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イコライザー(UK BD/Region Free)

原題:The Equalizer (2014) 
上映時間:2:11:44
2014年10月25日 国内劇場初公開
公式サイト:http://bd-dvd.sonypictures.jp/equalizer/

ゴウ先生総合評価 A
  画質(2.40:1): A+
  音質(DTS-HD Master 7.1): A++
  英語学習用教材度: A
デンゼル・ワシントン主演のクライム・アクション。共演は、マートン・ソーカス、クロエ・グレース・モレッツ、デヴィッド・ハーバー、ビル・プルマン、メリッサ・レオ。

監督は、『トレーニング デイ』(2001)でワシントンと組んだ、『ティアーズ・オブ・ザ・サン』(2003)、『キング・アーサー』(2004)、『ザ・シューター/極大射程』(2007)、『クロッシング』(2009)、『エンド・オブ・ホワイトハウス』(2013)のアントワーン・フークア。

脚本は、『16ブロック』(2006)、『メカニック』(2011)、『エクスペンダブルズ2』(2012)のリチャード・ウェンク。原作は、TVシリーズの『ザ・シークレット・ハンター』(1985〜1988)。

☆レンタルBDに満足できず、UK盤BDを注文する

昨年劇場で見逃していたために、レンタルBlu-ray Discを借り出すことにしました。

ところが、このソニー・ピクチャーズ製のレンタル盤、劇場版しか収録していないは、音声仕様がDTS-HD Master 5.1にダウングレードされているは、特典はまったく載せていないは、不満だらけのBDだったのです。

しかし、映画は、文句なく面白い。本作の主人公のように怒りに燃えた貧乏英語塾長は、8.00ポンドに値下がりしたUK盤BDを取り寄せることにしました。

それが昨日届いたので、すぐに見ました。すると、やっぱりよいのです。アンレイテッド版は迫力十分だし、DTS-HD Master 7.1の音声仕様はサラウンド・ジャンキーをうっとりとさせ、大量の特典も楽しめます。これが、送料抜きだとUK盤は2000円もしないで買えるのですから、うれしくなります。

他方、ほぼUK盤と同じ内容の国内盤セルBDは、UK盤より優れている点といえば日本語字幕・日本語吹替えがついているだけなのに、アマゾンですら3789円もするのです。

イコライザー(アンレイテッド・バージョン) (初回限定版) [Blu-ray]
2014
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

ソニー・ピクチャーズは何をしているのでしょう。これでは、会社が傾くのも当然です。

☆あらすじ

舞台は、現代のボストン。

ロバート・マッコール(デンゼル・ワシントン)は、元CIA秘密工作員。妻ヴィヴィアンを亡くしたことをきっかけにCIAをやめ、過去をすべて消去し、いまはボストンの古ぼけたアパートに住んで、静かなひとり暮らしを送っています。 

仕事は、ホーム・マートというホームセンターの店員。真面目に働いて同僚からの受けもよいのですが、強迫性障害(OCD: obsessive-compulsive disorder)のために 不眠症でよく眠れません。そのため、近所のブリッジ・カフェという24時間のカフェに毎晩のように深夜通い、お茶を飲みながら、『老人と海』や『ドン・キホーテ』などの古典を読み進めています。

そのカフェで親しくなったのが、ロシアン・マフィアによって働かされているテリことアリーナという少女の売春婦(クロエ・グレース・モレッツ)でした。

ある夜、いつものようにカフェに行くと、アリーナがロシアン・マフィアから暴行を受けて入院したことを知ります。マッコールは、怒りに燃えます。

単身で敵のアジトであるロシア・レストランに乗り込み、9800ドルでアリーナを自由にしろと迫ります。しかし、マフィアはいうことを聞きません。マッコールは、そこにいたマフィアのメンバー5人をあっという間に葬り去ります。

これに危機感を抱いたマフィア側は、すぐさま最強の殺し屋テディことニコライ・イチェンコ(マートン・ソーカス)を送り込み、マッコールを始末しようとします。

マッコールは、かつてのCIAの同僚スーザン・プラマー(メリッサ・レオ)とブライアン・プラマー(ビル・プルマン)にテディの素性を調べてもらい、それがモスクワにいるロシアン・マフィアの大物ウラジミール・プーシキン(ウラジミール・クリッチ)につながることを知り、ふたりに全面的にマフィアと戦う許可を得ます。

