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ヒート(レンタルBD)

ヒート コレクターズ・エディション(初回生産限定) [Blu-ray]

ジェネオン・ユニバーサル

原題:Heat (1995)
上映時間:2:50:26
1995年6月10日 国内劇場初公開
公式サイト:N/A

ゴウ先生総合評価: B
  画質(2.40:1): A/A-
  音質(DTS-HD Master 5.1): A/A-
  英語学習用教材度: C-
アル・パチーノ、ロバート・デ・ニーロ主演によるクライム・アクション。

共演は、ヴァル・キルマー、ジョン・ヴォイト、トム・サイズモア、ダイアン・ヴェノーラ、エイミー・ブレネマン、アシュレイ・ジャッド、ナタリー・ポートマン、ウィリアム・フィクトナー、ダニー・トレホ。

監督・製作・脚本は、『ラスト・オブ・モヒカン』(1992)、『インサイダー』(1999)、『ALI アリ』(2001)、『コラテラル』(2004)、『マイアミ・バイス』(2006)、『パブリック・エネミーズ』(2009)のマイケル・マン。

☆作品は面白いのに、国内盤BDには不満を覚える

デ・ニーロがこの8月17日で71歳になったのを機に、最近見ていない作品をBlu-ray Discで見直しています。

そうなると、パチーノとがっぷり四つに組んだ本作は外せません。『ゴッドファーザーPART II』(1974)で共演したといっても、同じ場面に登場することはなかったわけでし、その後も共演していませんから『ボーダー』(2008:レビューは、こちら!)で共演しただけですから、ふたりのファンとしては無視できないのです。

ところが、国内盤BDがいけません。

2012年9月26日に発売されているのですが、何とアマゾンでの売価は参考価格のままの5710円。マーケット・プレイスではやや安くなりますが、送料を入れればおおむね5000円です。US盤BDは、いま現在8.48ドルですから、比較になりません。

しかも、国内盤は英語字幕もつかず、貧乏英語塾長の購入意欲を殺ぎます。レンタルBDを借り出すことにしたのでした。

☆あらすじ

舞台は、製作当時のロサンゼルス(LA)。

ニール・マッコーリー(ロバート・デ・ニーロ)は、何度逮捕されようが、出所するとまた同じ稼業に戻る凄腕の強盗犯です。

今回目をつけたのは、裏金のマネーロンダリングをしているロジャー・ヴァン・ザント(ウィリアム・フィクナー)から160万ドルの債権を奪うことでした。

そのために、クリス・シヘリス(ヴァル・キルマー)、マイケル・チェリト(トム・サイズモア)、トレホ(ダニー・トレホ)という古い仲間に加えて、新しくウェイングロー(ケヴィン・ゲイジ)という男を雇います。

予定通り現金輸送車から債権を奪い取ったのですが、ウェイングローがチームのルールを破って警備員を射殺してしまいます。仕方なくマッコーリーも他の警備員を射殺しますが、チームのルールを破ったウェイングローが許せません。そこで、ウェイングローを殺そうとしますが、逃げられてしまいます。

他方、捜査を担当するロサンゼルス市警(LAPD)の警部ヴィンセント・ハナ(アル・パチーノ)は、実に優秀な刑事でで、わずかな手がかりから一味の正体を暴き、マッコーリーたちに近づいてきます。

好きになれば足手まといになると女性を敬遠していたマッコーリーでしたが、本屋の店員のイーディ(エイミー・ブレネマン)と出会うと気が変わります。次の仕事を終えたら、イーディと高飛びする計画を立てます。

しかし、ハナの執拗な追跡とヴァン・ザントの復讐のために、マッコーリーたちは次第に追いつめられていくのでした……。

☆長いが、面白い

2時間50分もある映画であったかと一瞬たじろいでしまったのですが、見始めたらまったく気になりません。

ヒゲ面のデ・ニーロ(撮影当時51歳)が犯行に使う救急車をクールに盗み、キルマーが爆薬をニセの運転免許証を使って購入し、パチーノが妻ジャスティン・ハナ(ダイアン・ヴェノーラ)と激しくセックスをしているというそれぞれの持ち味を活かした導入部で、すぐに引き込まれてしまいます。(いまだったらキルマーを間に挟まないところでしょうが、20年前はキルマーの人気も凄いものでした。)

その後の畳み掛ける展開も、飽きることを許しません。デ・ニーロが渋く冷静に構えると、パチーノが熱く烈しくデ・ニーロを追いかける。その頭脳戦の見事さが、間に挟まる強盗・銃撃戦シーンの痛快さとあいまって、ただただ見惚れてしまいます。

