2016.01.05 Tuesday
『ハーヴェイ』も、英盤BDで
ジェームズ・スチュワート主演の本作は、1944年にブロードウェイで初上演された大ヒット同名戯曲を映画化したファンタジックな人間ドラマです。
共演は、ジョセフィン・ハル、ペギー・ダウ、チャールズ・ドレイク、セシル・ケラウェイ、ヴィクトリア・ホーン、ジェシー・ホワイト、ウォーレス・フォード、アイダ・ムーア。
監督は、『気まぐれ天使』でアカデミー監督賞にノミネートされた、『オーケストラの少女』(1937)『聖衣』(1953)のヘンリー・コスター。
アカデミー賞では、ジョセフィン・ハルが助演女優賞を受賞し、ジェームズ・スチュワートが主演男優賞にノミネートされています。
ジミー・スチュワートが演じるのは、中西部の小さな町で莫大な遺産を引き継いだ名家の当主役。働かずに暮らしているだけならまだしも、6フィートもある大きな白兎ハーヴェイと友達だといって、常にそのハーヴェイに向かって話をし、会う人にはハーヴェイを紹介する変人ぶり。同居する姉(ジョセフィン・ハル)が心配し、精神病院に送ることを考え出してしまうので、さあ大変という映画です。
朴訥としていて、優しいけれども、力は強くなさそう。だけど芯が強い。そんな男を演じさせたら、ジミー・スチュワートの右に出る人はいません。フランク・キャプラから愛されたのもよくわかる名優です。
その名優の数々の名作の中でも、本作は一風変わった作品です。大昔にテレビで一度見ただけでしたので、ぜひBDによって大画面で味わいたいと思っていたのでした。
本作には、2012年9月26日に発売された国内盤BDが存在します。
ハーヴェイ [Blu-ray] | |
ジェネオン・ユニバーサル |
いま現在、アマゾンで1490円です。残念ながら、レンタルはされていません。というわけで、海外から取り寄せる場合には、この価格より安くなければ、意味がありません。
対象とした海外版に関していえば、米盤は日本語字幕・日本語吹替えがつきませんし、それがつくドイツ盤は今現在55ユーロというプレミアム商品となってしまっていて、考慮外。ゆえに、英盤か国内盤かに絞られていたわけです。
そこで、売価を調べてみると、英盤の場合、単独で買うと、送料(スタンダード便)込みで8.41ポンド、1537円します。
しかし、『ビバリーヒルズ・コップ』3部作(1984/1987/1994)『ディバイナー 戦禍に光を求めて』(2014)『夜を楽しく』(1959)のBDと合わせて購入して、32.21ポンド、5971円でしたから、おそらく1000円もしないで買えるという計算で、注文に踏み切ったのです。
2012年9月10日に発売された英盤の仕様は、次のようになっています。
Region Free
容量: 2層50GB
映像: 1080p/1.33:1/MPEG-4 AVC
音声: DTS-HD Master Audio Mono(英語)
容量: 2層50GB
映像: 1080p/1.33:1/MPEG-4 AVC
音声: DTS-HD Master Audio Mono(英語)
DTS Mono(日本・仏・独・伊・西語)
字幕: 日本・英・仏・独・伊・西語など
特典は、国内盤・米盤と同じだと思われます。
Special Introduction by Film Star James Stewart with
Photographic Montage (SD; 7:10)
Theatrical Trailer (SD; 1:27)
100 Years of Universal: The Carl Laemmle Era (HD; 8:41)
100 Years of Universal: The Lew Wasserman Era (HD; 8:50)
到着は、1月19日の予定。観直しても、ジミーはきっと裏切ってくれないことでしょう。