マッコールは、ボストン市警の腐敗刑事フランク・マスターズ(デヴィッド・ハーバー)を脅し、マフィアの資金源である麻薬工場を襲撃し、マフィアの船を爆発し、マフィア側を動揺させます。

しかし、テディも黙ってはいません。ホーム・マートにマッコールの同僚たちを人質にとってマッコールを誘い込むのでした……。

☆胸のすく勧善懲悪アクション

世界は、ロバート・マッコールを待っていた!」と叫びたいくらいに、小気味よいアクション映画です。深みはありませんが、これだけストレートに「善は勝ち、悪は滅びる」と叫ばれると、気分がよくなります。

まずは、ロバート・マッコールというキャラクター設定が抜群です。

能ある鷹が爪を隠してホームセンターの従業員になっているのに、過去の仕事と妻の死によりOCDになって不眠症となり、深夜のカフェで古典を読みふける。この陰のある男が、デンゼル・ワシントンにピッタリなのです。

しかも、マッコールのシンプルな暮らし方がたまりません。台所にあるのは、1枚の皿と1個のグラスと1本のフォークだけ。それをひとりで食べると、ティーバッグを紙ナプキンできちんと畳んでカフェに行く。窓際の定席に座ると、目の前のナイフ・フォークを右上方に片付け、紙ナプキンに載せたスプーンだけをテーブル左端にきちっと置く。まさしくOCDです。

OCDの主人公といえば、『恋愛小説家』(1997)でジャック・ニコルソンが演じた作家を思い出しますが、この作家の場合はかなりゴチャゴチャした生活環境で、他人からは嫌われていました。ところが、マッコールはまるで仙人のようにシンプルで、その性格はだれからも好かれるのです。

これだけ潔癖な生き方をして、他人から一切文句をいわれない生き方をしているのですから、見逃せない悪を見つけた時にマッコールが容赦ない態度を取っても、見ているほうとしては何の文句もありません。

しかも、戦略は見事。ロシアン・マフィアの裏をかき続けて、隙を見せることがないのです。銃器を使わずに、ワインの栓抜きや金づちなどの身近な日常品や道具で悪党をクールにやっつけるのが、マッコールの生き方にマッチしています。

OCDを患い、他人から好かれてはいても、深くつきあうことをせず、しかも悪人に対しては恐ろしいマッコールですから、笑顔はなかなか見せません。それが、アリーナに対してだけは、見せるのです。このときのデンゼル・ワシントンの笑顔が、絶品なのです。あの真っ白な歯を見ただけで、心からうれしくなってしまいます。

演出的には、スローモーションの使用が、少し古い方法ですが、本作にはピッタリです。最後のホーム・マートでの戦いで、自動釘打ち機を手にしたワシントンがスプリンクラーの雨の中スローモーションで現れる姿のカッコよいこと。その背景に流れるロック・ミュージックとあいまって、見る者をワクワクさせてくれます。

さらに、マッコールがロシア・レストランで辣腕の仕事人であることを明らかにした後では、マッコールが実行した作戦も本筋にかかわりのないものはばっさりと省略するのも、大賛成。プーシキンの船を爆破するシーンなど、どのようにしてそれをマッコールがやり遂げたかを見たい気もしますが、そこまで描いたら、映画は3時間になり、だれてしまいます。

悪役のマートン・ソーカスも、迫力十分。この人の憎たらしさのおかげで、映画に深みが出ました。

1954年12月28日生まれのデンゼル・ワシントンは、撮影当時58歳。かつてのように極限まで引き締まった体つきではありませんが、だからこそ醸しだせる大人の余裕があります。ワシントンのアクション映画中で最高の作品といってよいでしょう。

内容: A-

++++++++++

画質(2.40:1): A+

Gump TheatreにてOppo BDP-93から1080・24p信号を直接HDMIケーブルによってソニーVPL-HW30ESに送り込み、120インチ・ワイド・スクリーンに映して います。2層50GB。コーデックは、MPEG-4 AVC。伝送レートは、3 Mbpsから48 Mbps