確かに、この主筋に絡まる女性たちの描写が鬱陶しく感じる部分もありますが、デ・ニーロとパチーノのファンには、これまた実においしいシーンです。特に、パチーノが仕事人間のあまり、3度目の妻に浮気された場面に出くわして見せるキレ具合は、ご馳走そのものです。

デ・ニーロも冷酷な犯罪者であるのに、惚れた女と義理の間で悩むあたり、人間臭さが漂い、えもいわれぬ魅力を放ちます。

女優の中で感心したのが、シヘリスの妻シャーリーン・シヘリスを演じたアシュレイ・ジャッドでした。

危ない橋を渡って稼いだ金をギャンブルであっという間にすってしまう夫(キルマー)に愛想がつきているのに、LAPDの張り込みの中、会いに来たシヘリスに向ってベランダからこっそりと「来てはいけない」と合図を出す身振り、無事に夫が関門を潜り抜けて逃げられたことを知ると、ホッとする表情、強烈な印象を与えます。

映画賞にひとつもノミネートされなかった本作ですが、『誘惑のアフロディーテ』のミラ・ソルヴィノにアカデミー助演女優賞をやるくらいだったら、ジャッドがもらったほうがよかったと口惜しくなります。

とにもかくにも、デ・ニーロの絵になる役者顔は、それを見ているだけで惚れ惚れします。特に、強盗に入ろうとしてパチーノたちが張り込んでいるのを見抜くときの引き締まった顔つき。すばらしいのひとことです。

最後のパチーノとのLA空港での対決も見事だし、よくできたクライム・サスペンスです。IMDbの読者評が8.4点(10点満点)という高得点も、当然ことだと思えます。

内容: A

++++++++++

画質(2.40:1): A/A-

Gump TheatreにてOppo BDP-93から1080i信号を直接HDMIケーブルによってソニーVPL-HW30ESに送り込み、120インチ・ワイド・スクリーンに映しています。2層50GB。コーデックは、MPEG-4 AVC。伝送レートは、11 Mbpsから42 Mbps。

撮影は、『L.A.コンフィデンシャル』(1997)、『インサイダー』(1999)でアカデミー撮影賞にノミネートされたダンテ・スピノッティ。マイケル・マンとは、『ラスト・オブ・モヒカン』(1992:レビューは、こちら!)、『インサイダー』(1999)、『パブリック・エネミーズ』(2009)で組んでいます。

スピノッティ撮影作品で、当ブログでレビューしているのは、『恋のためらい/フランキーとジョニー』(1991:レビューは、こちら!)、『天使のくれた時間』(2000:レビューは、こちら!)、『ダイヤモンド・イン・パラダイス』(2004:レビューは、こちら!)、『X-MEN:ファイナル ディシジョン』(2006:レビューは、こちら!)、『ザ・スナイパー』(2006:レビューは、こちら!)、『彼が二度愛したS』(2008:レビューは、こちら!)、『幸せのきずな』(2008:レビューは、こちら!)、『パブリック・エネミーズ』(2009:レビューは、こちら!)、『ペントハウス』(2011:レビューは、こちら!)。

機材は、パナビジョン・パナフレックス・プラチナ、Cine SL 35 35mmフィルム・カメラを使用。テクニカラー。オリジナル・アスペクト比は、2.39:1。

ほどよいグレイン量。フィルムルックでありながら、ノイジーに感じないのが好ましいところです。ただし、解像度はそれほど高くなく、輪郭は太りませんが、細部に甘さを感じます。奥行き感にももの足りなさを覚えます。

色温度は、やや高め。それでも、ブルー系が極端に支配的ではなく、荒涼感はありません。色数は多いのですが、色乗りにパワーがなく、ややくすんで見えます。肌の質感にも違和感を覚える部分があります。

暗部情報も、控えめ。黒の引き込みが早く、コントラストも高くないので、暗いシーンでは見づらさが生じています。

大画面の近接視聴も一応可能です。A-に落とすかどうか、悩ましいところです。

音質(DTS-HD Master 5.1): A/A-

Oppo BDP-93からパイオニアVSA-LX55にHDMI接続して、サラウンドバック・スピーカー2本を付け加えた7.1チャンネルにより再生。伝送レートは、不明。音量は、マイナス12デシベル。DSPは、THXサラウンドEXを選択。

