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アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅(IMAX 3D字幕)

原題:Alice Through the Looking Glass (2016)
上映時間:113分
2016年7月1日 国内劇場初公開
公式サイト:http://www.disney.co.jp/movie/alice-time.html

109シネマズ大阪エキスポシティ シアター11 G-18
2016年7月12日(火)12時50分の回


劇場レビュー:2010.04.19 アリス・イン・ワンダーランド(3D字幕)
BDレビュー:2010.08.07 アリス・イン・ワンダーランド(BD)

ゴウ先生総合評価: A-
  画質(IMAX 3D/1.85:1?): A+++
  音質(IMAX 12.1): A+
  英語学習用教材度: C+

ミア・ワシコウスカ主演による冒険ファンタジー『アリス・イン・ワンダーランド』(2010)の続編。

主な共演者は、前作に引き続き、ジョニー・デップヘレナ・ボナム=カーターアン・ハサウェイ

サシャ・バロン・コーエンリス・エヴァンスが、新しく参加。

その他、リンゼイ・ダンカン、レオ・ビル、ジェラルディン・ジェームズ、アンドリュー・スコット、リチャード・アーミティッジ、エド・スペリーアスが共演。

声の出演として、今年1月14日に亡くなったアラン・リックマン、スティーヴン・フライ、マイケル・シーン、ティモシー・スポール、ポール・ホワイトハウス、バーバラ・ウィンザー、マット・ヴォーゲル。

監督は、前作のティム・バートン(本作には製作のひとりとして参加)から替わった『ザ・マペッツ』(2011)『ザ・マペッツ2/ワールド・ツアー』(2014)のジェームズ・ボビン

脚本は、前作に引き続き、『美女と野獣』(1991)『ライオン・キング』81994)『マレフィセント』(2014)のリンダ・ウールヴァートン

☆大阪に行ったら、新型IMAXに行かねば、映画ファンではない

両親の墓参で大阪に行くことになった貧乏英語塾長、大好きな中村雀右衛門丈の五代目襲名披露公演を大阪松竹座で観るだけで十分だとそういう旅程を立てていました。

しかし、よく考えたら、大阪には日本唯一の新型IMAXレーザー・シアターがあるではないですか。大阪まで行って、それを体験しないのは、映画ファンの名折れです。

そこで、旅程と上映時間を調整したら、本作が観られそうだということがわかりました。そこで、墓所のある宝塚から、阪急宝塚線と大阪モノレールを乗り継いで万博記念公園駅まで出かけることにしたのでした。

火曜日は、109シネマズのポイントカードデイ。ゆえに、、会員の貧乏英語塾長は、エグゼクティブ・シートに通常料金で座れるうえに、IMAX 3D版なのに2300円で観られたのです。

中央の席には先客がいたので、そこから1席明けた下手よりの席を予約し、予告編が始まっている場内に入っていきました。

すると、いきなり床から天井まで張り巡らされた横26m×縦18mの巨大なスクリーンが現れます。その巨大スクリーンを観るための客席も急角度です。新宿高島屋の12階にあったテアトルタイムズスクエアやいまのT・ジョイPRINCE品川にあったメルシャン品川アイマックスシアターを思い出させます。

にもかかわらず、平日ということもあってか、入りは、ガラガラ。15人もいたのかどうか。貧乏英語塾長は、ひとり興奮して、巨大スクリーンに目を凝らしたのでした。

☆あらすじ

主な舞台は、19世紀前半のロンドンと鏡の向こうのワンダーランド。

アリス・キングスレー(ミア・ワシコウスカ)は成長し、いまは亡き父が遺したワンダー号の船長として世界中を航海し、貿易経路を開拓するとともに、海賊に襲われても、冷静な指揮で海賊を圧倒する有能な船乗りとなっていました。

ところが、3年ぶりにロンドンに戻ってくると、母ヘレン・キングスレー(リンゼイ・ダンカン)との再会はうれしいものの、アリスは父の愛した船を手放さなければならないという理不尽な現実を突き付けられます。

そんなアリスの前に、青い蝶へと姿を変えたアブソレム(声:アラン・リックマン)が現われ、現状を変えるためにも、アブソレムの忠告を受け入れ、アリスは鏡を通り抜けて再びワンダーランドに足を踏み入れることにします。

そこでアリスが目にしたのは、帰らぬ家族を待ち続け、悲しみに暮れるマッドハッターことタラント・ハイトップ(ジョニー・デップ)でした。父ザニック・ハイトップ(リス・エヴァンス)に嫌われていたと悩むマッドハッターですが、家族への愛情は変わりません。

