字です。

 

12月13日に米盤Blu-ray Discが発売されます。

 

 

仕様は不明ですが、特典はわかっています。

 

 Alternate Ending
 Deleted/Alternate Scenes
 Gag Reel
 Full Circle: The Making of Bridget Jones's Baby

 

米アマゾンでは、今日現在、24.99ドルで予約販売されています。ほしくなりました。

 

前2作をBlu-ray Discで観直すのは、よい考えです。

 

ブリジット・ジョーンズの日記 [Blu-ray]
ジェネオン・ユニバーサル

 

ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月 [Blu-ray]
ジェネオン・ユニバーサル

 

2本をまとめたものも、11月2日に発売されています。

 

ブリジット・ジョーンズ ベストバリューBlu-rayセット (期間限定スペシャルプライス)
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン

 

ただし、英語勉強家にとって問題なのは、英語字幕がついていないことです。貧乏英語塾長は、この際、3本まとめた英語字幕つき海外盤BDを探すつもりです。

 

++++++++++

 

本シリーズ・ファン、ロマコメ・ファン、必見。強くオススメします!

 

| 外国映画(ハ行) | 09:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
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