絵から比べると、音のよさに軍配を挙げます。最新BDの水準には達していませんが、左右前後に音が定位し、立体音場の密度はかなりの高さです。包囲感は、十分にあるし、移動感もかなりのものです。


ノイズフロアは、最低レベル。透明感は高く、遠くの電話のベルなど細かい環境音が聞こえてきます。不快なメタリックさもありません。劇伴の分解能も高く、すっきりとしています。

セリフの抜けも、十分。サ行にきつさはなく、発音も明瞭です。

超低音成分は、控えめ。もう少し出てもよいと思うほどです。

英語学習用教材度: C-

日本語字幕ならびに日本語吹替えつき。残念ながら、英語字幕はつきません。

セリフは、多め。ですが、F-wordが40回使われるように、俗語・卑語が大量に登場します(R指定)。ゆえに、テクストとして使うには細心の注意が必要です。

しかも、英語字幕がつきませんし、特典も予告編だけですから、評価は上がりません。


+++++++++++

気になるところを、アト・ランダムに。


☆原題も、Heat。「熱気」「最高潮」という意味はもちろん、「警察による追跡」という意味も含んでいます。

アル・パチーノは、1940年4月25日生まれ。ゆえに、この撮影中(1995年2月21日〜1995年7月19日)に55歳になっていますが、若々しい。本作が、アクション俳優としての最後の頂点となりました。

☆マッコーリーを陰で支える仕事の仲介人ネイトをジョン・ヴォイトが演じているのがうれしいところです。この人がこうした役で出ている映画は、傑作が多いのです。

☆撮影当時14歳のナタリー・ポートマンが、ハナの義理の娘ローレン・グスタフソンを演じます。『レオン』(1994)の次の作品ですから、まだ初々しくてキュートです。

☆6000万ドルの製作費で、アメリカで6744万ドル、海外で1億2000万ドル、計1億8744万ドルの売り上げ。見事な黒字です。これは、1995年度全米25位、世界で15位の成績です。ちなみにこの年の全米1位は1億9180万ドルを売り上げた『トイ・ストーリー』で、世界1位は3億6610万ドルを売り上げた『ダイ・ハード3』でした。

レンタルBDの特典は、3種のオリジナル劇場予告編集(6:45)だけです。映像は、レターボックスのシネスコ・サイズ(2.39:1?)のSD画質(AVC/1080i)。音声は、DTSステレオ。字幕は一切つきません。

セルBDには、次の特典がつきます。

 音声特典

  監督による音声解説

 映像特典

  オリジナル劇場予告編 3種
  未公開シーン 11種
  『ヒート』の魅力にさまざまな角度から迫るドキュメンタリー:
   ストーリーができるまで
  映画化への道のり
   銃撃戦の舞台裏
   対話 パチーノ&デニーロ
   犯行現場再訪

US盤BDは、映像・音声仕様が国内盤に劣りますが、8.48ドルという低価格は魅力です。



仕様は、次の通りです。残念ながら、日本語字幕・日本語吹替えはつきません。

 Region Free
 2層50GB
 映像:1080p/2.40:1/VC-1 (22.38 Mbps)
 音声:Dolby TrueHD 5.1 (48kHz, 16-bit)(英語)
    
Dolby Digital 5.1(英・仏・独・西語)
    
Dolby Digital 2.0(ポルトガル語)
 字幕:英・仏・西・独・ポルトガル語など

特典は、国内盤と同じ内容の模様です。

 Audio Commentary with Director Michael Mann
 The Making of Heat (SD, 59 minutes)
 Pacino and De Niro: The Conversation (SD, 10 minutes)
 Return to the Scene of the Crime (SD, 12 minutes)
 Additional Footage (SD, 10 minutes)
 Theatrical Trailers (SD, 7 minutes)

英語に問題ないのなら、US盤でしょう。

++++++++++

渋くてカッコいいデ・ニーロとパチーノが味わえる強力作品。ファンなら、必見です。BDの価格と仕様には満足いきませんが、手元に置いておきたい一枚です。オススメします!
| 外国映画(ハ行) | 13:15 | comments(2) | trackbacks(0) |
コメント
始めまして。何時も興味深く拝読しております。

デニーロとパチーノは2008年の「ボーダー」でも
再度共演していますね。
あまり評判にはなりませんでしたが、、、。
| チャーリー・バリック | 2014/08/23 12:37 AM |
ご指摘、ありがとうございます。

自分で『ボーダー』のレビューを書いていながら、うっかりしてしまいました。上記のように訂正させていただきます。
| ゴウ先生 | 2014/08/23 7:04 AM |
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