実は、この背景には、白の女王ミラーナ(アン・ハサウェイ)への赤の女王イラスベス(ヘレナ・ボナム=カーター)の恨みがあったのです。悲痛なマッドハッターを助けるように白の女王に頼まれたアリスは、動き出します。

その方法は、赤の女王の鼻を明かして、時間の番人タイム(サシャ・バロン・コーエン)から「クロノスフィア」という道具を盗み出し、時間をさかのぼって過去を変えるというあまりにも危険なものでした。

にもかかわらず、アリスはその難業に恐れることなく挑んでいくのでした……。

☆テーマは面白いし、3D版は手に汗握る大迫力

ファンタジーの奇想天外な展開と最新映画技術が魅せる映像マジックが心を揺さぶり、大いに楽しむことができました。IMAXレーザー3Dの威力は、半端ないものです。

まずもって、19世紀の初めに、あのアリスが女性船長になってむくつけき男どもと3年も世界大航海に出ていたという設定に驚かされます。女流脚本家リンダ・ウールヴァートンの発想なのかどうかはわかりませんが、その大胆なフェミニストな設定に貧乏英語塾長は感心してしまいました。

というのも、イギリスの貴族社会において、女性は半分飾りのようなもの。しかし、それだけではなかったはずで、芯の強い女性もいたはずなのです。

それを、最近『奇跡の2000マイル』(2013)『クリムゾン・ピーク』(2015)で弱そうに見えて、実は強いという女性を演じてきたミア・ワシコウスカが演じるのですから、ファンとしては拍手したくなります。

実際、このアリスは、ディズニー・アニメのアリスが履いていたふわふわスカートなど履きません。というか、スカートそのものを履かず、キュロットか、ニッカーボッカ。そして男顔負けの身体能力と判断力で3隻の海賊船に襲われたワンダー号を奇跡的に救いだし、だれもが恐れる赤の女王に立ち向かうのです。

ワシコウスカの決して美人美人していない顔つきが、その瞬間、ぐっと引き締まってとても美しいのです。そのうえ、ときおり普段はアップにまとめている腰まで届きそうな長い金髪が何かの拍子でほぐれると、何ともいえない色香が漂い、ワシコウスカが大人の女優になったと感じてしまいます。

ワシコウスカが時代を先取りした女性を演じたことで、赤の女王と白の女王のフェミニン対決がより印象を増しますし、本作ではめそめそするばかりのマッドハッターが面白く感じられます。

その意味では、ファンタジーでありながらも、形を変えたフェミニズム映画であり、女性が活躍する映画が死ぬほど好きな貧乏英語塾長は、心地よく映画の世界に浸ることができたのでした。

その意味で、ジョニー・デップが主役であった前作よりも、はるかに好ましく思えます。

それが、驚異的な3D映像で展開するのです。圧倒されます。

映像のずれが微塵もない高画質の3D映像は、専用メガネのかけ心地の悪さをのぞけば、本作の世界観をもれなく表現し、素直に「不思議の国」に引きずり込まれてしまうのです。

役者たちも、分をわきまえた礼儀のよい演技をします。嘆き悲しみ、脇に控えるジョニー・デップはなかなか新鮮でしたし、最後に涙をこぼすヘレナ・ボナム=カーターも抱きしめたくなるほどキュートです。アン・ハサウェイがいまひとつの勘がありますが、それは脚本のせい。派さウェイをけなしてはかわいそうです(とはいえ、いちばん老けたと感じたのはこの人でした)。

サシャ・バロン・コーエンの起用は、まさにこの怪優にしか演じられない不思議なおかしさを披露してくれ、気分よく笑うことができました。

時間を逆行するとさまざまな問題が起きるタイム・パラドックスが裏テーマでありますが、それを3D的に訴求力のある映像に仕上げたのは、見事。さすがディズニー、この辺は抜かりありません。

個人的には、繰り返しになりますが、前作を超える面白さと高く評価します。

++++++++++

画質(IMAX 3D/1.85:1?): A+

撮影は、『ピアノ・レッスン』(1993)でアカデミー撮影賞にノミネートされたスチュアート・ドライバーグ

その他、『ブリジット・ジョーンズの日記』(2001:レビューは、こちら!)『イーオン・フラックス』(2005:レビューは、こちら!)『幸せのレシピ』(2007:レビューは、こちら!)『幸せの1ページ』(2008:レビューは、こちら!)『アメリア 永遠の翼』(2009:レビューは、こちら!)『テンペスト』(2010)『キリング・フィールズ 失踪地帯』(2011)『ケイト・レディが完璧(パーフェクト)な理由(ワケ)』(2011:レビューは、こちら!)『終戦のエンペラー』(2012)『LIFE!/ライフ』(2013:レビューは、こちら!)を撮影。
 