撮影は、『アバター』(2009)でアカデミー撮影賞を受賞した、『トレーニング デイ』(2001)・『ティアーズ・オブ・ザ・サン』(2003)でフークワと組んだマウロ・フィオーレ。

他に、『ドリヴン』(2001)、『アイランド』(2005)、『スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい』(2007)、『キングダム/見えざる敵』(2007)、『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』(2010)、『リアル・スティール』(2011)、『ランナーランナー』(2013)を撮影。

機材は、アリ・アレクサ・プラス 4:3 HDカメラを使用。マスター・フォーマットは、DI(2K)。オリジナル・アスペクト比は、2.39:1。

最新アレクサで撮影されたものらしく、解像度は極限まで高く、細部に甘さは一切ありません。くっきりとしつつも、エッジが強調されることはなく、滑らかで艶やかな画調です。彫りも深く、奥行き感も十分です。

色温度は、ほぼニュートラル。色数は多く、色乗りもパワフルです。中間色の再現もかなりのもので、肌の質感はナチュラル。まったく違和感を覚えません。

暗いシーンが多い映画ですが、暗部情報が豊潤であるために、気になりません。黒が非常によく沈み、コントラストも高く、見事です。


大画面の近接視聴も、まったく問題ありません。

音質(DTS-HD Master 7.1): A++

Oppo BDP-93からパイオニアVSA-LX55にHDMI接続して、サラウンドバック・スピーカー2本を付け加えた7.1チャンネルにより再生。伝送レートは、不明。音量は、マイナス12デシベル。DSPは、THXサラウンドEXを選択。

一部の劇場ではドルビーサラウンド7.1上映されていますので、7.1チャンネル化にまったくの乱れはありません。

左右前後に音を正確に定位させ、後方からの音数も多く、DSPを入れないデフォルトでも、立体音場の密度は高く、濃厚な包囲感を味わえます。しかも、各チャンネルがシームレスにつながっていて、音の出所も明確なので、移動感も鮮やかです。特に、時々真後ろのサラウンドバック・スピーカーからノックの音などが聞こえてくると、そのリアルさにドキッとさせられます。

レンタルBDは、DTS-HD Master 5.1。それとの差は、月とスッポン。感動がまるで違います。

ノイズ感は、ゼロ。マイナス12デシベルにしても、まったくうるさく感じません。臨場感を高めるためにも、できるだけ大音量で見るべきです。メタリックな不快さも乗りませんし、細かい環境音もよく聞こえてきます。音楽も団子になることなく、すっきりとしています。

セリフの抜けも、まったく文句なし。サ行も滑らかで、発音も明晰。音像が膨らむこともありません。

超低音成分は、膨大。重量感のある音ですが、ブーミーになることはまったくなく、非常に締りのよいものです。

現代最高のBDサウンドデザインと音質だといってよいでしょう。

英語学習用教材度: A-

英・ヒンディー・ポーランド語字幕つき。残念ながら、日本語字幕・日本語吹替えはつきません。

セリフは、多め。ただし、F-wordが90回も登場するなど、俗語・卑語が大量に使用され(R指定)、テクストとして使うには十分な注意が必要です。(とはいえ、デンゼル・ワシントンはその手の汚い言葉は、一語も発しません。)

さらに、英語字幕が、ソニー製BDの悪い癖ですが、セリフを9割程度しかフォローしておらず、時に混乱を引き起こしやすくなっています(これは、国内レンタル盤も同じ)。

以上の点がマイナス要素ですが、特典の量が多く、すべてに英語字幕がつくプラス要素のために、A-まで挽回しています。

英語字幕は、シネスコ画面内に定置するタイプです。

+++++++++++

気になるところを、アト・ランダムに。


☆原題は、The Equalizer。訳せば、「等しくする人」。被害者のマイナスを、加害者を痛めつけることでイーブンにするロバート・マッコールのことを指しています。なお、“equalizer”の発音は、“e”にアクセントがありますので、「イコライザー」ではなくて「イーコライザ」に近い発音になります。

☆開始21分過ぎに、マッコールが歌手志望のアリーナに向かっていうセリフが、実直なマッコールらしく、すばらしいものです。

 McCall: I think you can be anything you wanna be.
 Alina: Maybe in your world, Robert. 
     Doesn't happen that way in mine.
 McCall: Change your world.