機材は、アリ・アレクサ・XT、ソニー・シネアルタ・F65 HDカメラを使用。マスター・フォーマットは、DI(2K)。オリジナル・アスペクト比は、1.85:1。

これまで体験した中で最高の3D画質です。そのため、「+」を3個もつけてしまいました。はっきりいって、この映像を見たら、東京のIMAXならびにIMAX 3Dではとても満足できません。

ちなみに、IMAXレーザーとは、2台のIMAX DLPプロジェクターを使って、4K解像度で3D上映する方式です。日本では109シネマズ大阪エキスポにしか設置されていません。1日も早い東京進出を待ち望みます。

とにもかくにも、横26m×縦18mの巨大なカーヴド・スクリーンに1.85:1のビスタ・サイズで映し出された(と思われる)3D映像は、完璧です。

映像のずれであるクロストーク(CT)は、皆無。それでいて、飛び出しも引き込みも、十分。それは、冒頭のワンダー号が海賊船から逃げ切る嵐の夜のシーンで証明されます。

雨粒は画面から飛び出し、帆船の動きはシャープに立体的。CTゼロなうえに作為性がありません。このあたり、通常の2Kではない4Kの強みです。3Dなのに、2Dの4K上映に引けを取らない解像度なのですから、腰を抜かします。

ただし、字幕に赤がにじむのは、どうにかならんものでしょうか。それだけが、唯一の欠点です。

発色は、パワフル。現実世界を描くときには、色温度を若干高めにして、暖色系を強調し、不思議の国を描くときにはニュートラル。それでいてすっきりとしていて、嫌みになりません。肌の質感も、ナチュラルです。専用メガネをかけて、この色味。賞賛の言葉を惜しみたくなくなります。

暗部情報も、パーフェクト。冒頭の夜の戦闘シーンなど、暗い夜の雰囲気を再現しつつも、見づらいシーンは皆無。コントラストは高く、最高です。

大阪エキスポのシアター11は、座席を急斜面に配しています。そのために、7列目のエグゼクティブ・シートに座っているのですが、この巨大な映像すべてをいっぺんに視野に入れることはできません。逆にいうと、7列目でもかぶりつきの迫力を味わえるということです。3Dということもあって、まさにスクリーンの中にいるような錯覚を覚えてしまいます。


音質(IMAX 12.1): A+
  
絵と比べると、音は普通によい音。IMAX12.1は、TOHOシネマズ新宿で体験ずみなので、驚きもありません。

左右前後に音を定位されて、包囲感も移動感も十分。若干頭上が薄く感じないではありませんが、気のせいともいえます。

ノイズフロアは、最低レベル。音量がやや控えめに感じられたのも、おそらく雑味が乗っていないからでしょう。個人的には、もう少し大きな音量が好みではありますが。ともあれ、音楽も分離感に優れ、包囲感を高めてくれる上に、メタリック成分も混入することなく、耳に優しい音です。

セリフの抜けも発音も、申し分なし。発音も明瞭です。音像が膨らむことはなく、セリフは俳優の口元に寄り添います。

超低音成分は、かなりの量。ですが、重たくなることはなく、上品です。

英語学習用教材度: C+

字幕翻訳は、石田泰子。

セリフは、かなりの量。俗語・卑語は、ディズニー映画らしく、皆無(PG指定)。安心してテクストに使えます。

英語自体は、やや難。TOEIC860点ホルダーだと、ヘンテコリンな固有名詞のせいもあって、日本語字幕なしでは理解にかなり苦労をすることでしょう。

字幕翻訳は、無理のないナチュラルなもの。イライラせずにすみます。


++++++++++

気になるところを、アト・ランダムに。

☆原題は、Alice Through the Looking Glass。直訳すれば、「鏡を通り抜けるアリス」となります。邦題は、カタカナ部分は気に入りませんが、内容をつかんで、よしとします。

☆1億7000万ドルの製作費で、全米で7619万ドル、海外で1億9470万ドル、計2億7089万ドルのメガヒット。でも、実質的にに黒字になったのかどうか。実際、前作が世界で10億2547万ドルも売り上げたことを考えると、物足りない数字です。やっぱりジョニー・デップが全面的に活躍しないとだめなのでしょうか。個人的にはうなずけないのですが。

++++++++++

本作を観るなら、3D版でしょう。しかも、109シネマズ大阪エキスポなら、文句なくオススメできます!大阪の人がうらやましい!

| 外国映画(ア行) | 12:19 | comments(0) | trackbacks(0) |
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