 マッコール:君はなりたいものには何にでもなれるんだ。
 アリーナ:たぶん、あなたの世界ではね、ロバート。
      私の世界ではそうはいかないの。
 マッコール:だったら、君の世界を変えたらいい。

☆2013年6月の撮影当時、1997年2月10日生まれのクロエ・グレース・モレッツは16歳。子供だと思っていたら、いつの間にか少女と大人の女性の間になっていました。ボディコンのミニスカートをはいたムチムチした身体は、本物の娼婦のように見えます。本来、監督はもっと年上の女優を使う予定だったそうですが、それをモレッツが直訴してこの役を勝ち取ったというだけの覚悟がその娼婦姿に見えます。

本作の続編が動き出したようです。いまは脚本が書かれている段階。ワシントンの続投は、間違いないとか。期待したいものです。

☆デンゼル・ワシントンは、いま現在アントワーン・フークワ監督の『荒野の七人』(1960)のリメイク作を撮影中(公開は、2017年を予定)。共演者は、クリス・プラット、イーサン・ホーク、ピーター・サースガルド、イ・ビョンホン。詳しいことはわかりませんが、ワシントンが演じるのは『七人の侍』(1954)の志村喬、『荒野の七人』のユル・ブリンナーの役ではないかとにらんでいます。どんなものが出来上がるのか、注目です。

☆5500万ドルの製作費で、アメリカで1億153万ドル、海外で9080万ドル、計1億9233万ドルのメガヒットを記録しています。すばらしい収益率です。

特典は、豊富です。

  Vengeance Mode (2:34:42)
    The Equalizer Vengeance Mode(Ch 2: at 1:30)
    Robert McCall(Ch 3: at 3:44)
    Chloe Grace Moretz as Alina(Ch 6: at 16:20)
    The Russian Restaurant(Ch 8: at 32:07)
    The Alley(Ch 10: at 59:10)
    The Home Mart Robbery(Ch 12: at 1:08:56)
    The Diner(Ch 14: at 1:18:37)
    Marton Csokas as Teddy(Ch 16: at 1:47:54)
    The Home Mart Final Battle(Ch 18: at 2:03:02)
 ◆Inside The Equalizer (7:51)
  Denzel Washington: A Different Kind of Superhero (6:56)
 ぁEqualizer Vision: Antoine Fuqua (7:06)
 ァChildren of the Night (5:23)
 ΑOne Man Army: Training and Fighting (6:40)
 АHome Mart: Taking Care of Business One Bolt at a Time (2:11)
 ─Photo Gallery (静止画52枚/0:52/字幕なし)

映像:
 A:シネスコ・サイズ(2.40:1)のHD画質(AVC/1080・24p)
 B:ビスタ・サイズ(1.78:1)のHD画質(AVC/1080・24p)

  Aの本編に、Bの解説が挿入
 ◆銑АBをベースに、Aの本編が挿入
 ─ビスタ・サイズ(1.78:1)のHD画質(MPEG-2/1080・24p)

音声: 
  DTS-HD Master 7.1
 ◆銑─ドルビーデジタル・ステレオ

うれしいことに、すべてに英語字幕がつきます。

特典 Vengeance Mode”は、本編に監督アントワーン・フークワと主演デンゼル・ワシントンによる本編とメイキングの映像を交えながらの解説が挿入されたものです。途中、9回挿入されています。情報量はたいしたことがありませんが、ふたりの仲のよさがうかがえます。

☆いちばん面白いのは、АHome Mart: Taking Care of Business One Bolt at a Time”。これは、本編映像を使ってホーム・マートのCMをこしらえたものです。ロバートとロシアン・マフィアのためにボロボロになっていくホーム・マートを逆手に取った発想が笑わせてくれます。

++++++++++

アクション映画ファン、必見・必携。レンタルBDで我慢しているのは、損です。英語に問題がなければ、UK盤は有力候補。強くオススメします!
| 外国映画(ア行) | 13:27 | comments(1) | trackbacks(0) |
コメント
ちなみにイギリス版ブルーレイは日本版と違って2つの暴力シーンが少しカットされてます(15秒ぐらい)。
| Masaki | 2015/07/13 6:56 PM |
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